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THE HIGH-LOWS

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↑THE HIGH-LOWS↓
別名 ハイロウズ
出身地 日本の旗 日本
ジャンル パンク・ロック
活動期間 1995年2005年
レーベル キティMME
(1995年~2000年
ユニバーサルミュージック
(2000年~2004年
BMG JAPAN/HAPPYSONG RECORDS
(2004年~2005年)
事務所 ハッピーソング
公式サイト ザ・ハイロウズ
↑THE HIGH-LOWS↓
メンバー 甲本ヒロトボーカルギター
真島昌利ギターコーラス
調先人ベースコーラス
大島賢治ドラムスコーラス
旧メンバー 白井幹夫キーボードコーラス

↑THE HIGH-LOWS↓ザ・ハイロウズ)は、1995年に結成された日本のロックバンド2005年11月活動休止。

概要

1995年に解散したパンクロックバンド、ザ・ブルーハーツの主要メンバーであった甲本ヒロトと真島昌利を中心に結成された。ブルーハーツ解散後、ちょうどバンドを組もうとしていた真島がブルーハーツ関係者であった大島と白井を誘い、ボーカリストが見つからず、「バンドを辞めて暇そうにしていたので(真島談)」甲本を誘ったのがバンド結成の経緯である。当初は主に学園祭を中心に活動していたが、シングル「ミサイルマン」で正式にデビュー。ブルーハーツに比べ意味不明な歌詞や硬質のロックにファンは戸惑いを憶えたが、活動を重ねるごとに人気を集めていった。バンド名の由来は、ギター担当の真島昌利がある日突然ひらめいた単語であるといわれる。また、ギアのハイとローという説もある。


ブルーハーツとハイロウズの決定的な違いは、サウンドの厚さや歌詞である。意味よりも強度を意識した歌詞が目立ち、サウンドはブルーハーツの時よりも厚みが増し、テンポの速い曲が多くなった。具体的なメッセージを読み解きにくい歌詞、厚みを増したサウンドのせいか、好き嫌いの分かれるところがある。ファンの間では、メッセージを読み解きやすい歌詞の楽曲に人気が集まる傾向がある(「千年メダル」、「青春」、「日曜日よりの使者」、「十四才」など)。しかし一見でたらめな歌詞から意味を読み解こうとするファンも多い。

メンバー

略歴

  • 1999年
    • 甲本と真島が自前のスタジオ(アトミック・ブギー・スタジオ)で録音したアルバム『バームクーヘン』を発表。
  • 2001年
    • シングル「ニューヨーク」発売の1ヶ月前、偶然にもアメリカ同時多発テロ事件が起き、テロをモチーフにした曲だと勘違いされる。曲はテロが起きる前からできており、歌の内容もテロとは無関係だった。
  • 2004年
    • レコード会社をユニバーサルミュージックからBMG JAPANに移籍。自己レーベル「HAPPYSONG RECORDS」を立ち上げる。
    • 事実上のラストオリジナルアルバムとなった『Do!! The★MUSTANG』を発表。
  • 2005年
    • 5月18日、シングル「サンダーロード」発売。これがラストシングルとなった。
    • 11月5日中央大学にて行われた学園祭「中大炎上!!↑THE HIGH-LOWS↓LIVE」出演。これがラストライブとなった。なお、最後に演奏した曲は「ハスキー(欲望という名の戦車)」であった。
    • 11月11日、↑THE HIGH-LOWS↓活動休止発表。そのまま解散状態となる。11日以前にファンクラブ会員にはダイレクトメールで活動休止を発表していた。休止及び解散理由等については発表されていない。

活動休止について

ファンクラブ(FAN JET)等の業務上の手続きのため、2005年11月に活動休止を発表。「休止とか解散とか、言葉なんかどっちでもいい。10年間やってたバンドを、今はやっていないだけ。」と甲本。「三谷幸喜の映画のために書き下ろした曲を、ハイロウズでやるために準備をしていた矢先にバンドが活動休止になった。大島や調が決定権を持って辞めようと言ったわけじゃない。」という甲本の発言からバンドの休止(解散)を言い出したのは真島だと思われる。その理由について真島は「(バンドが)活気を失った感じがした。」と発言。「(失った活気を)取り戻すために何かするのは、それ自体おかしなこと。バンドを存続させていくことに意味を感じてない。」という甲本が同調して活動休止を公式に発表した。ただし甲本と真島が新バンドで活動を始めたため、実質的には解散である。

ディスコグラフィー

オリジナルアルバム

  1. THE HIGH-LOWS (1995)
  2. Tigermobile (1996)
  3. ロブスター (1998)
    ジャケットのイラストは松本人志が手掛けた。
  4. バームクーヘン (1999)
  5. Relaxin' WITH THE HIGH-LOWS (2000)
  6. HOTEL TIKI-POTO (2001)
  7. angel beetle (2002)
  8. Do!! The★MUSTANG (2004)

ミニアルバム

  1. 4×5 (フォー・バイ・ファイブ) (1997)
  2. GO! ハイロウズ GO! (1999)

ベストアルバム

  1. flip flop (2000)
    アルバム未収録曲、及び既発曲の別バージョンを収録。
  2. flip flop2 (2003)
    同上
  3. FLASH ~BEST~ (2006)
    CMにはダウンタウンの松本人志が出演していた。

シングル

- タイトル 発売日 タイアップ・補足
1st ミサイルマン 1995年10月25日 作詞・作曲:甲本ヒロト
「タモリのSUPERボキャブラ天国」エンディングテーマ。
2nd グッドバイ 1995年11月25日 作詞・作曲:真島昌利
「週刊地球TV」オープニングテーマ。
3rd スーパーソニックジェットボーイ 1996年1月25日 作詞・作曲:真島昌利
M'sな夜のオープニングテーマ。
4th 胸がドキドキ 1996年2月21日 作詞・作曲:甲本ヒロト 真島昌利
『名探偵コナン』の初代オープニングテーマ曲
5th 相談天国 1996年6月24日 作詞・作曲:真島昌利
日産自動車のシルビアのCMソング
6th ロッキンチェアー 1996年12月6日 作詞・作曲:甲本ヒロト
Q99・オープニングテーマ
7th Happy Go Lucky 1997年2月14日 作詞・作曲:真島昌利
日産自動車のシルビアCMソング
8th 月光陽光 1997年6月11日 作詞・作曲:真島昌利
NHK-FM ミュージックスクエア6・7月オープニングテーマ
9th 千年メダル 1998年4月29日 作詞・作曲:甲本ヒロト
真夜中の王国オープニングテーマ
10th 真夜中レーザーガン 1998年8月26日 作詞・作曲:真島昌利
11th ローリング・ジェット・サンダー 1998年12月16日 作詞・作曲:真島昌利
12th 罪と罰 1999年4月21日 作詞・作曲:甲本ヒロト
13th ハスキー (欲望という名の戦車) 1999年6月9日 作詞・作曲:甲本ヒロト
14th 青春 2000年5月24日 作詞・作曲:真島昌利
「伝説の教師」テーマソング
15th FLOWER 2000年9月6日
1・不死身の花「いきなり黄金伝説」エンディングテーマ
16th 十四才/フルコート 2001年8月8日 作詞・作曲:甲本ヒロト
17th ニューヨーク 2001年10月11日 作詞・作曲:真島昌利
18th いかすぜOK 2002年2月20日 作詞・作曲:真島昌利
 コカ・コーラ アクエリアスCMソング
19th Too Late To Die 2002年9月4日 作詞・作曲:甲本ヒロト
20th 一人で大人 一人で子供/俺たちに明日は無い 2002年11月6日 作詞・作曲:真島昌利 / 作詞・作曲:甲本ヒロト
21st 夏なんだな 2003年6月25日 作詞・作曲:真島昌利
コカ・コーラ アクエリアスCMソング
22nd 日曜日よりの使者 2004年2月11日 作詞・作曲:甲本ヒロト
Honda「Do You Have a HONDA?」イメージソング
映画「ゼブラーマン」主題歌
23rd 荒野はるかに/ズートロ (69バージョン) 2004年6月9日 作詞・作曲:真島昌利
24th 砂鉄 2004年7月21日 作詞・作曲:真島昌利
25th スパイダー・ホップ 2004年12月15日 作詞・作曲:甲本ヒロト
26th サンダーロード 2005年5月18日 作詞・作曲:甲本ヒロト
リクルート「From A」CMソング

映像作品

  1. ハイロウズ登場!! !TOUR (1996)
  2. ハイロウズのホリデイズ・イン・ザ・サン (1997)
  3. that summer feeling (2001)
  4. Puttin'onthe Style (2004)
  5. THE HIGH-LOWS THE★MUSTANG 04-05 (2005)
  6. FLASH BACK vol.1 (2006)
  7. FLASH BACK vol.2 (2006)
  8. TRASH BAG (2006)

未発表曲

  1. SOTOデナ
    ベイ・シティ・ローラーズの楽曲、「SATURDAY NIGHT」の替え歌セックス・ピストルズが来日した時のライブの前座で、『エジンバラからの亀甲縛り、ベイ・シッティー・ローラーズ』として演奏された。
  2. ウェルカム・ピストルズ
    内田裕也尾藤イサオジャッキー吉川とブルーコメッツの楽曲、「ウェルカム・ビートルズ」の替え歌。SOTOデナと同じく、ピストルズのライブの前座で、『ベイ・シッティー・ローラーズ』として演奏された。
  3. テクノ・クイーン
    忌野清志郎の楽曲、「テクノ・クイーン」のカヴァー

その他参加作品

  1. モット・ザ・フープルトリビュート・アルバム『MOTH POET HOTEL』 (1996) に「THE GOLDEN AGE OF ROCK 'N' ROLL~ロックンロール黄金時代~」(『flip flop』に収録。)
  2. 西城秀樹のトリビュート・アルバム『KIDS' WANNA ROCK!』 (1997) に「情熱の嵐」(『flip flop』に収録。)
  3. 矢沢永吉のトリビュート・アルバム『JOY RIDE』 (2001) に「ルイジアンナ」(『flip flop2』に収録。)
  4. コンピレーション・アルバム『MODS MAYDAY 25th』 (2005) に「Mod Track」(ハイロウズ最後のオリジナル曲。)

テレビ出演

テレビ出演時には何かと突飛な行動を取ることが多かった。

初登場。メンバー全員が楽器ではなく、時間の問題で生演奏させてもらえずトナカイの着ぐるみで踊り歌った。
時間の問題で生演奏させてもらえず ショルダー型ストライプ水着と浮き輪を着用し甲本は生歌。白井は熊の着ぐるみ(HEY!HEY!HEY!ではトラ)で大島はドラムを擬似演奏。真島と調は楽器を抱えて弾かずに仁王立ち。
アカペラで山下達郎クリスマスイブ(サビ)をスローテンポに歌い演奏開始。甲本がカメラマンを蹴っていた。終了直前にカメラレンズにツバを吐く。
  • 「ミサイルマン」(HEY!HEY!HEY!)
松本人志が「乳首相撲はやった仲なんですけれどもね」と、浜田雅功が「自分らほんとテレビ向きちゃうわ」などと発言。また、松本からの「もう『リンダ リンダ』はやらないの?」との問いに甲本が「そーですね・・・ 『リンダ リンダ』しません」と宣言した。
  • 「青春」(ミュージックステーション)
白井が「五十」と腹部に書かれた着ぐるみを着て演奏。

エピソード

関連項目

外部リンク