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清瀬駅

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清瀬駅
南口(2008年7月)
きよせ
Kiyose
東久留米 (1.8 km)
(2.2 km) 秋津
所在地 東京都清瀬市元町
所属事業者 西武鉄道
所属路線 池袋線
キロ程 19.6 km(池袋起点)
駅構造 橋上駅
ホーム 2面4線
乗降人員
-統計年度-
70,518人/日
-2009年-
開業年月日 1924年大正13年)6月11日
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北口

清瀬駅(きよせえき)は、東京都清瀬市元町にある、西武鉄道池袋線である。

駅構造

2面4線の島式ホームを持つ地上駅で、1・3番線が本線、2・4番線が待避線である。当駅始発は2番線、当駅止まりは4番線を使用する場合が多い。当駅折返しの有楽町線副都心線直通電車があるため、秋津方に上下線に挟まれる形で留置線がある。東久留米方から2番線に入線し、そのまま折り返す事も可能[1]なため、この様な場合は、車掌が清瀬以遠へ向かう旅客向けに(同一ホームでの乗換となる)東久留米駅での乗換を推奨する放送を行う。

橋上駅舎を有しており、南北に出口を設けている。駅舎と外部にはエレベーター、駅舎とホームの間にはエレベーターとエスカレータが設置されている。北口はペデストリアンデッキを介し西友清瀬店の2階へとつながっている。

トイレは2階改札口内にある。多機能トイレもある。ただし多機能トイレが狭いため、ベビーシートは男女各トイレの手洗い場付近にある。

のりば

1 池袋線 練馬池袋有楽町線 新木場副都心線 渋谷方面
2 池袋線 練馬・池袋・有楽町線 新木場・副都心線 渋谷方面(待避線)
3 池袋線 所沢小手指飯能入間市西武秩父秩父鉄道線 三峰口長瀞方面
4 池袋線 所沢・小手指・飯能・入間市・西武秩父・秩父鉄道線 三峰口・長瀞方面(待避線)
  • 有楽町線・副都心線からの各駅停車はほとんどが当駅折返しとなる。その一方、当駅で折り返す池袋発着の各駅停車は平日早朝・深夜の数本だけになっている。
  • 2番ホームは特急などの通過待ちにも使用される。また、所沢寄りに出発信号機と入換信号機があり、すぐ先にある下り本線へのポイントを渡って池袋方向から飯能方向へ折り返すことができる。[2]
  • 夜間は4番線に10両編成の6000系電車が、2番線及び秋津方留置線には8両編成の2000系20000系30000系電車が留置され、翌朝の地下鉄直通及び西武線池袋駅行の始発列車として運用される[3]。なお4番線は、不定期に保線の整備などを行うことがあるため、終着後は駅に留置されず小手指車両基地へ回送し、翌日の早朝に小手指車両基地から回送する。この場合、池袋方向から飯能方向へ折り返せる駅が限られている為、池袋まで一旦回送して再び同駅へ戻ってくる措置がとられる。土曜・休日ダイヤの場合は、2010年3月6日以降清瀬から所沢へ回送し、所沢7:57発の各停新木場行となる[4]

利用状況

2009年度の1日平均乗降人員は70,518人であり[5]、西武鉄道全92駅中11位。

当駅始終着が多いものの、2006年度統計をピークに減少し始めている。それでも、西武鉄道の乗り換え駅を除く駅としては大泉学園駅田無駅に次いで3番目に多い[6]。当駅は清瀬市だけでなく、東京都東久留米市東村山市埼玉県新座市所沢市の一部を含めた広い駅勢圏を持っている。

2008年度統計は、副都心線開業により当駅まで発着する列車が増えたものの、乗降人員の大幅な増加となった小竹向原駅に抜かれ、前年度統計よりもトップ10圏内から外れている。 通勤急行停車駅の東久留米駅、快速急行・急行・通勤急行停車駅の石神井公園駅、快速急行・急行停車駅のひばりヶ丘駅より利用者が多い。

近年の1日平均乗降人員、乗車人員の推移は下記の通り。

年度 1日平均
乗降人員
1日平均
乗車人員
1990年 37,019[7]
1991年 37,552[8]
1992年 37,290[9]
1993年 36,660[10]
1994年 36,219[11]
1995年 36,030[12]
1996年 35,926[13]
1997年 35,567[14]
1998年 35,258[15]
1999年 34,954[16]
2000年 34,507[17]
2001年 34,581[18]
2002年 34,216[19]
2003年 34,415[20]
2004年 70,054[21] 35,041[22]
2005年 70,658[23] 35,351[24]
2006年 71,504[23] 35,751[25]
2007年 71,501[23] 35,779[26]
2008年 71,222[23] 35,652[27]
2009年 70,518[23]

駅周辺

概要

駅南側は、各病院や日本看護協会研修センター、国立看護大学校日本社会事業大学への玄関口となっている。

南口にある昔ながらの商店街は活気を見せ栄えている。しかし、南口駅前再開発事業は遅々として進んでいない。このため、特にマイカーの違法駐停車が歩行者や路線バスをはじめタクシー・障害者利用者の乗降や走行の著しい障害となっている。計画では、東京都道248号府中小平線(通称:新小金井街道)延長線~埼玉県道・東京都道40号さいたま東村山線(通称:志木街道)への道路整備事業に併せて、南口駅前再開発が行われる予定である。整備中の道路は、西武池袋線下をアンダーパスでくぐる工事が行われていたが、2009年5月30日に完成し一般開放された。

道路や駅周辺の整備不足が原因によるバスなどの交通機関の本数不足などによって、清瀬市・新座市側から駅前への輸送能力が決してよいとはいえない状態である。南北のバスターミナルは、共に一般車両が駅前を通過する場合もバスターミナル内を通過する構造になっているため、送迎自家用車がバス・タクシー・一般車等の障害になったり追突の危険性も大きい状態となっている。南北の出口ともに駅前の横断歩道に信号機がほとんど無いため、歩行者は常に接触事故の危険性にさらされている。

北口・南口共に埼玉県新座市との都県境に近く、駅前を出ると農地が広がり土地区画整理事業・開発が遅れていたが、1995年頃からは住宅地化が急速に進んでいる。

北口のペデストリアンデッキを渡ると、西友清瀬店[28]2階につながる。旧清瀬店は駅北口から東京都道15号府中清瀬線(通称:小金井街道)へ向かう途中にあり、現在シダックス清瀬駅前クラブがある場所にて営業していた。

南口と北口を結ぶ橋上通路は夜間も通行が可能である。南口・北口ともにエレベーターは1台ずつあるが、エスカレータはない(駅ホームの上り・下りエスカレータはある)。

南口にはかつて清瀬サティがあったが、2002年1月10日に閉店し、しばらくそのまま残っていたが後に解体され、跡地には大型マンションが建設された。

改札内の売店は、改装工事を経て2008年7月28日からTOMONYとして営業を開始した。出入口は改札内から改札外に移動した。また、売店の隣にあった西武DPEは改装工事時に閉店した。

踏切

秋津方の踏切を通過するのは、当駅に停車し発車する列車、駅を通過する列車、一旦秋津方の留置線回送され上りホームへ始発列車として営業する列車、場合によっては保谷などへ回送される列車などである。留置線への列車の出入りによって、「開かずの踏切」と化してしまうおそれがある。このためか、2005年3月17日のダイヤ改正から秋津方の留置線を使用することは少なくなり、東久留米方から2番線に直接入線して、そのまま折り返すことが多くなった。

この踏切の南側では小金井街道・東京都道226号東村山清瀬線を含めた5方向の道路が、また北側では小金井街道を含めた2方向の道路が交差している。人も車も通行量は常に多く、加えて複雑な道路標識が各方面設置されているため、混乱し易い。また、道路用信号機は設けられていない。

エキナカ

南口

北口

三菱東京UFJ銀行、みずほ銀行、ゆうちょ銀行

バス路線

特記以外は西武バスの担当

北口(清瀬駅北口停留所)

  • 2番のりば
    • 清61:グリーンタウン清戸・新座駅経由志木駅南口 
    • 清61-1:グリーンタウン清戸経由新座営業所 
    • 清61-2:グリーンタウン清戸経由中清戸東 
    • 清瀬市コミュニティバス「きよバス」清瀬駅南口 行
    • 信愛病院行無料送迎バス<西武総合企画>

駅北口には西武バス清瀬営業所があった。駅北口再開発事業により1992年12月24日に新座営業所として移転した。清瀬営業所跡地には、りそな銀行とその裏側(東方)に、旧営業所跡地を利用した路線バス折り返し場が設けられている。ただし北口のバスターミナルは3台分のバス専用駐車スペース付ロータリーになっており、多くのバスが折り返し場を利用せずロータリーで転回する。

どの路線も輸送能力が不足気味だが、特に2番のりば発着のグリーンタウン清戸経由路線は他の路線の半分程度の本数しかないため、平日の夕方はのりば前からペデストリアンデッキに向かって行列ができ、駅利用客の通行障害になっている。

南口(清瀬駅南口停留所)

  • 1番のりば
    • 武13:前沢宿経由武蔵小金井駅 
    • 清11:前沢宿経由滝山団地 
    • 清瀬市コミュニティバス「きよバス」清瀬駅北口 行
清02・03系統の枝番「-1」付の系統は、清瀬駅南口発の全日朝7時台後半〜19時台に発車し、東京病院の正面玄関前の停留所を経由する。

駅南口は狭く、バスは駅に到着し降車扱いをすると、一旦奥にある西武バス専用折り返し場に入り、ここで向きを変えてバス乗り場に入る。つまり、当駅では駅の南北両側にバスの折り返し場がある。(ただし、北口はロータリーで折り返し可能)。しかし、南口折り返し場へは道幅が狭く、駐車禁止区間であるのを知っていて駐車する一般車が後を立たない。

深夜急行バス

西武バス練馬営業所担当(降車専用)

(平日の深夜のみ運行)
  • 池袋駅東口25:30発清瀬駅入口
(月曜 〜 木曜の深夜は清瀬止まり。金曜・祝前日深夜は小手指駅まで延長)
降車バス停は駅南側・小金井街道上にある、かつての清瀬駅北口発着路線が使用していた「松山二丁目」停留所。

歴史

隣の駅

西武鉄道
池袋線
特急「むさし」・「ちちぶ」・快速急行・急行・通勤急行(上り方面のみ)
通過
快速・通勤準急・準急・各停
東久留米駅 - 清瀬駅 - 秋津駅

関連項目

脚注

  1. ^ 野球臨時ダイヤでは、2番線に入線しその先にある渡り線を経由して所沢方へ行くこともある
  2. ^ 2009年の国際バラとガーデニングショウ開催期間中の臨時ダイヤでは、実際にこのポイントを用いて当駅と西武球場前間の折り返し運転を実施。しかし、2010年は3月改正時に定期列車で池袋~西武球場前発着の準急が設定されたのと入れ替わりで廃止された。なお、野球臨時ダイヤでは西武球場前始発の当駅止まりが運転され、そのうち一部は野球の終了時間帯に合わせて運転されるパターン輸送ダイヤの対象となっている。
  3. ^ 2番線留置列車は翌朝保谷へ回送し、保谷始発の池袋行となる。
  4. ^ 夜間留置の無い場合は、この回送を小手指→所沢の不定期回送と差し替えた上で運休となる。
  5. ^ 西武鉄道「駅別乗降人員」 (PDF)
  6. ^ http://www.seibu-group.co.jp/railways/company/youran/__icsFiles/afieldfile/2009/11/11/youran_05_04.pdf[リンク切れ]
  7. ^ 東京都統計年鑑(平成2年)224ページ
  8. ^ 東京都統計年鑑(平成3年)230ページ
  9. ^ 東京都統計年鑑(平成4年)
  10. ^ 東京都統計年鑑(平成5年)
  11. ^ 東京都統計年鑑(平成6年)
  12. ^ 東京都統計年鑑(平成7年)
  13. ^ 東京都統計年鑑(平成8年)
  14. ^ 東京都統計年鑑(平成9年)
  15. ^ 東京都統計年鑑(平成10年) (PDF)
  16. ^ 東京都統計年鑑(平成11年) (PDF)
  17. ^ 東京都統計年鑑(平成12年)
  18. ^ 東京都統計年鑑(平成13年)
  19. ^ 東京都統計年鑑(平成14年)
  20. ^ 東京都統計年鑑(平成15年)
  21. ^ [1] (PDF)
  22. ^ 東京都統計年鑑(平成16年)
  23. ^ a b c d e [2] (PDF)
  24. ^ 東京都統計年鑑(平成17年)
  25. ^ 東京都統計年鑑(平成18年)
  26. ^ 東京都統計年鑑(平成19年)
  27. ^ 東京都統計年鑑(平成20年)
  28. ^ 1995年に旧清瀬店から現在地に移転し、開店した当初は「新清瀬店」の店名であったが、2002年に清瀬店へ名称変更

外部リンク