大鳥居駅
鳳駅 | |
---|---|
東口(2005年10月10日) | |
おおとり Ōtori | |
所在地 | 堺市西区鳳東町一丁125 |
所属事業者 | 西日本旅客鉄道(JR西日本) |
電報略号 | オト |
駅構造 | 地上駅(橋上駅)[1] |
ホーム | 3面5線 |
乗車人員 -統計年度- |
15,636人/日(降車客含まず) -2020年- |
開業年月日 | 1929年(昭和4年)7月18日[2] |
乗入路線 2 路線 | |
所属路線 | 阪和線 |
駅番号 | JR-R33 |
キロ程 | 15.1 km(天王寺起点) |
◄JR-R32 津久野 (1.4 km) (1.2 km) 富木 JR-R34► | |
所属路線 | ■阪和線支線(羽衣線) |
キロ程 | 0.0 km(鳳起点) |
(1.7 km) 東羽衣► | |
備考 |
直営駅(管理駅) みどりの窓口 有 |
鳳駅(おおとりえき)は、大阪府堺市西区鳳東町一丁にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)阪和線の駅である。
歴史
- 1902年(明治35年)6月28日 - 京浜電気鉄道の穴守線(現空港線)の駅として蒲田駅(現京急蒲田駅) - 稲荷橋駅(現穴守稲荷駅)開通と同時に開業[3]。
- 1985年(昭和60年) - 地下化工事に着工[4]。
- 1988年(昭和63年)1月 - 穴守稲荷方に約160m移転[5]。
- 1993年(平成5年)3月23日 - 元の位置に再移転[6]。
- 1994年(平成6年)
- 1997年(平成9年)11月23日 - ホームが地下化される[4]。当時、改札口は1ヶ所のみだった。
- 2002年(平成14年)11月28日 - 東口改札口が開業し、従来の改札口は西口改札口となる。
- 2010年(平成22年)5月16日 - ダイヤ改正が実施され、エアポート急行の停車駅となる[8]。
- 2018年(平成30年)3月5日 - リラックマ誕生15周年・京急創立120周年を記念し5月13日まで当駅名看板がリラックマ登場キャラクター、「キイロイトリ」に因んで「大キイロイ鳥居駅」に変わる。また、京急バス停留所も大鳥居停留所から「大キイロイ鳥居停留所」に変わる。
駅名の由来
穴守稲荷神社の大鳥居が駅前(現在ガストやカフェ・ベローチェが入っているビル前の環状八号線付近)にあったことに由来する。この大鳥居がいつまであったは定かではなく、関東大震災の際に倒壊した、環状八号線工事の際に撤去された、トラックが衝突して倒壊したなどの説がある。尚、駅構内にある駅名の由来を書いたレリーフに描かれている大鳥居は、なぜか旧穴守駅前にあった大鳥居(現・天空橋駅近くにある穴守稲荷神社旧一の大鳥居)であり、大鳥居駅前にあった鳥居ではない。
駅構造
8両編成対応の相対式ホーム2面2線を有する地下駅である。ホームは西北西から東南東に向けて延びている。駅舎・改札は西口および東口が独立して地上に設置されており、両ホームとそれぞれの改札は階段およびエスカレーターで連絡している。2010年12月には西口コンコースとホームを連絡するエレベーターが設置された[9]。
2012年10月21日のダイヤ改正で、日中と土休日夜間の品川方面のエアポート急行は快特へ格上げされ、また横浜方面のエアポート急行が10分間隔での運行となっている。このため、当該時間帯に当駅から都営浅草線新橋方面へ乗車、または品川・都営浅草線方面から当駅で下車するには、京急蒲田駅で横浜方面からのエアポート急行に乗り換えが必要となる。
のりば
番線 | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1 | 空港線 | 下り | 羽田空港方面 |
2 | 上り | 品川方面 / 横浜方面 |
-
東側地上駅舎(2007年6月)
-
ホーム(2010年3月)
利用状況
2020年(令和2年)度の1日平均乗降人員は21,407人で、京急線全72駅中22位[10]。
近年の1日平均乗降・乗車人員の推移は下表の通り。
年度 | 1日平均 乗降人員[12] |
1日平均 乗車人員[13] |
出典 |
---|---|---|---|
1990年(平成 | 2年)9,660 | [* 1] | |
1991年(平成 | 3年)9,484 | [* 2] | |
1992年(平成 | 4年)9,337 | [* 3] | |
1993年(平成 | 5年)9,937 | [* 4] | |
1994年(平成 | 6年)10,499 | [* 5] | |
1995年(平成 | 7年)10,571 | [* 6] | |
1996年(平成 | 8年)10,603 | [* 7] | |
1997年(平成 | 9年)10,405 | [* 8] | |
1998年(平成10年) | 10,441 | [* 9] | |
1999年(平成11年) | 9,984 | [* 10] | |
2000年(平成12年) | 10,118 | [* 11] | |
2001年(平成13年) | 10,304 | [* 12] | |
2002年(平成14年) | 10,964 | [* 13] | |
2003年(平成15年) | 23,607 | 11,913 | [* 14] |
2004年(平成16年) | 24,635 | 12,485 | [* 15] |
2005年(平成17年) | 25,291 | 12,805 | [* 16] |
2006年(平成18年) | 26,300 | 13,315 | [* 17] |
2007年(平成19年) | 27,073 | 13,546 | [* 18] |
2008年(平成20年) | 27,396 | 13,575 | [* 19] |
2009年(平成21年) | 27,160 | 13,458 | [* 20] |
2010年(平成22年) | 27,570 | 13,665 | [* 21] |
2011年(平成23年) | 27,341 | 13,516 | [* 22] |
2012年(平成24年) | 26,957 | 13,340 | [* 23] |
2013年(平成25年) | 27,898 | 13,803 | [* 24] |
2014年(平成26年) | 28,380 | 14,033 | [* 25] |
2015年(平成27年) | 29,266 | 14,459 | [* 26] |
2016年(平成28年) | 29,815 | 14,718 | [* 27] |
2017年(平成29年) | 30,551 | 15,077 | [* 28] |
2018年(平成30年) | 30,345 | 14,975 | [* 29] |
2019年(令和元年) | 28,927 | 14,303 | [* 30] |
2020年(令和 | 2年)21,407 |
駅周辺
駅は環八通りと産業道路の交点(大鳥居交差点)の下に立地する。環八通りは当駅以西では空港線の南側、以東では同じく北側を並行している。以前は大鳥居交差点は丁字路を二つ連続させた形状になっていて、交差点を横断する踏切が渋滞や交通事故の原因となっていたが、1997年に駅およびその前後の区間が地下化され、交差点も環八通りを直線化する形で通常の十字路に改良された。駅周辺にはマンションなどが増加している。
公的施設
- 大田区役所羽田特別出張所
- 大田区役所大田東地域行政センター
- 大田区立浜竹図書館
- 大田区立羽田図書館
文教施設
- 東京都立つばさ総合高等学校
- 東京都立城南職業能力開発センター大田校
金融機関
- 大田萩中三郵便局
- 大田西糀谷三郵便局
- 大田東糀谷郵便局
史跡・自然
- 萩中公園
ホテル
- 東横イン羽田空港1・2
法人
- ワタミグループ本社(東側地上駅舎に直結、大鳥居京急第一ビル)
- トーショー本社
交通
このほか、飲食店(ファミリーレストランなど)や商店が多く立地する。
路線バス
最寄りのバス停留所は、環八通りおよび産業道路にある大鳥居となる。以下の路線が乗り入れ、京浜急行バスによって運行されている。なお、路線の詳細は大森営業所・羽田営業所を参照。
- 森11系統:大森駅行、羽田空港国際線ターミナル行(早朝・深夜のみ)
- 森21系統:大森駅行、羽田空港行、六間堀経由羽田車庫行
- 森23系統:大森駅行、羽田車庫行
- 蒲30系統:蒲田駅行、羽田空港国際線ターミナル行
- 蒲31系統:蒲田駅行、羽田空港行
- 蒲33系統:蒲田駅行、六間堀経由羽田車庫行
- 蒲35系統:蒲田駅行、東糀谷六丁目行
- 蒲36系統:蒲田駅行、森ヶ崎行
- 川76系統:川崎駅行、森ヶ崎行
- 蒲95系統<蒲田シャトル>:蒲田駅行、羽田空港行
- 番号なし:羽田車庫行、大森東五丁目行、森ヶ崎行
その他
- 東急多摩川線を延伸する形で蒲田駅より蒲蒲線(新空港線)を当駅まで敷設し、空港線との連絡駅とする計画がある。
- セガゲームスの人気シリーズであるソニックシリーズならびにぷよぷよシリーズ発売25周年を記念して、京急とセガゲームスとのコラボレーション企画である「京急×セガ」を実施することに伴い、2016年11月14日から12月17日まで、当時存在したセガゲームス羽田オフィス(セガ羽田1号館・2号館)の最寄り駅である当駅の駅名版にソニックシリーズとぷよぷよシリーズをデザインした装飾を施した[14]。
隣の駅
脚注
- ^ “阪和線鳳駅の新駅近く”. 交通新聞 (交通協力会): p. 1. (1984年11月26日)
- ^ 曽根悟(監修) 著、朝日新聞出版分冊百科編集部(編集) 編『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』 42号 阪和線・和歌山線・桜井線・湖西線・関西空港線、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2010年5月16日、12-13頁。
- ^ 京急電鉄(2008)、p.54。
- ^ a b 京急電鉄(2008)、p.40。
- ^ a b 大鳥居駅 | 路線図・各駅情報 - 京浜急行電鉄公式ホームページ、2015年4月15日閲覧
- ^ “大鳥居駅を元の位置に 京急空港線23日から使用開始”. 交通新聞 (交通新聞社): p. 1. (1993年3月8日)
- ^ 京急電鉄(2008)、p.45。
- ^ "5月16日(日)ダイヤ改正を実施します 都心への混雑緩和を目指します! 羽田空港国際化に向け、都心・横浜方面へのアクセスがますます便利に!" (Press release). 京浜急行電鉄. 7 May 2010. 2014年3月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年7月16日閲覧。
- ^ 「平成22年度 鉄道事業設備投資計画」京浜急行電鉄公式サイト報道発表資料、2010年5月17日
- ^ “京急グループ会社要覧 2021 - 2022” (PDF). 京浜急行電鉄. p. 31. 2021年9月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年9月25日閲覧。
- ^ 大田区政ファイル - 大田区
- ^ レポート - 関東交通広告協議会
- ^ 東京都統計年鑑 - 東京都
- ^ セガゲームスの人気ゲーム「ソニック」&「ぷよぷよ」発売25周年記念企画ラッピング電車「京急セガトレイン」運航のお知らせ セガ発祥の地の最寄駅「大鳥居駅」駅名看板も特別仕様に!セガ製品情報サイト 2016年11月7日
出典
- 東京都統計年鑑
- ^ 東京都統計年鑑(平成2年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成3年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成4年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成5年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成6年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成7年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成8年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成9年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成10年) (PDF)
- ^ 東京都統計年鑑(平成11年) (PDF)
- ^ 東京都統計年鑑(平成12年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成13年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成14年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成15年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成16年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成17年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成18年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成19年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成20年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成21年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成22年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成23年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成24年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成25年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成26年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成27年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成28年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成29年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成30年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成31年・令和元年)
参考文献
- 『京急グループ110年史 最近の10年』京浜急行電鉄、2008年。
関連項目
外部リンク
- 大鳥居駅(各駅情報) - 京浜急行電鉄