第33回ベルリン国際映画祭
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第33回ベルリン国際映画祭は1983年2月18日から3月1日まで開催された。
概要[編集]
1983年のベルリン国際映画祭には、40以上の国から400本近い作品が集まった。コンペティション部門では、23本の長編と13本の短編の中から、アイルランド独立運動をテーマにした『Ascendancy』と、カミーロ・ホセ・セラの『蜂の巣』の映画化『La Colmena』が金熊賞を受賞した。
受賞[編集]
- 金熊賞:『Ascendancy』(エドワード・ベネット)、『La Colmena』(マリオ・カムス)
- 銀熊賞
上映作品[編集]
コンペティション部門[編集]
長編映画のみ記載。アルファベット順。邦題がついていない場合は原題の下に英題。
題名 原題 |
監督 | 製作国 |
---|---|---|
Ascendancy | エドワード・ベネット | |
悪党岬 Cap Canaille |
ジャン=アンリ・ロジェ ジュリエット・ベルト |
|
白い町で Dans la ville blanche |
アラン・タネール | |
Der er et yndigt land | モーテン・アーンフレーズ | |
Der stille Ozean (The Silent Ocean) |
ザヴィエル・シュワルツェンベルガー | |
Dies rigorose Leben | ヴァディム・グロウナ | |
Dögkeselyü (The Vulture) |
Ferenc András | |
Ferestadeh (The Mission) |
Parviz Sayyad | |
ハッカリの季節 Hakkari'de Bir Mevsim |
エルデン・キラル | |
Heller Wahn (Friends and Husbands) |
マルガレーテ・フォン・トロッタ | |
Himala | イシュマエル・ベルナル | |
ヘカテ Hécate |
ダニエル・シュミット | |
囚われの美女 La belle captive |
アラン・ロブ=グリエ | |
La Colmena | マリオ・カムス | |
Mo Sheng de Peng You (Stange Friends) |
Xu Lei | |
Neúplné zatmení (Incomplete Eclipse) |
ヤロミール・イレッシュ | |
海辺のポーリーヌ Pauline à la plage |
エリック・ロメール | |
Pra Frente Brasil | ロベルト・ファリアス | |
栄光の季節 That Championship Season |
ジェイソン・ミラー | |
Utopia | ソフラブ・シャヒド・サレス | |
Via degli Specchi (Street Of Mirrors) |
ジョヴァンナ・ガリアルド | |
Wljubljon po sobstvennomu zhelaniju (Love By Request) |
セルゲイ・ミカエリャン | |
野獣刑事 | 工藤栄一 |
コンペティション外[編集]
- コヤニスカッティ – ゴッドフリー・レジオ (アメリカ)
- サン・ソレイユ – クリス・マルケル (フランス)
- トッツィー – シドニー・ポラック (アメリカ)
- Das Gespenst – ヘルベルト・アハテルンブッシュ (西ドイツ)
- De Vlaschaard (Flaxfield) – ヤン・グリエール (ベルギー・オランダ)
- Echtzeit (Realtime) – ヘルムート・コスタルト、ユルゲン・エバート (西ドイツ)
- In The King Of Prussia – エミール・デ・アントニオ (アメリカ)
- Klassen Feind (Class Enemy) – ピーター・ステイン (西ドイツ)
- Krieg und Frieden (War And Peace) – フォルカー・シュレンドルフ、アレクサンダー・クルーゲ、ステファン・アウスト、アクセル・エングストフェルト (西ドイツ)
日本映画[編集]
コンペティション部門には工藤栄一の『野獣刑事』が出品された。
他にはパノラマ部門で中川信夫の『怪異談 生きてゐる小平次』、フォーラム部門で山本政志の『闇のカーニバル』、羽仁進の『予言』がそれぞれ上映された。
審査員[編集]
- アレックス・バニンガー (スイス/)
- クルト・メーツィッヒ (東ドイツ/監督)
- エレム・クリモフ (ソ連/監督)
- ジョセフ・L・マンキーウィッツ (アメリカ/監督)
- アースラ・ルドウィグ (西ドイツ/女優)
- ジャンヌ・モロー (フランス/女優)
- フランツ・ザイツ (西ドイツ/プロデューサー)
- フランコ・ブルサーティ (イタリア/脚本家)
- 黄宗江 (中国/脚本家)
外部リンク[編集]
- 公式サイト (ドイツ語・英語)