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馬なり1ハロン劇場

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馬なり1ハロン劇場』(うまなりいちハロンシアター)は、よしだみほによる日本漫画作品。当初は『それいけ岡部クン!!』という題名だったが、翌1990年に現在のタイトルに改名した。

『週刊競馬報知』(後の『ファンファーレ』)1989年12月10日号で連載開始。1998年8月に『ファンファーレ』が休刊になったことに加え作者の自宅が火災に遭ったため約半年間連載休止を余儀なくされるが、翌1999年4月より『漫画アクション』に移籍して連載を再開。さらに2003年9月に『アクション』が休刊になるとインターネット(双葉社Webマガジン)での連載に変わり、連載開始20周年を迎えた2009年現在も連載を継続している。

概要

通常1話4ページで構成される。現実の競馬で起きた出来事をモデルにして作られており基本的にはお笑い系のストーリーが多いが、シリアスな話や読者の涙を誘うような話もある。基本的に主役は馬で、稀に騎手が主役になるときもある(なお、作中では騎手・調教師など競馬に関わる人間の名前も主にカタカナ表記)。作中に登場する馬は擬人化されており、人間の言葉を話し意思の疎通もできる。また、レースの場面ではしばしば乗っている騎手が省略されて描かれる(馬が2本足で走っていることもある)。種牡馬や繁殖牝馬はだいたい服を着ている。既に亡くなった馬や人が登場することも多々あり、その際には頭上に天使の輪(後光)をつけて登場する(雲に乗って現れることもある)。

この漫画では馬の牡牝の区別は睫毛の有無でされている(睫毛のある方が牝馬)。逆に言えばそれ以外は大きな違いがなく、この点を作者自ら作中でシーキングザパールでネタにしたことがある。このほかプレクラスニーを「スクリーントーン貼り忘れ」とネタにしたりフジキセキが3歳クラシック戦線を目前にして故障で早々に引退した時に「わざわざ彼の毛色(青鹿毛)のためだけにトーンを買ったのに」と作者自身が作中で嘆いたりするなど、スクリーントーンを使ったネタも時々見られる。これらの様な、漫画であることを利用したメタフィクション的な小ネタも必要に応じて駆使される。

単行本は従来年1 - 2冊ペースで不定期に刊行されてきたが2007年より刊行体制を改めて年2回(春・秋)の定期刊となり、巻数の表記も従来の「第24巻」といった通巻表記から「2007年春」というように刊行時期による表記に改められた。通常版以外に2004年には「オグリキャップ編」「ダービー編」「オークス編」「ブロコレ倶楽部編」という4種類の特別編集版が、2009年には連載20周年を記念した「総集編 甦れ!名馬たち」が刊行されている(特別編集版には一部通常版に未収録の作品も掲載されている)。2009年6月現在単行本は合計34巻(通常版29巻+特別編集版5巻)刊行されている。

1994年から1998年にかけてゲーム化もされた(PC-9800シリーズ版2作、Windows版3作、セガサターン版1作)。

主な登場馬、騎手

登場回数が多く、ある程度性格が決まっている馬や騎手などの主な例を以下に示す。上記の理由により、ストーリーによってはその限りではない。また、シンザンには「先生」、シンボリルドルフには「様」、ノーザンテーストには「御大」の尊称がつけられることが多い(オグリキャップやサンデーサイレンスは自分で自分に「様」をつけるが、他の馬がそう呼ぶことはない)。 登場する馬の性格は、様々な情報(スポーツ新聞の記事など)や馬名を元に作者が決めている。なお以前に登場した事のある馬が別の性格に変わっている事があるが作者曰く「マンガに登場する馬は役者であり、その回その回で異なる役を演じてもらっている」との事である。

主な登場馬

サンデーサイレンス
いわゆる「俺様」キャラで、一人称に「様」をつける。怒筋がトレードマーク。負けた産駒には「噛み付き」でお仕置きをする(ただし牡馬のみ)。一度怒筋を全く出さず、成績不振を謝罪に来たサイレンススズカに温和に接したことがあったが、これに油断したスズカの言動もあって最後には怒筋が一気に大量に噴出してしまった。
またプライドが高いため、生前は他馬や自身の産駒以外の馬に対して見下した態度をとることも多く、特に性格も立場も正反対であったオグリキャップとは犬猿の仲であった。近年は若干性格が和らいだのか、ローエングリンにお酌して酒を交わすなど、産駒以外の馬とも普通に接することもある(ただし怒筋は相変わらず)。
種牡馬として大人気だった反面、日本の種牡馬も繁殖牝馬もサンデーサイレンス産駒があふれて次世代が交配できない危機を迎えた。そのときキングマンボ産駒のエルコンドルパサーが大量のサンデーサイレンス産駒の繁殖牝馬と交配してくれたという恩義があるため、彼には頭が上がらない。
死後もレギュラーキャラとして登場回数が多く、よく天界から産駒に「噛み付き」にやってくる。また怒りが頂点に達すると自分の天使の輪を噛み砕くこともあった。
オグリキャップ
自分がアイドルである事を自覚している、生粋のアイドルホース。目立つ事が大好きで、登場時はほぼ確実に場面が暗くなり(たとえ屋外でも)、GIのファンファーレ(関東版)と共にスポットライトに照らされて現れる。義理人情に篤く、自分と同じ地方からの転厩馬やクラシックに出られない外国産馬(現在は条件付ながら出走可能)には親身に接する。ただ、上記のように自分の産駒以外の馬には冷たい態度をとっていたサンデーサイレンスとは仲が悪く、よく「サン公」と呼び捨てにしていた。またタケユタカともコンビを組んだ当初は彼の笑っていいとも!内での発言や秋天でユタカ騎乗のスーパークリークに敗北したこと[1]などの理由からあまり良好な関係ではなかったが、その後はクサレ縁的な関係になっていた。
現役当時は休養として「馬の温泉」に長期滞在することが多かった。ここには「日本ダービーでの着順でお風呂に入る順番や洗い場のポジションが決まる」という不文律があったが、ダービー不出場のオグリはそのルールを一切無視していた。
オグリの馬体は、引退後かなり白くなっていたため、実際に当時の姿で登場した時は誰だか判らず、スクリーンヒーローが思わず「ユキチャンにしては老けて...」と失言してしまった。よって作品内では「違和感がある」ということで現在も現役時代同様の容姿で登場している(ヒーローとのカラミでは自分で身体を現役時代の姿にペイントしていた)。
シンザン
喋り方が昔風で横文字が苦手(他馬の名前を間違えることもよくある)。年のせいか呂律が回らずダ行の音がラ行になったり、アがヤになったり、ディーと言えなかったりすることが多い(例:「シンボリルドルフ」→「シンボリさん家のルルフ君」、「ナリタブライアン」→「ナリタブライン君」、「ディープインパクト」→「デープインパクト君」、アントニオバローズ→「アントニオロバーズ君」)。たいていは和服を着ているご老体の姿だが、時には若駒を鍛えるべく現役当時の容姿に変身することも。矯正具が嫌い(シンザン鉄は「蹄鉄の工夫」とのこと)。大体お供に息子のミホシンザンを連れている。
シンボリルドルフ
最初は「皇帝」という雰囲気が漂うキザで無愛想な役柄だったが、作者曰く『料理の鉄人』の影響で、西洋風にお高くとまっていてプライドが高いキャラクターに変わってしまった。妻と認める存在は(自分に釣り合う格を持った)初代三冠牝馬のメジロラモーヌだけで、また血の気が多いシリウスシンボリに限っては弟分として接している。馬であるにも関わらず馬車に乗って現れることが多い。
なお、息子のトウカイテイオーは父と正反対の庶民派である。最近ではシンボリクリスエスがシンボリ牧場ではなく息子と同じ社台スタリオンステーションで種牡馬入りしたことに不満気の様子。
自身の主戦騎手であるオカベ騎手とは特別な絆で結ばれているものの、普段は彼の前では厳しい態度をとっている。これは皇帝としてのプライドが邪魔をして、本心では甘えたくてもつい天邪鬼な態度になってしまうためである。オカベ騎手が絡む企画では必ずと言っていいほど登場しては彼を独占し、他のオカベ騎手のお手馬から猛反発を受けることもあるが、大抵殆どの馬はルドルフの威厳にかなわずに屈してしまう。
最近では2年連続年度代表馬受賞馬を対象とした殿堂「MVHサクセション」を興した。メンバーは自身の他にシンザン、ホウヨウボーイ、シンボリクリスエス、ディープインパクト、ウオッカの6頭[2]
テイエムオペラオー
「ブロコレ倶楽部」会員であり、シンボリルドルフ、ディープインパクト、アドマイヤドン、ウオッカらによる「7冠会」のメンバーでもある。
基本的には真面目で優しい性格。しかし7冠馬で顕彰馬であるにも関わらず、作品内において「イマイチ馬」としてのイメージが定着してしまったため、同じ顕彰馬のディープインパクト等と比べると損な役回りが多い。その上ブロコレメンバーであるナリタトップロードからも「この漫画ではお笑い系」とたしなめられたことがある。
ブロコレ倶楽部には、1999年の東京優駿から有馬記念までの5走が3、3、2、2、3着だったため2000年初めに入会。ところが古馬になってから勝ちまくってしまい、事実上「現役最強馬」となってしまったことから一時はクビを言い渡されるが、後に名誉会員へと格上げになる。その特権として「ゴルコレ倶楽部」を立ち上げた。そういった経緯から、ブロコレに入会したことについて「早まった」と少し後悔していた事もあった。
また、ライバル視されていたメイショウドトウから、2001年の有馬記念後のブロコレの打ち上げで突然「お前のことが好きだったんだー!!」と衝撃告白されたことがあり(ただし、この時ドトウはただ単に酒に酔っていただけである)、それが原因で後日夢にまで見るほどドトウを意識してしまったことがあった。
ディープインパクト
性格としてはトウカイテイオーやタイキシャトル等と同じく、穏やかな優等生キャラ。しかし単行本22巻の巻末で「トレセンで牝馬に全くもてない」というエピソードが披露され、「成績だけは優秀なガリ勉でチビ」キャラになる可能性もあることが示唆された。たまに子供っぽい無邪気な一面を見せることがあり、酒が入るとお喋りになる。
あまりに強すぎるため友達は少ないという設定だが、シックスセンスだけは親友として接している。この点で後述のナリタブライアンと似ている。また同厩ということで、レクレドール(ステイゴールドの妹)とも仲が良い。
最近では「7冠会」および「MVHサクセション」のメンバーとして登場している。また2010年に産駒がデビューしてからは、あと一歩勝利に届かない子供たちの走りにハラハラしながら胃が痛い思いをする父親という役回りも増えた。
ステイゴールド
「ブロコレ倶楽部」会員でありブロコレ中興の祖、現在では実質リーダー格。ブロコレには1999年にホッカイルソーのスカウトによりグラスワンダースペシャルウィークに敗れた宝塚記念後に入会。後に2着も多かった(GIで2着4回など)ためにシルコレ部長となる。しかしその後に2001年香港ヴァーズ優勝など海外重賞2勝をするなどの活躍をしている。
引退した現在でもブロコレの回には真っ先に登場しているが、最近は産駒が優秀なためブロコレそっちのけで応援に行ったり、自分の産駒を自慢するなどかなりの親バカぶりを発揮している。ただ息子のドリームジャーニーに対しては、「ヘボ馬」、「ドラ(バカ)息子」と本心とは裏腹に天邪鬼な態度をとることが多いが、ジャーニーが2009年の有馬記念で優勝した時は録画したレースのビデオを何度も繰り返し観ては大喜びしていた。
テスコガビー
トーク番組「テスコの部屋」(元ネタは「徹子の部屋」)の司会。連載初期に多く登場していた。
ゴールドシチー
ヘビメタ野郎。トウショウファルコ等、自分と同じ尾花栗毛の馬が活躍すると霊界からやってきてヘビメタ仲間に勧誘する。名前を見て尾花栗毛だと思い込み、レディブロンド(鹿毛、ディープインパクトの半姉)を勧誘に行った事がある。
競走馬引退後宮崎で乗用馬転向のための調教を受けていたので、時々方言が混ざる。
ライスシャワー
現役時はお調子者で威勢のいいキャラだったが、死後は言動が多少落ち着いている。トレードマークは「自分の戦績を書いたタスキ」と「レコードブレイク金棒」(最近は金棒のみの事が多い)。「レコードブレイク(記録更新)をブレイク(妨害)する」と称し、天界から登場することが多い。日本のコメ産業に関心が深い。
メジロライアン
極度の親バカ。エアガッツの応援の際にテンションを上げようとして飲みすぎ泥酔してしまったり、メジロマックイーンにメジロドーベルの写真やGI勝利のビデオ(通常のレースを録画したものと編集してゴールシーンだけ何度も録画したものの2種類)をあげて絶句させたこともある。現役時代に重賞でことごとく芦毛馬に負けた(1990年皐月賞ハクタイセイ、1990年菊花賞メジロマックイーン、1990年有馬記念オグリキャップ1991年中山記念ユキノサンライズ)のは芦毛馬の叔父同期馬の呪いらしいとのこと。
メジロマックイーン
地味で自己主張の少ないのんびり屋。彼曰く「長距離それは「忍耐」」。夢は(出来れば芦毛の子供で)親子4代天皇賞制覇。しかし2006年に彼がこの世を去り、叶わぬ夢となってしまいそうだ。だが残された芦毛の子・ホクトスルタンに生前は英才教育を施しており、希望の種となっている。
イクノディクタス
財テクの女王。自身が一流血統ではないコンプレックスもあり、賞金稼ぎに執着する。他馬に賞金獲得のアドバイスをすることも多々あり。
サクラホクトオー
登場する直前に天気雨が降ったこともあるほどの「雨男」。1994年の異常なほどの猛暑(およびそれによる渇水)による騒動のときは、現役復帰を嘆願されたこともある。
トウショウファルコ
ゴールドシチーに素質を見出されヘビメタデビューしたが、怪我で引退。府中のライブハウスではブルースメジロファントムヒッピー系のロンスパークとの音楽性の違いに悩む(3頭とも東京競馬場の誘導馬であった)。
サクラバクシンオー
現役中にマイル戦で勝てなかったのは恋のお相手がいなかったためらしい。勝ち気な親父キャラだがフサイチコンコルドサクラチトセオータイキシャトルと言った後輩には手厳しい面も。産駒の応援でスキッパラことスキーパラダイスと共に酔いつぶれたこともある。
ミホノブルボン
二冠馬の優等生。33秒台の差し脚も持つだけに身のこなしも軽い。スプリングステークス前には距離不安や故障もあって、マスコミはおろか陣営からも「結果次第では(クラシックに向かわず)短距離路線に向かう」とまで酷評され、マスコミから高く評価されるノーザンコンダクトを「どれほど強いんだ」と思ったが、思いきって逃げたスプリングステークスで7馬身差の圧勝。
ウイニングチケット
弱気な性格だが、主戦騎手・シバタマサトに念願だったダービー勝利をプレゼント。シバタが騎手を引退するとメソメソ泣き、直後のレース(オールカマー)ではタケユタカとコンビを組むがライバル・ビワハヤヒデに惨敗。
ビワハヤヒデ
天然ボケの性格。途中からオカベが主戦騎手として騎乗。当初は赤いメンコがトレードマークとなっていたが、性格面の成長でレース時にメンコを外すようになり本格化。古馬となってからは弟・ナリタブライアンとのネタが増加。マーベラスクラウンとは同じ牧場の同期だが(当時の規定で騸馬で天皇賞に出走できない同馬に)「天皇賞で会おう」と言ったりと、古馬になっても天然ボケは変わらなかった。幼馴染で同期生のビワミサキに密かに想いを寄せていた。作中ではスーパークリークと並ぶ2大「顔デカ」キャラでもある。芦毛であるためオグリキャップ同様、引退後は馬体が真っ白になっていたが、ハヤヒデに関しては「華やかになった」と言う理由で現在の姿で登場している。
ナリタタイシン
ウイニングチケット、ビワハヤヒデと同期で三強を形成。他の2頭と違って強気な性格だが、心房細動や故障で不本意な成績となった。京都大賞典を直前に回避した後にビワハヤヒデに会った際には、回避したことを素直に言えず強がった。
ベガ
顔の中央の斑点が特徴的な牝馬二冠馬(桜花賞優駿牝馬(オークス)に勝利)。同期のユキノビジンが見た目に気を配るのに対し、競走馬は強くなければ意味がないと、見た目に対してはあまり興味がないようである。ただ主戦騎手のタケユタカに恋心を抱いていたようで、同騎手が婚約を発表した際はショックで泣き崩れ(本漫画ではそれが原因とされて)数日後の産経大阪杯で惨敗するなど女の子らしい可愛い一面もある。
ナリタブライアン
三冠馬だけあって、穏やかで優しい性格。ただし至ってマイペースで、あまり周りに合わせようとしないため、他の馬からは「悪いやつじゃないがどうも付き合いづらい」という理由で友達はあまり多くなかったようである。ブライアン自身も心を許せる友達はサムソンビッグ函館3歳ステークスでブライアンに先着、三冠レースにも出走したがシンガリ2回とブービー)だけで、3冠記念パーティーでも自ら歓待していた(サムソンにとってのブライアンはもう遠い存在という認識でしかなかった)。
現役時代にシンザンやミスターシービーら先輩馬から三冠達成のためのアドバイスをもらいに行ったことがあるが、シンボリルドルフからは、ブライアン自身が2着や3着、さらには6着もあったため『(三冠の)資格なし!!』と一蹴されたことがあった。またブライアンの死後、同じく三冠がかかっていたネオユニヴァースがブライアンからアドバイスをもらうためこっそり天界に忍び込んだことがあった。
ヒシアマゾン
牡馬を凌ぐ実力を持っていながら、当時のクラシックや天皇賞には出られない不満を抱えたプライドの高い外国産牝馬。他者に媚びない率直な物言いと尊大な態度で敵を作りやすい。
引退後はオーナーの強い要望で(競走成績から見れば明らかに格下の)ヒシマサルと交配したが、まだ生まれぬ産駒の売り出し方法を巡り大喧嘩した。
フジキセキ
基本的に父・サンデーサイレンスと同じように「俺様」キャラで不遜な発言・態度が多い。「父の記録はどうせ将来自分が超える」と思っているが産駒が自分が思っていたほど活躍しないことに危機感を持ち、最近は出番が無い。
競走馬として将来を期待されていたが皐月賞直前に屈腱炎を発症し引退したので、期待を押し付けられた同父の初年度産駒で現役馬のジェニュインダンスパートナーに袋叩きにされたこともある。
ダンスパートナー
父・サンデーサイレンスの性格を引き継ぎ、登場初期の言動は強気で傲慢。ふがいない同期同父のダービー馬・タヤスツヨシの面倒を見ながら菊花賞に挑戦し紅一点の逆ハーレム状態に味をしめて恋の噂を流し続けた恋愛体質、元祖悪女キャラ。主戦騎手のユタカを取られた腹いせに同父のマーベラスサンデーを誘惑しようとするが、勝負に熱く燃える彼らの姿に魅力を感じてしまった。
一方で勝負に生きる競走馬としての誇りは高く、弟・ダンスインザダーク屈腱炎を発症した時はダークに想いを寄せていて故障に怯えたロゼカラーに「壊れる馬は弱い」と言い切ったが、その後にロゼカラーに慰めの言葉をかけたり、東京優駿で勝利してから戦績不振に陥り周りから責められていたタヤスツヨシをフォローしたりと優しい一面もある。
引退後は妹・ダンスインザムードを自分のような恋多き女路線に引き込むべく桜花賞勝利後はダービーに挑戦させようとするが、ダークに阻止される。有力な産駒が生まれず暇を持て余してるのか、その後もムードの前に現れては悪女キャラの指導をしている。
マーベラスサンデー
サンデーサイレンス産駒だが気性は大人しい。パドックで小便をする癖があり、父からは「(自分の産駒の)古馬のエースがお笑い系…」と嘆かれる。前述のように、ダンスパートナーの誘惑には負けなかった。
バブルガムフェロー
まさにその名のとおり、時々膨らましている風船ガムがトレードマーク。裏表の激しい性格で、父・サンデーサイレンスゆずりの怒筋は自由に動かせる。人前では怒筋を隠し温和なふりをして、人目が無くなると怒筋を顔に移動させてライバルを脅す。
ダンスインザダークが放牧に来るまで、骨折して皐月賞とダービーを逃した事をサンデーサイレンスにさんざん責められていた。その怒りを逸らすべくフサイチコンコルドに負けたダークを牧場に呼び、スケープゴートにする。
スキーパラダイス
安田記念に出走のため来日した際、食べ過ぎて激太り(16キロ増)してしまい同レースは惨敗に終わる(このとき「(略して)スキッパラ」というあだ名がついた)。後にその反省からか娘のエアトゥーレが出走する桜花賞の直前に出会った大型馬のチアズグレイスをダイエットさせ、実娘そっちのけで彼女の桜花賞制覇に貢献した。
ドージマムテキ
わがままでひねくれたシーキングザパールの言動を真っ向から受け止められる唯一のお目付け役。パールには「ジィ」と呼ばれ、パールの渡米・引退後や死後も強い信頼関係で結ばれている。自分の放牧場の近くで飼われているヤギをお供にパールの息子・シーキングザダイヤの面倒を見る気満々だが、ダイヤには心底ウザがられている。
(ダイヤのブロコレ入りには「今度勝てなければ強制入会させる」と言ったり反対だったり、話によってスタンスが変わる)
スティンガー
好物は同名のカクテル。同厩の馬たちや騎手までも手玉に取る「悪女」。恋の相手の一頭だったシンボリインディの死で荒れたが見下していた同厩の騸馬・マグナーテンに諌められ、交配はできないものの互いに想い合う関係になった。
エルコンドルパサー
死後キャラ立ちした珍しいキャラ。勝たせたい産駒の鼻に自分の天使の輪を引っ掛けて牽引してレースを勝たせる。
デビュー当初はダートで実績を残したため、ダート路線を邁進するつもりだった。そこで芝の共同通信杯に出走するとき念力で雪を降らせ、ダート変更にするという荒技を披露する。そのせいか、ダートを得意とする産駒が出てくると喜ぶ。ちなみに現役時代のキャラは芝の共同通信杯4歳ステークスや(前述の通りダートに変更)ニュージーランドトロフィー4歳ステークスに出走が決まった時には「芝じゃ嫌だ」と言ったり、ニュージーランドトロフィー4歳ステークスでは当時の主戦だったマトバ騎手のもう1頭の有力お手馬であるグラスワンダーと対決するため「マトバさんじゃないと嫌だ」と言ったりとわがままの多いキャラだった。しかし変装して会いに行ったグラスワンダーが骨折していることを知り、気持ちを入れ替えた。なお、この時変装していたはずだがグラスワンダーには正体がバレていた。
スペシャルウィーク
明るく優しい性格である反面、無邪気で子供っぽさも残す。現役時代は自分の人気を獲得するため、自身のキャラを使い分けて他馬や人に媚びたり脅したりするなどズル賢い面を見せることもあった。主戦騎手のタケユタカ秋天勝利後のインタビュー内における一言に打ちのめされてから、自分の今までの行いを反省する。
引退後も産駒が活躍していることから登場回数は多い。またセイウンスカイグラスワンダーキングヘイローとは同期のライバルとして親交が深く、ヘイローは引退後も産駒の応援をするために何かと競馬場で再会することが多い。
サーガノヴェル
現役時代はハイテンションで声もデカく、軽はずみな言動で周りの馬達に精神的被害を与えていたため、殆どの馬が彼女のテンションについていけなかった。その上CBC賞のレース後に暴れたあげく内ラチに激突して外傷を負うなど気性が荒かったためイルバチオが「騸馬にしたらどうか...」と漏らしてしまうほどだった(ただしすぐにティエッチグレースに「とるものがない」と突っ込まれていた)。
引退後は性格的にもかなり落ちついており、主婦としての時間の合間に小説を執筆、「英雄譚」が大ヒットした(詳細は後記「英雄譚」を参照)。また原作とは別に同人誌として「やおい本」も作って「湾岸の祭り」に出品している。読書好きなムーヴオブサンデーは彼女のファンである。
ジャングルポケット
登場当初は非常に無邪気でやんちゃな性格で、親友のタガノテイオーとよくじゃれあっていたためメジロベイリーなど他の馬からは「子供っぽい」とからかわれていた。しかしテイオーの死を境に、大人へと成長するために努力するようになる。
そういった経験から、引退後は非常に教育熱心な父親になっており、実の子ではないがブレイクランアウトには「昔の自分と似ている」という理由で特に厳しく彼の調教に付き合っていた。
現役時代はよく舌を出す癖があったが、現在ではその癖はなくなったようである。
ローエングリン
白鳥(と思いきや実はあひるだった)のぬいぐるみがトレードマークの「白鳥騎士」。「天然悪魔」ことヒシミラクルの発言で精神的にやられたり、欧州遠征の際にテレグノシスがベッタリくっついていた事から同性愛の疑惑をもたれたりと損な役回りが多い。皐月賞ダービーと続けて抽選落ちした経験があるため(しかもその2レースとも抽選対象馬が好走)、彼の前で「抽選」の2文字は禁句である。
また、ローエングリンは2010年から繁養先がレックススタッドに移動になったことから、事実上テレグノシスやヒシミラクル等とスタッドが一緒になったため、その年の元旦は彼等に囲まれて緊張した空気の中での新年を迎えていた。
アグネスタキオン
現役時代はタイキシャトル等優等生キャラと同じく穏やかで優しい性格であったが、「ダービー馬の弟」ということでいわゆるエリートコースを歩まされていたため友達と呼べる馬がいなかった。唯一ダンツフレームだけが心を許せる友達だったという。
早くに引退してしまったが、引退後も産駒が活躍したため、子供想いの優しいパパとして多く登場していた。
スイープトウショウ
劇場の清掃係(スイープ=掃除)のバイトをしながら大舞台のチャンスを狙う舞台女優。
しかし同馬の気性難についてもたびたび取り上げられ、特に2007年京都大賞典を調教を嫌がったために回避したというエピソードについては、同時期に起こった沢尻エリカ問題とリンクされて描かれ、いわゆる「女王様」キャラとなってしまった。
アドマイヤドン
現役時代はよく周りから兄のアドマイヤベガと比較されていた。そのためしばらくは兄のことを嫌っていたが、ダート転向、兄の急逝等を経験し、またメンコを被り始めてからは少しずつ自分に自信を持つようになり、次第に兄の偉大さを受け入れられるようになった。
最近では「7冠会」メンバーとしてシンボリルドルフテイエムオペラオーディープインパクト等と一緒にいることが多いが、格式の違いを感じているせいか彼等の前では一歩引いた態度をとってしまっている。その後、ヴァーミリアンを中心にブルーコンコルドカネヒキリ等ダートGⅠ馬を集め「GⅠ砂の会」を結成する。
ウオッカ
64年ぶりに日本ダービーを制覇した牝馬とあってか、基本的には凛としたやや男勝りの女性。しかしスミイ厩舎の先輩であるディアデラノビアや、クラシック路線の戦友であったアサクサキングスの前では、甘えたり弱音を吐くなどの乙女らしい一面も見せる。2007年の宝塚記念でメイショウサムソンと対戦した後、サムソンに恋をしたのではという噂が立ち、アサクサキングスがそれを確かめようとしている。
ジャパンカップ制覇後、シンボリルドルフに「MVHサクセション」のメンバー候補に抜擢され、実際に2年連続で年度代表馬になったことから晴れて正式にメンバーとして加入した。
ダイワスカーレット
当初はアドマイヤオーラと仲が良かった。そのことについて下記の兄・ダイワメジャーの件もあり兄同様母スカーレットブーケに「同父の禁断の恋」と誤解されていた。兄のダイワメジャーをからかったりと、基本的に無邪気な性格。しかしウオッカとはお互いを認め合う良きライバルであり、引退後も一緒に新年会を開いて本音を語り合うなど、親しく接している。
テイエムプリキュア
コスプレが趣味のレイヤー(兼コスプレ歌手)で腐女子。衣装は全て手作りで、その種類はラムちゃんから初音ミクまでと幅広い。一時は父親のパラダイスクリークの勧めでテイエムオペラオーとお見合いをするためレイヤー引退も考えたが、オペラオーの優しさのおかげで結局出戻りレイヤーになった(オペラオーとの結婚は保留状態)。なお現役生活が長かったせいか、自らの名でありコスプレのレパートリーである「プリキュア」の作風の変化には戸惑っていた。
京都でのイベント以降、クィーンスプマンテシャラナヤ(調教師のミケル・デルザングルの名がスーパー戦隊っぽいというのが理由)とはオタク友達として仲良くなった他、コイウタとは同じ歌手友達として仲が良い(コイウタは演歌歌手)。
ディープスカイ
「ディープの後継者」を自称するが、ディープインパクトとは正反対の尊大で腹黒い性格。理詰めや策略をもってブラックシェルなどのライバルを蹴落とし変則二冠をゲット。しかし天皇賞・秋ではウオッカとダイワスカーレットの前にその策略は全く通用しなかった。その後2・3着が続いたことにより2009年の宝塚記念後にブロコレ倶楽部より勧誘を受けるが、「俺を会長候補として秋のGIを戦う覚悟がおありですか?」(元ネタは言うまでもなく某知事)と発言し物議をかもした。
オウケンブルースリ
名前の通り某アクションスターさながらの出で立ちで登場する拳法の達人であり、ヌンチャクの使い手。作者曰く「近年の馬なり界では屈指の動かしやすいキャラ」とのこと。
ディープスカイが引退するまでは、彼をライバル視していた。
ブエナビスタ
母親のビワハイジも認める大物牝馬で、性格、容姿ともに非の打ち所がなく、勝負強い芯のしっかりた心を持った女性。彼女の後輩はもちろん同期の他の牝馬からも憧れる存在であるが、何もかもが完璧であるためにティンバーカントリーのようにあまり彼女のことを良く思ってない馬もいる。ブロードストリートレッドディザイアとはライバル関係。
一方で、青メンコをつけてダイワスカーレットにコスプレ(?)したり、実はコミケで噂の凄腕の描き手であることが判明するなど、意外とバラエティ豊かな側面を持っている。
騸馬ンズ(おネェマンズ)
アルマダブリッシュラックグッドババの香港(騸)競走馬トリオで美と恋愛のスペシャリスト。
一時期に戦績不振に悩んでいたウオッカや、そのウオッカとの対戦後に思春期に目覚めてしまったスーパーホーネット等が、彼女(?)達のアドバイスを受けていた。
モデルは某おネェマンの方々。
ローズキングダム
薔薇一族念願のGⅠ馬ということで、周りからかけられている期待は大きい。それ故にスプリングSで3着になってしまった時は母のローズバドやヴィータローザから「まさか一族のイマイ血が目覚めたのでは...?」と心配されていたが、ステイゴールドからは密かにブロコレメンバー候補としてマークされている。
また、一緒にデビューしたヴィクトワールピサとはライバルであり、親友として接している。

主な登場騎手

タケユタカ(武豊)
基本的に笑顔だが、腹黒い性格。「記録ゲットマニア」であり、自身の記録達成のために巧みな話術で騎乗馬をその気にさせる事が得意。
調整ルーム内に秘密の部屋を持ち、そこには八大競走で自分が乗って勝った馬の写真を飾っている。最初にこの部屋が出たときは日本ダービーの箇所は空欄であった(スペシャルウィークで同競走を勝つ直前だったため)。
またスゴ腕のチケットゲッターとして登場することもあり、あらゆる手段を用いてチケット(この場合は優先出走権)をゲットするなど顧客には人気がある。
オカベユキオ(岡部幸雄)
作者がファンであり(シンボリルドルフの主戦騎手だったため)当初の題名(「それいけ岡部クン!!」)は同氏にちなんで名づけられたほどであるが、馬に振り回されるなど損な役回りが多い。騎手引退後は出番が減っている。
フクナガユーイチ(福永祐一)
デビュー初年度になかなか重賞を勝てなかった(2着続き)のは、実はターフデビルの仕業だったらしい。なお、カフェテラス「逍遥馬道」に初めて入店した騎手でもある(この時はプリモディーネに馬の着ぐるみを着せられた)。
ヤスダトミオ(安田富男)
愛称「トミー」。作者好みのルックスからかけ離れているためか、コンビを組んだ牝馬がその乗り役の見た目にガッカリするシーンが多い。しかし情熱深い男で、札幌スプリントステークスの時にコンビを組んだノーブルグラスは中央10場全場重賞制覇という彼の夢に感動しこの快挙の達成へと導いた(のちにタケユタカ騎手も続いて達成しそうなときに、ノーブルグラスはそれを阻止せんとターフデビルに頼むが……)。
ヨコヤマノリヒロ(横山典弘)
性格やインタビューに独特の味があるため、作者のお気に入りで1巻から登場している。他の騎手達には感動的な話や勝利の話が用意されているのに対し、恋人(キョウエイタップ)との約束より友達(メジロライアン)を選んでしまったひどい男の役(1巻:トレンディ・ドラマ)や、お釈迦様(オカベ騎手)に懲らしめられる孫悟空の役(7巻:すべては手の中)など、お笑い系の話が多い。また作品中のタケユタカ騎手があまり変化しないのに対し、ヨコヤマ騎手は作品により見た目に大きな変化がある(髪の毛など)。
マツナガミキオ(松永幹夫)
愛称は「ミッキー」。紳士的で優しく、馬思いの性格。馬からも人気があり、イケメンなことも相俟って牝馬人気は抜群。彼に恋心を抱き、一挙手一投足に動揺する牝馬も少なくない。ロンドンブリッジやサンヴィクトワールなどは、彼にフラれたと思い込んでしまい相当な精神的ダメージを受けている(ミキオ本人にそのつもりはない)。逆に調教師試験を受けていることを知ったヘヴンリーロマンスは、「まだミキオさんと一緒に走りたい」という熱い思いが原動力となり、秋天を激走、勝利した。良くも悪くも牝馬への影響力は大きい。

主なシリーズ

ブロコレ倶楽部

ブロンズコレクター倶楽部」の略。重賞(特にGI)で2着や3着を繰り返す馬によって構成される親睦団体を描いたシリーズ。ライバル団体として、レーヴドスカー(後にレーヴダムールアプレザンレーヴの母となる)・メイショウドトウの所属する「ル・サロン・ダルジャン(「銀の会」、銀とはもちろん2着のこと)」がある(現在はブロコレと統合したが、会自体は継続中)。作中ではワイド・三連複・三連単はブロコレ倶楽部の働きかけで、馬単はメイショウドトウの働きかけでそれぞれ導入されたという設定になっている。

ブロコレへの入会資格は「イマイチであること」と「重賞で3着以内に入る(=馬券の対象になる)程度の実力があること」。従って未勝利戦や条件戦で2着や3着を繰り返しているような馬は、イマイチではあるが実力不足なため入会資格はない。入会基準の一応の目安としては「重賞で3回以上連続で2着もしくは3着に入っている」ことが挙げられる。ただし最終的にブロコレに入会させるかどうかは「作者の気分」で決まるため、この条件を満たす馬であってもシーキングザダイヤ(交流重賞を含むGI4連続2着がある)のように入会していないケースもある(単行本24巻の巻末漫画によれば、シーキングザダイヤの扱いについては作者も苦慮している模様である)。

ローザネイ系(いわゆる薔薇一族)やローザネイ系を大多数管理するハシグチ調教師(人間ではあるがローザネイ系を含めGIで勝ちきれない馬を多数管理しているため)も狙われている。戦績にあわせて名前のインパクトがブロコレ新時代を背負う器に相応しいという理由でオレハマッテルゼを勧誘する際に至っては事前に彼の厩舎に悪戯まがいの電話をしたこともあったが、彼の姉の友達で厩舎の先輩であるユーセイトップランの護衛により一応入会は免れている。また凱旋門賞3着入線(後に失格に)ということでディープインパクトも狙われたことがあった(ただしこれはシックスセンスの勘違い)。

最近ではステイゴールドテイエムオペラオーウイングアローのようにブロコレ倶楽部に入った後にGIで勝利するなど大活躍する馬もおりそれがネタにされることもあるが、ひどい扱いだという批判も少なからずある。

主なメンバー

商社シリーズ

種牡馬を社長とした会社に見立てて話を作っている。当初は商社間のシェア争いがメインだったが、途中からは物流など別分野の話も登場した。サンデーサイレンス、ノーザンテーストといった主役となる馬が死去したことにより今後の展開が心配されていたが、結局「天国での会社ごっこ」という形でシリーズは継続されている。

主な会社

恋のマイル戦

1マイル前後のレースを走る馬達の織り成す恋模様を描いたシリーズ。ベースとなっているのは、初期の人気シリーズであるダイタクヘリオスダイイチルビーの「ヘリオス・ルビー恋物語」[3]

上記の「ヘリオス・ルビー恋物語」の影響は大きく、競馬ゲーム・ウイニングポストシリーズでは毎回この2頭の子供である「ファーストサフィー」という馬が登場する。両馬に最後まで交配はなく2007年にルビーが、翌2008年にはヘリオスが相次いでこの世を去っているが、ヘリオスのラストクロップ(最後の子)は実際にファーストサフィーと名付けられ、2009年園田競馬場でデビューした。また、ウイニングポストシリーズでは、ヘリオス産駒の種牡馬ダイタクヤマトとルビー産駒の繁殖牝馬ダイイチシガーの産駒である「セカンドサフィー」が登場している。

またタイキシャトルキョウエイマーチの淡い想いを描いたり、ダイタクヘリオスの仔のダイタクヤマトメジロダーリングの恋を扱った続編もある。

後付ではあるが、デュランダルがマイルCSに挑戦する際に相談したニホンピロウイナーシャダイソフィアに関する悲しい思い出を少しだけ語っている。その後、レース直前にダンスインザムードを見かけデュランダルはきついローテーションが可哀想だと思いながらもムードは2着と健闘、同父だけどちょっと気になる存在に変化した。

最近はダイワメジャーダンスインザムードがふざけて遊んでいたのを「同父の禁断の恋」と誤解され、当事者たちは「べつに恋じゃないし」と否定するもののダイワメジャーの母・スカーレットブーケ(密かに片思いしていたヘリオスはルビーと恋仲なので、思いを伝えないで現役生活を終えた)とダンスインザムードの姉・ダンスパートナーが勝手に恋愛と思い込んで激しい口論となるドタバタ展開もあった。

英雄譚

サーガノヴェル2001年フェアリーステークス優勝馬)が執筆する、とある王国を舞台とした物語。当時流行していた映画『ロードオブザリング』の影響を受けている。主人公はサニングデールデュランダル。2003年の短距離 - マイル戦線で活躍した馬が多数登場した。しばらくシリーズとしては途絶えていたが、2009年夏にデュランダルの仔がデビューすると久々に登場した。

主な出演馬

任侠シリーズ

オグリキャップ・イナリワンタケユタカら(ヤエノムテキスーパークリークも稀に登場)がヤクザ役に扮する初期の人気シリーズ。商社シリーズとも関係があり、サンデーサイレンスが「日静会」を率いて登場したりもした。これとは別にキタサンヒボタンが主役の女壷振り師のシリーズもある。作者(昔任侠映画のファンだったそうである)は続きが書きたいらしいのだが、任侠キャラとして成立する馬がいないためシリーズを続けられないらしい。

グルメ旅シリーズ

ノボトゥルーを主役に、地方遠征先のご当地土産やグルメを堪能するシリーズ。勿論、紹介されるお土産やグルメは実際に存在するものであるが、名前が伏字で紹介される事が多い。

初期はトゥルーとノボジャックのコンビであったが、ジャックが引退した後は相方がシーキングザダイヤに代わりシリーズを引き継いだ。その後2008年1月にダイヤが引退し種牡馬入りが決定したあと一度だけシリーズが復活したが同年にトゥルー自身も引退したため、現在その後のシリーズ展開はない。

サム君パス君

ドリームパスポートが自分に勝った馬に手渡す「夢のパスポート」を手に入れるべく、メイショウサムソンをはじめとした同世代の競走馬が集うシリーズ。メイショウサムソン(以下、サム君)は当初ドリームパスポート(パス君)を利用するべく友達として接近するが、あまりにも「いい馬」なパス君に罪悪感を抱く。「夢のパスポート」の効力か、サム君はクラシック2冠を達成。「夢のパスポート」は有効期限が3ヶ月くらいで切れるらしい。

なお作者自身はイマイチ系コンビとしての短編的なスタンスで描いていた(参考リンク)がそれとは裏腹に両頭ともクラシックではおろか、それ以降も活躍してしまったためシリーズ化された珍しいケースでもある。

また直接の関連は無いが「夢のパスポート」は作中の馬達、関係者にも有名なようでこのシリーズとは関係なく会話内に出てくる事がある。

ナンでもアリま記念&新年会

「ナンでもアリま記念」は有馬記念のパロディとして描かれる年末恒例のシリーズ。その年の話題の馬や人がゲストとして登場するほか、主要キャラが総出演するオールスター的要素も持っている。「新年会」も同様で、普段あまり描けないようなダジャレネタを中心としたシリーズとなっている。

この2つは恒例のシリーズになっているため他のGI・JpnI競走では実際の結果が話のベースになっているのに対し、実際のレースがネタになることはない。

イソイソシリーズ

ビワハイジが「うっかり見てしまった禁断のカラミ」など、ただの勘違いに悩まされるシリーズ。例年、年初にこのエピソードが登場している。作中では、ビワハイジが「イソイソ」の擬音と共に登場するのがお約束となっている(現役時代から既にそうであった)ことから、そのままシリーズ名として定着した。

現役当時は晴れ着を着飾って主戦騎手のツノダ騎手の元を訪れた際に、彼とヒシアケボノの餅の食べすぎをやめさせようとして喧嘩になったところを目撃。しかしこれを「ツノダさん…オトコ(とのカラミ)もOKなの?」と勘違い。

母になったハイジは息子・アドマイヤジャパンの激励に来たのだがそこで見たのはヨコヤマ騎手の騎乗をめぐって争うジャパンとクラフトワーク、そしてヨコヤマ騎手。「オトコ3人三角関係の修羅場中??」と勘違い。

さらにその弟・アドマイヤオーラを激励に来た時にはダイワスカーレットとの争いを「同父(アグネスタキオン)の禁断の恋…?」と勘違い。

またダイワスカーレットの母・スカーレットブーケも息子・ダイワメジャーについてダンスインザムード(ともにサンデーサイレンス産駒)との争いを勘違いしており、ダイワスカーレットについて「これは……宿命??」と言っている。ダンスインザムードについても姉・ダンスパートナーがマーベラスサンデーに対する道ならぬ恋(ともにサンデーサイレンス産駒)の経験からやはり誤解している。なおビワハイジとスカーレットブーケはこれ以降、互いを意識しつつも「よきライバル」として接している。

これ以降も勘違い癖は続き、共に2008年京都金杯に出走する息子・アドマイヤオーラエイシンデピュティの会話で出てきた「HG(ハイアーゲーム)にやられてイタかった」(2007年鳴尾記念)を「ハードゲイに襲われた」と勘違い。さらに翌2009年正月には京都金杯出走のオーラと中山金杯勝ちのアドマイヤフジの会話に出てきた「焼きが大好き」を「(恋愛感情としての)ヤキモチが大好き」と勘違い。

2009年には産駒のブエナビスタが桜花賞オークスを制し牝馬二冠を達成した関係から、ビワハイジも登場頻度が増している。オークスでは競走形式を「アイドルの衣装勝負」(同じレースに出走したハシッテホシーノがまんま名付け親のような容姿だったため)と勘違いしてしまいそうになった(このためブエナビスタからは「誤解は母さんの得意技だもんね」とたしなめられている)。

2010年はそのブエナビスタが天皇賞・秋に優勝した際、「獲れるものは全部獲って年度代表馬を目指す」というコメントに「取れるものは全部取って…(牝馬なので股間のモノはないのに)これ以上何を取るの?」と勘違い(この時はレース前、娘のあまりの強さに『(セン馬みたいに)本当は ついていたものを取って生まれてきたのでは?』とつぶやいていた)。

カノちゃんスーちゃん

控えめで内気な性格のカノちゃんことカノヤザクラと活発で明るい性格のスーちゃんことスリープレスナイトの性格が正反対の2頭の複雑な友情関係を描くシリーズ。 基本的にカノちゃんの視点で描かれることが多く、スーちゃんが引退した後はカノちゃんの後輩のエミちゃん(カレンナホホエミ)とナディちゃん(グレナディーン)に引き継がれており、カノちゃんは2頭の保護者的な立場にまわっている。

音楽シリーズ

2008年10月26日京都競馬場の新馬戦でデビューしたリーチザクラウンアンライバルド、ブエナビスタ、スリーロールスを中心に、2009年度3歳馬をミュージシャンに見立て同期ライバル達と競い合いながらそれぞれがトップアーティストを目指してゆく姿を描くシリーズ。

主な出演馬

  • リーチザクラウン(このシリーズの主役的存在。元々ブエナビスタ、アンライバルドらとユニットを組みデビューするが、メンバー間の音楽性の違いで解散。その後同厩の先輩であるフローテーションと一緒に活動するもフローテーションが旅に出てしまったためソロでの活動に。ストリート等での地道なライブ活動しながら自身の音楽を追及するも、一緒にデビューした馬達が次々と大物になっていき彼だけが取り残されてしまうが、ストリートライブで食われたロジユニヴァースと皐月でのフェスで再会。お互いの息や音楽性が合ったことからユニットを結成するに至る。担当パートはギター。)
  • フローテーション(クラウンの先輩で彼と一緒に音楽活動をしていたが、ゴールドシチーにヘビメタに勧誘されるもリズム感のなさを指摘される。その後クラウンに書置きだけ残し、リズム感を養う旅に出てしまう。)
  • ブエナビスタ(クラウンやバルドと同じグループでデビュー。現在はトップアイドルミュージシャン。)
  • アンライバルド(クラウン、ブエナらのグループのリーダーであり、当時のパートはキーボード。現在は売れっ子ロックシンガー。性格はエリートコースを歩む兄達と違い、我が道を行くロッカー気質である。)
  • ロジユニヴァース(クラウンのように地道なライブ活動を行っており、歌唱や楽曲のセンスの高さで一躍トップアーティストの仲間入りを果たすも、皐月でのフェスで自身が「井の中の蛙」だったことを思い知らされる。その後クラウンと意気投合したことから本格的にユニットを組む。担当パートはキーボード。)
  • スリーロールス(クラウン、ブエナ、バルドらと一緒にデビューしたが。彼らとは別に音楽活動を行っていた。大作バラードが得意で父親譲りのセンスでトップミュージシャンへの仲間入りを果たすが、その後重度の怪我を負い活動停止となってしまった。)
  • セイウンワンダー(特に表立った音楽活動はしていなかったようであるが2歳時に日本最大級のヴォーカルオーディションに優勝したことがある実力の持ち主で、クラウンやバルド、ロールスが相次いで戦線離脱してしまったため、彼等から才能を見込まれ2010年宝塚音楽祭で復帰するロジユニヴァースのサポートを頼まれたが、本番の音楽祭ではユニヴァがあまり乗り気ではなかったこととセイウンが息をあわせることが出来なかったため、結局上手くいかなかった。)
  • ナカヤマフェスタ(裏方としての活動が主であったためあまり目立たない存在であったが、奏者とのしての実力は高く宝塚音楽祭ではブエナにその実力の高さを感心されていた。)

主なオリジナルキャラ

誘導馬仮面
元々は競馬場におけるマナーの悪い客を懲らしめるために登場。作者が競馬の現状に対し不満を述べたいときに登場させることが多い。本人(本馬)によると普段は某競馬場で誘導馬をしているそうである。好物は青汁
ターフデビル
東京競馬場の大ケヤキに住む。登場時の擬音は「チロリンチロリン」。人間とオグリキャップ(性格が人間臭いため)には姿が見えない。基本的に馬からの依頼(たまに独自の判断)により馬や騎手の記録達成や勝利を妨害するのが仕事だが、ユタカに関する依頼は受けない(「競馬の神様に祝福された者」なので手が出せないという)。またローエングリンから「ヒシミラクル宝塚記念で惨敗させてほしい」と依頼された際は、仕掛けた罠がことごとく裏目に出て他馬を妨害してしまって逆に2億円馬券の的中をアシストしてしまった。なお「馬に仇なす者は私だけで結構」との理由で、マナーの悪い観戦客等に対して攻撃をしかけたこともある(第453R)。
単行本に特別編として「誘導馬仮面対ターフデビル」が描かれたことがある。しかしこのオチは両者が共にマナーの悪い少年たちを懲らしめるものであり、また作中の人形劇で何度か両者が共演するなど(横浜市勝馬投票券発売税を批判するものや、ばんえい競馬支援を訴えるものなど)表向きは宿敵同士だが時々共闘も見られる。白毛馬のユキチャンを誘導馬仮面と間違え、ユキチャンに誘導馬仮面の扮装をさせるなどややそそっかしいところもある模様。
北味の秘書
商社シリーズの重要キャラ。その名の通り(株)北味・社長のノーザンテーストの秘書を務める。後に日静社の社長室長に転ずるが、キャラ名は「北味の秘書」のまま。会社組織の「意思」の具現化という存在なので、老いたり死んだりすることはない。
カフェテラス「逍遥馬道」のウェイトレス
美浦栗東(当初は栗東のみだった)の坂路コースのそばにあるカフェテラス「逍遥馬道」で働く。芦毛の牝馬であることが採用の条件。オーナーも同じく芦毛の牝馬。
なお、「逍遥馬道」は基本的に馬専用のカフェ。例外的に騎手が来ることもあるが、その場合馬の着ぐるみを着る必要がある(これについてはオーナーもウェイトレスに「気がつかないふりをして差し上げなさい」と指示を出すなど容認の姿勢)。また、このカフェではどんなメニューの注文にも応じる(季節外れの食材は缶詰などを使用することもあるが、基本的におおむね対応可能)。
ホースメンタルクリニックの医師
馬の悩み(最近勝てない等)の相談に応じ、精神科医としてアドバイスなどを行う。第1巻ではグリンモリー1985年生、新潟3歳ステークス勝ち)が医師として登場し、自らと同じく怪我でオカベ騎手の期待に応えられなかったドライビングモール(1987年生、5戦2勝)にアドバイスを施す。
蛯原こずみ
競馬マニアのOL。名前を聞くと馬がみんな逃げ出して行くという。
姓の読みは「えびはら(屈腱炎の通称)」。「こずみ」とは馬に筋肉痛や筋炎が発症した際に見られる歩様の異常のことを指す言葉である。おばあちゃんの名前は「ソエ」(管骨骨膜炎の通称)。友人には競馬マニアであることを隠しているが1マイル=1600mと即答したり、北海道の馬産地の地名(難読なものが多い)をスラスラ言えたりするので不思議がられている。福島に遠征した際には入場料の違いやマークシート(当時は福島競馬場が先行導入していた)に戸惑ってしまい、地元のベテランファン(おやじ)に笑われている。
佐々張ケンタ
若手の競馬記者。本編には名前が出てこないが登場機会は多い(名前の初出は日刊アスカ連載の「ターフレポーター アスカにおまかせ!」)。
姓の読みは「ささばり(笹針)」で、やはり名前を聞くと馬がみんな逃げ出して行く。
ナンでもアリま記念の実況アナウンサー
ナンでもアリま記念の実況を行う「ただ」のお馬さん。2000年には20世紀最後を記念して衣装を変えた(と言ってもスクリーントーンを変えただけ)が、以前に使用していたトーンが絶版になってしまったために2001年以降も2000年バージョンの衣装を着ている。以前「毎年司会の私は誰なのか?」という質問に「私は馬!馬でございますっ ただの馬です!」と答えている。
ショットバー「ウッドチップ」のマスター
シンボリルドルフや「商社編」のノーザンテーストが通うバー「ウッドチップ」のマスター。1993年の有馬記念(トウカイテイオーの最終レース)の前後、このバーでルドルフと現役時代のライバル・ビゼンニシキが語り合うエピソードなどがある[4]
コレクトビル
テイエムオペラオーのもとにクラシック登録料の集金に来た馬キャラ。名前はcollect(集める)+bill(紙幣)から。
ルドルフの馬車馬
最初、シンボリルドルフは普通に登場していたが途中から2頭立ての馬車に乗って現れるようになった。
初登場シーンではミスターシービーに「馬のくせに馬車に乗ってくるな」と言われている(後に息子のトウカイテイオーにも「恥ずかしいからやめてくださいよ」と言われた)。
馬車馬達は自分達の職務に不満を持っていない様子。
また、シンボリクリスエスもルドルフの馬車馬として登場したことがあり、さらにトウカイテイオーも無理やりルドルフの馬車馬にされて登場したこともあった。
白鳥(あひる?)のぬいぐるみ
ローエングリンが持っていたぬいぐるみ。当初はただのぬいぐるみとして登場しており、ローエングリンがこのぬいぐるみを報酬としてターフデビルにヒシミラクルを惨敗させるように依頼したこともあったが前述の通りターフデビルは逆に2億円馬券の的中をアシストしてしまう大失敗を犯してしまい、ぬいぐるみはローエングリンの元に返ってきた。
その後次第にしゃべり出して動き回るようになり、独自の存在感を持つに至る。当初は白鳥と思われていたが第395Rで「生命保険のCMでM崎Aおいと競演できるって」と語っているところから、実はあひるだと判明する(単行本ではこのシーンは「隊長だか村長だか…人気者になれるって」という表現に変えられたが、どちらにしろあひるであることには変わりない)。ローエングリンが中々結果を出せなかった事で自身の存在理由を見失い、彼の元を去り北海道で種牡馬入りしていたヒシミラクルの元に向かったこともあったが、ヒシミラクルに説得されローエングリンの元に帰った。
彼とターフデビル扮する黒鳥とで主役となることがあるが、彼らが主役の回では白鳥が「(馬マンガなのに)これじゃ鳥マンガじゃないか!!」とつっこむのがお約束となっている。
坂路の鹿
栗東の坂路コースに時々乱入してくる鹿。坂路コースのコースレコードを持っているらしい。このキャラが登場すると、調教を妨害された馬が「偶蹄目のくせに」などとつぶやくのがお約束。
ヤギ
ジイことドージマムテキがいつも連れている山羊。ジイの放牧場の近くで飼われているらしく、シーキングザダイヤの調教パートナー(ジイ曰く「かなりグザダイヤの強い」らしいが、ダイヤは何度も拒んでいる)、さらには密偵としても活躍している。
赤い鳥(アパパネ)
キングカメハメハのお使い役でハワイからはるばるやってきたアカハワイミツスイ。
カメハメハの娘であるアパパネがGⅠに挑戦するため彼女に手紙を渡すようにカメハメハに託されるが、その道中で北海道の冬の寒さに耐え切れず倒れているところをローエングリンの白鳥に助けられる。その後、無事アパパネに手紙を渡し彼女が阪神ジュベナイルフィリーズに勝利した後はアパパネのお目付け役として彼女のそばにいるが、引き続きカメハメハのお使い役としても働いている。
ちなみにアパパネというのはアカハワイミツスイの英名である。

単行本

通常版

特別編集版

ゲーム

プレイヤーはオーナーブリーダーとして競走馬を生産し、レースに出走させるという競馬シミュレーションゲームであった。最大の特徴は漫画同様に「馬が言葉を話す」という点で、コンディションの目安となっていた。

PC-9800版

Windows版

セガサターン版

  • 馬なり1ハロン劇場 1997年12月4日発売(マイクロビジョン)

脚注

  1. ^ 詳細は南井克巳を参照
  2. ^ なお、連続ではないが複数回年度代表馬となった馬としてスピードシンボリ(ルドルフの母の父)がいるが、同馬の扱いは明らかにされていない。
  3. ^ 作者いわく、このシリーズは当初、ローテーションが同じでよく対戦していた両馬をネタにして半分シャレのつもりで恋愛ドラマ風に書いたところ予想外に反響を呼びシリーズ化されたという(「馬より素敵な役者はいない」の「ヘリオス・ルビー」シリーズとの死闘」より)。
  4. ^ 前述の通り基本的に有馬記念が本編の題材に使われることはないが、この時だけは例外的に題材となった。

関連リンク