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WILLCOM CORE XGP

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

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Template:経営問題 WILLCOM CORE XGP (ウィルコムコアエックスジーピー)は、2.5GHz帯を利用したBWAの一つであるXGP及びAXGP(Advanced eXtended Global Platform)方式によりデータ通信を提供するサービスで、ウィルコムがサービスを行うこととなっていた際に使用していた名称である。 現在はウィルコムの会社更生法申請に従いXGP事業を受け継いだWireless City Planning(WCP)が手がけており、ソフトバンクモバイルがMVNOによりSoftBank 4G (ソフトバンク フォージー)としてサービスを開始する予定となっている。 便宜上、新旧事業者の内容を併せて概説する。

概要

UQコミュニケーションズと同様にBWA向けに割り当てされた2.5GHz帯の周波数帯を利用して、従来のPHSより高速なデータ通信サービスを提供する。音声サービスは提供されていない。

ただし、現状では、サービスエリアが東京都内の一部に留まっており、既存のウィルコムPHSないしはWILLCOM CORE 3Gを既に契約し、東京都特別区へ住所登録している顧客に対する限定サービスとして提供されている。当初は、2010年3月末までの限定サービスであったが、限定サービスの提供期間が延長されており、2010年9月までの提供を予定していた。そして、2010年10月以降を目処に、有償の一般サービスを展開する予定としていた。しかしながら、さらにその後、ウィルコムの会社更生法申請の影響からか、2011年3月までは限定サービスを提供するとしているが、新規の利用者受付は実施されていない。

なお、本サービスは、ソフトバンクが2010年6月11日に設立した受け皿会社(Wireless City Planning株式会社)が、2010年12月21日付で新旧分離形式にてサービスを譲受した(同時に、出資構成を変更し、スポンサー会社を含む形となった)。WCPでは、当面は、新規加入申し込みの受付はしないとしており、譲受前からの利用方法で継続利用が可能となっている。

なお、今後はWCPMVNOとしてウィルコムが提供する可能性もある[1]

沿革

  • 2009年4月27日 - ウィルコムが東京都山手線内の一部地区他にて、WILLCOM CORE XGPのエリア限定サービス開始。
  • 2009年7月1日 - 法人・MVNO事業者向けに試験サービスの提供を開始。
  • 2009年10月1日 - 対象・エリアを限定した正式サービスを開始。
  • 2010年2月18日 - XGP事業の展開等に係る事業投資が財務面での負担をもたらしたとして、ウィルコムは事業再生ADR手続を申請。
  • 2010年3月12日 - APファンドとソフトバンク等が設立する新会社に、ウィルコムのXGP事業を譲渡することを発表。
  • 2010年12月21日 - 事業をWireless City Planningが譲受。サービスブランドは継承せず、WCP社の「XGPサービス」とだけ称している。
  • 2011年11月1日 - AXGP(TD-LTE互換)方式による「AXGPサービス」を東京・大阪・福岡の一部地域にて開始。同時に、MVNO事業者向けサービス[2]および従前からのXGPサービス利用者向けモニターサービスを開始。
  • 2012年2月頃 - WCPのMVNOとして、ソフトバンクモバイルによりSoftBank 4Gのサービスを開始。

料金

  • XGPデータ定額フラット 4380円(PRIN利用料・945円が別途加算)…限定サービス利用中は無償。

なお、XGPサービスのモニターユーザがAXGPサービスのモニターサービスを利用する場合は、当面の無料提供を明らかにしている。

対応端末

関連項目

脚注

  1. ^ ウィルコム再生 PHSは継続、XGPは新会社に譲渡
  2. ^ ただし、2011年11月1日付でサービスインした事業者はなし。

外部リンク