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問題のあるレストラン

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問題のあるレストラン
ジャンル テレビドラマ
脚本 坂元裕二
演出 並木道子
加藤裕将
出演者 真木よう子
エンディング きゃりーぱみゅぱみゅ
もんだいガール
製作
プロデューサー 清水一幸
制作 フジテレビ
放送
放送国・地域日本の旗 日本
放送期間2015年1月15日 -
放送時間木曜22:00 - 22:54
放送枠木曜劇場
放送分54分
公式サイト
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問題のあるレストラン』(もんだいのあるレストラン)は、2015年1月15日から毎週木曜日22:00 - 22:54に、フジテレビ系の「木曜劇場」枠で放送されている日本テレビドラマ。主演は真木よう子で、男社会で理不尽な目に遭った主人公が、問題を抱えた女性たちとゲイによるビストロレストランを開店し、ライバルの男性たちに勝負を挑むコメディドラマ[1][2][3]坂元裕二脚本、同枠で2013年放送の『最高の離婚』と同スタッフによるオリジナルドラマ作品[注 1]

あらすじ

大手飲食サービス会社「ライクダイニングサービス」に勤めていた田中たま子は、女性へのセクハラパワハラのまかり通る職場に反発して退職する。裏原宿雑居ビルの屋上に、無職であった親友や元同僚を集め、朽ちたペントハウスを改装し、ポトフをメインにした手作り重視のビストロレストラン「ビストロ フー(bistro fou)[注 2]」を開店する。店舗の運営はトラブルが相次ぎ、それぞれ問題を抱える「ポンコツ女」の仲間たちの行動にも振り回されるが、それでも常に前向きに行動していく。

登場人物

ビストロ フー

田中 たま子(たなか たまこ)〈32〉
演 - 真木よう子[4](高校時代:大橋澪乃)
店主。福井県立宝山高校出身。芯が強く仕事熱心な性格で、弁当仕出し会社から「ライクダイニングサービス」に転職し、全国展開を見据えた店舗「シンフォニック」の立上げに参加していた。「シンフォニック表参道」のオープン間近にシェフとして雇った門司から裏切りに合い、また同僚で高校時代からの親友・藤村五月の汚名をすすぐためにセクハラを働いた社員たちに氷水を浴びせ警察沙汰になる。女性の差別や勤務環境を軽視する元職場を見返す目的もあり、五月から託されたレシピをもとに「シンフォニック表参道」のすぐそばに「ビストロ フー」を開店することを決める。
「ビストロ フー」は屋外店舗であり雨天時は休業する。彼女自身も寒がりでダウンジャケットを制服として支給している。
新田 結実(にった ゆみ)〈23〉
演 - 二階堂ふみ(幼少期:吉澤梨里花)
東京大学出身。元ライクダイニングサービス社員で就職活動中。常に黒い服装であることから、ハイジが「喪服ちゃん」とあだ名をつける。
エリート意識が強いが、口先ばかりで融通が利かない性格。「ビストロ フー」のゼネラルプロデューサー(ゼネP)を自称し、経営にかかる原価率や採算を即座に計算する才覚を持つ。幼少より女子同士の競争には適わないと思い、恋愛もせずに勉強に没頭してきた。
雨木 千佳(あめき ちか)〈20〉
演 - 松岡茉優(8歳:曽我夏美 / 10歳:本川みのり)
シェフ。極度の対人恐怖症で常にフード付きパーカーを着ていることから、ハイジが「パーカーちゃん」とあだ名をつける。家庭崩壊の要因である父・雨木太郎を憎む。
たま子たちと初対面時は金髪マスクをして口を利かず、携帯電話を使い筆談をしていた。その後も毒づいた口ぶりが多い。
父の女性関係で心を病んだ母・奏子が自室に7年間も引きこもっている間、食事を摂らない母が栄養失調にならないよう幼少時代より美味しいご飯を作れるよう工夫し、自分がいないときに自殺することも気がかりで学校に通うこともままならなかった。しかしその努力の結果、たま子が思い描くレシピの完成形を再現できる程の料理の腕を習得する。
森村 鏡子(もりむら きょうこ)〈32〉
演 - 臼田あさ美(高校時代:木村友紀)
副シェフ。たま子とは福井県立宝山高校剣道部時代からの親友。シングルマザーで現在夫と離婚調停中。旧姓は三千院(さんぜんいん)。
天然ボケでズレた言動が多く、特技がなく家事も満足にできない専業主婦だった自分に自信を持てずにいたが、本来持っていた料理の腕をたま子に評価される。
烏森 奈々美(からすもり ななみ)〈46〉
演 - YOU
ソムリエール。仕出し会社勤務時のたま子の同僚。過去に様々な仕事を経験していた模様。たびたび昭和時代の話を周囲に振る。
几 ハイジ(おしまづき ハイジ)〈39〉
演 - 安田顕
パティシエ女装が好きなゲイで、そのために職が得られないでいる。たま子からの誘いを受け、「シンフォニック表参道」の立上げを手伝っていた。

ライクダイニングサービス

シンフォニック表参道

門司 誠人(もんじ まこと)〈26〉
演 - 東出昌大[5]
パリのコンテストで賞を取りながらもシェフとしては未経験なバーテンダーだったが、「シンフォニック」の立上げ時、たま子が料理の腕を見込みスカウトする。
不遜で自己中心的な性格。ぶっきらぼうな口調で、料理に心は不要と考えている。たま子が立ち上げた「ビストロ フー」を全力で潰す事を宣言し、相手と同じ五月レシピのフォンを使うことを取りやめ、自分で新たなフォンのレシピを開拓しようと対抗する。
星野 大智(ほしの だいち)〈22〉
演 - 菅田将暉
シェフ見習い。言動は軽薄で「マジか」「ですよねー」が口癖。職場では先輩たちから陰で殴られている。自分を介抱してくれた結実に急接近するが、既に同棲している恋人がおり、その恋人から多額の借金をし、結実にも金をせびっていた。
川奈 藍里(かわな あいり)〈26〉
演 - 高畑充希
本社事業部社員兼ウェイトレス。恋愛依存症で、門司とは一方的に恋人を自称。今まで付き合ってきた彼氏に暴力を振るわれ、男には腕力では適わないから馬鹿な振りをしていれば良いと考え、上司のセクハラも無理に抵抗せずあしらっている。
彼氏とのトラブルで頭部が部分的に禿げるほど何回もオブジェで怪我をしてきた過去から、オブジェに恐怖心を持っている。
結実とは根本で似た気質[注 3]を持ちながら何かと敵対し、偵察に行った「ビストロ フー」では彼女を挑発して激怒され、伊達の注文の品であるバースデーケーキを顔面にぶつけられる。

本社

雨木 太郎(あめき たろう)〈50〉
演 - 杉本哲太
社長。千佳の実父。たびたび雑誌やテレビに紹介される知名度とカリスマ性を持つが、実態は食に興味はなく金が全てと考え、パワハラを常習する最低な経営者。元妻の奏子や娘の千佳と会った際も心ない発言をしている。
土田 数雄(つちだ かずお)〈48〉
演 - 吹越満
事業部部長。たま子の直属の元上司。傲慢な性格。
西脇 太一(にしわき たいち)〈57〉
演 - 田山涼成
社員。藍里や他の女子社員に対するセクハラを常習する。

その他

森村 洋武(もりむら ひろむ)
演 - 庵原匠悟
鏡子の息子。

ゲスト

第1話
藤村 五月(ふじむら さつき)〈32〉
演 - 菊池亜希子(高校時代:志田彩良)
たま子の高校時代からの親友で同僚。「ライクダイニングサービス」の子会社が出した食中毒問題全ての責任を押し付けられ、幹部社員が見ている前で雨木から全裸になった上で謝罪するよう要求され、その命令に従う。
会社を退職し実家に帰る前に、ビストロシェフの父から受け継いだレシピをたま子に渡す。
第2話
森村 真三
演 - 丸山智己
鏡子の夫。妻に母の介護を見させるだけで手助けもして来なかった。全ての家事がでたらめで迷惑を掛けられ夫婦生活は散々なものだったと、終始傲慢な態度は変わることがなく、息子の親権を争う構えを見せる。
大宗 賢一
演 - 木村靖司
鏡子の担当弁護士。
第3話
奏子
演 - 堀内敬子
千佳の母。元夫・雨木太郎との離婚後、娘の千佳を引き取るが7年間も家事や育児を放棄し、さらに娘を置き去りにして住んでいた家を出て行く。捨ててから会っていない娘とオンラインゲーム上で再会する。
半田 未子
演 - ハマカワフミエ
千佳のインターネットカフェ仲間。
その他
第4話
伊達 和美
演 - 銀粉蝶
原宿で著名なファッションデザイナー。知人の誕生会を開くつもりでいた「シンフォニック表参道」の予約をキャンセルし、心が温かくなれる料理に出会った「ビストロ フー」に予約替えし来店する。

スタッフ

放送日程

各話 放送日 サブタイトル 演出 視聴率[8]
第1話 1月15日 セクハラパワハラ女は我慢しなきゃいけないの? 並木道子 11.3%[9]
第2話 1月22日 夢への一歩! 開店は前途多難 08.4%
第3話 1月29日 開店! 問題のあるレストラン 加藤裕将 08.1%
第4話 2月05日 憎きライバル店をぶっ潰せ! 08.9%
第5話 2月12日 バレンタイン決戦で奇跡が! 並木道子
(視聴率は関東地区、ビデオリサーチ社調べ)

脚注

  1. ^ 『最高の離婚』に出演していた2匹のが今作の劇中に再登場している。 公式スタッフブログ
  2. ^ 「フー」はフランス語(feu)の意味で名付け、誤って綴りをfou(阿呆の意味)としてしまったが、たま子が気に入ったためそのままにしている。
  3. ^ ともに幼少期、女子の友人達と『美少女戦士セーラームーン』ごっこや色違いのアクセサリーを選ぶ時には、ピンクといった人気の高い色は先にとられ、自分はいつも最後に残ったセーラージュピター)を担当していた。
  4. ^ 劇中およびエンディングで「ビストロ フー」の面々が楽曲に合わせて、食材や調理器具を使ったパフォーマンスを披露している。

出典

  1. ^ 真木よう子“男性社会”に真っ向勝負! 東出昌大ら“最旬”俳優とドラマで共演(2014年11月21日)、cinemacafe.net、2014年11月21日閲覧。
  2. ^ 真木よう子、坂元裕二脚本ドラマに主演 東出、二階堂、高畑、杉本らが共演(2014年11月21日)、ORICON STYLE、2014年11月22日閲覧。
  3. ^ フジテレビ連ドラ初主演、いま最もかっこいい女優として圧倒的な支持を得る真木よう子!!木曜劇場『問題のあるレストラン』、フジテレビジョン、2014年11月21日閲覧。
  4. ^ 真木よう子が“木10”枠の男女バトルコメディーに主演!”. webザテレビジョン (2014年11月21日). 2014年11月22日閲覧。
  5. ^ 真木よう子、フジ木10『問題のあるレストラン』で東出昌大と料理バトル”. テレビドカッチ (2014年11月21日). 2014年11月22日閲覧。
  6. ^ きゃりー、初の連ドラ主題歌は問題作?「パンチのある作品」”. オリコンスタイル (2014年12月18日). 2014年12月18日閲覧。
  7. ^ きゃりーぱみゅぱみゅ初のドラマ主題歌決定”. ドワンゴジェイピーnews (2014年12月18日). 2014年12月18日閲覧。
  8. ^ 問題のあるレストランスポニチアネックス、2015年2月9日閲覧。
  9. ^ 真木よう子主演「問題のあるレストラン」初回は11.3%”. スポーツニッポン. 2015年1月16日閲覧。

外部リンク

フジテレビ 木曜劇場
前番組 番組名 次番組
ディア・シスター
(2014.10.16 - 2014.12.18)
問題のあるレストラン
(2015.1.15 - 2015.3〈予定〉)
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