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バイカツツジ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
バイカツツジ
八曽山(愛知県犬山市)にて
バイカツツジ(愛知県犬山市、2016年6月)
分類
: 植物界 Plantae
: 被子植物門 Magnoliophyta
: 双子葉植物綱 Magnoliopsida
: ツツジ目 Ericales
: ツツジ科 Ericaceae
: ツツジ属 Rhododendron
: バイカツツジ R. semibarbatum 
学名
Rhododendron semibarbatum Maxim.
和名
バイカツツジ(梅花躑躅)

バイカツツジ(梅花躑躅、学名Rhododendron semibarbatum Maxim.)はツツジ科ツツジ属分類される落葉低木の1[1]

特徴

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高さは2mになり、若い葉柄には開出した長い腺毛と短い毛が混じって生える。

は互生し、枝先に集まってつき、葉柄は長さ5-10mmになる。葉身は長さ2.5-5cm、幅1-2cmになり、楕円形で、先は短くとがり先端に腺状突起があり、基部は鋭形になる。葉の表面には毛が散生し、裏面の葉脈の上に長い腺毛が生え、縁には鈍鋸歯があり、細い毛が生える。

花期は6-7月[1]。葉が展開した後に、枝先の葉芽の下につく数個の花芽に1個ずつをつける。花柄は長さ5mmになり、短毛と腺毛が混じって生える。花冠は白色で、径2cmの広漏斗形で皿形に広く開き、花冠の上側内面に赤色の斑点がある。雄蘂は5本で、うち上部の2本は短く、ふつう不稔で、花糸に白色の軟毛が密生し、下部の3本は長く、花糸に白毛がありやや膝状に湾曲する。果実蒴果で長さ4mmの卵状球形になり、褐色の腺毛が生える。

庭木や花材として利用されている[1]

分布と生育環境

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北海道渡島半島)、本州四国九州に分布し[1]山地の林縁などに生育する。

ギャラリー

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脚注

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参考文献

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  • 佐竹義輔他編『日本の野生植物 木本Ⅱ』(1989)平凡社
  • 茂木透、高橋秀男他『樹に咲く花(合弁花・単子葉・裸子植物) 山溪ハンディ図鑑5』(2001)山と溪谷社
  • 林弥栄『日本の樹木』(増補改訂新版)山と溪谷社〈山溪カラー名鑑〉、2011年11月30日。ISBN 978-4635090438 
  • 米倉浩司・梶田忠 (2003-)「BG Plants 和名−学名インデックス」(YList)

外部リンク

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