JP2004290477A - Ingredient measuring device and kit - Google Patents
Ingredient measuring device and kit Download PDFInfo
- Publication number
- JP2004290477A JP2004290477A JP2003088245A JP2003088245A JP2004290477A JP 2004290477 A JP2004290477 A JP 2004290477A JP 2003088245 A JP2003088245 A JP 2003088245A JP 2003088245 A JP2003088245 A JP 2003088245A JP 2004290477 A JP2004290477 A JP 2004290477A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- component
- measurement
- unit
- measuring device
- body fluid
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Measurement Of The Respiration, Hearing Ability, Form, And Blood Characteristics Of Living Organisms (AREA)
Abstract
Description
【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は、例えば血糖値の測定に用いられる成分測定装置および成分測定キットに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、糖尿病患者の増加に伴い、日常の血糖値の変動を患者自身がモニターする自己血糖測定が推奨されてきている。
【0003】
この血糖値の測定には、血液中のブドウ糖量を自動的に測定する血糖測定装置が用いられる(例えば、特許文献1参照。)。
【0004】
この血糖測定装置では、測定結果や、測定エラー(例えば、採血不良等)等が表示部に表示されるようになっている。
【0005】
ところが、糖尿病患者の中には、合併症により視力低下が著しく、表示部の表示内容を即座に見極めることが困難な者もいる。
【0006】
特に、かかる患者は、表示部に測定結果や測定エラー等が表示されていても、これらの表示を見逃し、血糖測定を継続してしまうことがある。このような場合、患者は、非常に不安になるものである。
【0007】
【特許文献1】
特開2002−58662号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、所定成分の測定が正常に進行していることを把握することができる成分測定装置および成分測定ユニットを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
このような目的は、下記(1)〜(16)の本発明により達成される。
【0010】
(1) 体液中の所定成分を検出する検出部を備える体液採取具を装着して使用する成分測定装置であって、
前記検出部で検出された前記所定成分の量および/または性質を測定する測定手段と、
該測定手段により測定された測定結果を表示する表示部と、
該表示部とは異なる箇所に設けられ、前記体液が前記検出部に到達したことを発光により報知する発光報知手段とを備えることを特徴とする成分測定装置。
【0011】
(2) 前記発光報知手段は、前記測定手段による測定の完了を報知する機能を有する上記(1)に記載の成分測定装置。
【0012】
(3) 前記発光報知手段は、前記体液の前記検出部への到達と前記測定手段による測定の完了とを区別して報知する上記(2)に記載の成分測定装置。
【0013】
(4) 前記発光報知手段は、前記体液の前記検出部への到達から、前記測定手段による測定の完了までの状態に応じて、発光パターンが変化するよう構成されている上記(3)に記載の成分測定装置。
【0014】
(5) 前記発光報知手段は、点灯時間および/または点灯周期が経時的に短くなるよう点滅する上記(4)に記載の成分測定装置。
【0015】
(6) 前記点灯時間は、0.5〜30秒の範囲内で設定される上記(5)に記載の成分測定装置。
【0016】
(7) 前記発光報知手段は、前記体液の前記検出部への到達から、前記測定手段による測定の完了までの状態に応じて、発光色が変化するよう構成されている上記(1)ないし(6)のいずれかに記載の成分測定装置。
【0017】
(8) 前記成分測定装置は、前記体液採取具を装着する装着部を備え、
前記発光報知手段は、前記体液採取具を前記装着部に装着する際に、前記体液採取具が挿入される開口近傍に設けられている上記(1)ないし(7)のいずれかに記載の成分測定装置。
【0018】
(9) 前記成分測定装置は、前記所定成分の測定を開始する際に押圧する操作ボタンを有し、
前記発光報知手段は、前記開口と前記操作ボタンとの間に設けられている上記(8)に記載の成分測定装置。
【0019】
(10) 前記発光報知手段は、発光ダイオードで構成される発光素子を有する上記(1)ないし(9)のいずれかに記載の成分測定装置。
【0020】
(11) 前記体液の前記検出部への到達は、前記測定手段により検出される上記(1)ないし(10)のいずれかに記載の成分測定装置。
【0021】
(12) 前記測定手段は、比色により前記所定成分を検出する上記(1)ないし(11)のいずれかに記載の成分測定装置。
【0022】
(13) 前記体液採取具は、先端に鋭利な針先を有し、該針先により表皮を穿刺して前記体液を出させる穿刺針を備え、
前記成分測定装置は、前記穿刺針を、前記針先により前記表皮を穿刺するよう作動させる穿刺手段を備える上記(1)ないし(12)のいずれかに記載の成分測定装置。
【0023】
(14) 上記(1)ないし(13)のいずれかに記載の成分測定装置と、
該成分測定装置に装着され、体液中の所定成分を検出する検出部と、前記検出部に前記体液を移送する体液移送路とを備える体液採取具とを有することを特徴とする成分測定キット。
【0024】
(15) 前記発光報知手段が作動したとき、前記体液採取具の前記体液移送路内は、前記所定成分の測定に十分な量の前記体液で満たされている上記(14)に記載の成分測定キット。
【0025】
(16) 前記体液採取具は、1回毎に使い捨てされるものである上記(14)または(15)に記載の成分測定キット。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の成分測定装置および成分測定キットの好適な実施形態について詳細に説明する。
【0027】
図1は、本発明の成分測定装置に装着して使用されるチップの構成を示す斜視図、図2は、図1に示すチップの分解斜視図、図3は、図1に示すチップを下方より見た斜視図、図4は、図1中のA−A線断面図、図5は、図1中のB−B線断面図、図6は、本発明の成分測定キットの実施形態を示す平面図、図7は、図6に示す成分測定キットの側面図、図8は、図6中のX−X線断面図、図9および図10は、それぞれ、図7中のY−Y線断面図、図11は、図6に示す成分測定装置の内部構成を示すブロック図、図12は、図6に示す成分測定装置が備える発光報知手段の発光パターンを示す模式図である。
【0028】
なお、以下では、図1〜図10中、左側を「先端」、右側を「基端」として、図1、図2、図5および図7〜図10中、上側を「上」または「上方」、下側を「下」または「下方」として、図3中、上側を「下」または「下方」、下側を「上」または「上方」として説明する。また、図1では、試験紙を省略して示した。
【0029】
各図に示す成分測定キット10は、表皮(皮膚)を介して採取された体液中の所定成分を測定(検出)する装置であり、本発明の成分測定装置100と、この成分測定装置100に装着して使用するチップ(体液採取具)1とを有している。
【0030】
表皮の前記体液の採取に関与する部位(体液採取部位)は、好ましくは指であるが、この他、例えば、手(手の平、手の甲、手の側部)、腕、大腿、耳たぶ等であってもよい。
【0031】
以下では、体液として血液を、所定成分としてブドウ糖を、体液採取部位として指先(指)を、それぞれ代表に説明する。
【0032】
<成分測定装置>
図6等に示す成分測定装置(血液成分測定装置)100は、本体200と、穿刺手段500を収納、保持する保持部材300と、発光報知手段400と、押圧機構700と、イジェクト機構800と、測定手段900と、回路基板1000上に設けられた制御手段1100と、表示部1200と、マイクロスイッチ1300と、電池(電源部)1400とを備えている。以下、各構成要素について説明する。
【0033】
本体200は、箱状をなしており、その内部には、保持部材300、発光報知手段400、押圧機構700、イジェクト機構800、測定手段900、制御手段1100を備える回路基板1000、表示部1200、マイクロスイッチ1300および電池(電源部)1400が収納されている。
【0034】
本体200の先端面210には、本体200の内外を貫通する開口230が形成されている。この開口230は、チップ1の横断面形状に対応して形成されている。チップ1は、開口230を介して本体200内に挿入され、保持部材300の先端部に形成されたチップ装填部(装着部)310に装填(装着)される。これにより、チップ1が成分測定装置100に装填された状態(以下、「チップ装填状態」と言う。)となる。
【0035】
チップ装填部310の右側内側面(図9および図10中、上側の側面)には、その長手方向に沿って、溝311が形成されている。この溝311には、チップ1を成分測定装置100に装着する際に、後述するケーシング3の基端部に形成されたリブ9が挿入され、溝311は、リブ9を案内する。
【0036】
また、本体200の両側は、緩やかな湾曲形状をなしており、これにより、成分測定装置100を容易かつ確実に把持することができるようになっている。
【0037】
本体200の上面220には、孔部250が形成されており、この孔部250内には、操作ボタン260が設けられている。
【0038】
成分測定装置100は、この操作ボタン260を押圧操作することにより、後述する穿刺手段500が作動するよう構成されている。なお、操作ボタン260を押圧操作することにより、成分測定装置100の電源がオンされる構成としてもよい。
【0039】
また、本体200の上面220の基端側には、本体200の内外を貫通する表示窓(開口)240が形成されており、この表示窓240は、透明な材料で構成される板状部材で塞がれている。
【0040】
表示窓240の下部(下方)には、表示部1200が設置されている。したがって、表示窓240を介して、表示部1200で表示される各種情報を確認することができる。
【0041】
表示部1200は、例えば、液晶表示素子(LCD)等で構成されている。この表示部1200には、例えば、電源のオン/オフ、電源電圧(電池残量)、測定値(測定結果)、測定日時、エラー表示、操作ガイダンス等を表示することができる。
【0042】
また、表示部1200の下部(下方)には、制御手段1100を備える回路基板1000と電池1400とが設けられている。
【0043】
制御手段1100は、例えば、マイクロコンピュータで構成され、血液が採取されたか否かの判別等や、成分測定装置100の諸動作を制御する。また、この制御手段1100は、後述する測定手段900からの信号に基づいて血液中のブドウ糖量(血糖値)を算出する演算部を内蔵している。
【0044】
発光報知手段400は、血液(体液)が試験紙(検出部)73に到達したことを発光により報知するものである。このような発光報知手段400を設けることにより、患者は、血液が正確に採取され、ブドウ糖量の測定が進行していることを知ることができ、安心感を得ることができる。
【0045】
この発光報知手段400は、発光素子410を有し、この発光素子410が固定部材420により、本体200に固着(固定)されて構成されている。
【0046】
本体200には、孔部270が貫通して形成されており、孔部270から発光素子410の先端部が外部に露出している。これにより、発光素子410の発光を視認することができるようになっている。
【0047】
また、固定部材420は、光不透過性の部材で構成されており、本体200の内部へ発光素子410からの光の漏れ出しが防止されている。
【0048】
発光素子410は、LED(発光ダイオード)で構成されている。発光素子410は、他の発光素子で構成することができるが、発光素子410をLEDで構成することにより、十分な光量が得られるため、発光素子410の発光を患者により確実に視認させることができる。また、LEDは、耐久性、経済性の面でも優れる。
【0049】
発光素子410(発光報知手段400)は、表示部1200とは異なる箇所に設けられている。この設置位置は、本体200の開口230近傍、特に、本実施形態では、開口230と操作ボタン260との間に設けられている。
【0050】
ブドウ糖量の測定を行う際には、血液をチップ1の血液流入口741に接触させるべく、患者は、成分測定装置100の先端付近に意識を集中させるため、前記の位置に発光素子410を設けることにより、発光素子410の発光を患者にさらに確実に視認させることができるようになる。
【0051】
また、発光素子410は、血液が試験紙73に到達したことのみならず、測定手段900によるブドウ糖量の測定の完了(以下。「測定完了」と言う。)を報知する機能を有するものであるのが好ましい。これにより、患者は、表示部1200に血糖値(測定結果)が表示されたことを知ることができ、便利である。
【0052】
このような発光素子410は、例えば、血液の試験紙73への到達時に一旦点灯した後、消灯し、再度、測定完了時に点灯する構成のように、血液が試験紙73に到達したことと測定完了とを、同様にして報知するような構成(これらを区別できないような構成)とされていてもよいが、これらを区別して報知するような構成とされているのが好ましい。これにより、患者の利便性がより向上する。
【0053】
これらを区別する方法(方式)としては、例えば、発光素子410の発光パターンを変化させる方法、発光素子410の発光色を変化させる方法、複数の発光素子410を設けて点灯する数を変化させる方法、または、これらを組み合わせる方法等が挙げられる。
【0054】
これらの中でも、特に、発光素子410の発光パターンを変化させる方法、発光素子410の発光色を変化させる方法が好ましい。かかる方法によれば、発光素子410の発光の視認性の向上を図ることができる。
【0055】
また、発光素子410の発光パターンを変化させる方法、および、発光素子410の発光色を変化させる方法を採用する場合、発光素子410の発光パターンや発光色は、血液の試験紙73への到達から測定完了までの状態、すなわち、試験紙73における血液と試薬との反応の進行度合いに応じて変化するよう構成されているのが好ましい。これにより、患者の意識を発光素子410により集中させることができる。また、これにより、患者が測定完了までの時間(待機時間)をある程度予測できるようになり便利であるとともに、退屈するのを防止または抑制することもできる。
【0056】
さらに、血液の試験紙73への到達から測定完了までの状態に応じて、発光素子410の発光パターンを変化させる場合には、点灯時間および/または点灯周期が経時的に短くなるよう発光素子410を点滅させるのが好ましい。このような構成により、前述したような効果がより顕著に発揮される。
【0057】
具体的には、例えば、図12に示すような発光パターンで、発光素子410を点滅させることができる。図12(a)は、点灯時間が一定であり、点灯周期が経時的に短くなる発光パターンであり、図12(b)は、点灯周期が一定であり、点灯時間が経時的に短くなる発光パターンであり、図12(c)は、点灯時間および点灯周期の双方が経時的に短くなる発光パターンである。
【0058】
これらの場合、発光素子410の点灯時間は、好ましくは0.5〜30秒の範囲内で、より好ましくは0.5〜10秒の範囲内で、さらに好ましくは0.5〜5秒の範囲内で設定される。このような時間範囲で、発光素子410の点灯時間を設定することにより、発光素子410の発光パターンの変化をより視認し易くすることができる。
【0059】
電池1400は、発光報知手段400、測定手段900、制御手段1100、表示部1200およびマイクロスイッチ1300と、それぞれ、電気的に接続され、これらの作動に必要な電力を供給する。
【0060】
保持部材300の上部(上方)には、測定手段900がチップ装填部310に面して設けられている。測定手段900は、チップ1が備える試験紙(検出部)73に血液が供給(採取)されるのを光学的に(比色により)検出するとともに、試験紙73に展開された血液中のブドウ糖量を光学的に測定するものである。この測定手段900は、光学ブロックで構成され、その設置位置は、チップ装填状態における試験紙73に対面した位置(試験紙73の側位近傍)とされる。
【0061】
このように、測定手段900は、血液の採取(試験紙73への到達)を検出する機能と、試験紙73に展開された血液中のブドウ糖の量を測定する機能とを兼ね備えているので、これらの手段をそれぞれ別個に設ける場合に比べ、部品点数を削減することができ、構成を簡素化することができ、また、装置の組立工数を減少させることができる。
【0062】
測定手段900は、ブロック体910と、ブロック体910に固定された発光素子(発光ダイオード)920および受光素子(フォトダイオード)930とを有している。
【0063】
発光素子920は、制御手段1100と電気的に接続され、受光素子930は、増幅器940およびA/D変換器950を介して制御手段1100と電気的に接続されている。
【0064】
発光素子920は、制御手段1100からの信号により作動し、光を発する。この光は、所定の時間間隔で間欠的に発光するパルス光であるのが好ましい。
【0065】
チップ装填状態で、発光素子920を点灯させると、発光素子920から発せられた光は試験紙73に照射され、その反射光は、受光素子930に受光され、光電変換される。受光素子930からは、その受光光量に応じたアナログ信号が出力され、その信号は、増幅器940で所望に増幅された後、A/D変換器950にてデジタル信号に変換され、制御手段1100に入力される。
【0066】
制御手段1100では、入力された信号に基づいて、血液が採取されたか否か、すなわち、血液がチップ1の試験紙73に展開開始したか(到達した)否かを判別する。
【0067】
また、制御手段1100では、入力された信号に基づき、所定の演算処理を行い、必要に応じ補正計算等を行って、血液中のブドウ糖の量(血糖値)を求める。求められた血糖値は、表示部1200に表示される。
【0068】
保持部材300の下部(下方)には、押圧機構700とマイクロスイッチ1300とが、それぞれ、チップ装填部310に面して設けられている。
【0069】
押圧機構700は、チップ装填状態において、チップ1を押圧することにより保持部材300に対して位置決めするものである。この押圧機構700は、チップ装填部310を介して後述する測定手段900に対面する位置に設けられている。
【0070】
押圧機構700は、保持部材300のチップ装填部310に連通する孔部340内に設置されており、プランジャ720と、プランジャ720を上方に向けて付勢するバネ(付勢部材)730とで構成されている。
【0071】
プランジャ720の途中の外周部には、バネ座となるフランジ740が突出して形成されている。プランジャ720の先端部(上端部)は、チップ装填状態で、後述するチップ1の凹部36内に挿入されるよう構成され、これにより、チップ1は、測定手段900側へ向けて良好に押圧される。
【0072】
また、孔部340を封止するように、蓋部材360が保持部材300にネジ360a、360bにより固定されている。
【0073】
バネ730は、圧縮状態とされ、その両端がそれぞれ蓋部材360の内面とフランジ740とに当接することにより、プランジャ720を上方向に付勢する。
【0074】
なお、プランジャ720はバネ730により前記のように付勢されているが、フランジ740が孔部340に形成された段差部370に係合するので、それ以上チップ装填部310内に侵入することが阻止される。
【0075】
このような押圧機構700により、チップ装填状態では、チップ1の保持部材300(成分測定手段100)に対する位置決めがなされる。
【0076】
マイクロスイッチ1300は、チップ装填部310にチップ1が装填されているか否かを検知するものである。
【0077】
マイクロスイッチ1300は、保持部材300のチップ装填部310に連通する孔部380内に設置され、孔部380は、蓋部材390がネジ390a、390bにより保持部材300に固定され、封止されている。
【0078】
また、保持部材300の先端側(本体200内の開口230近傍)内部には、イジェクト機構800が設けられている。このイジェクト機構800は、成分測定装置100からチップ1を排出する機能を有するものであり、先端方向へ移動可能なイジェクトピン810と、このイジェクトピン810を先端方向へ移動させるレバー(図示せず)で構成されている。
【0079】
イジェクトピン810は、チップ装填状態では、保持部材300の内部にあり、その先端部は後述するチップ1のフランジ39に接触している(図9参照)。この状態から、レバーをスライド操作することにより、イジェクトピン810が保持部材300の内部を先端方向へ移動して、フランジ39を先端方向へ押圧する。これにより、チップ1が成分測定装置100に対して先端方向に移動し、チップ装填部310(成分測定装置100)から取り外される。
【0080】
また、別の構成例としては、例えば、保持部材300より先端側(本体200内の開口230近傍)に回転軸を有する偏心カムを配置し、この偏心カムを回転させてチップ1のフランジ39を先端方向に押圧するもの等とすることができる。
【0081】
また、保持部材300の内部には、穿刺手段500が収納、保持されている。換言すれば、穿刺手段500は、保持部材300を介して成分測定装置100の本体200に取り付けられている。したがって、この保持部材300は、穿刺手段500を本体200に取り付けるための取付部材(構造部材)と呼ぶこともできる。
【0082】
この穿刺手段500は、後述する穿刺針5(針体51)を、その針先511により表皮を穿刺するよう作動させるものであり、プランジャ510と、プランジャ510を先端方向へ付勢するバネ(付勢部材)520とを有している。
【0083】
プランジャ510は、全体として棒状をなし、プランジャ本体514と、一対の腕部512とを有している。各腕部512は、それぞれ、プランジャ本体514の先端部に、プランジャ本体514と一体的に形成されている。
【0084】
プランジャ本体514は、支持部580に挿通されており、その長手方向に所定の範囲で移動可能とされている。
【0085】
各腕部512の先端部内面には、それぞれ、凹部513が形成されている。この凹部513内には、後述する穿刺針5の連結部524が着脱自在に嵌合する。これにより、チップ装填状態で、穿刺針5が穿刺手段500に連結(接続)される。すなわち、腕部512の先端部は、穿刺針5を連結、保持するホルダ部530を構成する。
【0086】
また、プランジャ510の長手方向の途中(プランジャ本体514と腕部512との境界部付近)には、バネ座となるフランジ540が突出して形成されている。
【0087】
チップ装填状態では、バネ520は、圧縮状態とされ、その両端がそれぞれフランジ540と保持部材300の一部(図示せず)とに当接することにより、プランジャ510を先端方向に付勢する。
【0088】
この状態は、弾性変形可能な弾性片550がフランジ540に係止することにより維持されている(図9参照)。弾性片550は、一端部551が保持部材300に固定(固着)され、他端部がフランジ540に係止する係止部552とされており、一端部551を支点(固定端)として、係止部552がプランジャ510に接近および離間(図9中、二点鎖線で示す)ように変位する。
【0089】
また、この状態では、弾性片550と保持部材300との間に空間560が形成される。この空間560内に、図8に示す係止解除部材571が挿入されると、係止部552がプランジャ510から離間するように、弾性片550が弾性変形する。これにより、弾性片550によるフランジ540の係止状態が解除され、プランジャ510がバネ520に押圧され、先端方向へ移動する(図10参照)。
【0090】
係止解除部材571は、図8に示すように、一端部572を固定端とし、他端部を可動端として、保持部材300に対して片持ち支持された板部材570に一体的に形成されている。この板部材570の他端部側には、前記操作ボタン260に対応する位置に押圧部573が形成されている。
【0091】
また、押圧部573と保持部材300との間には、バネ574が設けられている。
【0092】
操作ボタン260を押圧操作すると、板部材570の押圧部573が下方向に押圧され、これに伴って係止解除部材571が下方に移動して、前記空間560内に挿入される。また、このとき、バネ574は、圧縮状態となり、板部材570の押圧部573を介して操作ボタン260を上方向に付勢する。このため、操作ボタン260の押圧を解除すると、操作ボタン260は、バネ574により、押圧部573を介して上方向に押圧されて移動し、ほぼ元の位置に戻る。
【0093】
このような成分測定装置100には、チップ1を装着して使用する。以下、チップ1について詳細に説明する。
【0094】
図1等に示すチップ1は、穿刺針5を収納したケーシング3と、試験紙(検出部)73が固着(固定)された検出ユニット7とを有している。以下、各構成要素について、順次説明する。
【0095】
穿刺針5は、針体51と、この針体51に固着(固定)されたハブ52とで構成されている。
【0096】
針体51は、例えば、ステンレス鋼、アルミニウム、アルミニウム合金、チタン、チタン合金等の金属材料よりなる中空部材または中実部材で構成され、その先端には、鋭利な針先(刃先)511が形成されている。この針先511により、指先の表面(皮膚)を穿刺して、穿刺部位から血液(体液)を出させる(出血させる)。
【0097】
針体51には、針先511が突出するようにしてハブ52が、例えば、融着、接着剤による接着、嵌合、カシメ等により固定(固着)されている。
【0098】
ハブ52は、先端側のほぼ円柱状をなす円柱状部53と、基端側のほぼ直方体状をなす直方体状部54とで構成されている。そして、円柱状部53の外径(直径)と直方体状部54の高さとは、ほぼ等しくなるよう設定されている。
【0099】
円柱状部53の先端部には、円柱状部53の外径に対して拡径した嵌合部531が形成されている。この嵌合部531は、後述するケーシング3の嵌合部35に嵌合する。
【0100】
直方体状部54の先端部には、一対の突部541が側方に突出して形成されている。各突部541は、それぞれ、後述するケーシング3の段差部34に当接する。
【0101】
また、直方体状部54の基端部には、前述したプランジャ510のホルダ部530の形状に対応した形状の連結部542が形成されている。チップ装填状態で、この連結部542がホルダ部530に嵌合(嵌入)することにより、穿刺針5がプランジャ510(穿刺手段500)に連結される。
【0102】
このような穿刺針5は、ケーシング3が有する内腔部33内に移動可能に設けられている。ケーシング3は、ほぼ直方体形状の部材で構成され、その先端および基端には、それぞれ内腔部33が開放する先端開口31および基端開口32が形成されている。穿刺針5が備える針体51は、先端開口31を通過して、ケーシング3(チップ1)の先端から突出する(図10参照)。
【0103】
内腔部33は、図4に示すように、先端側の第1内腔部331と、基端側の第2内腔部332とで構成されている。
【0104】
第1内腔部331は、ほぼ円柱状をなし、その横断面積がハブ52の嵌合部531の横断面積(最大)とほぼ等しいか、または、若干大きくなるよう設定されている。また、第2内腔部332は、ほぼ直方体状をなし、その横断面積が直方体状部54(突部541の部分)の横断面積(最大)とほぼ等しいか、または、若干大きくなるよう設定されている。
【0105】
そして、穿刺針5がケーシング3に対して移動する際に、ハブ52の嵌合部531が第1内腔部331の内面に沿って移動し、ハブ52の突部541の部分が第2内腔部332の内面に沿って移動する。このとき、嵌合部531、突部541は、支持部となる。
【0106】
このような構成により、穿刺針5は、ケーシング3に対して移動する際に、ハブ52の嵌合部531と突部541との2箇所、すなわち、穿刺針5の長手方向の2箇所でケーシング3に支持される。このため、穿刺針5は、ケーシング3に対して円滑に移動することができるとともに、ケーシング3に対するブレが防止され、高い直進性をもって先端方向に移動する。これにより、針体51の針先511のブレに伴う患者の苦痛の増大を好適に防止することができる。
【0107】
また、第1内腔部331の形状と第2内腔部332の形状とが異なることにより、ケーシング3には、これらの境界部に段差部34が形成されている。このため、穿刺針5が先端方向に移動すると、ハブ52の突部541が段差部34に当接する。これにより、穿刺針5の移動が停止し、穿刺針5の針先511のケーシング3からの突出長さが規制される。すなわち、本実施形態では、ケーシング3に形成された段差部34と、この段差部34に当接する穿刺針5のハブ52に形成された突部541とにより、突出長さ規制手段が構成されている。このような突出長さ規制手段を設けることにより、指(体液採取部位)を必要以上に深く穿刺することを防止することができる。
【0108】
さらに、支持部となる嵌合部531および突部541は、いずれもケーシング3と部分的に接触するのみであるので、穿刺針5がケーシング3に対して移動する際の摩擦抵抗が小さく、その移動がスムーズになされる。このため、穿刺針5のケーシング3に対する動きを制御することが容易となる。
【0109】
また、第1内腔部331の基端部には、第1内腔部331の内径に対して縮径した嵌合部35が形成されている。この嵌合部35には、穿刺針5の嵌合部531が嵌合する。これにより、穿刺針5がケーシング3に対して固定される。
【0110】
この嵌合部35と嵌合部531との嵌合力(固定力)は、穿刺針5の連結部542を穿刺手段500(プランジャ510)のホルダ部530に連結させるのに要する力より大きく設定される。これにより、穿刺針5を穿刺手段500に支障なく連結させることができる。
【0111】
また、嵌合部35と嵌合部531とを嵌合させるのに要する力は、穿刺針5の連結部542と穿刺手段500のホルダ部530との連結を解除するのに要する力より若干大きく設定される。これにより、次のような作用・効果が得られる。
【0112】
すなわち、使用後のチップ1では、穿刺針5の嵌合部531は、ケーシング3の嵌合部35よりも先端側に位置している。この状態から、チップ1を成分測定装置100から取り外すべく、ケーシング3を先端方向に移動させると、穿刺手段500に連結された穿刺針5は相対的に基端側に移動して、嵌合部35と嵌合部531とが嵌合する。また、これとほぼ同時、または、これに前後して、穿刺針5の連結部542と穿刺手段500のホルダ部530との連結が解除され、チップ1が成分測定装置100から取り外される。このように、成分測定装置100から取り外されたチップ1では、嵌合部35と嵌合部531とのほぼ全部または一部が嵌合し、穿刺針5がケーシング3に対して固定される。このため、チップ1の先端を鉛直下方に向けた場合でも、穿刺針5の針先511がケーシング3の先端より突出するのが防止され、また、チップ1の基端を鉛直下方に向けた場合でも、ケーシング3から穿刺針5が脱落するのが防止される。これにより、誤って皮膚等を傷つけてしまうことや、血液が飛散して周囲を汚染すること等を防止することができ、安全性が高い。
【0113】
ケーシング3の嵌合部35の先端部および基端部には、それぞれ、テーパ部351、352が形成されている。
【0114】
チップ1の組立工程では、ケーシング3の基端開口32から穿刺針5を挿入し、ハブ52の嵌合部531をケーシング3の嵌合部35に嵌合させる操作が行われるが、嵌合部35の基端部にテーパ部352が形成されていることにより、これらの嵌合操作を容易に行うことができる。
【0115】
一方、嵌合部35の先端部にテーパ部351が形成されていることにより、前述したように、チップ1を成分測定装置100から取り外す際に、ハブ52の嵌合部531とケーシング3の嵌合部35とをより容易かつ確実に嵌合させることができる。
【0116】
また、ケーシング3の下面には、凹部36およびガイド溝(案内溝)37がそれぞれ凹没形成されている。
【0117】
この凹部36は、チップ装填状態で、プランジャ720(押圧機構700)の先端部が挿入される部分であり、プランジャ720の先端部形状に対応した形状に形成されている。
【0118】
ガイド溝37は、ケーシング3の長手方向に沿って、ケーシング3の基端から凹部36近傍まで形成されている。このガイド溝37は、プランジャ720(押圧機構700)の先端部を凹部36に案内する機能を有するものである。ガイド溝37を設けることにより、プランジャ720の先端部を凹部36により円滑かつ確実に案内することができる。
【0119】
ガイド溝37の横断面形状は、プランジャ720の先端部の縦断面形状に対応した形状に形成されている。
【0120】
また、このガイド溝37は、凹部36に連続して形成されていてもよいが、本実施形態では、これらが連続しない構成とされ、ガイド溝37と凹部36との間には、土手部38が形成されている。
【0121】
このような構成により、チップ1を成分測定装置100に装着する際に、プランジャ720の先端部は、ガイド溝37に案内されながら、凹部36に向かって移動し、土手部38を越えて凹部36内に到達するようになる。このとき、クリック感が得られるので、チップ1がチップ装填部310に確実に装填されたことを知ることができ、便利である。
【0122】
また、ケーシング3の先端部には、その両側面に、一対のフランジ39が突出して形成されている。各フランジ39は、それぞれ、チップ装填状態で、成分測定装置100の本体200の先端に当接する。また、チップ1を成分測定装置100から取り外す際に、各イジェクトピン810が先端方向へ移動し、その先端がフランジ39に当接し、先端方向に押圧する。これにより、チップ1が成分測定装置100に対して先端方向に移動し、チップ装填部310(成分測定装置100)から取り外される。
【0123】
また、ケーシング3の上面には、対向する一対の壁部40と、壁部41と、突起42とが形成されている。壁部40は、ケーシング3の先端側の両側部に沿って立設され、壁部41は、ケーシング3の長手方向の途中に、長手方向とほぼ直交するように立設されている。これらの壁部40、41で囲まれる部分に、後述する検出ユニット7が装着される。すなわち、かかる部分が検出ユニット7を装着する検出ユニット装着部を構成する。
【0124】
壁部40の内側には、壁部40に接触して一対の突起42が立設されている。各突起42は、それぞれ、検出ユニット7のカバー72に形成された凹部723に挿入される。これにより、検出ユニット7がチップ1に対して、位置決め、固定される。なお、この状態では、検出ユニット7の先端位置とケーシング3の先端位置とが、ほぼ一致している。
【0125】
検出ユニット7は、血液(体液)中のブドウ糖(所定成分)を検出するものである。この検出ユニット7は、ベース71と、このベース71に接合されるカバー72と、カバー72に設けられた試験紙(検出部)73とを有している。
【0126】
ベース71は、平板状をなす部材で構成されている。このベース71には、上面に開放する溝711が形成されている。この溝711は、ほぼ一直線状に、かつ、ベース71の長手方向に沿って形成されている。また、溝711は、ベース71の先端で開放している。
【0127】
カバー72は、ほぼ直方体状をなす部材で構成されている。カバー72の下面には、その長手方向に沿って凹部724が形成されている。この凹部724内に、ベース71が固着(固定)されている。
【0128】
このカバー72の上面には、その基端部に試験紙73が設置される試験紙設置部721が形成されている。試験紙設置部721は、平面視での形状がほぼ円形(試験紙73に対応した平面形状)をなす凹部で構成され、その底面の中央部には、凹部724に連通する貫通孔722が形成されている。
【0129】
カバー72の凹部724内にベース71が固着された状態で、これらの間に形成される空間と、カバー72に形成された貫通孔722とにより、血液(体液)を移送する血液移送路(体液移送路)74が構成される。
【0130】
この血液移送路74は、検出ユニット7の先端に開放する血液流入口741と、検出ユニット7の上部(上方)に開放する血液流出口742とを有する。
【0131】
血液移送路74の血液流入口741に接触した血液は、毛細管現象により血液移送路74内を移送され、血液流出口742を介して試験紙設置部721に設置された試験紙73の中央部に供給される。
【0132】
この血液移送路74は、前記発光報知手段400が作動(発光素子410が発光)したとき、その内部がブドウ糖量の測定に十分な量の血液で満たされるような構成とされている。換言すれば、チップ1の血液移送路74内が、ブドウ糖量の測定に十分な量の血液で満たされた状態で、血液が試験紙73に到達するように、血液移送路74の容積が設定されている。これにより、発光報知手段400が作動した状態では、患者がチップ1の先端に当がった指を外しても、ブドウ糖量の測定が正確に行われるので、患者は、発光素子410の発光をチップ1の先端から指を離すタイミングの指標として利用することができ便利である。
【0133】
また、ベース71には、血液移送路74内に突出する凸部743が形成されている。この凸部743は、血液流出口742の近傍に設けられている。これにより、血液流入口741側に対して血液流出口742側の血液移送路74の横断面積を小さくすることができ、血液移送路74内における毛細管現象による血液移送をより促進することができる。
【0134】
試験紙73は、血液中のブドウ糖を検出し得るものであり、例えば、血液を吸収可能な担体(吸収体)に、試薬(発色試薬)を担持(含浸)してなるものである。この担体は、好ましくは多孔性膜で構成されている。この場合、多孔性膜は、血液中の赤血球を濾過できる程度の孔径を有するものが好ましい。
【0135】
多孔性膜による担体を用いることにより、含浸させる試薬が特にオキシダーゼ反応のように酸素を基質として反応する過程を含む試薬系の場合に、血液が試験紙73上に展開後、血液受容側が血液で覆われた状態でも、反応側(反対面)より大気中の酸素が供給されるので、反応を迅速に進ませることができ、よって、血液を除去することなく発色状態を検出することができる。
【0136】
試験紙73の担体としては、多孔性膜の他に、例えば、不織布、織布、延伸処理したシート等のシート状多孔質基材が挙げられる。
【0137】
多孔性膜等の担体の構成材料としては、ポリエステル類、ポリアミド類、ポリオレフィン類、ポリスルホン類またはセルロース類等が挙げられるが、試薬を溶解した水溶液を含浸させたり、血液の採取時には血液の吸収・展開を迅速に行うため、親水性を有する材料または、親水化処理されたものが好ましい。
【0138】
親水化処理としては、例えばプラズマ処理、グロー放電、コロナ放電、紫外線照射等の物理活性化処理の他、界面活性剤、水溶性シリコン、ヒドロキシプロピルセルロース、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール等の付与(塗布)等により行うことができる。
【0139】
また、試験紙73の担体は、単層のシートで構成してもよく、複数枚のシートを積層した多層構成であってもよい。
【0140】
図示の構成では、試験紙73の担体の平面視での形状は、ほぼ円形をなしているが、その他、長方形、菱形等の四角形、三角形、六角形、八角形、楕円形等のいかなるものであってもよい。
【0141】
担体(多孔性膜)に含浸する試薬としては、血糖値測定用の場合、グルコースオキシダーゼ(GOD)と、ペルオキシダーゼ(POD)と、例えば4−アミノアンチピリン、N−エチルN−(2−ヒドロキシ−3−スルホプロピル)−m−トルイジンのような発色剤(発色試薬)とが挙げられ、その他、測定成分に応じて、例えばアスコルビン酸オキシダーゼ、アルコールオキシダーゼ、アルコールデヒドロゲナーゼ、ガラクトースオキシダーゼ、フルクトースデヒドロゲナーゼ、コレステロールオキシダーゼ、コレステロールデヒドロゲナーゼ、乳酸オキシダーゼ、乳酸デヒドロゲナーゼ、ビリルビンオキシダーゼ、キサンチンオキシダーゼ等の血液成分(所定の成分)と反応するものと、前記と同様の発色剤(発色試薬)とが挙げられる。また、さらにリン酸緩衝液のような緩衝剤が含まれていてもよい。なお、試薬の種類、成分については、これらに限定されないことは言うまでもない。
【0142】
このようなチップ1は、その先端部にケーシング3の内腔部33を塞ぐように蓋体8が装着されている。この蓋体8は、使用前のチップ1(未使用のチップ1)に装着され、チップ1の使用時には、取り外されるものである。蓋体8は、本体部81と嵌合部82とを有している。
【0143】
嵌合部82は、ほぼ円柱状をなし、その外径がケーシング3の第1内腔部331の内径とほぼ等しいか、または、若干大きく設定されている。
【0144】
嵌合部82が、ケーシング3の第1内腔部331の先端部に挿入され、嵌合する。これにより、蓋体8は、ケーシング3(チップ1)に装着される。なお、嵌合部82は、その基端部の縁部がテーパ形状とされており、これにより、嵌合部82をケーシング3の第1内腔部331内により容易に挿入することができる。
【0145】
また、チップ1は、未使用時には、ケーシング3の嵌合部35とハブ52(穿刺針5)の嵌合部531とが嵌合しており、蓋体8の嵌合部82がケーシング3の先端部に嵌合により装着されると、ケーシング3の第1内腔部331、すなわち、針体51(穿刺針5)の針先511が位置するケーシング3の内腔部33の封止性が確保されるよう構成されている。これにより、第1内腔部331内への菌の侵入が防止される。したがって、蓋体8がチップ1から取り外されるまでは、チップ1に施された滅菌処理による滅菌状態が維持される。
【0146】
ここで、「内腔部33の封止性が確保される」とは、細菌が実質的に内腔部33に侵入し得ない状態のことを言い、内腔部33は、気密性が確保されるのが好ましいが、必ずしも気密性が確保されていなくてもよく、前記効果が好適に発揮される程度であれば十分である。
【0147】
本体部81と嵌合部82との間には、嵌合部82の外径に対して拡径した拡径部83が形成されている。蓋体8をチップ1に装着すると、拡径部83の基端面がケーシング3の先端面に当接し、蓋体8のチップ1に対する位置決めがなされる。
【0148】
本体部81は、平面視でほぼ三角形をなしており、蓋体8をケーシング3に着脱する際に、指等で把持される部分である。
【0149】
この本体部81の中央部には、指等で把持される面に凸部811が突出して形成されている。この凸部811は、本体部81を把持する際に、滑るのを防止する機能を有するもの、すなわち、滑り止め手段を構成するものである。この凸部811を設けることにより、本体部81を指等でより確実に把持することができ、蓋体8のケーシング3(チップ1)への着脱操作をより確実に行うことができる。
【0150】
また、この蓋体8には、その長手方向に沿って、基端から本体部81の途中まで延在する穴部84が形成されている。この穴部84は、少なくとも針体51(穿刺針5)の針先511を収納可能な空間であり、穴部84の中心軸と針体51の中心軸とがほぼ一致するように形成されている。これにより、蓋体8をケーシング3に装着した状態で、穿刺針5が不本意に先端方向に移動した場合(誤発射された場合)でも、針体51は、この穴部84内に収納されるので、針先511の変形や破損が防止される。したがって、ハブ52の嵌合部531とケーシング3の嵌合部35とが嵌合する状態に復帰させることにより、再度、未使用状態とすることができるので、無駄に廃棄されるチップ1の数を削減できる。
【0151】
以上説明したような穿刺針5のハブ52、ケーシング3、ベース71、カバー72および蓋体8の構成材料としては、それぞれ、例えば、ABS樹脂、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン樹脂、ポリフェニレンオキサイド、熱可塑性ポリウレタン、ポリメチルメタクリレート、ポリオキシエチレン、フッ素樹脂、ポリカーボネート、ポリアミド、アセタール樹脂、アクリル樹脂、ポリエチレンテレフタレート等の熱可塑性樹脂や、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、シリコーン樹脂、不飽和ポリエステル等の熱硬化性樹脂等が挙げられる。また、これらの構成材料には、例えば、各種セラミックス材料、各種金属材料等を用いることもできる。
【0152】
また、このようなチップ1は、チップ1を成分測定装置100に装着する際に、チップ1の向きを間違えるのを防止する誤装着防止手段を有している。これにより、成分測定装置100が故障するのを好適に防止することができる。以下、この誤装着防止手段について詳細に説明する。
【0153】
チップ1のケーシング3の基端部には、一方の側面(右側面)にリブ9が突出して形成されている。一方、成分測定装置100のチップ装填部310の内面(右側内面)には、その長手方向に沿って、溝311が形成されている。チップ1を成分測定装置100に装着する際に、リブ9が溝311に案内される。
【0154】
このため、チップ1の上下方向を間違えて、成分測定装置100に装着しようとすると、リブ9が挿入されるべき溝311が存在せず、チップ1をチップ装填部310に装填(装着)することができない。
【0155】
また、前述したように、ケーシング3の先端側には、壁部40、41、突起42、フランジ39が突出して形成されており、チップ1は、ケーシング3の先端側の形状と基端側の形状とが大きく異なる。
【0156】
このため、チップ1の前後方向および上下方向を間違えて、成分測定装置100に装着しようとすると、ケーシング3の先端側の形状と基端側の形状とが異なることにより、チップ1をチップ装填部310に装填(装着)することができない。
【0157】
このように、誤装着防止手段を、ケーシング3の先端側の形状と基端側の形状とを異ならせることによるものとすることにより、チップ1の部品点数や製造コストの増大を防止することができる。
【0158】
また、本実施形態のように、検出ユニット7が血糖測定用である場合、糖尿病患者の中には、合併症により視力低下の著しい患者もいるが、このような誤装着防止手段をチップ1に設けることにより、視力低下の著しい患者でも、チップ1を、正確に成分測定装置100に装填することができ、便利である。
【0159】
次に、チップ1を成分測定装置100に装填して使用する方法(作用)の一例について説明する。
【0160】
[1] まず、チップ1を本体200の開口230を介して、保持部材300のチップ装填部310に挿入し、穿刺針5の連結部542をプランジャ510のホルダ部530に嵌合させる。これにより、穿刺針5と穿刺手段500とを連結する。
【0161】
さらに、チップ1を基端方向へ押し込むと、バネ520の付勢力に抗して、プランジャ510が基端方向へ移動する。
【0162】
ここで、プランジャ510のフランジ540は、チップ1を挿入する前の状態では、係止部552よりも先端側に位置しているが、プランジャ510が基端方向へ移動すると、それに伴ってフランジ540の縁部が係止部552の先端面(傾斜面)に当接し、これをプランジャ510から離間する方向に押圧する。これにより、弾性片550が撓んで係止部552が移動し、フランジ540が係止部552を越えて基端側に移動する。
【0163】
その結果、チップ1によるプランジャ510の基端方向の押圧力を解除してもフランジ540が係止部552に係止されるので、プランジャ510は、先端方向への移動が規制される。なお、このとき、バネ520は、圧縮状態とされる。
【0164】
さらに、チップ1を基端方向へ押し込むと、プランジャ510は、フランジ540の基端が支持部580の先端に当接して、それ以上基端方向へ移動するのが阻止される。これにより、穿刺針5も基端方向へ移動するのも阻止されるが、ケーシング3が基端方向へ移動することにより、穿刺針5の嵌合部531とケーシング3の嵌合部35との嵌合が解除される。
【0165】
また、これとほぼ同時に、押圧機構700のプランジャ720の先端部が、チップ1の凹部36内に挿入される。これにより、チップ1は、チップ装填部310において適正な位置に位置決めされ、試験紙73の測定手段700に対する位置も適正な位置となる。
【0166】
このような状態(すなわち、チップ装填状態)で、穿刺針5による穿刺の準備および血液(検体)採取の準備が完了する。その後、チップ1に装着されている蓋体8を取り外す。
【0167】
[2] 次に、チップ1の装着により、電源スイッチを兼ねたマイクロスイッチ1300がオンされる。これにより、成分測定装置100の各部が起動し、測定可能な状態となる。
【0168】
[3] 次に、チップ1の先端に、指先(指)を押し当てる(当がう)。この状態で、操作ボタン260を押圧操作し、穿刺手段500を作動させる。
【0169】
まず、操作ボタン260の押圧操作に連動して、係止解除部材571も下方向に移動し、空間560内に挿入される。これにより、係止部552が、プランジャ510から離間する方向へ移動して、係止部552によるプランジャ510の係止状態が解除される。
【0170】
このとき、圧縮状態のバネ520は、その弾性力により、プランジャ510を先端方向に移動する。このプランジャ510の先端方向への移動により、穿刺針5は、先端方向に移動し、その針体51の針先511がケーシング3の先端開口31を通過し、チップ1の先端より突出して指先の皮膚(表面)を穿刺する。
【0171】
また、このとき、このチップ1では、穿刺針5のハブ52がケーシング3に、2箇所(嵌合部531、突部541)で支持されつつ移動する。このため、穿刺針5のケーシング3に対するブレが効率よく矯正され、高い直進性をもって先端方向に移動する。これにより、針体51の針先511のブレに伴う患者の苦痛の増大を好適に防止することができる。
【0172】
また、穿刺手段500には、プランジャ510を基端方向へ押し戻すバネ(図示せず)が設けられており、このバネが、穿刺針5による指先の穿刺を行った後のプランジャ510を基端方向へ押し戻す。プランジャ510は、バネ520の弾性力と押し戻し用のバネの弾性力とにより、先端方向への移動と基端方向への移動とを繰り返し、やがて、バネ520の弾性力と押し戻し用のバネの弾性力とが釣り合う位置で静止する。このとき、針体51の針先511は、チップ1内に収納されている。このように、針体51の針先511は、穿刺時以外はチップ1の先端から突出しないようになっており、誤って皮膚等を傷つけることが無く、安全性が高い。
【0173】
[4] 次に、一旦、チップ1が装填(装着)された成分測定装置100を机上等へ置いて、穿刺針5による指先の穿刺部位周辺を、他方の指等で揉んで、穿刺部位から血液を出させる。
【0174】
[5] 次に、再度、成分測定装置100を把持して、前記[4]の操作で、穿刺部位に隆起した血液に対して、チップ1の血液流入口741を接触させるように近づける。血液が血液流入口741に接触すると、この血液は、血液移送路74内を毛細管現象により移送され、検出ユニット7の試験紙73の中央部へ供給される。
【0175】
試験紙73へ血液が供給されると、試験紙73では、血液中のブドウ糖と試薬とが反応し、ブドウ糖量に応じて呈色する。
【0176】
[6] この試験紙73の発色は、測定手段900で検出される。測定手段900は、発光素子920から試験紙73に光を照射し、その反射光は、受光素子930で受光され、光電変換される。そして、受光素子930からは、その受光光量に応じたアナログ信号が出力され、所望に増幅された後、A/D変換器にてデジタル信号に変換され、制御手段1100に入力される。
【0177】
[7] 制御手段1100は、測定手段900から最初の信号が入力されると、血液が試験紙73に到達したものと判断して、発光信号を発光報知手段400に出力する。発光報知手段400では、血液の試験紙73への到達から測定完了までの間、所定のパターンで発光素子410を発光させる。
【0178】
また、制御手段1100は、血液の試験紙73への到達後であって、予め設定された時間が経過した後のデジタル信号に基づいて、所定の演算処理を行い、また、必要に応じて、温度補正計算、ヘマトクリット値補正計算等の補正を行い、血液中のブドウ糖量(血糖値)を求める。すなわち、血糖値を定量化する。次いで、求められた血糖値を表示部1200に表示する。これにより、血糖値を把握することができる。
【0179】
このような方法によれば、短時間でかつ確実に、測定に必要かつ十分な量の血液を採取することができるとともに、より少ない血液量で血糖値(血液中の所定成分の量)を正確に測定することができる。
【0180】
[8] 次に、イジェクト機構800を作動させると、イジェクトピン810が先端方向へ移動し、フランジ39を先端方向に押圧する。これにより、チップ1が成分測定装置100に対して先端方向に移動し、チップ装填部310(成分測定装置100)から取り外される。
【0181】
このとき、ケーシング3が先端方向に移動すると、穿刺手段500に連結された穿刺針5は相対的に基端側に移動して、嵌合部35と嵌合部531とが嵌合する。また、これとほぼ同時、または、これに前後して、穿刺針5の連結部542と穿刺手段500のホルダ部530との連結が解除される。
【0182】
このように、成分測定装置100から取り外されたチップ1では、嵌合部35と嵌合部531とのほぼ全部または一部が嵌合し、穿刺針5がケーシング3に対して固定される。
【0183】
[9] 次に、必要に応じて、蓋体8をチップ1の先端部に装着して、チップ1を廃棄する。
【0184】
このように、チップ1は、1回毎に使い捨てされるものであるのが好ましい。これにより、細菌による感染の危険性を、特に、低いものとすることができる。
【0185】
以上、本発明の穿刺具を図示の各実施形態に基づいて説明したが、本発明は、これらに限定されるものではなく、各部の構成は、同様の機能を発揮し得る任意の構成のものに置換することができる。
【0186】
例えば、前記実施形態では、穿刺針がケーシングに対して移動する際に、その長手方向の2箇所でケーシングに支持されるような構成であったが、本発明では、3箇所以上でケーシングに支持されるような構成であってもよい。これにより、穿刺針の直進性がより向上する。
【0187】
また、前記実施形態では、採取する体液として、血液を代表として説明したが、本発明では、採取する体液は、これに限らず、例えば、尿、汗、リンパ液、髄液、胆汁、唾液等であってもよい。
【0188】
また、前記実施形態では、測定目的とする成分として、ブドウ糖(血糖値)を代表として説明したが、本発明では、測定目的の成分は、これに限らず、例えば、各種アルコール類、各種糖類、コレステロール、乳酸、各種ビタミン類、ヘモグロビン(潜血)、尿酸、クレアチニン、各種タンパク質、ナトリウム等の無機イオン等であってもよい。
【0189】
また、前記実施形態では、測定手段が所定成分の量を測定するものとして説明したが、本発明では、測定手段は、所定成分の性質を測定するものであってもよく、また、所定成分の量および性質の双方を測定するものであってもよい。
【0190】
また、前記実施形態では、検出部は、体液中の所定成分と試薬との反応により発色(呈色)するもの、すなわち、光学的に所定成分を検出する方式(比色式)に適用されるものについて説明したが、本発明では、電極式の方法(電気的に所定成分を検出する方式)に適用されるものであってもよい。この場合、検出部には、電極を設け、また、所定の成分と反応する試薬としては、前述したような酵素のうち、酸化還元酵素の少なくとも1種と、フェリシアン化カリウム、フェロセン誘導体、キノン誘導体、金属錯体等の電子受容体の少なくとも1種とを適宜組み合わせたものを用いるようにすればよい。
【0191】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明によれば、体液が検出部に到達したことを発光により報知する発光報知手段を設けたことにより、体液が正確に採取され、所定成分の測定が正常に進行していることを把握することができる。これにより、患者の安心感が得られる。
【0192】
また、発光報知手段に、測定手段による測定の完了を報知する機能を付加することにより、患者は、表示部に測定結果が表示されたことを知ることができ、便利である。
【0193】
また、発光報知手段の発光パターンや発光色が変化する構成とすることにより、前記効果をより向上させることができる。
【0194】
また、穿刺針が一体化された体液採取具を用いることにより、穿刺、体液の採取および検出部への供給、所定成分の測定を連続的に行うことができ、所定成分の測定を容易かつ短時間で行うことができる。また、使用に際しての準備操作が容易であり、このため、定期的に使用する場合や繰り返し使用する場合にも有利である。
【0195】
以上のことから、本発明は、患者自身が自己の血糖値を測定等する際に使用するのに適している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の成分測定装置に装着して使用されるチップの構成を示す斜視図である。
【図2】図1に示すチップの分解斜視図である。
【図3】図1に示すチップを下方より見た斜視図である。
【図4】図1中のA−A線断面図である。
【図5】図1中のB−B線断面図である。
【図6】本発明の成分測定キットの実施形態を示す平面図である。
【図7】図6に示す成分測定キットの側面図である。
【図8】図6中のX−X線断面図である。
【図9】図7中のY−Y線断面図である。
【図10】図7中のY−Y線断面図である。
【図11】図6に示す成分測定装置の内部構成を示すブロック図である。
【図12】図6に示す成分測定装置が備える発光報知手段の発光パターンを示す模式図である。
【符号の説明】
10 成分測定キット
1 チップ
3 ケーシング
31 先端開口
32 基端開口
33 内腔部
331 第1内腔部
332 第2内腔部
34 段差部
35 嵌合部
351、352 テーパ部
36 凹部
37 ガイド溝
38 土手部
39 フランジ
40、41 壁部
42 突起
5 穿刺針
51 針体
511 針先
52 ハブ
53 円柱状部
531 嵌合部
54 直方体状部
541 突部
542 連結部
7 検出ユニット
71 ベース
711 溝
72 カバー
721 試験紙設置部
722 貫通孔
723 凹部
724 凹部
73 試験紙
74 血液移送路
741 血液流入口
742 血液流出口
743 凸部
8 蓋体
81 本体部
811 凸部
82 嵌合部
83 拡径部
84 穴部
9 リブ
100 成分測定装置
200 本体
210 先端面
220 上面
230 開口
240 表示窓
250 孔部
260 操作ボタン
270 孔部
300 保持部材
310 チップ装填部
311 溝
340 孔部
360 蓋部材
360a、360b ネジ
370 段差部
380 孔部
390 蓋部材
390a、390b ネジ
400 発光報知手段
410 発光素子
420 固定部材
500 穿刺手段
510 プランジャ
512 腕部
513 凹部
514 プランジャ本体
520 バネ
530 ホルダ部
540 フランジ
550 弾性片
551 一端部
552 係止部
560 空間
570 板部材
571 係止解除部材
572 一端部
573 押圧部
574 バネ
580 支持部
700 押圧機構
720 プランジャ
730 バネ
740 フランジ
800 イジェクト機構
810 イジェクトピン
900 測定手段
910 ブロック体
920 発光素子
930 受光素子
940 増幅器
950 A/D変換器
1000 回路基板
1100 制御手段
1200 表示部
1300 マイクロスイッチ
1400 電池[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a component measuring device and a component measuring kit used for measuring a blood glucose level, for example.
[0002]
[Prior art]
In recent years, with the increase in the number of diabetic patients, autologous blood glucose measurement in which patients monitor daily fluctuations in blood glucose levels has been recommended.
[0003]
For the measurement of the blood sugar level, a blood sugar measuring device that automatically measures the amount of glucose in blood is used (for example, see Patent Document 1).
[0004]
In this blood glucose measurement device, a measurement result, a measurement error (for example, poor blood collection) or the like is displayed on a display unit.
[0005]
However, among diabetic patients, there is a case where it is difficult to immediately determine the display content of the display unit due to a significant decrease in visual acuity due to a complication.
[0006]
In particular, even if the measurement result, the measurement error, and the like are displayed on the display unit, such a patient may miss these displays and continue the blood glucose measurement. In such cases, the patient is very anxious.
[0007]
[Patent Document 1]
JP-A-2002-58662 [0008]
[Problems to be solved by the invention]
An object of the present invention is to provide a component measuring device and a component measuring unit that can grasp that measurement of a predetermined component is progressing normally.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
Such an object is achieved by the present invention described in the following (1) to (16).
[0010]
(1) A component measuring device which is used by mounting a body fluid sampling tool including a detection unit for detecting a predetermined component in a body fluid,
Measuring means for measuring the amount and / or property of the predetermined component detected by the detection unit;
A display unit that displays a measurement result measured by the measurement unit,
A component measurement device, comprising: a light emission notifying unit that is provided at a location different from the display unit and notifies the body fluid that has reached the detection unit by light emission.
[0011]
(2) The component measuring device according to (1), wherein the light emission notifying unit has a function of notifying completion of the measurement by the measuring unit.
[0012]
(3) The component measuring device according to (2), wherein the light emission notifying unit notifies separately that the body fluid has reached the detection unit and completion of the measurement by the measuring unit.
[0013]
(4) The above-mentioned (3), wherein the light emission notifying means is configured to change a light emission pattern according to a state from the arrival of the bodily fluid to the detection section to completion of measurement by the measuring means. Component measuring device.
[0014]
(5) The component measuring device according to (4), wherein the light emission notifying unit blinks so that a lighting time and / or a lighting cycle becomes shorter with time.
[0015]
(6) The component measuring device according to (5), wherein the lighting time is set within a range of 0.5 to 30 seconds.
[0016]
(7) The emission notification unit is configured to change the emission color according to a state from the arrival of the body fluid to the detection unit to the completion of the measurement by the measurement unit. The component measuring device according to any one of 6).
[0017]
(8) The component measuring device includes a mounting portion for mounting the body fluid sampling device,
The component according to any one of (1) to (7), wherein the light emission notifying unit is provided near an opening into which the bodily fluid collecting device is inserted when the bodily fluid collecting device is mounted on the mounting portion. measuring device.
[0018]
(9) The component measuring device has an operation button pressed when starting measurement of the predetermined component,
The component measurement device according to (8), wherein the light emission notifying unit is provided between the opening and the operation button.
[0019]
(10) The component measurement device according to any one of (1) to (9), wherein the light emission notifying unit has a light emitting element formed of a light emitting diode.
[0020]
(11) The component measuring device according to any one of (1) to (10), wherein the arrival of the body fluid at the detection unit is detected by the measuring unit.
[0021]
(12) The component measuring device according to any one of (1) to (11), wherein the measuring unit detects the predetermined component by colorimetry.
[0022]
(13) The bodily fluid collection tool includes a puncture needle that has a sharp needle tip at the tip and punctures the epidermis with the needle tip to output the bodily fluid,
The component measuring device according to any one of (1) to (12), further including a puncturing unit that operates the puncture needle to puncture the epidermis with the needle tip.
[0023]
(14) The component measuring device according to any of (1) to (13),
A component measurement kit comprising: a detection unit mounted on the component measurement device, the detection unit detecting a predetermined component in a body fluid; and a body fluid collection tool including a body fluid transfer path configured to transfer the body fluid to the detection unit.
[0024]
(15) The component measurement according to (14), wherein when the light emission notifying unit is operated, the inside of the body fluid transfer passage of the body fluid sampling tool is filled with a sufficient amount of the body fluid for measurement of the predetermined component. kit.
[0025]
(16) The component measurement kit according to (14) or (15), wherein the bodily fluid sampling device is disposable each time.
[0026]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, preferred embodiments of the component measuring device and the component measuring kit of the present invention will be described in detail.
[0027]
FIG. 1 is a perspective view showing a configuration of a chip used by being attached to the component measuring apparatus of the present invention, FIG. 2 is an exploded perspective view of the chip shown in FIG. 1, and FIG. 4 is a cross-sectional view taken along the line AA in FIG. 1, FIG. 5 is a cross-sectional view taken along the line BB in FIG. 1, and FIG. 6 is an embodiment of the component measurement kit of the present invention. 7, FIG. 7 is a side view of the component measurement kit shown in FIG. 6, FIG. 8 is a sectional view taken along the line XX in FIG. 6, and FIGS. 9 and 10 are YY in FIG. FIG. 11 is a block diagram showing an internal configuration of the component measuring device shown in FIG. 6, and FIG. 12 is a schematic diagram showing a light emission pattern of a light emission notifying means provided in the component measuring device shown in FIG.
[0028]
1 to 10, the left side is referred to as “distal end” and the right side is referred to as “proximal end”. In FIGS. 1, 2, 5, and 7 to 10, the upper side is “up” or “upper”. In FIG. 3, the upper side is described as "lower" or "lower", and the lower side is described as "upper" or "upper". In FIG. 1, the test paper is omitted.
[0029]
The
[0030]
The site of the epidermis involved in the collection of body fluid (body fluid collection site) is preferably a finger, but in addition, for example, a hand (palm, back of hand, side of hand), arm, thigh, earlobe, etc. Is also good.
[0031]
Hereinafter, blood will be described as a body fluid, glucose as a predetermined component, and a fingertip (finger) as a body fluid collection site.
[0032]
<Component measurement device>
The component measuring device (blood component measuring device) 100 shown in FIG. 6 and the like includes a
[0033]
The
[0034]
An
[0035]
A
[0036]
Further, both sides of the
[0037]
A
[0038]
The
[0039]
Further, a display window (opening) 240 penetrating the inside and outside of the
[0040]
A
[0041]
The
[0042]
Further, a
[0043]
The
[0044]
The light emission notifying means 400 notifies the blood (body fluid) that has reached the test paper (detection unit) 73 by light emission. By providing such a light emission notifying means 400, the patient can know that blood is accurately collected and the measurement of the glucose amount is in progress, and can obtain a sense of security.
[0045]
The light emission notifying means 400 has a
[0046]
A
[0047]
Further, the fixing
[0048]
The
[0049]
The light emitting element 410 (light emission notifying means 400) is provided at a location different from the
[0050]
When measuring the amount of glucose, the patient is provided with the
[0051]
Further, the
[0052]
Such a
[0053]
As a method (method) for distinguishing these, for example, a method of changing the light emitting pattern of the
[0054]
Among them, a method of changing the light emitting pattern of the
[0055]
When a method of changing the light emitting pattern of the
[0056]
Furthermore, when the light emission pattern of the
[0057]
Specifically, for example, the
[0058]
In these cases, the lighting time of the
[0059]
The
[0060]
A measuring means 900 is provided above (upper of) the holding
[0061]
As described above, the measuring
[0062]
The measuring
[0063]
The
[0064]
The
[0065]
When the
[0066]
The
[0067]
Further, the
[0068]
A
[0069]
The
[0070]
The
[0071]
A
[0072]
Further, the
[0073]
The
[0074]
Although the
[0075]
With such a
[0076]
The
[0077]
The
[0078]
An
[0079]
When the chip is loaded, the
[0080]
Further, as another configuration example, for example, an eccentric cam having a rotation axis is disposed on the distal end side of the holding member 300 (near the
[0081]
Puncturing means 500 is housed and held inside holding
[0082]
The puncturing means 500 operates a puncture needle 5 (needle body 51), which will be described later, to puncture the epidermis with its
[0083]
The
[0084]
The
[0085]
[0086]
Further, a
[0087]
In the chip loaded state, the
[0088]
This state is maintained by the elastically deformable
[0089]
In this state, a
[0090]
As shown in FIG. 8, the locking
[0091]
Further, a
[0092]
When the
[0093]
The chip 1 is mounted on such a
[0094]
The chip 1 shown in FIG. 1 and the like has a
[0095]
The puncture needle 5 includes a
[0096]
The
[0097]
The
[0098]
The
[0099]
A
[0100]
A pair of
[0101]
A connecting
[0102]
Such a puncture needle 5 is movably provided in a
[0103]
As shown in FIG. 4, the
[0104]
The
[0105]
Then, when the puncture needle 5 moves with respect to the
[0106]
With such a configuration, when the puncture needle 5 moves with respect to the
[0107]
Further, since the shape of the
[0108]
Furthermore, since the
[0109]
Further, a
[0110]
The fitting force (fixing force) between the
[0111]
The force required to fit the
[0112]
That is, in the used tip 1, the
[0113]
[0114]
In the process of assembling the tip 1, an operation is performed in which the puncture needle 5 is inserted from the base end opening 32 of the
[0115]
On the other hand, since the tapered
[0116]
A
[0117]
The
[0118]
The
[0119]
The cross-sectional shape of the
[0120]
Further, the
[0121]
With this configuration, when the chip 1 is mounted on the
[0122]
In addition, a pair of
[0123]
A pair of opposing
[0124]
Inside the
[0125]
The
[0126]
The
[0127]
The
[0128]
On the upper surface of the
[0129]
With the base 71 fixed in the concave portion 724 of the
[0130]
The
[0131]
The blood in contact with the
[0132]
The
[0133]
Further, the
[0134]
The
[0135]
By using a carrier with a porous membrane, in the case where the reagent to be impregnated is a reagent system including a process in which oxygen is used as a substrate, such as an oxidase reaction, after blood spreads on the
[0136]
Examples of the carrier of the
[0137]
As a constituent material of the carrier such as a porous membrane, polyesters, polyamides, polyolefins, polysulfones, celluloses, and the like can be cited, and an aqueous solution in which a reagent is dissolved is impregnated. For rapid development, a material having hydrophilicity or a material subjected to hydrophilic treatment is preferable.
[0138]
Examples of the hydrophilic treatment include physical treatment such as plasma treatment, glow discharge, corona discharge, and ultraviolet irradiation, and addition (coating) of a surfactant, water-soluble silicon, hydroxypropyl cellulose, polyethylene glycol, polypropylene glycol, and the like. And the like.
[0139]
Further, the carrier of the
[0140]
In the illustrated configuration, the shape of the carrier of the
[0141]
As a reagent for impregnating the carrier (porous membrane), in the case of measuring a blood glucose level, glucose oxidase (GOD), peroxidase (POD), for example, 4-aminoantipyrine, N-ethyl N- (2-hydroxy-3) -Sulfopropyl) -m-toluidine; and a coloring agent (coloring reagent) such as, for example, ascorbate oxidase, alcohol oxidase, alcohol dehydrogenase, galactose oxidase, fructose dehydrogenase, cholesterol oxidase, Those that react with blood components (predetermined components) such as cholesterol dehydrogenase, lactate oxidase, lactate dehydrogenase, bilirubin oxidase, and xanthine oxidase, and the same coloring agents (coloring reagents) as described above. Further, a buffer such as a phosphate buffer may be further contained. Needless to say, the types and components of the reagents are not limited to these.
[0142]
In such a chip 1, a lid 8 is attached to the tip of the chip 1 so as to close the
[0143]
The
[0144]
The
[0145]
When the tip 1 is not used, the
[0146]
Here, “the sealing property of the
[0147]
An
[0148]
The
[0149]
At the center of the
[0150]
The lid 8 has a
[0151]
As the constituent materials of the
[0152]
Further, such a chip 1 has an erroneous mounting prevention means for preventing a wrong orientation of the chip 1 when mounting the chip 1 on the
[0153]
At the base end of the
[0154]
For this reason, if the chip 1 is mounted in the
[0155]
Further, as described above, the
[0156]
For this reason, if the tip 1 is mounted in the
[0157]
As described above, by making the erroneous mounting prevention means different from the shape on the distal end side and the shape on the base end side of the
[0158]
In addition, when the
[0159]
Next, an example of a method (operation) of loading the chip 1 into the
[0160]
[1] First, the tip 1 is inserted into the
[0161]
Further, when the tip 1 is pushed in the proximal direction, the
[0162]
Here, the
[0163]
As a result, even when the pressing force of the tip 1 in the proximal direction of the
[0164]
Further, when the tip 1 is pushed in the proximal direction, the
[0165]
At about the same time, the tip of the
[0166]
In such a state (that is, in a chip loaded state), preparation for puncturing with the puncture needle 5 and preparation for blood (sample) collection are completed. After that, the lid 8 attached to the chip 1 is removed.
[0167]
[2] Next, by mounting the chip 1, the
[0168]
[3] Next, a fingertip (finger) is pressed against the tip of the chip 1 (applies). In this state, the
[0169]
First, in conjunction with the pressing operation of the
[0170]
At this time, the
[0171]
At this time, in the tip 1, the
[0172]
The puncturing means 500 is provided with a spring (not shown) for pushing back the
[0173]
[4] Next, the
[0174]
[5] Next, the
[0175]
When blood is supplied to the
[0176]
[6] The color of the
[0177]
[7] When the first signal is input from the measuring means 900, the control means 1100 determines that blood has reached the
[0178]
In addition, the
[0179]
According to such a method, a sufficient and sufficient amount of blood for measurement can be collected in a short time and reliably, and the blood glucose level (the amount of a predetermined component in blood) can be accurately measured with a smaller amount of blood. Can be measured.
[0180]
[8] Next, when the
[0181]
At this time, when the
[0182]
As described above, in the chip 1 removed from the
[0183]
[9] Next, the lid 8 is attached to the tip of the chip 1 as necessary, and the chip 1 is discarded.
[0184]
Thus, it is preferable that the chip 1 is disposable each time. Thereby, the risk of infection by bacteria can be particularly low.
[0185]
As described above, the puncture device of the present invention has been described based on the illustrated embodiments. However, the present invention is not limited to these embodiments, and the configuration of each unit is an arbitrary configuration that can exhibit the same function. Can be replaced by
[0186]
For example, in the embodiment, when the puncture needle is moved with respect to the casing, the puncture needle is supported by the casing at two points in the longitudinal direction. However, in the present invention, the puncture needle is supported by the casing at three or more points. The configuration may be as follows. This further improves the straightness of the puncture needle.
[0187]
Further, in the above-described embodiment, as the collected body fluid, blood was described as a representative, but in the present invention, the collected body fluid is not limited thereto, and may be, for example, urine, sweat, lymph, cerebrospinal fluid, bile, saliva, and the like. There may be.
[0188]
Further, in the above embodiment, glucose (blood sugar level) was described as a representative component to be measured, but in the present invention, the component to be measured is not limited to this, for example, various alcohols, various sugars, It may be cholesterol, lactic acid, various vitamins, hemoglobin (occult blood), uric acid, creatinine, various proteins, inorganic ions such as sodium, and the like.
[0189]
In the above embodiment, the measurement unit measures the amount of the predetermined component. However, in the present invention, the measurement unit may measure the property of the predetermined component. It may measure both quantity and properties.
[0190]
In the above-described embodiment, the detection unit is applied to a system that develops a color (colors) by a reaction between a predetermined component in a body fluid and a reagent, that is, a method of optically detecting a predetermined component (colorimetric method). Although the present invention has been described, the present invention may be applied to an electrode type method (a method of electrically detecting a predetermined component). In this case, the detection unit is provided with an electrode, and as a reagent that reacts with a predetermined component, at least one of oxidoreductases among the enzymes described above, potassium ferricyanide, a ferrocene derivative, a quinone derivative, What is necessary is just to use what combined suitably at least 1 type of electron acceptors, such as a metal complex.
[0191]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, by providing the light emission notifying means for notifying by light emission that the body fluid has reached the detection unit, the body fluid is accurately collected, and the measurement of the predetermined component proceeds normally. You can understand that. Thereby, a sense of security of the patient can be obtained.
[0192]
Also, by adding a function of notifying the completion of measurement by the measuring means to the light emission notifying means, the patient can know that the measurement result is displayed on the display unit, which is convenient.
[0193]
Further, by adopting a configuration in which the light emission pattern and the light emission color of the light emission notifying means are changed, the above-mentioned effect can be further improved.
[0194]
In addition, by using a bodily fluid collection tool with an integrated puncture needle, puncturing, collection of bodily fluid, supply to the detection unit, and measurement of a predetermined component can be performed continuously, making measurement of the predetermined component easy and short. Can be done in time. Further, the preparation operation at the time of use is easy, and therefore, it is advantageous also when the device is used regularly or repeatedly.
[0195]
In view of the above, the present invention is suitable for use when a patient himself measures his or her blood glucose level.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view showing a configuration of a chip used by being mounted on a component measuring device of the present invention.
FIG. 2 is an exploded perspective view of the chip shown in FIG.
FIG. 3 is a perspective view of the chip shown in FIG. 1 as viewed from below.
FIG. 4 is a sectional view taken along line AA in FIG.
FIG. 5 is a sectional view taken along line BB in FIG. 1;
FIG. 6 is a plan view showing an embodiment of the component measurement kit of the present invention.
FIG. 7 is a side view of the component measurement kit shown in FIG.
FIG. 8 is a sectional view taken along line XX in FIG. 6;
FIG. 9 is a sectional view taken along line YY in FIG. 7;
FIG. 10 is a sectional view taken along line YY in FIG. 7;
11 is a block diagram showing an internal configuration of the component measuring device shown in FIG.
12 is a schematic diagram showing a light emission pattern of a light emission notifying means provided in the component measuring device shown in FIG.
[Explanation of symbols]
10 Component Measurement Kit 1 Chip 3 Casing 31 Top Opening 32 Base Opening 33 Lumen 331 First Lumen 332 Second Lumen 34 Step 35 Fitting 351, 352 Taper 36 Concave 37 Guide Groove 38 Bank Portion 39 Flange 40, 41 Wall portion 42 Projection 5 Puncture needle 51 Needle body 511 Needle tip 52 Hub 53 Columnar portion 531 Fitting portion 54 Rectangular parallelepiped portion 541 Projection 542 Connecting portion 7 Detection unit 71 Base 711 Groove 72 Cover 721 Test Paper setting part 722 Through hole 723 Depressed part 724 Depressed part 73 Test paper 74 Blood transfer path 741 Blood inflow port 742 Blood outflow port 743 Convex part 8 Cover body 81 Main part 811 Convex part 82 Fitting part 83 Large diameter part 84 Hole part 9 Rib REFERENCE SIGNS LIST 100 component measuring device 200 main body 210 tip surface 220 top surface 230 opening 240 display window 250 hole 260 operation button 270 hole 300 holding member 310 chip loading portion 311 groove 340 hole 360 cover member 360a, 360b screw 370 step portion 380 hole 390 cover member 390a, 390b screw 400 light emission notifying means 410 light emitting element 420 fixing member 500 puncturing means 510 plunger 512 arm 513 recess 514 plunger body 520 spring 530 holder 540 flange 550 elastic piece 551 one end 552 locking part 560 space 570 plate member 571 locking release member 572 one end 573 pressing part 574 spring 580 supporting part 700 pressing mechanism 720 plunger 730 spring 740 Flange 800 Eject mechanism 810 Eject pin 900 Measuring means 910 Block body 920 Light emitting element 930 Light receiving element 940 Amplifier 950 A / D converter 1000 Circuit board 1100 Control means 120 Display unit 1300 micro-switch 1400 battery
Claims (9)
前記検出部で検出された前記所定成分の量および/または性質を測定する測定手段と、
該測定手段により測定された測定結果を表示する表示部と、
該表示部とは異なる箇所に設けられ、前記体液が前記検出部に到達したことを発光により報知する発光報知手段とを備えることを特徴とする成分測定装置。A component measuring device used by mounting a body fluid sampling tool having a detection unit for detecting a predetermined component in a body fluid,
Measuring means for measuring the amount and / or property of the predetermined component detected by the detection unit;
A display unit that displays a measurement result measured by the measurement unit,
A component measurement device, comprising: a light emission notifying unit that is provided at a location different from the display unit and notifies the body fluid that has reached the detection unit by light emission.
前記発光報知手段は、前記体液採取具を前記装着部に装着する際に、前記体液採取具が挿入される開口近傍に設けられている請求項1ないし5のいずれかに記載の成分測定装置。The component measurement device includes a mounting portion for mounting the bodily fluid collection tool,
The component measuring device according to any one of claims 1 to 5, wherein the light emission notifying unit is provided near an opening where the bodily fluid collecting device is inserted when the bodily fluid collecting device is mounted on the mounting portion.
前記発光報知手段は、前記開口と前記操作ボタンとの間に設けられている請求項6に記載の成分測定装置。The component measuring device has an operation button to be pressed when starting measurement of the predetermined component,
The component measuring device according to claim 6, wherein the light emission notifying unit is provided between the opening and the operation button.
前記成分測定装置は、前記穿刺針を、前記針先により前記表皮を穿刺するよう作動させる穿刺手段を備える請求項1ないし7のいずれかに記載の成分測定装置。The bodily fluid collection tool has a sharp needle tip at the tip, and includes a puncture needle that punctures the epidermis with the needle tip to output the body fluid,
The component measuring device according to any one of claims 1 to 7, wherein the component measuring device includes a puncturing unit that operates the puncture needle to puncture the epidermis with the needle tip.
該成分測定装置に装着され、体液中の所定成分を検出する検出部と、前記検出部に前記体液を移送する体液移送路とを備える体液採取具とを有することを特徴とする成分測定キット。A component measuring device according to any one of claims 1 to 8,
A component measurement kit comprising: a detection unit mounted on the component measurement device, the detection unit detecting a predetermined component in a body fluid; and a body fluid collection tool including a body fluid transfer path configured to transfer the body fluid to the detection unit.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003088245A JP2004290477A (en) | 2003-03-27 | 2003-03-27 | Ingredient measuring device and kit |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003088245A JP2004290477A (en) | 2003-03-27 | 2003-03-27 | Ingredient measuring device and kit |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004290477A true JP2004290477A (en) | 2004-10-21 |
Family
ID=33402431
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003088245A Pending JP2004290477A (en) | 2003-03-27 | 2003-03-27 | Ingredient measuring device and kit |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004290477A (en) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007114423A1 (en) * | 2006-04-03 | 2007-10-11 | Izumi-Cosmo Company, Limited | Lancet assembly |
WO2007114101A1 (en) * | 2006-04-03 | 2007-10-11 | Izumi-Cosmo Company, Limited | Lancet assembly |
JP2010233845A (en) * | 2009-03-31 | 2010-10-21 | Terumo Corp | Component measuring device |
JP2014195721A (en) * | 2006-09-05 | 2014-10-16 | ライフスキャン・スコットランド・リミテッド | Kit for measuring sample in body fluid sample including instrument equipped with display-based tutorial module |
JP2015511130A (en) * | 2012-01-10 | 2015-04-16 | サノフィ−アベンティス・ドイチュラント・ゲゼルシャフト・ミット・ベシュレンクテル・ハフツング | Blood analysis meter |
-
2003
- 2003-03-27 JP JP2003088245A patent/JP2004290477A/en active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007114423A1 (en) * | 2006-04-03 | 2007-10-11 | Izumi-Cosmo Company, Limited | Lancet assembly |
WO2007114101A1 (en) * | 2006-04-03 | 2007-10-11 | Izumi-Cosmo Company, Limited | Lancet assembly |
JP2014195721A (en) * | 2006-09-05 | 2014-10-16 | ライフスキャン・スコットランド・リミテッド | Kit for measuring sample in body fluid sample including instrument equipped with display-based tutorial module |
JP2010233845A (en) * | 2009-03-31 | 2010-10-21 | Terumo Corp | Component measuring device |
JP2015511130A (en) * | 2012-01-10 | 2015-04-16 | サノフィ−アベンティス・ドイチュラント・ゲゼルシャフト・ミット・ベシュレンクテル・ハフツング | Blood analysis meter |
US9939403B2 (en) | 2012-01-10 | 2018-04-10 | Sanofi-Aventis Deutschland Gmbh | Blood analysis meter |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CA2410812C (en) | Integrated sample testing meter | |
JP4536890B2 (en) | Component measuring device chip and component measuring system | |
US4787398A (en) | Glucose medical monitoring system | |
JP5351419B2 (en) | Blood test apparatus and blood test method | |
RU2309673C2 (en) | Container set for test-lags | |
EP1541087B1 (en) | Body fluid sampling device | |
JP2004113770A (en) | Analyte concentration determination apparatus and using method therefor | |
EP2123222A1 (en) | Blood inspection device | |
JP2000152923A (en) | Component measuring device | |
JP4411276B2 (en) | Body fluid collection tool | |
JP4493172B2 (en) | Component measuring device | |
JP3834185B2 (en) | Component measuring device | |
JP2004290477A (en) | Ingredient measuring device and kit | |
JP2002058662A (en) | Component measuring apparatus | |
JP2004033376A (en) | Puncture needle integrated humor extractor | |
JP4280033B2 (en) | Body fluid collection tool | |
JP4952078B2 (en) | Blood test equipment | |
JP2002168861A (en) | Apparatus for measuring component | |
JP4262499B2 (en) | Puncture tool | |
JP2004290385A (en) | Body fluid constituents measuring apparatus and control method | |
JP7522628B2 (en) | Blood component measuring device | |
JP4378018B2 (en) | Aid | |
JP2012095949A (en) | Body fluid component measuring device | |
JP2007078403A (en) | Component measuring chip | |
JP2001245873A (en) | Auxuiliary tool |