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三井住友信託銀行

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三井住友信託銀行株式会社
Sumitomo Mitsui Trust Bank, Limited
種類 株式会社
市場情報 非上場
本店所在地 日本の旗 日本
100-8233
東京都千代田区丸の内一丁目4番1号
設立 1925年7月28日
(住友信託株式会社)
業種 銀行業
法人番号 2010001146005 ウィキデータを編集
金融機関コード 0294
SWIFTコード 未定
事業内容 信託銀行業
代表者 代表取締役会長 北村邦太郎(予定)
代表取締役社長 常陰均(予定)
主要株主 三井住友トラスト・ホールディングス 100%
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三井住友信託銀行株式会社(みついすみともしんたくぎんこう、英文社名:Sumitomo Mitsui Trust Bank, Limited)とは、2012年4月1日に発足予定の信託銀行三井住友トラスト・ホールディングス2011年4月1日付で、中央三井トラスト・ホールディングスより改称)傘下。

概説

2011年4月1日に行われる、中央三井トラスト・グループと住友信託銀行グループの経営統合では、中央三井トラスト・ホールディングスが株式交換住友信託銀行完全子会社化し、その1年後となる同日に持株会社傘下の住友信託銀行・中央三井信託銀行中央三井アセット信託銀行の3行が合併して、三井住友信託銀行に商号変更することによって発足する予定である(存続行は住友信託銀行)。

本店は、住友信託銀行東京営業部(丸の内[1])におかれる予定。

また、三井住友を冠するものの、三井住友フィナンシャルグループ三井住友銀行など)に合流するわけではない。

合併に伴い、住信本店営業部が大阪本店営業部、同東京営業部が本店営業部に、中央三井の本店が芝営業部、名古屋支店が名古屋営業部、仙台支店が仙台あおば支店、大阪支店が大阪中央支店にそれぞれ改組される。このほかの重複する支店名は、合併に先立つ2011年10月の時点で変更され、同時に中央三井側の支店コードで住信と重複する拠点については、三住信仙台あおば支店となる中央三井仙台支店をのぞいてすべて変更されている(住信側の支店コードの変更は、2011年10月時点および合併時点ではされない。三住信仙台あおば支店の支店コードのみ、合併と同時変更)。中央三井アセット信託銀行の本店・名古屋出張所・大阪出張所の組織は、現在地と同一地または隣接地に所在する合併後の芝営業部・名古屋営業部・大阪中央支店がそれぞれ継承する。

合併時点でシステム統合を行わず、旧社の識別マーク(旧住信が緑のひし形『』、旧中央三井が赤色の楕円『』)が設定され、旧社をまたいだ窓口の利用はシステム統合まで不可となるほか、ATMについては旧社間でのカード入出金は可能だが、通帳利用やカード振込みは不可となる。ただし、旧中央三井店利用者については、イーネットおよびセブン銀行が新たに利用可能(厳密には、イーネットは、MICS扱いから正式提携への変更扱いで、新たに入金も可能となる)となるが、旧住信利用者のイオン銀行利用は当面利用できないとしている。

沿革

合併までの経緯

住友信託銀行は、2000年以降の大手銀行(ここでは1980年代都銀13行大手20行)の金融再編の際、唯一、大型再編に参加していなかった銀行である[2]

以下については、住友信託銀行#メガ信託構想中央三井トラスト・ホールディングス#住友信託との経営統合も参照のこと。

2004年に、UFJ信託銀行[3]の買収が検討されたが、UFJグループはMTFGとの統合を選択し、UFJ信託銀行も三菱信託銀行と合併したため、住友信託銀行とは合併することはなかった。

その後、住信と三井トラストホールディングスが経営統合を検討し、2005年2月には合意寸前まで行ったが、合併比率等で合意できずに破談に終わっていた。しかし、2009年になり、両グループは再び経営統合の交渉を行い、経営統合することとなった[4]。また、住信と三井トラストも当初は大和銀行と住信の合弁会社であった、マスタートラストの日本トラスティ・サービス信託銀行に2002年に三井トラストが資本参加するなどし、結果的にマスタートラストの合弁が合併の足がかりとなったという見方もできる。

脚注

  1. ^ 本来の位置は、新ビル建設中(2012年1月竣工を予定)となっており、2010年現在は、八重洲に所在する東京中央支店とのブランチインブランチにて営業中。住信の東京本部は、グラントウキョウサウスタワーにあり、持株本社は同所に置かれている。
  2. ^ ただし、住友銀行の子会社であるすみぎん信託銀行を吸収合併した(ただし、合併直前に株式を譲り受けている)。
  3. ^ 親会社の方針もあったが、UFJ信託銀行は発足当初から本店が東京にあるものの、設立母体(三和銀行、神戸銀行、野村證券)の関係上、住友信託銀行と同じ関西系であると捉えられることがあった、両行の統合は地域的な補完が小さかった。そのうえ、UFJ信託と三菱信託にはマスタートラストの合弁も行っていた関係にあり、住友信託より近い関係にあった。
  4. ^ 1990年代末の前記の統合の過程で、さくら銀行住友銀行の合併のときにも中央三井と住信の合併がうわさされたが、中央三井が発足間もなかったことから、合併がされることはなく両行の合併の話は2000年代中盤以降となった。

関連項目

外部リンク