【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、被接合部材に摩擦圧接ワークを接触加圧させながら相対的に回転運動させて摩擦圧接する際に、前記摩擦圧接ワークをチャックしておくためのチャック構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、金属材料等を接触加圧しながら相対運動を起こさせ、発生する摩擦熱を熱源として金属材料を溶接する摩擦圧接法が知られている。この摩擦圧接法は、従来、図14に示すように、例えば円柱状の摩擦圧接ワーク50をチャック爪51…51で締め付けることにより回転軸52と一体化する。そして、回転軸52を回転させて摩擦圧接ワーク50を回転させ、摩擦圧接ワーク50の端面を被接合部材53に押しつける。すると、摩擦圧接ワーク50は被接合部材53に摩擦圧接される。なお、被接合部材は、図に示す平板形状以外に軸形状のものであってもよい。
【0003】
上記の摩擦圧接法では、回転軸に固定する摩擦圧接ワークを、例えば3つまたは4つのチャック爪により締め付けて把持しているが、このチャック爪により締め付けて把持する方法では、下記の問題点がある。すなわち、チャック爪でワークを把持する場合には、チャック爪の長さ分のワーク長さが必要であり、その分長く材料取りする必要となる。また、チャック爪はワークを爪先のみで把持するため、ワークを精密に位置決めすることが難しく、ワークの軸心が回転軸に対して傾いて把持される場合がある。この場合でも軸形状のワーク同士を摩擦圧接する形態であれば、充分な塑性流動領域を得ることで両者を良好に接合できるが、板状の被接合部材にワークを摩擦圧接する場合には、塑性流動量を充分に確保できず摩擦圧接部に隙間が形成されてしまうという問題がある。
【0004】
また、チャック爪を用いてワークをチャックする以外の方法が提案されている(例えば、特許文献1参考。)。この特許文献1では、真円形以外の輪郭を有する板状金属材料を、この板状金属材料の輪郭に対応する形状の凹部を有するチャック部材に、磁力または吸気により吸着して把持する方法が開示されている。この方法によれば、ワークはチャック部材の凹部の底面と吸着されて位置決めされるので、ワークの軸心が回転軸に対して傾いて把持されるのを防止できる。
【0005】
【特許文献1】
特開平8−281453号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、チャック爪を用いたチャック方法や特許文献1に開示されるワークのチャック方法では、チャック部分が必然的にワークの外側に位置するため、複数のワークを近接させて被接合部材に摩擦圧接する場合に、図15に示すように先に摩擦圧接されたワーク50と、次の摩擦圧接に供するワーク50をチャックしている部分(図ではチャック爪51)とが干渉して作業を行うことができない場合がある。このような場合には、可能であればワークの不要な長さ部分を被接合部材に圧接する毎に除去する作業が必要になり煩雑である。
【0007】
本発明は、上記事情を背景としてなされたものであり、摩擦圧接ワークを確実かつ容易にチャックすることができ、複数のワークを近接させて被接合部材に圧接する際にも、チャック部分が接合済みのワークに干渉しないように作業を行うことを可能にする摩擦圧接ワークのチャック構造を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため本発明の摩擦圧接ワークのチャック構造のうち請求項1記載の発明は、摩擦圧接ワークのチャック構造において、回転軸に固定されたチャック治具と、摩擦圧接ワークの圧接面に対する裏面側とが、軸方向に沿い、かつ回転軸心に対し非円形となるようにそれぞれの端部に形成された互いの凹凸形状の嵌め合いによって接合され、該嵌め合い状態でチャック治具の端部と摩擦圧接ワークの端部とが、一方に設けられたマグネットと、他方の磁性体からなる部位とによって磁気吸着されることを特徴とする。
【0009】
請求項2記載の摩擦圧接ワークのチャック構造の発明は、摩擦圧接ワークのチャック構造において、摩擦圧接ワークの圧接面に対する裏面側に連結治具が連結されており、該連結治具と、回転軸に固定されたチャック治具とが、軸方向に沿い、かつ回転軸心に対し非円形となるようにそれぞれの端部に形成された互いの凹凸形状の嵌め合いによって接合され、該嵌め合い状態でチャック治具の端部と連結治具の端部とが、一方に設けられたマグネットと、他方の磁性体からなる部位とによって磁気吸着されることを特徴とする。
【0010】
請求項3記載の摩擦圧接ワークのチャック構造の発明は、請求項2記載の発明において、前記磁性体からなる部位は、連結治具または摩擦圧接ワークにねじ結合するボルトのヘッドであり、該ヘッドは連結治具または摩擦圧接ワークの先端側に突出しており、前記チャック治具の端部に、前記ヘッドが嵌合する凹部が形成され、該凹部の底面側にマグネットが設けられていることを特徴とする。
【0011】
請求項4記載の摩擦圧接ワークのチャック構造の発明は、請求項2記載の発明において、前記チャック治具の凹凸形状が、内形断面を非円形とした凹部からなり、該凹部の底面にマグネットが設置されており、前記凹部に対応する外形形状の非円形ヘッドを有する鉄系ボルトを鉄系の連結治具を介して軽金属摩擦圧接ワークにねじ結合して一体化し、上記凹部にヘッドを嵌め合わせるとともにマグネットに該ヘッドを吸着保持させることを特徴とする。
【0012】
請求項5記載の摩擦圧接ワークのチャック構造の発明は、請求項2または3に記載の発明において、摩擦圧接ワークの前記裏面側に、回転軸心に対し非円形となる形状または位置で軸方向に沿って凸部が形成され、該凸部が嵌合する凹部が前記連結治具の基端側に設けられていることを特徴とする。
【0013】
請求項6記載の摩擦圧接ワークのチャック構造の発明は、請求項4記載の発明において、上記鉄系連結治具のワーク取付側に、内形断面を非円形とした嵌合凹部を形成し、上記軽金属摩擦圧接ワークの鉄系治具取付側に、上記嵌合凹部に対応する外形断面を有する凸部を形成し、上記鉄系連結治具の凹部に、上記軽金属摩擦圧接ワークの凸部を嵌合させることを特徴とする。
【0014】
すなわち本発明によれば、回転軸に固定されたチャック治具と、摩擦圧接ワークの圧接面に対する裏面側とが直接又は連結治具を介して、それぞれの端部に形成した非円形の凹凸形状の嵌め合いによって接合され、該嵌め合い状態でチャック治具の端部と摩擦圧接ワークの裏面側とが、直接または連結治具を介して磁気吸着されるので、簡便な方法によって確実にワークをチャックすることができる。
また、チャック部分がワークの外側に位置する必要性がないので、チャック部分がワークの外側に張り出さないようにして複数のワークを近接して被接合部材に圧接することを容易にする。
【0015】
【発明の実施の形態】
(実施形態1)
以下に、本発明の一実施形態を図1〜5に基づいて説明する。
本発明の一実施形態である摩擦圧接ワークチャック治具1は、図1に示すように断面円形の部材の先端側に凹部2とマグネット3とを有している。なお、チャック治具1の外径は後述する摩擦圧接ワーク4の最大外径より小さく形成されている。
【0016】
凹部2は、図2に示す摩擦圧接ワーク4の摩擦圧接面5の裏側に形成された六角柱状の凸部6と嵌合するように形成された非円形の六角形状孔であり、その深さは、凸部6の長さと略同一に形成されている。また、凹部2の底面7の中央には、断面円形の穴部8が形成され、該穴部8に同じく断面円形で穴部8の深さより厚さが小さいマグネット3が嵌め込まれ固定されている。この穴部8の深さからマグネット3の厚さ分を除いた深さは、後述するボルト11のヘッド12の厚さと略同一になっている。
また、摩擦圧接ワーク4の凸部6の端面9の略中央には、軸方向に沿ってねじ穴10を有し、該ねじ穴10に円形ヘッド12を有する鉄製ボルト11が組み付けられている。円形ヘッド12は、前記穴部8に挿入できる大きさ(径)になっている。
【0017】
図3に上記チャック治具1に摩擦圧接ワーク4を組み付けた構造を示す。
チャック治具1は回転軸18に固定されており、該チャック治具1の前記凹部2に摩擦圧接ワーク4の凸部6を嵌め合わせる。凹部2は、六角柱状の凸部6と若干の隙間を持って嵌合して組み合う六角状孔に形成されているため、凹部2と凸部6とは容易に嵌め合わせることができ、この嵌め合わせによってチャック治具1とワーク4とを円周方向について一体化して回転させることができる。また、上記嵌め合わせに伴ってボルト11のヘッド12は、穴部8内に挿入される。ヘッド12は鉄製(磁性体)のため、穴部8内に挿入されるとともにマグネット3によって吸着される。この吸着力により摩擦圧接ワーク4はチャック治具1に軸方向においても固定されることになる。上記嵌め合わせによって凹部2の底面7と凸部6の端面9とが当接する。底面7および端面9はそれぞれチャック治具1およびワーク4の中心軸に対して直交するように形成しておくことにより、チャック治具1とワーク4とが傾斜することなく組み付けられる。
【0018】
なお、ボルト11は鉄製としたが、磁性材料であれば他の種々の材料であってもよい。また、ヘッド12のみ磁性材料であってもよい。また、ヘッド12の形状は円形状のボルト11としたが、六角ボルトや六角穴付ボルト等、非円形の他の種々形状のボルト頭を有するボルトであってもよい。また、マグネット3には永久磁石を用いるが、電磁石により構成することも可能である。
【0019】
次に、上記チャック治具1に摩擦圧接ワークをチャックして摩擦圧接を行う工程を図4に基づいて説明する。
図4に示すように、摩擦圧接ワーク4を取り付けたチャック治具1を、回転軸18によって回転させて板状の金属材料である被接合部材19に対し前進移動させ、摩擦圧接ワーク4の摩擦圧接面5を被接合部材19に接触加圧させる。これにより摩擦圧接ワーク4が被接合部材19に摩擦圧接される。なお、摩擦圧接ワーク4はチャック治具1に対し、マグネット3とヘッド12との吸着力により固定されているだけなので、摩擦圧接後には、図4に示すように回転軸18を後退移動させると、チャック治具1から摩擦圧接ワーク4が切り離される。その後、該チャック治具1には、必要に応じて新たな摩擦圧接ワーク4をチャックして摩擦圧接に供することができる。また、凸部6は必要に応じて摩擦圧接ワーク4から除去する。
なお、被接合部材に複数の摩擦圧接ワークを摩擦圧接する際には、チャック治具1の外径が摩擦圧接ワーク4の最大外径より小さく形成されているので、図5に示すように、摩擦圧接したワーク4の近傍に新たなワーク4を摩擦圧接する際にもチャック部分が干渉して作業に支障が生じることがない。
【0020】
なお、上述の実施形態では、断面円形状の摩擦圧接ワークを板状の被接合部材に対して回転移動させて摩擦圧接させたが、被接合部材を摩擦圧接ワークに対して回転移動させてもよい。また、チャック治具1およびワーク4の形状を断面円形状としたが、他の種々の形状であってもよい。
【0021】
また、この実施形態では、チャック治具に形成する凹部2と摩擦圧接ワーク側の凸部6の形状を断面六角形状としたが、本発明としては互いの凹凸形状は、回転軸に対し非円形となるものであればよく、例えばチャック治具を例にすると、図6(A)に示すチャック治具1aでは三角穴状の凹部2a、図6(B)に示すチャック治具1bでは十字穴状の凹部2bを変更例としてあげることができる。また、図6(c)に示すチャック治具1cは、凹部2c自体は円形であるが、その中心が回転軸心から偏位していることにより非円形となっている例を示すものである。なお、各図中の符号8は、前記実施形態と同様に凹部を示すものである。
【0022】
(実施形態2)
次に、摩擦圧接ワークのチャックにおいて、チャック治具と摩擦圧接ワークとの間に連結治具を介在させた実施形態について、図7〜図12に基づいて説明する。
なお、この実施形態2において、前記実施形態1と同様の構成については、同一の符号を付してその説明を省略または簡略化する。
【0023】
この実施形態2では、図7に示すように、半球状の摩擦圧接面21を有する、軽金属性の摩擦圧接ワーク20をチャックの対象としている。図11、図12に示すように、被接合部材25は、該摩擦圧接面21に合わせて半球状の凹部26が形成されている。また、摩擦圧接ワーク20は、上記摩擦圧接面21に対する裏面側に、中心軸を挟んで平行な2側面が位置する凸部22が形成されており、該凸部22の中心には、ボルト孔23が形成されている。
【0024】
連結治具30は、上記摩擦圧接ワーク20よりも比重が大きい鉄製の略円柱形状を有し、図8に示すように、上記凸部22に対応して、その基端側に中心軸を挟んで平行な2側面が対向する凹部31を有している。上記凸部22の高さと凹部31の深さは略同一であり、互いに嵌め合わせた状態でそれぞれの端面が当接するようにされている。また、連結治具30の先端側には、中心軸を挟んで平行な2側面が対向する凹部32が形成されている。さらに連結治具30の中心には、軸方向に沿ってボルト通し孔33が貫通している。
【0025】
回転軸18に固定されるチャック治具40は、略円柱形状を有し、上記凹部32に対応して、その先端側に中心軸を挟んで平行な2側面が位置する凸部41が形成されている。上記凹部32の深さと上記凸部41の高さは略同一であり、互いに嵌め合わせた状態でそれぞれの端面が当接するようにされている。さらに凸部41の中央部には、チャック治具40の回転軸心を中心とする丸孔形状の凹部42が形成されている。該凹部42の底部には、凹部42の深さよりも厚さが薄いマグネット45が設置、固定されている。該凹部42には、上記摩擦圧接ワーク20と連結治具30を固定するボルト35のヘッド36が嵌め込まれるようになっている。該凹部42の深さからマグネット45の厚さ分を除いた深さがヘッド36の厚さと略同一になるようにされている。
【0026】
上記摩擦圧接ワーク20、連結治具30、チャック治具40は、図10に示すように、凸部22と凹部31を嵌め合わせ、連結治具30の先端側からボルト通し孔33を通してボルト35を挿入し、摩擦圧接ワーク20のボルト孔23に螺合させて連結治具30と摩擦圧接ワーク20とを連結する。さらに、連結治具30の先端側凹部32とチャック治具40の先端側凸部41を嵌め合わせるとともに、前記ヘッド43を凹部42に挿入し、該ヘッド36とマグネット45とを磁気吸着させ、摩擦圧接ワーク20、連結治具30およびチャック治具40を一体化する。摩擦圧接ワーク20、連結治具30およびチャック治具40の外形寸法は略同一であり、連結治具30およびチャック治具40の外形寸法は、摩擦圧接ワーク20の外形寸法を超えないものとなっている。
【0027】
上記チャック治具40は、回転軸18に固定されており、図11に示すように、回転軸18を回転させながら被接合部材25に向かって前進させ、被接合部材25の凹部26に、摩擦圧接ワーク20を接触加圧させる。すると、同じく図11に示すように摩擦圧接ワーク20の摩擦圧接面21と被接合部材25の凹部26とは摩擦熱により接合する。
摩擦圧接ワーク20と被接合部材25とを接合した後、回転軸18を後退させると、チャック治具40と連結治具30とは、軸方向においてマグネット45とヘッド36との磁気吸着力によって固定されているのみであるので、図12に示すように、チャック治具40から連結治具30が容易に外れる。そして、ボルト35を取り外せば、摩擦圧接ワーク20から連結治具30を容易に取り外すことができる。摩擦圧接ワーク20のボルト孔23の端部は、摩擦圧接により融解した軽金属で塞がれる。そして、必要に応じて摩擦圧接ワーク20の凸部22を削除すれば摩擦圧接ワークの接合作業が完了する。
【0028】
上記実施形態では、凸部22を大きくする必要がないためコストのロスも小さい。また、中間治具30は鉄製であるため、摩擦圧接加工時の大きな回転抵抗力にも耐えることができる。さらに、回転のバランスが崩れるような変形もしないため、均一な摩擦圧接加工ができる。また、残留応力に対しても強く耐久性があり、比較的安価であるため、コストを押さえることができる。また、この実施形態では、連結治具を介してチャック治具に摩擦圧接ワークを取り付けているので、摩擦圧接機の操作ミスや作動ミスによって前進距離がオーバーしてもチャック治具を含む摩擦圧接機側の損傷が避けられる。
【0029】
なお、上記チャック治具では、その外側に、図13に示すように摩擦圧接ワークや連結治具側に伸張するカバー47を設けることができる。該カバー47によって摩擦圧接作業時の安全性の確保やチャック部分でのほこりやオイル等の侵入を防止できる。このカバー47は、チャック機能は特に必要とされないので、比較的薄肉で形成することができ、被接合部材に複数の摩擦圧接ワークを接合する際にも、既接合の摩擦圧接ワークとの干渉の問題は小さい。
また、上記カバーは、仮に既接合の摩擦圧接と干渉した場合にもチャック治具が直接損傷を受けるのを避けることができる。
【0030】
以上、本発明の摩擦圧接ワークのチャック構造を詳細に説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、各種の改良および変更を行っても良いのはもちろんである。
【0031】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の摩擦圧接ワークのチャック構造は、摩擦圧接ワークのチャック構造において、回転軸に固定されたチャック治具と、摩擦圧接ワークの圧接面に対する裏面側とが、軸方向に沿い、かつ回転軸心に対し非円形となるようにそれぞれの端部に形成された互いの凹凸形状の嵌め合いによって接合され、該嵌め合い状態でチャック治具の端部と摩擦圧接ワークの端部とが、一方に設けられたマグネットと、他方の磁性体からなる部位とによって磁気吸着されるので、摩擦圧接ワークを容易かつ確実にチャック治具でチャックすることができる。また、チャック側の実質的な外形寸法を摩擦圧接ワークと同じが小さくすることが可能になるので、共通する被接合部材に複数の摩擦圧接を近接して接合する際にも、チャック部分が干渉して作業が困難になるのを回避できる。また、接合は、チャック治具と、摩擦圧接ワーク側は、軸方向においてマグネットで吸着されているのみであるので、容易に離脱して次作業に移行することができ、作業の簡略化と短時間化が達成され、作業コストの低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態のチャック治具を示す正面図断面図および右側面図である。
【図2】同じく摩擦圧接ワークを示す左側面図および正面断面図である。
【図3】同じくチャック治具で摩擦圧接ワークをチャックした状態を示す正面断面図である。
【図4】同じく摩擦圧接工程を示す図である。
【図5】同じく被接合部材に複数の摩擦圧接ワークを摩擦圧接する状態を示す図である。
【図6】本発明のチャック治具の変更例を示す側面図である。
【図7】本発明の他の実施形態における、チャック対象となる摩擦圧接ワークを示す左側面図および正面断面図である。
【図8】同じく、連結治具を示す左側面図、正面断面図、右側面図である。
【図9】同じく、チャック治具を示す正面断面図および右側面図である。
【図10】同じく、連結治具と摩擦圧接ワークの組立およびチャック治具によるチャック工程を示す図である。
【図11】同じく、摩擦圧接の工程を示す図である。
【図12】同じく、摩擦圧接後の工程を示す図である。
【図13】本発明の実施形態に改良を加えたチャック治具を示す概略図である。
【図14】従来の摩擦圧接ワークのチャック治具の実施形態の説明に供する側面図および該側面図のA−A線断面図である。
【図15】同じく一枚の被接合部材に2つの摩擦圧接ワークを摩擦圧接する形態の説明に供する概略図である。
【符号の説明】
1、1a、1b、1c、40 チャック治具
2、2a、2b、2c 凹部
3、45 マグネット
4、20、50 摩擦圧接ワーク
5、21 摩擦圧接面
6 凸部
7 底面
8 穴部
9 端面
11、35 ボルト
12、36 ヘッド
18 回転軸
19、25、53 被接合部材
22 凸部
23 ボルト孔
30 連結治具
31 凹部
32 凹部
33 ボルト通し孔
40 チャック治具
41 凸部
42 凹部
47 安全カバー
51 チャック爪[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a chuck structure for chucking the friction welding workpiece when the friction welding workpiece is relatively pressed and frictionally welded while the friction welding workpiece is contact-pressed to a member to be joined.
[0002]
[Prior art]
2. Description of the Related Art Conventionally, a friction welding method is known in which a metal material or the like is caused to undergo relative motion while being contact-pressed, and the metal material is welded using generated frictional heat as a heat source. Conventionally, this friction welding method is integrated with the rotating shaft 52 by tightening, for example, a cylindrical friction welding workpiece 50 with chuck claws 51... 51 as shown in FIG. Then, the rotary shaft 52 is rotated to rotate the friction welding workpiece 50, and the end surface of the friction welding workpiece 50 is pressed against the member 53 to be joined. Then, the friction welding workpiece 50 is friction-welded to the member 53 to be joined. The member to be joined may have a shaft shape other than the flat plate shape shown in the figure.
[0003]
In the above friction welding method, the friction welding workpiece fixed to the rotating shaft is clamped and gripped by, for example, three or four chuck claws. However, in the method of clamping and gripping by the chuck claws, there are the following problems. is there. That is, when gripping a workpiece with a chuck claw, a workpiece length corresponding to the length of the chuck claw is required, and it is necessary to take material longer by that amount. Further, since the chuck claw grips the workpiece only with the claw tip, it is difficult to accurately position the workpiece, and the axis of the workpiece may be tilted with respect to the rotation axis. Even in this case, if it is a form in which the shaft-shaped workpieces are friction-welded, both can be joined well by obtaining a sufficient plastic flow region, but when the workpiece is friction-welded to a plate-shaped workpiece, There is a problem in that a sufficient amount of plastic flow cannot be secured and a gap is formed in the friction welding portion.
[0004]
Moreover, methods other than chucking a workpiece using a chuck claw have been proposed (see, for example, Patent Document 1). This Patent Document 1 discloses a method of gripping and holding a plate-shaped metal material having a contour other than a perfect circle by a magnetic force or suction to a chuck member having a recess corresponding to the contour of the plate-shaped metal material. Has been. According to this method, since the work is attracted to the bottom surface of the concave portion of the chuck member and positioned, it is possible to prevent the work shaft from being tilted with respect to the rotation axis.
[0005]
[Patent Document 1]
JP-A-8-281453 [0006]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the chucking method using a chuck claw and the workpiece chucking method disclosed in Patent Document 1, the chuck portion is inevitably located outside the workpiece. In this case, as shown in FIG. 15, the work 50 that has been friction-welded first and the part that chucks the work 50 to be used for the next friction-welding (chuck claw 51 in the figure) interfere with each other to perform the work. May not be possible. In such a case, if possible, it is necessary to remove an unnecessary length of the work every time it is pressed against the member to be joined, which is complicated.
[0007]
The present invention has been made against the background of the above circumstances. The friction welding workpiece can be chucked reliably and easily. Even when a plurality of workpieces are brought close to each other and pressed against a member to be joined, the chuck portion is joined. An object of the present invention is to provide a chuck structure for a friction-welded workpiece that makes it possible to perform work so as not to interfere with a finished workpiece.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above-mentioned problems, the invention according to claim 1 of the friction welded workpiece chuck structure of the present invention is the friction welded workpiece chuck structure, wherein the chuck jig fixed to the rotary shaft and the friction welded workpiece pressure contact surface The back surface side of the chuck jig is joined by fitting each other in a concave and convex shape formed at each end so as to be non-circular with respect to the rotational axis along the axial direction. And the end of the friction welding work are magnetically attracted by a magnet provided on one side and a portion made of the other magnetic body.
[0009]
According to a second aspect of the present invention, there is provided a friction welding workpiece chuck structure in which a connecting jig is connected to the back surface side of the friction welding workpiece pressure contact surface, and the connecting jig and the rotating shaft. The chuck jig fixed to each other is joined by fitting with each other's concave-convex shape formed at each end so as to be non-circular with respect to the rotational axis along the axial direction. The end of the chuck jig and the end of the connecting jig are magnetically attracted by a magnet provided on one side and a portion made of the other magnetic body.
[0010]
According to a third aspect of the present invention, there is provided a chuck structure for a friction welded work piece according to the second aspect, wherein the magnetic material portion is a head of a bolt that is screw-coupled to a connecting jig or the friction welded work piece. Protrudes to the tip side of the connecting jig or friction welding workpiece, and a recess for fitting the head is formed at the end of the chuck jig, and a magnet is provided on the bottom side of the recess. Features.
[0011]
According to a fourth aspect of the present invention, there is provided a chuck structure for a friction welding workpiece according to the second aspect, wherein the concave and convex shape of the chuck jig is a concave portion having a non-circular inner cross section, and a magnet is formed on the bottom surface of the concave portion. And an iron-based bolt having a non-circular head having an outer shape corresponding to the concave portion is screwed and integrated with a light metal friction welding workpiece via an iron-based connecting jig, and the head is fitted into the concave portion. And the head is attracted and held by a magnet.
[0012]
The invention of the chuck structure of the friction welding workpiece according to claim 5 is the invention according to claim 2 or 3, wherein the friction welding workpiece has a non-circular shape or position on the back side of the friction welding workpiece in the axial direction. A protrusion is formed along the protrusion, and a recess into which the protrusion is fitted is provided on the base end side of the connecting jig.
[0013]
The invention of the chuck structure for the friction welding workpiece according to claim 6 is the invention according to claim 4, wherein a fitting concave portion having an inner cross section of a non-circular shape is formed on the workpiece mounting side of the iron-based connecting jig, A convex portion having an outer cross section corresponding to the fitting concave portion is formed on the iron metal jig mounting side of the light metal friction welding workpiece, and the convex portion of the light metal friction welding workpiece is formed in the concave portion of the iron coupling jig. It is made to fit.
[0014]
That is, according to the present invention, the non-circular uneven shape formed on the respective end portions of the chuck jig fixed to the rotating shaft and the back surface side of the pressure welding surface of the friction welding workpiece directly or via the coupling jig. Since the end of the chuck jig and the back side of the friction welding workpiece are magnetically attracted directly or via a connecting jig in the fitted state, the workpiece can be reliably secured by a simple method. Can be chucked.
In addition, since there is no need for the chuck portion to be located outside the workpiece, it is easy to make a plurality of workpieces close to each other and press-contact with the member to be joined so that the chuck portion does not protrude outside the workpiece.
[0015]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
(Embodiment 1)
Below, one Embodiment of this invention is described based on FIGS.
As shown in FIG. 1, a friction welding workpiece chuck jig 1 according to an embodiment of the present invention has a recess 2 and a magnet 3 on the tip side of a member having a circular cross section. The outer diameter of the chuck jig 1 is formed smaller than the maximum outer diameter of a friction welding workpiece 4 described later.
[0016]
The concave portion 2 is a non-circular hexagonal hole formed so as to be fitted to a hexagonal columnar convex portion 6 formed on the back side of the friction welding surface 5 of the friction welding workpiece 4 shown in FIG. Is formed substantially the same as the length of the convex portion 6. A hole 8 having a circular cross section is formed at the center of the bottom surface 7 of the recess 2, and a magnet 3 having a circular cross section and a thickness smaller than the depth of the hole 8 is fitted and fixed in the hole 8. . The depth obtained by removing the thickness of the magnet 3 from the depth of the hole 8 is substantially the same as the thickness of the head 12 of the bolt 11 described later.
In addition, an iron bolt 11 having a screw hole 10 along the axial direction and having a circular head 12 is assembled at the approximate center of the end surface 9 of the convex portion 6 of the friction welding work 4. The circular head 12 has a size (diameter) that can be inserted into the hole 8.
[0017]
FIG. 3 shows a structure in which the friction welding work 4 is assembled to the chuck jig 1.
The chuck jig 1 is fixed to a rotating shaft 18, and the convex portion 6 of the friction welding work 4 is fitted into the concave portion 2 of the chuck jig 1. Since the concave portion 2 is formed in a hexagonal hole that is fitted and assembled with the hexagonal columnar convex portion 6 with a slight gap, the concave portion 2 and the convex portion 6 can be easily fitted together. By matching, the chuck jig 1 and the workpiece 4 can be integrally rotated in the circumferential direction. Further, the head 12 of the bolt 11 is inserted into the hole 8 in accordance with the fitting. Since the head 12 is made of iron (magnetic material), the head 12 is inserted into the hole 8 and is attracted by the magnet 3. The friction welding workpiece 4 is fixed to the chuck jig 1 in the axial direction by this suction force. By the fitting, the bottom surface 7 of the concave portion 2 and the end surface 9 of the convex portion 6 abut. By forming the bottom surface 7 and the end surface 9 so as to be orthogonal to the central axes of the chuck jig 1 and the workpiece 4, respectively, the chuck jig 1 and the workpiece 4 can be assembled without being inclined.
[0018]
Although the bolt 11 is made of iron, other various materials may be used as long as it is a magnetic material. Further, only the head 12 may be a magnetic material. Moreover, although the shape of the head 12 is the circular bolt 11, a bolt having various non-circular bolt heads such as a hexagon bolt and a hexagon socket head bolt may be used. Moreover, although a permanent magnet is used for the magnet 3, it can also be comprised with an electromagnet.
[0019]
Next, the process of chucking the friction welding workpiece on the chuck jig 1 and performing the friction welding will be described with reference to FIG.
As shown in FIG. 4, the chuck jig 1 to which the friction welding workpiece 4 is attached is rotated by a rotary shaft 18 and moved forward with respect to a member 19 to be joined, which is a plate-like metal material. The pressure contact surface 5 is contact-pressed to the member 19 to be joined. Thereby, the friction welding workpiece 4 is friction-welded to the member 19 to be joined. Since the friction welding work 4 is only fixed to the chuck jig 1 by the attractive force between the magnet 3 and the head 12, after the friction welding, the rotary shaft 18 is moved backward as shown in FIG. Then, the friction welding workpiece 4 is separated from the chuck jig 1. Thereafter, a new friction welding workpiece 4 can be chucked on the chuck jig 1 as needed to be subjected to friction welding. Moreover, the convex part 6 is removed from the friction welding work 4 as needed.
In addition, when the plurality of friction welding workpieces are friction welded to the member to be joined, the outer diameter of the chuck jig 1 is formed smaller than the maximum outer diameter of the friction welding workpiece 4, so as shown in FIG. Even when a new workpiece 4 is friction welded in the vicinity of the workpiece 4 subjected to friction welding, the chuck portion does not interfere with the work.
[0020]
In the above-described embodiment, the friction welding workpiece having a circular cross section is rotationally moved with respect to the plate-like member to be friction-welded. However, even if the workpiece is rotated with respect to the friction welding workpiece, Good. Moreover, although the shape of the chuck jig 1 and the workpiece 4 is circular in cross section, other various shapes may be used.
[0021]
In this embodiment, the concave portion 2 formed on the chuck jig and the convex portion 6 on the friction welding workpiece side have a hexagonal cross section. However, in the present invention, the concave and convex shapes are non-circular with respect to the rotation axis. For example, taking a chuck jig as an example, the chuck jig 1a shown in FIG. 6A has a triangular hole-shaped recess 2a, and the chuck jig 1b shown in FIG. 6B has a cross hole. The shape-shaped recessed part 2b can be mentioned as a modification. Further, the chuck jig 1c shown in FIG. 6 (c) shows an example in which the recess 2c itself is circular, but the center thereof is deviated from the rotational axis so that it is non-circular. . In addition, the code | symbol 8 in each figure shows a recessed part similarly to the said embodiment.
[0022]
(Embodiment 2)
Next, an embodiment in which a coupling jig is interposed between the chuck jig and the friction welding workpiece in the friction welding workpiece chuck will be described with reference to FIGS.
In the second embodiment, the same components as those in the first embodiment are denoted by the same reference numerals, and the description thereof is omitted or simplified.
[0023]
In the second embodiment, as shown in FIG. 7, a light metal friction welding workpiece 20 having a hemispherical friction welding surface 21 is the target of chucking. As shown in FIGS. 11 and 12, the member to be joined 25 has a hemispherical recess 26 formed in accordance with the friction welding surface 21. Further, the friction welding workpiece 20 is formed with a convex portion 22 on the back surface side with respect to the friction welding surface 21 and having two side surfaces parallel to each other across the central axis, and a bolt hole is formed at the center of the convex portion 22. 23 is formed.
[0024]
The connecting jig 30 has a substantially cylindrical shape made of iron having a specific gravity larger than that of the friction welding workpiece 20 and, as shown in FIG. The two parallel side surfaces have a recess 31 facing each other. The height of the convex portion 22 and the depth of the concave portion 31 are substantially the same, and the respective end faces come into contact with each other when fitted together. Further, a concave portion 32 is formed on the distal end side of the connecting jig 30 so that two parallel side surfaces face each other across the central axis. Further, a bolt through hole 33 passes through the center of the connecting jig 30 along the axial direction.
[0025]
The chuck jig 40 fixed to the rotating shaft 18 has a substantially cylindrical shape, and a convex portion 41 is formed on the tip side of the concave portion 32. ing. The depth of the concave portion 32 and the height of the convex portion 41 are substantially the same, and the respective end faces come into contact with each other in a state of being fitted to each other. Further, a round hole-shaped recess 42 centering on the rotation axis of the chuck jig 40 is formed at the center of the protrusion 41. A magnet 45 having a thickness smaller than the depth of the recess 42 is installed and fixed at the bottom of the recess 42. A head 36 of a bolt 35 for fixing the friction welding workpiece 20 and the connecting jig 30 is fitted into the recess 42. The depth obtained by subtracting the thickness of the magnet 45 from the depth of the recess 42 is made substantially the same as the thickness of the head 36.
[0026]
As shown in FIG. 10, the friction welding workpiece 20, the connecting jig 30, and the chuck jig 40 are configured such that the protrusions 22 and the recesses 31 are fitted together, and bolts 35 are passed from the front end side of the connecting jig 30 through the bolt through holes 33. The coupling jig 30 and the friction welding workpiece 20 are coupled by inserting and screwing into the bolt holes 23 of the friction welding workpiece 20. Further, the front end side concave portion 32 of the connecting jig 30 and the front end side convex portion 41 of the chuck jig 40 are fitted together, the head 43 is inserted into the concave portion 42, the head 36 and the magnet 45 are magnetically attracted, and friction is caused. The pressure workpiece 20, the connecting jig 30, and the chuck jig 40 are integrated. The outer dimensions of the friction welding workpiece 20, the connecting jig 30 and the chuck jig 40 are substantially the same, and the outer dimensions of the connecting jig 30 and the chuck jig 40 do not exceed the outer dimensions of the friction welding workpiece 20. ing.
[0027]
The chuck jig 40 is fixed to the rotating shaft 18 and, as shown in FIG. 11, the chucking jig 40 is advanced toward the member to be bonded 25 while rotating the rotating shaft 18. The pressure contact workpiece 20 is contact-pressed. Then, as shown in FIG. 11, the friction welding surface 21 of the friction welding workpiece 20 and the recess 26 of the member 25 to be joined are joined by friction heat.
When the rotary shaft 18 is retracted after the friction welding workpiece 20 and the member to be joined 25 are joined, the chuck jig 40 and the connecting jig 30 are fixed by the magnetic attractive force between the magnet 45 and the head 36 in the axial direction. Therefore, the connecting jig 30 can be easily detached from the chuck jig 40 as shown in FIG. And if the volt | bolt 35 is removed, the connection jig | tool 30 can be easily removed from the friction welding work 20. FIG. The ends of the bolt holes 23 of the friction welding workpiece 20 are closed with light metal melted by friction welding. And if the convex part 22 of the friction welding work 20 is deleted as needed, the joining operation | work of a friction welding work will be completed.
[0028]
In the above embodiment, it is not necessary to make the convex portion 22 large, so that the cost loss is small. Further, since the intermediate jig 30 is made of iron, it can withstand a large rotational resistance during the friction welding process. Furthermore, since there is no deformation that causes the balance of rotation to be lost, uniform friction welding can be performed. Moreover, since it is strong and durable against residual stress and is relatively inexpensive, the cost can be reduced. Further, in this embodiment, since the friction welding workpiece is attached to the chuck jig via the coupling jig, the friction welding including the chuck jig is performed even if the advance distance is exceeded due to an operation mistake or an operation mistake of the friction welding machine. Damage to the aircraft can be avoided.
[0029]
In the chuck jig, a cover 47 extending toward the friction welding workpiece or the connecting jig can be provided outside the chuck jig as shown in FIG. The cover 47 can ensure safety during the friction welding operation and prevent dust and oil from entering the chuck portion. The cover 47 is not particularly required to have a chuck function, so it can be formed with a relatively thin wall, and even when a plurality of friction welding workpieces are joined to a member to be joined, interference with the already joined friction welding workpieces can be prevented. The problem is small.
Further, the cover can prevent the chuck jig from being directly damaged even if it interferes with the already-joined friction welding.
[0030]
Although the chuck structure of the friction welding workpiece of the present invention has been described in detail above, the present invention is not limited to the above-described embodiment, and various improvements and modifications may be made without departing from the spirit of the present invention. Of course.
[0031]
【The invention's effect】
As described above, the friction welded workpiece chuck structure of the present invention is the friction welded workpiece chuck structure, in which the chuck jig fixed to the rotating shaft and the back surface side of the friction welded workpiece against the pressure contact surface are in the axial direction. Are connected to each other by fitting each of the concave and convex shapes formed at each end so as to be non-circular with respect to the rotation axis, and in this fitting state, the end of the chuck jig and the friction welding workpiece Since the end portion is magnetically attracted by the magnet provided on one side and the portion made of the other magnetic body, the friction welding workpiece can be easily and reliably chucked by the chuck jig. In addition, since the actual outer dimensions on the chuck side can be reduced to the same size as the friction welding workpiece, the chuck part also interferes when a plurality of friction weldings are joined close to a common workpiece. Thus, it can be avoided that the work becomes difficult. In addition, since the chuck jig and the friction welding workpiece side are only attracted by a magnet in the axial direction, they can be easily detached and transferred to the next work, simplifying and shortening the work. Time is achieved, and work costs can be reduced.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a front sectional view and a right side view showing a chuck jig according to an embodiment of the present invention.
FIGS. 2A and 2B are a left side view and a front cross-sectional view showing the friction welding workpiece, respectively.
FIG. 3 is a front sectional view showing a state in which the friction welding workpiece is chucked by the chuck jig.
FIG. 4 is a view similarly showing a friction welding process.
FIG. 5 is a view showing a state in which a plurality of friction welding workpieces are friction-welded to the members to be joined.
FIG. 6 is a side view showing a modified example of the chuck jig of the present invention.
FIGS. 7A and 7B are a left side view and a front sectional view showing a friction welding workpiece to be chucked according to another embodiment of the present invention. FIGS.
FIG. 8 is a left side view, a front cross-sectional view, and a right side view, similarly showing a connecting jig.
FIG. 9 is a front sectional view and a right side view showing the chuck jig, similarly;
FIG. 10 is a view similarly showing the assembly of the connecting jig and the friction welding workpiece and the chucking process by the chuck jig.
FIG. 11 is a view similarly showing a friction welding process.
FIG. 12 is a view similarly showing a process after friction welding.
FIG. 13 is a schematic view showing a chuck jig obtained by improving the embodiment of the present invention.
FIG. 14 is a side view for explaining an embodiment of a chuck jig for a conventional friction welding work, and a cross-sectional view taken along line AA of the side view.
FIG. 15 is a schematic view for explaining an embodiment in which two friction welding workpieces are similarly friction welded to one member to be joined.
[Explanation of symbols]
1, 1a, 1b, 1c, 40 Chuck jig 2, 2a, 2b, 2c Concavity 3, 45 Magnet 4, 20, 50 Friction welding work 5, 21 Friction welding surface 6 Convex part 7 Bottom face 8 Hole part 9 End face 11, 35 Bolts 12, 36 Head 18 Rotating shafts 19, 25, 53 Joined member 22 Convex part 23 Bolt hole 30 Connecting jig 31 Concave part 32 Concave part 33 Bolt through hole 40 Chuck jig 41 Convex part 42 Concave part 47 Safety cover 51 Chuck claw