「市川房枝」を編集中

{{政治家
| 人名 = 市川 房枝
| 各国語表記 = いちかわ ふさえ
| 画像 =  Photo-Book-of-Fusae-Ichikawa-2.jpg
| 画像サイズ = 200px
| 画像説明 = 1940年頃
| 国略称 = {{JPN}}
| 生年月日 = [[1893年]][[5月15日]]
| 出生地 = {{JPN}} [[愛知県]][[中島郡 (愛知県)|中島郡]][[明地村]]（現：[[一宮市]]明地）
| 没年月日 = {{死亡年月日と没年齢|1893|5|15|1981|2|11}}
| 死没地 = {{JPN}} [[東京都]][[渋谷区]]<br />（[[日本赤十字社医療センター]]）
| 出身校 = 愛知県女子師範学校<br/>（現・[[愛知教育大学]]）
| 所属政党 =（無所属→）<br/>（第十七控室→）<br/>（無所属クラブ→）<br/>[[第二院クラブ]]（1962-81）
| 前職 = [[名古屋新聞]]記者<br/>[[国際労働機関]]職員<br/>[[日本婦人有権者同盟]]会長
| 称号・勲章 = 参議院永年在職議員<br/>愛知県一宮市名誉市民（旧・[[尾西市]]）
| 配偶者 =
| 国旗 = JPN
| 職名 = [[参議院|参議院議員]]
| 選挙区 = [[東京都選挙区]]→<br>[[全国区制|全国区]]
| 当選回数 = 5回
| 就任日 = [[1953年]][[5月3日]] - [[1971年]][[7月3日]]<br>[[1974年]][[7月8日]]
| 退任日 = [[1981年]][[2月11日]]
}}
'''市川 房枝'''（いちかわ ふさえ、[[1893年]]〈[[明治]]26年〉[[5月15日]] - [[1981年]]〈[[昭和]]56年〉[[2月11日]]）は、日本の婦人運動家、[[政治家]]。元[[参議院|参議院議員]]（5期）。

1924年に「[[婦選獲得同盟|婦人参政権獲得期成同盟会]]」を結成<ref name="kotobank-fusen-kakutoku-domei">{{Kotobank|婦選獲得同盟}}</ref>。[[婦人参政権]]運動を主導した。終戦直後の1945年11月3日には「[[日本婦人有権者同盟|新日本婦人同盟]]」を結成。[[公職追放]]を受けるも、解除後の1950年に同団体を「日本婦人有権者同盟」に改称し、国会と女性を結び付ける運動を推し進めた。1953年に参議院議員に初当選。政界浄化、女性の地位や権利の向上に尽力した<ref name="ndl-ichikawa-fusae">{{cite web | url=https://www.ndl.go.jp/portrait/datas/506/ | title=市川房枝 {{!}} 近代日本人の肖像 | publisher=国立国会図書館 | date= | accessdate=2024-2-8 }}</ref><ref name="kotobank-nihon-fujin-yukensha-domei">{{Kotobank|日本婦人有権者同盟}}</ref>。

== 生涯 ==
=== 生い立ち ===
[[File:Fusae-Ichikawa-2.jpg|thumb|160px|[[愛知第二師範学校|愛知県第二師範学校]]女子部時代（1910年）]]
[[愛知県]][[中島郡 (愛知県)|中島郡]]明地村字吉藤（現：[[一宮市]]明地）に生まれた{{efn|[[明地村]]→[[朝日村 (愛知県)|朝日村]]→[[尾西市]]。}}{{efn|生家跡地は一宮市明地にある<ref>{{Cite web|和書|url=https://hello138.net/archives/1192/|title= 市川房枝の生家跡地|date=2013年7月23日|archiveurl=https://web.archive.org/web/20150216155009/https://hello138.net/archives/1192/|archivedate=2015-02-16|publisher=ハロ～いちのみや|accessdate=2019-01-19}}</ref>。}}。男2人、女4人の6人きょうだいで、市川は三女。誕生名は「ふさゑ」{{Sfn|『市川房枝集 別巻』|p=125}}。家は代々農業を営み、市川が生まれた頃は7、8反の土地をもっていた{{Sfn|『私の履歴書 第13集』|1961|p=39 }}。父の藤九郎は、[[1848年]]（[[嘉永]][[元年]]）生まれで、一時[[商売]]をしていたが、基本的に農夫として一生を過ごし、暴力をふるう男だった。母のたつは、[[1859年]]（[[安政]]6年）生まれで藤九郎の隣村の農家に生まれた女性である。母は19歳の時に11歳年上の藤九郎と結婚した{{sfn|ポルトレ|2015|pages=20}}。父親は自分の[[生業]]の[[農業]]に否定的であった。教育熱心の父親は、長男の藤市を小学校の教師から東京の政治学校の学生、[[米国]]の大学の[[留学生]]に育てた。また長女は[[奈良県]]の女子[[師範学校]]生になった。房枝の妹は[[名古屋市]]の[[愛知淑徳中学校・高等学校|淑徳女学校]]に進学した後に渡米、アメリカの[[日系人]]と結婚した{{sfn|ポルトレ|2015|pages=21}}。

明地村立明地尋常小学校を出たのち、1903年（明治36年）4月に起町外三ヶ村学校組合立西北部高等小学校に入学した{{Sfn|『市川房枝集 別巻』|p=110}}。4年の二学期が終わった頃に村に朝日尋常高等小学校ができたため転校した。卒業後、米国にいる兄の藤市がお金を工面し、市川は上京。[[三輪田学園中学校・高等学校|三輪田高等女学校]]の3年の補欠試験を受けるが不合格。

1908年（明治41年）4月に[[女子学院中学校・高等学校|女子学院]]に入学し、7月に郷里に戻った。帰郷すると間もなく萩原町立萩原尋常小学校（現・[[一宮市立萩原小学校]]）の代用教員の口がかかり、9月から出勤した{{Sfn|『私の履歴書 第13集』|1961|pp=42-45 }}{{Sfn|『市川房枝自伝 戦前編』|p=14}}。

1909年（明治42年）1月27日、尋常小学校準教員免許を取得{{Sfn|『市川房枝集 別巻』|pp=111-112}}。ほどなく、次姉が通っていた[[額田郡]]岡崎町（現・[[岡崎市]][[六供町 (岡崎市)|六供町]]）の[[愛知第二師範学校|愛知県第二師範学校]]女子部に進むことを考えた。当時、師範学校は月謝もなく、寄宿舎の費用も無料であった。一年一着の袴と夏冬に着物一枚ずつが支給された。そして卒業後5年間、県内の小学校に勤務する権利と義務が与えられていた。独立の職業がもてるため少女たちの入学希望者が多く、第二師範学校の場合、応募者は定員約30人に対し毎年2、3倍あった。試験はむずかしいとされていたが、市川は本科1年の補欠試験に合格し、同年4月に入学。寄宿舎に入り、岡崎では3年学んだ{{Sfn|『市川房枝自伝 戦前編』|pp=15-21}}{{efn|愛知県第二師範学校女子部の1年上級に、劇作家の[[永井愛]]の祖母の永井志津がいた。市川は志津に「自分はいつか、全国女教員の読む雑誌を出したい」と語った<ref name="ito-yasuko"/>。永井愛は市川と祖母の交流や市川の授業ストライト事件などを題材にして1997年に戯曲『[[見よ、飛行機の高く飛べるを]]』を発表した<ref name="asahikwa-shimin-gegijo">{{cite web | url=https://www-10.potato.ne.jp/~a-enkan/pdf/c201702.pdf | title=見よ、飛行機の高く飛べるを | publisher=旭川市民劇場 | date= | accessdate=2024-2-12 }}</ref>。}}。テニスに夢中になり、同じ[[六供町 (岡崎市)|六供]]にあった岡崎町立高等女学校（現・[[愛知県立岡崎北高等学校]]）との対抗マッチでは優勝した{{Sfn|『私の履歴書 第13集』|1961|pp=46-47 }}。

1912年（明治45年）4月、[[西春日井郡]][[金城村]]（現・[[名古屋市]][[西区 (名古屋市)|西区]][[天神山町 (名古屋市)|天神山町]]）に新設された愛知県女子師範学校<ref>{{Cite book|和書 |author= |title=愛知教育大学史 |publisher=愛知教育大学 |date=1975年3月20日 |page=849 }}</ref><ref>{{cite web | url=https://nagoyanishi-h.aichi-c.ed.jp/cms/page-7.html | title=学校案内 | publisher=愛知県立名古屋西高等学校 | date= | accessdate=2024-2-12 }}</ref>に移る。同年7月、新校長の良妻賢母教育に反発。同級生28人と授業ストライキを実施し、28か条の要求書を提出した{{Sfn|『市川房枝集 別巻』|pp=111-112}}{{Sfn|『市川房枝自伝 戦前編』|pp=15-21}}。

1913年（大正2年）、愛知県女子師範学校卒業{{Sfn|『市川房枝集 別巻』|pp=111-112}}。同校の第1回卒業生となる<ref>『岡崎・西尾の昭和』樹林舎、2011年12月7日、70頁。</ref>。同年4月、母校の朝日尋常高等小学校の[[訓導]]に任命される。1914年（大正3年）4月、名古屋市の第二高等小学校に転任{{Sfn|『私の履歴書 第13集』|1961|p=48 }}。

=== 新婦人協会を設立 ===
[[File:Fusae-Ichikawa-1.jpg|180px|thumb|[[新婦人協会]]時代]]
[[File:Ketteiban-Showashi-volume4-2.jpg|thumb|250px|前列左から[[長谷川初音]]、[[平塚らいてう]]、[[賀川ハル]]。後列左から市川房枝、[[奥むめお]]。1920年3月撮影。]]
[[File:Ichikawa Fusae in 1920s Japan detail, from- Miss Fusae Ichikawa LCCN2014714049 (cropped).tif|thumb|250px|1920年代前半。中央が市川。]]
[[File:Photo-Book-of-Fusae-Ichikawa-5.jpg|thumb|250px|[[婦選獲得同盟]]の事務所にて（1931年7月22日）]]
[[1917年]]（[[大正]]7年）3月、病気のため退職。文化人グループで旧知の間柄だった[[小林橘川]]の紹介で、同年7月10日に[[名古屋新聞]]社（現在の[[中日新聞社]]）に入社、記者となった。十数人いた記者のうち、女性は市川だけだった<ref name="ito-yasuko">{{cite web |author=[[伊藤康子]] | url=https://www.jstage.jst.go.jp/article/aichikenshikenkyu/21/0/21_34/_pdf/-char/en | title=愛知の草創期女性新聞記者 ―市川房枝を中心に― | publisher=愛知県史研究 | date= | accessdate=2024-2-10 }}</ref><ref>{{Citation|和書|author=上田正昭ほか監修|editor=三省堂編修所|year=2009|title=コンサイス日本人名事典 第5版|publisher=三省堂|page=120}}</ref>。1918年（大正7年）8月、同社を退職し上京{{Sfn|『市川房枝集 別巻』|pp=111-112}}。

[[1919年]]（大正8年）に[[平塚らいてう]]らと日本初の婦人団体「[[新婦人協会]]」を設立した。女性の集会結社の自由を禁止していた[[新婦人協会#治安警察法第5条改正運動|治安警察法第五条の改正を求める運動]]を展開。

[[1921年]]（大正10年）7月、読売新聞特派員として渡米{{Sfn|『市川房枝集 別巻』|p=113}}。[[シカゴ]]や[[ニューヨーク]]で働きながら、[[アメリカ合衆国]]の婦人運動や労働運動を見学<ref>{{Cite web|和書
 | url = https://www.ichikawa-fusae.or.jp/fusae/
 | title = 市川房枝ってどんな人なの？ 
 | publisher = 公益財団法人　市川房枝記念会　女性と政治センター
 | accessdate = 2021-08-26 }}</ref>し、{{仮リンク|アリス・ポール|en|Alice Paul}}や[[キャリー・チャップマン・キャット]]とも面会する{{Sfn|『私の履歴書 第13集』|1961|p=87 }}。

[[1924年]]（大正13年）1月、帰国。同年12月13日、「[[婦選獲得同盟|婦人参政権獲得期成同盟会]]」を結成{{Sfn|『市川房枝集 別巻』|p=113}}。男子[[普通選挙]]が成立した[[1925年]]（大正14年）には同盟会を「婦選獲得同盟」と改称し、政府・議会に婦人参政権を求める運動を続けた。1924年（大正13年）には[[国際労働機関]]（ILO）の職員となり、女性の深夜労働などの実態調査を行った（[[1927年]]（[[昭和]]2年）辞職）。

[[1930年]]（昭和5年）に「第1回婦選大会」を開催。同年に婦人参政権（公民権）付与の法案が衆議院で可決されるが、[[貴族院 (日本)|貴族院]]の反対で実現に至らなかった。他にも母子保護や、生活防衛などを目的とした様々な運動に関わった。東京婦人会館の評議員を務めるのは[[1937年]]（昭和12年）前後である{{sfn|松本郁子|2018|page=3}}。

=== 翼賛体制との関わり ===
[[File:Ichikawa-Fusae-1.jpg|thumb|250px|愛知県第二師範学校女子部または愛知県女子師範学校の同窓生たちと。市川は前列中央（1941年）]]
市川は国策（戦争遂行）への協力姿勢をみせることで、婦人の政治的権利獲得を目指す方針をとり評論活動を行った。[[1940年]]（昭和15年）に婦選獲得同盟を解消し「婦人時局研究会」へ統合。[[1942年]]（昭和17年）に婦人団体が[[大日本婦人会]]へ統合。[[大政翼賛会]]を中心とした翼賛体制に組み込まれ、市川は[[大日本言論報国会]]理事に就任{{efn|大日本言論報国会は、1942年（昭和17年）に内閣情報局の指導により結成。日本文学報国会（同年に同じく内閣情報局の指導のもと設立）が数多くの文学者を網羅的に参加させたのに対し、この大日本言論報国会は戦争に協力的と見られる評論家ばかりを情報局職員立会いのもとで会員に選んだ{{sfn|林茂|1974|pages=352-353}}。}}。

1943年（昭和18年）12月、[[東京都]][[南多摩郡]][[川口村 (東京都)|川口村]]（現・[[八王子市]]）で講演{{Sfn|伊藤康子|2019|pp=186-188}}。

1944年（昭和19年）6月、市川は疎開に踏み切った。講演を通じて縁ができた川口村の村長に「大事な書籍や資料を疎開させたい」と打診したところ、お大尽と言われていた地元の出征軍人が二間の離れと蔵を貸してくれることとなった{{Sfn|伊藤康子|2019|pp=186-188}}{{sfn|野村浩子|2023|pp=179-180}}。真下ミサオ{{efn|真下ミサオは富山県出身の農家の娘で、16歳のときに村役場に勤める長兄のすすめで市川の家に住み込みで働くこととなった。1942年6月のことだった{{sfn|野村浩子|2023|pp=176-177}}。1949年8月20日、市川の養女となり、姓が真下から市川に変わった{{Sfn|『市川房枝集 別巻』|p=121}}。}}とともに移り住み<ref name="inoue-naoko">{{cite web |author=井上直子 | url=https://j-dac.jp/ichikawafusae/ichikawafusae_kaidai.pdf | title=「オンライン版 市川房枝資料 1905-1946」解題 | website=オンライン版 市川房枝資料 1905-1946 |publisher=ジャパン デジタル アーカイブズ センター | date= | accessdate=2024-2-26 }}</ref>、休日の日曜日は、大家から借りた30坪ほどの土地を開墾して、野菜を育てた。土地は家から4キロほど離れていたうえに、もともとは林だった。女手だけで木を倒し、根っこを掘り起すところから始め、木や根っこは燃料にするため、縄につけて手で引っ張って運んだ{{sfn|野村浩子|2023|pp=179-180}}。

=== 婦人参政権の実現 ===
[[File:Photo-Book-of-Fusae-Ichikawa-6.jpg|thumb|170px|1945年9月]]
[[File:The-League-of-Women-Voters-of-Japan-1.png|thumb|250px|1945年11月3日に「[[日本婦人有権者同盟|新日本婦人同盟]]」を結成。]]
[[1945年]]（昭和20年）8月15日、東京で焼け残った部屋を貸してもらう交渉をしていた[[長田幹彦]]の家で、市川は玉音放送を聞いた。同月18日まで東京に滞在。婦人解放の相談のため友人を訪ね歩いた{{Sfn|伊藤康子|2019|pp=186-188}}。同年[[8月25日]]には[[久布白落実]]、[[山高しげり]]、[[赤松常子]]らと共に「戦後対策婦人委員会」を組織し、引き続き政府や各政党に婦人参政権を要求した。同年[[10月10日]]に、市川とも交流があった[[内務大臣_(日本)|内務大臣]]の[[堀切善次郎]]が、[[幣原内閣]]の初閣議で婦人参政権の実現を提案し{{Sfn|『私の履歴書 第13集』|1961|p=112 }}、同内閣は[[普通選挙法]]の改正を決定<ref>{{Cite web|和書
 | url = https://www.gender.go.jp/about_danjo/law/kihon/situmu1-1.html
 | title = 執務提要
 | publisher = 男女共同参画局
 | accessdate = 2021-08-26 }}</ref>。
[[11月3日]]には戦後初の婦人団体「[[日本婦人有権者同盟|新日本婦人同盟]]」を結成し会長に就任。[[12月17日]]には衆議院議員選挙法改正で[[婦人参政権]]（男女普通選挙）が実現した。

[[1946年]]（昭和21年）4月10日に行われた[[第22回衆議院議員総選挙]]では39人の女性議員が誕生した。市川は自ら立候補せず、また有権者名簿の登録漏れのため投票もできなかったが{{sfn|児玉勝子|1985|pages=147-150}}、総選挙を機に、女性たちが主体的に政治に参画していくための啓発と教育が必要と考え、同年12月、[[渋谷区]][[代々木]]に「婦選会館」を立ち上げた<ref name="azarea-epoca-ichikawa">{{cite web | url=http://azarea-epoca.jp/ichikawafusaecenter.html | title=市川房枝記念会 女性と政治センター | publisher=静岡県男女共同参画センター あざれあ | date= | accessdate=2024-2-8 }}</ref>。

=== 公職追放 ===
1947年（昭和22年）3月24日、戦時中に大日本報国言論会理事であったとの理由により[[公職追放]]を受ける{{Sfn|『市川房枝集 別巻』|p=119}}{{efn|市川に対する公職追放の是非については、[[連合国軍最高司令官総司令部|GHQ]]のネイピア(Jack Priestly Napier)は、「男女平等の世の中では義務も罰則も平等だ」と述べたという{{sfn|増田弘|2001}}。}}。市川は公職追放になった最初の女性だった{{sfn|進藤久美子|2011|pages=41}}。

[[1950年]]（昭和25年）[[10月13日]]、公職追放解除{{sfn|進藤久美子|2012|pages=1-45}}。同年[[11月9日]]には新日本婦人同盟の臨時総会において、団体の名称が「日本婦人有権者同盟」と改称され、市川が会長に復帰。

1951年（昭和26年）11月2日、「公娼制度復活反対協議会」を結成し、売春禁止運動を起こす{{Sfn|『市川房枝集 別巻』|p=121}}。

同年12月19日、平塚らいてう、[[上代たの]]らと「再軍備反対婦人委員会」を結成{{Sfn|『市川房枝集 別巻』|p=121}}。

=== 参議院議員へ ===
[[File:Ichikawa Fusae (cropped).jpg|thumb|170px|参院選初当選時の市川と支援者（1953年4月）]]
[[File:Fusae-Ichikawa-3.jpg|thumb|170px|1961年頃]]
[[File:Gekkan-Fujin-Tenbo-1963-December-1.png|thumb|170px|『月刊婦人展望』1963年12月号]]
[[1953年]]（昭和28年）3月23日、日本婦人有権者同盟会長を辞任{{Sfn|『市川房枝集 別巻』|p=121}}。同年4月24日に行われた[[第3回参議院議員通常選挙]]に[[東京都選挙区]]（改選数4）から無所属で立候補し初当選した。

組織に頼らず個人的な支援者が手弁当で選挙運動を行う選挙スタイルを生涯変えず、「理想選挙」とまで言われた。市川は自らの選挙手法を他の候補者にも広めようとしてさまざまな選挙浄化運動に参加した{{efn|[[橋爪大三郎]]は「市川房枝と[[青島幸男]]は『金のかからない選挙が理想でそれは可能』という幻想をつくった」とし、「市川・青島に金のかからない選挙が可能だったのは二人が有名人だから」であり「二人は誰も真似の出来ないやり方が正しいと主張していたわけで、これは制度提案になっていない」と批判している{{sfn|橋爪大三郎||pages=172-173}}。}}。国会内では[[政党]]に属さず、無所属議員の集合体である[[第二院クラブ]]に所属して活動を行った。[[石原莞爾]]を「高潔な人格者」「立派な軍人だと思います」と高く評価したり、[[1963年]]（昭和38年）結成の「[[麻薬追放国土浄化同盟]]」に加入し、[[右翼]]の大物、[[田中清玄]]や[[暴力団]]・[[山口組]]組長の[[田岡一雄]]、オールド・ライトの小説家、[[山岡荘八]]に協力したりもした。

1954年（昭和29年）7月1日、婦人問題研究所から専門誌『婦人界展望』を発刊{{Sfn|『市川房枝集 別巻』|p=122}}<ref name="gekkan-fujin-tenbo-1963-01">『月刊婦人展望』1963年1月号、財団法人婦選会館出版部、1頁。</ref>。

1962年（昭和37年）10月2日、渋谷区代々木につくった婦選会館は「財団法人婦選会館」となり<ref>公益財団法人市川房枝記念会女性と政治センター 定款（2017年6月29日改正）。</ref>、婦人問題研究所と統合した<ref name="gekkan-fujin-tenbo-1963-01"/>。『婦人界展望』も編集方針を一部変更し、1963年1月号から誌名を『婦人展望』に変えた<ref name="gekkan-fujin-tenbo-1963-01"/><ref>{{cite web |url=https://www.ichikawa-fusae.or.jp/activity/wp/db/ | title=『女性展望』総目次データベース | publisher=公益財団法人市川房枝記念会女性と政治センター | date= | accessdate=2024-5-29 }}</ref>。

1965年（昭和40年）7月、[[第7回参議院議員通常選挙|第7回参議院議員選挙]]で3期目の当選を果たす。

同年10月15日、「国民参政75周年・普通選挙40周年・婦人参政20周年記念式典」が日本武道館で開かれた。天皇皇后が出席し、約6千人が参加したこの式典で、10名に対し特別顕彰があった。婦人参政に功績があった者として、市川、[[久布白落実]]、[[奥むめお]]が表彰された（[[山川菊栄]]も選ばれていたが、山川は辞退した）。同日夕方、総理府賞勲局から市川に「勲章を授与したいが受けてくれるかどうか」と問い合わせがあった。市川は1963年（昭和38年）の閣議決定による[[勲章 (日本)|勲章]]制度復活<ref>[https://ndlsearch.ndl.go.jp/rnavi/db/cabinet/s34_38/bib01429 「生存者叙勲の開始について」]、1963年（昭和38年）7月12日閣議決定、国立国会図書館。</ref>に反対の立場であり、「民主主義の今日、人間に等級をつけるなどとはとんでもないことだ」と考えていたため、即座に辞退すると答えた。その後、新聞記者を通じて、賞勲局が言っていた勲章は勲二等瑞宝章であったことが伝えられた{{Sfn|『覚書・戦後の市川房枝』|pp=202-203}}{{Sfn|『日本婦人有権者同盟年表 参政権と歩んだ40年』|1985|p=103}}。

[[1967年]]（昭和42年）2月25日、[[1967年東京都知事選挙|東京都知事選挙]]で社共統一候補の[[美濃部亮吉]]を応援するため、[[日本婦人有権者同盟]]会長の辞意を表明。2月28日付で辞職した{{Sfn|『日本婦人有権者同盟年表 参政権と歩んだ40年』|1985|pp=108-112}}。美濃部の選挙母体の「明るい革新都政をつくる会」の代表委員を務めた<ref>{{cite web | author=大内要三 | url=http://heikenkon.cocolog-nifty.com/blog/2012/11/post-9e81.html | title=美濃部革新都政への道をふりかえる | publisher= | date=2012-11-22 | accessdate=2023-9-26 }}</ref><ref>{{cite web | author=松田博 | url=http://gendainoriron.jp/vol.09/feature/f03.php | title=統一戦線論の再構築が急務 清水慎三氏没後20年、胎動する新たな動き | publisher=現代の理論 | date= | accessdate=2023-9-26 }}</ref>。

[[1968年]]（昭和43年）、「[[国際連合]]に日本人女性を送り出したい」と考え、当時、[[国際基督教大学]]講師を務めていた国際政治学者の[[緒方貞子]]に白羽の矢を立ててその年の[[国際連合総会]]日本代表団に加わるように緒方を説得して了承させた。これが契機となり緒方は国際連合の仕事に関わるようになった<ref>{{Cite web|和書|url=http://info.yomiuri.co.jp/yri/k-prize/kp1994.htm |title= 第1回（1994年度）読売国際協力賞 緒方貞子 国連民高等弁務官|archiveurl=https://web.archive.org/web/20140519034755/http://info.yomiuri.co.jp/yri/k-prize/kp1994.htm|archivedate=2014-05-19|publisher=読売新聞|date=1994年9月30日|accessdate=2019-01-19}}</ref>。

[[1971年]]（昭和46年）7月の[[第9回参議院議員通常選挙|第9回参議院議員選挙]]の東京都選挙区（改選数4）で、自民党は候補者を元警視総監の[[原文兵衛]]ひとりに絞った。民社党はニュースキャスターとして知名度の高かった[[木島則夫]]を擁立。その結果、市川は6番目の得票数で落選した。

1972年（昭和47年）の[[西山事件|沖縄返還密約問題]]に対しては、「情を通じ」という発表のみを重視し、[[日本社会党]]の[[土井たか子]]、[[佐々木静子]]、[[田中寿美子]]らとともに「蓮見さん問題を考える会」を結成した。

[[1974年]]（昭和49年）2月、「理想選挙推進市民の会」が参院選・東京都選挙区に向けて擁立した[[紀平悌子]]の推薦会が結成された。市川は[[大渡順二]]とともに同推薦会の代表者に就任した<ref name="gekkan-fujin-tenbo-1974-june-p12-13">『月刊婦人展望』1974年6月号、財団法人婦選会館、12-13頁。</ref>。青年組織「草の根運動で理想選挙を闘うグループ」はならばと、3月9日、市川を全国区から立候補させるためのパーティーを開催した。3月16日には5グループの青年代表13名の署名による申入書が市川に提出された。3月末、市川は高齢（当時81歳）を理由に辞退し、青年らに紀平の運動への協力を要請した。あきらめきれない一部の者は夜だけ使用できる事務所を渋谷に設け、呼び掛けのはがきを各方面に送った。熱意にほだされた大渡は青年らの仲間に加わり、[[扇谷正造]]、[[丸岡秀子]]、[[秋山ちえ子]]らと「市川房枝さんを勝手に推せんする青年グループ」をつくり、5月25日から29日にかけて、全国区立候補に必要な供託金60万円を集めるための一口1000円を募る趣意書を約850通発送した。5月28日夜、市川はついに全国区立候補を受諾し、翌29日、記者会見を開き正式に出馬表明した。即日、参院選に向けた組織「市川房枝さんを推薦する会」が結成された。代表者には[[菅直人]]、[[田上等]]、朝倉剛一の3人が就いた<ref name="gekkan-fujin-tenbo-1974-june-p12-13"/>。菅は選挙事務長も務めた<ref name="fujin-tenbo197706"/><ref name="nikkei20100918"/>。

同年7月7日、[[第10回参議院議員通常選挙]]が執行され、市川は通算4期目の当選を果たした{{efn|参議院議員選挙は、第3回から第12回にわたり当選5回。それぞれ東京地方区で2位（第3回・第5回）、同4位（第7回）、全国区で2位（第10回）と1位（第12回）の票を得た<ref>{{Cite web|和書|url=https://hello138.net/archives/1183/|title= 婦人運動の先駆者・市川房枝|date=2013年7月21日|archiveurl=https://web.archive.org/web/20170501124249/http://hello138.net/archives/1183/|archivedate=2017-05-01|publisher=ハロ～いちのみや|accessdate=2019-01-19}}</ref>。}}。東京都選挙区から立候補した紀平は7番目の得票数で落選した。

同年、[[三宅一生]]は、自らデザインした服を市川に贈った。ベージュと茶、黒を織り込んだロング丈のニットジャケットと黒いシャツを着た市川の姿は『[[アサヒグラフ]]』10月11日号の表紙を飾り話題となった（撮影は[[篠山紀信]]）{{sfn|野村浩子|2023|pp=5-8}}<ref>{{cite web | url=https://mds.isseymiyake.com/im/jp/press/ | title=掲載 | publisher=ISSEY MIYAKE Official Site | date= | accessdate=2024-3-25 }}</ref>。

1975年（昭和50年）11月22日、日本の女性団体、計41団体が共立講堂に集まり、「[[国際婦人年]]日本大会」を開催。市川はその実行委員長を務めた。同年12月1日には「国際婦人年日本大会の決議を実現するための連絡会」（現・[[国際婦人年連絡会]]）が結成され、こちらも市川が委員長を務めた<ref>{{cite web | url=https://iwylg-jp.com/organizationalhistory | title=組織沿革 | publisher=[[国際婦人年連絡会]] | date= | accessdate=2024-2-10 }}</ref>{{Sfn|『市川房枝集 別巻』|p=129}}。

社会問題化していた[[旧統一教会]]への反対運動にも協力し、[[1978年]]（昭和53年）に発足した「原理運動を憂慮する会」の呼びかけ人に名を連ねた<ref name="honmateruko-p103">本間てる子『秋田の母ちゃん統一協会とわたりあう』かもがわ出版、2003年。ISBN 4876997691 p103</ref>。

[[1978年]]（昭和53年）春の叙勲にあたり、[[勲二等宝冠章]]授与を打診されたが、辞退した。

1979年（昭和54年）、市川は雑誌『[[クロワッサン (雑誌)|クロワッサン]]』の読者の好きな「女の顔」の1位に選ばれ、7月10日発売号の表紙を飾った（86歳の写真と大正時代の写真の2枚）。2位の[[山口百恵]]の倍以上の得票を得て1位となった市川は「化粧は一度もしたことがないですねえ。風呂上り、肌がパサパサするので、クリームをつけるぐらいが化粧と言えば化粧ですか」と語った{{sfn|野村浩子|2023|pp=5-8}}。

[[1980年]]（昭和55年）6月の[[第12回参議院議員通常選挙]]（衆参同日選挙）で、87歳の高齢にもかかわらず全国区でトップ当選を果たした。

議員在職中の[[1981年]]（昭和56年）1月16日、胸の苦しみを訴えて、東京都[[渋谷区]]の[[日本赤十字社医療センター]]に入院し療養していたが、同年2月11日7時13分、[[心筋梗塞]]のため、死去した<ref name="kokkai">[https://kokkai.ndl.go.jp/minutes/api/v1/detailPDF/img/109415254X00619810227 第94回 参議院 本会議 第6号 昭和56年2月27日] - 国会会議録検索システム</ref>。{{没年齢|1893|5|15|1981|2|11}}。墓所は[[冨士霊園]]。死去の2日後の2月13日、参議院本会議では市川へ議長から弔詞と[[永年在職議員]]表彰が行われ<ref>{{cite |title=議事録・参議院 - 本会議 |number=号外5|date=1981-2-13|page= 94}} - 存命の江藤智、阿具根登、白木義一郎と（故）市川房枝が表彰を受けた。130/194</ref>、その後、[[哀悼演説]]が同年2月27日の参議院本会議で、[[石本茂]]により行われた<ref name="kokkai"/>。また、同年に出身地[[愛知県]][[尾西市]]の名誉市民となった<ref>{{Cite web|和書|url=https://fuhou-shinbun.com/goner/okuyami505.html|title=市川房枝 氏|publisher=訃報新聞|archiveurl=https://web.archive.org/web/20170118111832/https://fuhou-shinbun.com/goner/okuyami505.html|archivedate=2017-01-18|accessdate= 2019-01-19}}</ref>（[[尾西市]]が[[一宮市]]と合併後は、[[一宮市]]での名誉市民となっている）。

=== 死後 ===
1981年（昭和56年）、ドキュメンタリー映画『八十七歳の青春 －市川房枝生涯を語る－』（監督・脚本：村山英治）<ref name=桜映画社>[http://sakuraeiga.com/products/402/ 八十七歳の青春 －市川房枝生涯を語る－]</ref><ref>{{cite web |和書 | url=https://www.youtube.com/watch?v=r_SEuiKteJs | title=映画 『八十七歳の青春-市川房枝生涯を語る- 』 ダイジェスト（1/3） | publisher=株式会社桜映画社 | date=2011-2-1 | accessdate=2024-2-8 }}</ref>が公開される。

1983年（昭和58年）11月15日、婦選会館の増改築竣工式が行われた。建物2階には「市川房枝記念展示室」が設置された。また同日、財団法人婦選会館は「財団法人市川房枝記念会」に改称した<ref>『月刊婦人展望』1983年11・12月号、財団法人市川房枝記念会、12-13頁。</ref>。

[[2000年]]（平成12年）に[[朝日新聞社]]が実施した、西暦1000年から1999年までの日本史の人物を対象にした「あなたが一番好きな政治リーダー」の読者投票において230票を獲得して9位にランクインされ、女性として唯一トップ10入りした<ref>[https://web.archive.org/web/20001031071023/http://www.asahi.com/y2000/result1.html 朝日新聞ミレニアム企画 読者投票第一弾の結果 第一位は坂本龍馬]、[[朝日新聞|asahi.com]]。（[[インターネットアーカイブ]]のキャッシュ） - リンク先では「市川房江」と誤記されている</ref>。

2009年（平成21年）、「財団法人市川房枝記念会」は「財団法人市川房枝記念会女性と政治センター」に改称。2013年（平成25年）4月1日に「公益財団法人市川房枝記念会女性と政治センター」に移行した<ref>{{cite web |url=https://www.ichikawa-fusae.or.jp/outline/ | title=団体概要 | publisher=公益財団法人市川房枝記念会女性と政治センター | date= | accessdate=2024-6-25 }}</ref>。

日本婦人有権者同盟の活動は、参議院議員となった[[紀平悌子]]に受け継がれたが、会員の高齢化や減少に伴い[[2016年]][[4月]]に解散した。

現在、[[国立国会図書館]]には、市川が[[1978年]]（昭和53年）に語った「政治談話録音」<ref name="seijidanwa">{{cite video|和書|people=市川房枝, 児玉勝子 (婦選会館理事), 山口美代子 (国立国会図書館参考書誌部主査)|date=1978年3月/5月|title=参議院議員、婦人参政権獲得運動・女性と政治等|format=CD-R; 6時間|series=政治談話録音|url=https://ndlsearch.ndl.go.jp/rnavi/kensei/seijidannwarokuonn |accessdate=2019-01-19}}</ref>が収録されている。7時間に及ぶ長いもので、30年後の[[2008年]]（平成20年）に公開されるはずであったが、市川房枝記念会等の要望により期限前に公開された。現在、[[国立国会図書館]]にて、テープの視聴、および、テープから文字起こしをした「談話速記録」の閲覧、複写が可能である。

== 関係者 ==
* [[菅直人]]
: [[1974年]]の参議院選挙で市川の選挙事務長を務めた<ref name="fujin-tenbo197706">市川房枝「七月の参院選挙に対する私の立場」 『月刊婦人展望』1977年6月号、財団法人婦選会館、15頁。</ref><ref name="nikkei20100918">{{cite web | author= | url=https://www.nikkei.com/article/DGXDZO08694490V00C10A6M10402/ | title=総理 菅直人氏の横顔 | publisher=日本経済新聞 | date=2010-9-18 | accessdate=2024-5-14 }}</ref>{{efn|当時の模様は、市川を支援した[[有吉佐和子]]の著書『[[複合汚染]]』に紹介されている<ref>{{cite web |author=長岡義博 | url=https://www.newsweekjapan.jp/newsroom/2010/06/post-100_1.php | title=菅直人は「主役」になれるのか | publisher=ニューズウィーク日本版 | date=2010-6-4 | accessdate=2024-5-14 }}</ref>。}}。[[1976年]]の[[第34回衆議院議員総選挙]]に無所属で出馬したが落選。後に[[江田三郎]]に誘われ[[社会市民連合]]へ参加。1980年の[[衆参同日選挙]]において、菅は旧東京7区から[[社会民主連合]]（社民連）公認で立候補し初当選した。同年の参議院全国区で無所属現職の市川を支援せず社民連公認の[[秦豊]]を支援した。

* [[田上等]]
: 1974年の参院選で市川の選挙スタッフを務め、後に社民連国会議員候補となった。

* [[河西信美]]
: 市川の元公設[[秘書]]の1人だったが、その後社会党狛江市議を4期務め、[[2001年]]に民主党都議会議員となり、自民党、公明党、民主党、生活者ネット、[[連合]]東京の推薦を得て、[[2004年]]の狛江市長選挙（同年[[6月20日]]投開票）に出馬したが、[[日本共産党]]推薦の現職[[矢野ゆたか]]に敗れた。

* [[紀平悌子]]
: 市川の秘書を経て、1974年の参院選に[[東京都選挙区]]から「理想選挙推進市民の会」の推薦を得て立候補するも落選<ref name="fujin-tenbo197706"/>。1989年の参院選に[[熊本県選挙区]]から立候補して初当選した。

== 著書 ==
=== 単著 ===
*{{Cite book|和書
|title= 戦時婦人読本
|publisher= 昭和書房
|year= 1943
|ncid= BN05932827
}}
*{{Cite book|和書|editor =婦人問題研究所
|title= 婦人界の動向
|publisher= 文松堂出版
|year= 1944
|ncid= BN05948463
}}
**改題 {{Cite book|和書|editor =婦選会館出版部
|title= 戦後婦人界の動向 : 婦人の民主化を中心として
|publisher= 婦選会館出版部
|year= 1969
|ncid= BN00397533
}}<ref>共著・改版 {{Cite book|和書|author =児玉勝子
|title= 婦人界の動向 : 婦人年報第1輯
|publisher= 日本図書センター
|year= 1983
|series= 近代婦人問題名著選集 社会問題編
|volume= 12
|ncid= BN04478739
}}</ref><ref>共著・再版 {{Cite book|和書|author1 =児玉勝子|author2 =五味百合子
|title= 婦人界の動向 : 婦人年報第1輯
|publisher= 日本図書センター
|year= 2002
|series= 近代婦人問題名著選集 社会問題編
|volume= 12
|ncid= BA59776982
}}</ref>
*{{Cite book|和書|editor =大日本教育會
|title= 婦人公民教育問題
|publisher= 印刷局
|year= 1946
|series= 公民教養叢書
|number= 4
|ncid= BA32697998
}}
*{{Cite book|和書
|title= 新しき政治と婦人の課題
|publisher= 印刷局
|year= 1946
|series= 公民叢書 / 社會教育聯合會編纂
|number= 1
|ncid= BA6468255X
}}
*{{Cite book|和書
|title= 婦選運動回顧
|publisher= 婦人問題研究所
|year= 1955
|series= 婦人問題研究所パンフレット
|number= 第1集
|ncid= BA63983029
}}
*{{Cite book|和書
|title= 全日本婦人議員大会議事録 : 婦人参政十周年記念
|publisher= 婦人参政十周年記念行事実行委員会残務整理委員会
|year= 1956
|ncid= BA66087193
}}
*{{Cite book|和書
|title= 婦人参政十周年記念行事実行委員会記録 : 附婦人参政関係資料
|publisher= 婦人参政十周年記念行事実行委員会残務整理委員会
|year= 1959
|ncid= BA91171768
}}
*{{Cite book|和書|editor =理想選挙普及会
|title= 37・7・1の参議院議員選挙の費用と37年の政党等の政治資金と会社の政治献金 : 市川房枝調査
|publisher= 理想選挙普及会
|year= 1965
|ncid= BB22486213
}}
*{{Cite book|和書
|title= 私の婦人運動
|publisher= 秋元書房
|year= 1972
|ncid= BN00604332
}}
*{{Cite book|和書
|title= 私の政治小論
|publisher= 秋元書房
|year= 1972
|ncid= BN01208330
}}
*{{Cite book|和書
|title= 市川房枝自伝 戦前編(明治26年5月-昭和20年8月)
|publisher= 新宿書房
|year= 1974
|ncid= BN01741011
}}再版1995年10月 
*{{Cite book|和書
|title= 私の言いたいこと : 政治とくらしを考える
|publisher= ポプラ社
|year= 1976
|series= ポプラ・ブックス
|number= 52
|ncid= BN05865402
}}
*{{Cite book|和書
|title= 政治
|publisher= ドメス出版
|year= 1977
|series= 日本婦人問題資料集成
|volume= 2
|ncid= BN00620827
}}
*{{Cite book|和書
|title= 人権
|publisher= ドメス出版
|year= 1978
|series= 日本婦人問題資料集成
|volume= 1
|ncid= BN00873505
}}
*{{Cite book|和書
|title= だいこんの花
|publisher= 新宿書房
|year= 1979
|series= 市川房枝随想集
|number= 1
|ncid= BN02226575
}}
*{{Cite book|和書
|title= ストップ・ザ・汚職議員! : 市民運動の記録
|publisher= 新宿書房
|year= 1980
|ncid= BN04806725

|ref={{sfnref|市川|1980}}
}}
*{{Cite book|和書
|title= 野中の一本杉
|publisher= 新宿書房
|year= 1981
|series= 市川房枝随想集
|number= 2
|ncid= BN02226611
}}
*{{Cite book|和書
|title= 市川房枝の国会全発言集 : 参議院会議録より採録
|publisher= 市川房枝記念会出版部
|year= 1992
|ncid= BN08130479
}}
*{{Cite book|和書
|title= 私の國会報告
|publisher= 市川房枝記念会出版部
|year= 1992
|edition= 復刻
|ncid= BN08129946
}} パンフレット「私の國会報告」 (昭和28年&ndash;昭和56年刊) の復刻版
*{{Cite book|和書
|title= 婦選 : 婦選獲得同盟機関誌
|others= [[松尾尊兊]]; 兒玉勝子（解説）
|publisher= 不二出版
|year= 1992
|edition= 復刻版
|ncid= BN09295714
}}{{efn|原本の誌名『女性展望』、同出版者は婦選獲得同盟。第14巻からの標題は「婦選 : 婦選獲得同盟機関誌 : 原本誌名『女性展望』」。第1巻の付録は「婦選獲得同盟会報」第1号～第21号・ほか1 (大正14年4月～昭和9年12月・昭和15年8月)。}}
*『市川房枝　私の履歴書ほか』「人間の記録」[[日本図書センター]]、1999年2月。新装復刊 	
**{{Cite book|和書 |author=全6名での共著 |title=[[私の履歴書]] 第13集 |publisher= [[日本経済新聞社]] |date= 1961年7月 }}元版
*{{Cite book|和書
|title= '''市川房枝集'''
|publisher= 日本図書センター
|year= 1994
|ncid= BN11714161
}}

=== 共著 ===
*{{Cite book|和書
|author1= 鈴木安蔵 |author2 = 家永三郎 |author3 = 暉峻衆三 |author4 = 飯田清悦郎 |author5 = 樋口恵子 |author6 = 冠地俊生 |author7 = 内山正熊 |author8 = 松浦総三 |author9 = 袖井林二郎 |author10 = 竹前栄治
|title= 占領と再生
|publisher= 汐文社
|year= 1976
|series= 昭和の戦後史
|volume= 1
|ncid= BN01703690
}}
*{{Cite book|和書
|author1= 児玉勝子
|title= 婦人参政権運動小史
|publisher= ドメス出版
|year= 1981
|ncid= BN00472989
}}
*{{Cite book|和書|author=HKW（制作・著作） |title=市川房枝と婦人参政権のあゆみ |series=Women pioneers 女性先駆者たち 3 |date=2011 |publisher=大阪府男女共同参画推進財団 |isbn= |NCID=BB06375754}}
**DVD。出演 - 市川房枝、[[縫田曄子]]、制作協力 - 林葉子、インタビュー収録 - 1975年

== 脚注 ==
=== 注釈 ===
{{Notelist}}
=== 出典 ===
{{Reflist|2}}

== 参考文献 ==
;書籍
*市川房枝『私の婦人運動』秋元書房、1972年。
* {{Cite book|和書 |author=市川房枝 |title=市川房枝自伝 戦前編 |publisher=新宿書房 |date=1974年9月1日 |ref= {{SfnRef|『市川房枝自伝 戦前編』}} }}
*{{Cite book|和書 |author=市川房枝ほか |title=私の履歴書 第13集 |publisher= 日本経済新聞社 |date= 1961年7月20日|ref={{SfnRef|『私の履歴書 第13集』|1961}} }}
*{{Cite book|和書 |author=市川房枝 |title=市川房枝集 別巻 |publisher= 日本図書センター |date= 1994年11月25日|ref={{SfnRef|『市川房枝集 別巻』}} |isbn=978-4820571964 }}
* {{Cite book|和書 |author=児玉勝子 |title=覚書・戦後の市川房枝 |publisher=新宿書房 |date=1985年6月20日 |ref={{SfnRef|『覚書・戦後の市川房枝』}} |isbn=978-4880080437 }}
*{{Cite book|和書|ncid=BB12898305|
 editor1 = 市川房枝研究会 |editor2= 市川房枝記念会女性と政治センター|
 title = 平和なくして平等なく平等なくして平和なし : 写真集市川房枝|
 publisher = ドメス出版|
 year = 2013|
}}
*{{Cite book|和書|
 title = 市川房枝の言説と活動 : 年表でたどる婦人参政権運動 : 1893-1936|
 editor1 = 市川房枝研究会|
 publisher = 市川房枝記念会女性と政治センター出版部|
 year = 2013|
 isbn = 9784901045155|
 ref = {{全国書誌番号|22266423}}
}}
* 折井美耶子・女性の歴史研究会 編著『新婦人協会の研究』ドメス出版 [[2006年]]
* {{Cite book|和書|ncid=|author=児玉勝子|chapter=|title=信濃路の出会い：婦選運動覚え書|publisher=ドメス出版|year=1985|ref={{sfnref|児玉勝子|1985}} }}
* {{Cite book|和書 |author=[[伊藤康子]] |title=市川房枝―女性の一票で政治を変える |publisher=ドメス出版 |date=2019年9月2日 |ref= {{SfnRef|伊藤康子|2019}} |isbn=978-4810708462 }}
* {{Cite book|和書 |author=[[野村浩子]] |title=市川房枝、そこから続く「長い列」―参政権からジェンダー平等まで |publisher=[[亜紀書房]] |date=2023年4月12日 |ref={{sfnref|野村浩子|2023}} |isbn=978-4750517896 }}
*{{Cite book|和書|ncid=BB18043401| editor= 筑摩書房編集部| title = 市川房枝 : 女性解放運動から社会変革へ : 政治家・市民運動家「日本」| publisher = [[筑摩書房]]| year = 2015| series= ちくま評伝シリーズ「ポルトレ」|ref={{sfnref|ポルトレ|2015}}}}
* {{Cite book|和書|author=橋爪大三郎|authorlink=橋爪大三郎|title=政治の教室|series=|publisher= [[講談社学術文庫]]|year= 2012|number=|ncid=BB09371523 |isbn= 9784062921169|ref={{sfnref|橋爪大三郎}}}}
* {{Cite book|和書|author=林茂|authorlink=林茂|title=太平洋戦争 日本の歴史25 |publisher=中公文庫|year=1974|ref={{sfnref|林茂|1974}}}}
*{{Cite book|和書|ncid=BN00860911|
 editor = 歴史評論編集部|
 title = 近代日本女性史への証言 : 山川菊栄・市川房枝・丸岡秀子・帯刀貞代|
 publisher = ドメス出版|
 year = 1979|
}}
*{{Cite book|和書|ncid=BN05857641|
 author = 原ひろ子|
 title = 母たちの世代|
 publisher = 駸々堂出版|
 year = 1981|
}}
*{{Cite book|和書 |editor = 「市川房枝というひと」刊行会 | title = 市川房枝というひと 100人の回想 | publisher = 新宿書房| date= 1982年9月15日 |ref={{sfnref|『市川房枝というひと 100人の回想』}}} |isbn=4-88008-018-7 }}
*{{Cite book|和書|ncid=|
 title = 道けわしくても心きよらかに : 婦人の地位向上につくした市川房枝|
 author = 岩崎京子 |
 others = こさかしげる (絵)|
 series = ノンフィクション・シリーズかがやく心|
 publisher = 佼成出版社|
 year = 1986|
 isbn = 4333012147|
 ref = {{全国書誌番号|86025133}}
}}
*{{Cite book|和書|ncid=BN0359444X|
 author = 鈴木裕子|
 title = 母と女 : 平塚らいてう・市川房枝を軸に|
 publisher = 未来社|
 year = 1989|
 series = 女性史を拓く : 国立市公民館女性問題講座「歴史」 / 鈴木裕子著|
 number = 1|
}}
*{{Cite book|和書|ncid=BN06860131|
 author = 山本藤枝|
 title = 虹を架けた女たち : 平塚らいてうと市川房枝|
 publisher = 集英社|
 year = 1991|
}}
*{{Cite book|和書|ncid=BN07825941|
 author = 市川ミサオ|editor =市川房枝記念会|
 title = 市川房枝おもいで話|
 publisher = 日本放送出版協会|
 year = 1992|
}}
*{{Cite book|和書|ncid=BN13566258|
 author= 武田清子|authorlink=武田清子|
 title = 戦後デモクラシーの源流|
 publisher = 岩波書店|
 year = 1995|
}}
*{{Cite book|和書|ncid=BA50686009| author= [[増田弘]]| title = 政治家追放 | publisher = 中央公論新社| year = 2001 | ref = {{sfnref|増田弘|2001}} | series = 中公叢書 }}
*{{Cite book|和書|ncid=BA56300603|
 author = 菅原和子|
 title = 市川房枝と婦人参政権獲得運動 : 模索と葛藤の政治史|
 publisher = 世織書房|
 year = 2002|
}}
*{{Cite book|和書|ncid=BA6854600X|
 author1 = 楠瀬佳子|author2 =三木草子|
 title = 「わたし」を生きる女たち : 伝記で読むその生涯|
 publisher = 世界思想社|
 year = 2004|
 series = Sekaishiso seminar|
 number = |
}}
*{{Cite book|和書|ncid=BA83182328|
 editor = 板橋区立郷土資料館|author =守屋幸一|
 title = 時代を拓いた男と女 : 考古学者・和島誠一と高群逸枝・平塚らいてう・市川房枝|
 publisher = 板橋区立郷土資料館|
 year = 2007|
}}
*{{Cite book|和書|ncid=BB1510167X|
 author = 進藤久美子|
 title = 市川房枝と「大東亜戦争」 : フェミニストは戦争をどう生きたか|
 publisher = 法政大学出版局|
 year = 2014|
}}
*{{Cite book|和書|ncid=BB26663467|
 author = 進藤久美子|
 title = 市川房枝 : 闘うフェミニスト政治家|
 publisher = 岩波書店|
 year = 2018|
}}
*{{Cite book|和書|ncid=BB21047670|
 author1 = 三浦まり|author2 =国広陽子|author3 =大山七穂|author4 =竹安栄子|author5 =目黒依子|author6 =橋本ヒロ子|
 title = 日本の女性議員 : どうすれば増えるのか|
 publisher = 朝日新聞出版|
 year = 2016|
 series = 朝日選書|
 number = |
}}
* {{Cite book|和書 |editor=金子幸子、[[黒田弘子]]、[[菅野則子]]、[[義江明子]] |title=日本女性史大辞典 |publisher=[[吉川弘文館]] |date=2008年1月10日 |ref= {{SfnRef|『日本女性史大辞典』}} |isbn=978-4642014403 }}
* {{Cite book|和書 |author= |title=日本婦人有権者同盟年表 参政権と歩んだ40年 1945年～1985年 |publisher=日本婦人有権者同盟 |date=1985年11月3日 |ref= {{SfnRef|『日本婦人有権者同盟年表 参政権と歩んだ40年』|1985}} }}
* [[村井良太]]『市川房枝　後退を阻止して前進』[[ミネルヴァ書房]]・[[ミネルヴァ日本評伝選]]、2021年。

;論文・寄稿文
* {{Cite journal|和書|author=進藤久美子 |title=準戦時体制下の市川房枝--日本型ジェンダー・ポリティックスの創生 |url=http://id.nii.ac.jp/1093/00000445/ |journal=現代史研究 |publisher=東洋英和女学院大学現代史研究所 |year=2011 |month=mar |issue=7|pages=41-99 |naid=120005556884|accessdate=2020-08-24|ref={{sfnref|進藤久美子|2011}}}}
* {{Cite journal|和書|author=進藤久美子 |title=準戦時体制下の市川房枝 : 日本型ジェンダー・ポリティックスの創生 |url=http://id.nii.ac.jp/1093/00000440/ |journal=現代史研究 |publisher=東洋英和女学院大学現代史研究所 |year=2012 |month=mar |issue=8 |pages=1-45 |naid=120005556879|accessdate=2020-08-24|ref={{sfnref|進藤久美子|2012}}}}
* {{cite journal|和書|author=松本郁子|title=村岡花子&mdash;没後50年記念特集(1) 村岡花子の社会活動 : 東京婦人会館をめぐって|journal=史料室だより|number=90|date=2018-05-10|publisher=東洋英和女学院史料室委員会|ref={{sfnref|松本郁子|2018}}}}

;映像・音声
*『八十七歳の青春 －市川房枝生涯を語る－』1981年、桜映画社、監督・脚本：村山英治。ナレーション：[[米倉斉加年]]。
*{{cite video|和書|people=市川房枝, 児玉勝子 (婦選会館理事), 山口美代子 (国立国会図書館参考書誌部主査)|date=1978年3月/5月|title=参議院議員、婦人参政権獲得運動・女性と政治等|format=CD-R; 6時間|series=政治談話録音|url=https://ndlsearch.ndl.go.jp/rnavi/kensei/seijidannwarokuonn |accessdate=2019-01-19}}

== 関連項目 ==
* [[女性参政権]]
* [[平塚らいてう]]
* [[緑風会]]
* [[新婦人協会]]
* [[婦選獲得同盟]]
* [[日本婦人有権者同盟]]
* [[見よ、飛行機の高く飛べるを]]

== 外部リンク ==
{{Commonscat|Fusae Ichikawa}}
* [https://www.ichikawa-fusae.or.jp/ 公益財団法人市川房枝記念会女性と政治センター]
* [https://ndlsearch.ndl.go.jp/rnavi/kensei/seijidannwarokuonn#Seijidanwa_Ichikawa 国立国会図書館 憲政資料室 市川房枝政治談話録音]
* [{{NDLDC|966272/42}} 市川房枝『歴史写真. 大正10年3月號』]（国立国会図書館デジタルコレクション）
* [https://www.ndl.go.jp/jikihitsu/part2/s3_1.html#n066 第3章 議会政治家 | あの人の直筆] - [[国立国会図書館]]
* {{NHK人物録|D0009072166_00000}}
* [https://ameblo.jp/shomuken/entry-12443747383.html 参院選選挙公報全国区・市川房枝（無所属・１９８０年）]

{{S-start}}
{{s-hon}}
{{succession box
| title = 最年長参議院議員
| before = [[青木一男]]
| after = [[町村金五]]
| years = 1977年7月 - 1981年2月
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{{東京都選挙区選出参議院議員(1947-)}}
{{旧全国区選出参議院議員}}
{{最年長参議院議員}}
{{Normdaten}}
{{DEFAULTSORT:いちかわ ふさえ}}
[[Category:市川房枝|*]]
[[Category:20世紀日本の政治家]]
[[Category:20世紀日本の活動家]]
[[Category:20世紀日本の女性著作家]]
[[Category:日本の女性政治家]]
[[Category:日本の女性活動家]]
[[Category:日本のフェミニスト]]
[[Category:日本のフェミニスト・ライター]]
[[Category:戦前日本の女性]]
[[Category:東京都選出の参議院議員]]
[[Category:全国区選出の参議院議員]]
[[Category:昭和時代の参議院議員]]
[[Category:女性参議院議員]]
[[Category:在職中に死去した参議院議員]]
[[Category:第二院クラブの国会議員]]
[[Category:日本の女性参政権活動家]]
[[Category:日本の思想家]]
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[[Category:菅直人]]
[[Category:公職追放者]]
[[Category:名古屋新聞社の人物]]
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[[Category:愛知教育大学出身の人物]]
[[Category:愛知県出身の人物]]
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[[Category:1981年没]]