バイカツツジ
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バイカツツジ | |||||||||||||||||||||
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分類 | |||||||||||||||||||||
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学名 | |||||||||||||||||||||
Rhododendron semibarbatum Maxim. | |||||||||||||||||||||
和名 | |||||||||||||||||||||
バイカツツジ(梅花躑躅) |
バイカツツジ(梅花躑躅、学名:Rhododendron semibarbatum Maxim.)はツツジ科ツツジ属に分類される落葉低木の1種[1]。
特徴
[編集]高さは2mになり、若い枝や葉柄には開出した長い腺毛と短い毛が混じって生える。
葉は互生し、枝先に集まってつき、葉柄は長さ5-10mmになる。葉身は長さ2.5-5cm、幅1-2cmになり、楕円形で、先は短くとがり先端に腺状突起があり、基部は鋭形になる。葉の表面には毛が散生し、裏面の葉脈の上に長い腺毛が生え、縁には鈍鋸歯があり、細い毛が生える。
花期は6-7月[1]。葉が展開した後に、枝先の葉芽の下につく数個の花芽に1個ずつ花をつける。花柄は長さ5mmになり、短毛と腺毛が混じって生える。花冠は白色で、径2cmの広漏斗形で皿形に広く開き、花冠の上側内面に赤色の斑点がある。雄蘂は5本で、うち上部の2本は短く、ふつう不稔で、花糸に白色の軟毛が密生し、下部の3本は長く、花糸に白毛がありやや膝状に湾曲する。果実は蒴果で長さ4mmの卵状球形になり、褐色の腺毛が生える。
庭木や花材として利用されている[1]。
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楕円形の葉
分布と生育環境
[編集]北海道(渡島半島)、本州、四国、九州に分布し[1]、山地の林縁などに生育する。
ギャラリー
[編集]脚注
[編集]- ^ a b c d 林 (2011)、565頁
参考文献
[編集]- 佐竹義輔他編『日本の野生植物 木本Ⅱ』(1989)平凡社
- 茂木透、高橋秀男他『樹に咲く花(合弁花・単子葉・裸子植物) 山溪ハンディ図鑑5』(2001)山と溪谷社
- 林弥栄『日本の樹木』(増補改訂新版)山と溪谷社〈山溪カラー名鑑〉、2011年11月30日。ISBN 978-4635090438。
- 米倉浩司・梶田忠 (2003-)「BG Plants 和名−学名インデックス」(YList)
外部リンク
[編集]- バイカツツジの標本(静岡県安倍郡梅ヶ島村で1960年7月18日に採集) (千葉大学附属図書館)
- Rhododendron semibarbatum Maxim. (The Plant List)