JP3054575B2 - 空気調和機 - Google Patents
空気調和機Info
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- JP3054575B2 JP3054575B2 JP7076458A JP7645895A JP3054575B2 JP 3054575 B2 JP3054575 B2 JP 3054575B2 JP 7076458 A JP7076458 A JP 7076458A JP 7645895 A JP7645895 A JP 7645895A JP 3054575 B2 JP3054575 B2 JP 3054575B2
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、正面に空気吸込口、下
方に空気吹出口が形成され、その空気吹出口に吐出され
る空気調和空気の風向きを変えるフラップを備えた空気
調和機に関する。
方に空気吹出口が形成され、その空気吹出口に吐出され
る空気調和空気の風向きを変えるフラップを備えた空気
調和機に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来の空気調和機、例えば室内ユニット
と室外ユニットとからなる分離型エアコンにおいては、
ファンにより空気吸込口から吸い込んだ室内空気を、熱
交換機を通過させて冷却又は加熱した後、空気吹出口か
ら室内に吹き出すようにしている。
と室外ユニットとからなる分離型エアコンにおいては、
ファンにより空気吸込口から吸い込んだ室内空気を、熱
交換機を通過させて冷却又は加熱した後、空気吹出口か
ら室内に吹き出すようにしている。
【０００３】図７は、このような分離型エアコンの室内
ユニットの側面断面図であり、１は室内ユニット、２は
空気吸込口であり、この空気吸込口２は室内ユニット１
の前面に設けられた前面カバー１ａに形成されている。
３はクロスフローファンであり、空気吸込口２から室内
空気を吸い込むと共に、熱交換後の空気を吹き出すため
のものである。４は熱交換機であり、空気吸込口２とク
ロスフローファン３との間に配され、冷房運転時にはフ
ァン３により吸い込まれた空気を冷却し、暖房運転時に
は空気を加熱するものである。
ユニットの側面断面図であり、１は室内ユニット、２は
空気吸込口であり、この空気吸込口２は室内ユニット１
の前面に設けられた前面カバー１ａに形成されている。
３はクロスフローファンであり、空気吸込口２から室内
空気を吸い込むと共に、熱交換後の空気を吹き出すため
のものである。４は熱交換機であり、空気吸込口２とク
ロスフローファン３との間に配され、冷房運転時にはフ
ァン３により吸い込まれた空気を冷却し、暖房運転時に
は空気を加熱するものである。
【０００４】また、５はフレームであり、熱交換機４の
後方に対向するよう室内ユニット１の内部に配設され、
熱交換機４と共に熱交換後の空気（冷気又は暖気）を空
気吹出口６に導く空気通路Ｒを仕切形成するものであ
る。７は空気の左右方向の吹出角度を変更する風向変更
板であり左右方向に回動自在に空気吹出口６に設けられ
ている。８ａ，８ｂは空気の上下方向の吹出角度を変更
する２つのフラップであり、空気吹出口６の風向変更板
７の風下側に、上下方向に回動自在に設けられている。
後方に対向するよう室内ユニット１の内部に配設され、
熱交換機４と共に熱交換後の空気（冷気又は暖気）を空
気吹出口６に導く空気通路Ｒを仕切形成するものであ
る。７は空気の左右方向の吹出角度を変更する風向変更
板であり左右方向に回動自在に空気吹出口６に設けられ
ている。８ａ，８ｂは空気の上下方向の吹出角度を変更
する２つのフラップであり、空気吹出口６の風向変更板
７の風下側に、上下方向に回動自在に設けられている。
【０００５】ここで、このフラップ８ａ，８ｂは、冷房
運転時には冷気を前方に吹き出すため上方に回動されて
略水平な向きとされ、暖房運転時には暖気を下方に吹き
出すため同図に示すように下方に回動されて略垂直な状
態の向きとされる。
運転時には冷気を前方に吹き出すため上方に回動されて
略水平な向きとされ、暖房運転時には暖気を下方に吹き
出すため同図に示すように下方に回動されて略垂直な状
態の向きとされる。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
従来の空気調和機においては、冷房運転時、熱交換機４
にて冷却された冷気を空気吹出口６から吹き出す際、室
内の湿度が高い場合には吹き出される冷気により空気吹
出口６付近の空気が冷されてフラップ８ａ，８ｂに水分
が付着する場合がある。そして、このように水分が付着
すると、この水分が成長して露となり、やがてこの露が
水滴となってフラップ８ａ，８ｂから滴下して床面を濡
らすという問題点があった。
従来の空気調和機においては、冷房運転時、熱交換機４
にて冷却された冷気を空気吹出口６から吹き出す際、室
内の湿度が高い場合には吹き出される冷気により空気吹
出口６付近の空気が冷されてフラップ８ａ，８ｂに水分
が付着する場合がある。そして、このように水分が付着
すると、この水分が成長して露となり、やがてこの露が
水滴となってフラップ８ａ，８ｂから滴下して床面を濡
らすという問題点があった。
【０００７】一方、暖房運転時に暖気を下方に吹き出す
際、空気吹出口６の天面６ａ付近が塞がれていない場合
には暖気の一部が前方に吹き出されて空気吸込口２に回
り込みエアーショートを起して暖房効率が低下するとい
う問題点があった。
際、空気吹出口６の天面６ａ付近が塞がれていない場合
には暖気の一部が前方に吹き出されて空気吸込口２に回
り込みエアーショートを起して暖房効率が低下するとい
う問題点があった。
【０００８】そこで、本発明はこのような問題点を解決
し、結露水が滴下したり、エアーショートを起すことの
無い空気調和機を提供することを目的とする。
し、結露水が滴下したり、エアーショートを起すことの
無い空気調和機を提供することを目的とする。
【０００９】
【課題を解決するための手段】請求項１の発明は、正面
に空気吸込口、その空気吸込口の下方に空気吹出口を備
えると共に、その空気吹出口の長手方向に沿って配設さ
れ、その両端部で短手方向に回動自在に軸支され、前記
空気吹出口より吐出される空気調和空気の風向きを変え
るフラップを備えた空気調和機において、前記フラップ
の短手方向断面が略への字状に形成され、そのフラップ
の凸側表面が下方を向いて配置されると共に、前記フラ
ップの凸側表面には長手方向に沿って、凸条堤又は凹条
溝が水の表面張力が崩れるような形状に形成されている
ことを特徴とする。
に空気吸込口、その空気吸込口の下方に空気吹出口を備
えると共に、その空気吹出口の長手方向に沿って配設さ
れ、その両端部で短手方向に回動自在に軸支され、前記
空気吹出口より吐出される空気調和空気の風向きを変え
るフラップを備えた空気調和機において、前記フラップ
の短手方向断面が略への字状に形成され、そのフラップ
の凸側表面が下方を向いて配置されると共に、前記フラ
ップの凸側表面には長手方向に沿って、凸条堤又は凹条
溝が水の表面張力が崩れるような形状に形成されている
ことを特徴とする。
【００１０】
【００１１】請求項２の発明は、正面に空気吸込口、そ
の空気吸込口の下方に空気吹出口を備えると共に、その
空気吹出口の長手方向に沿って配設され、その両端部で
短手方向に回動自在に軸支され、前記空気吹出口より吐
出される空気調和空気の風向きを変えるフラップを備え
た空気調和機において、前記フラップの短手方向断面が
略への字状に形成されて、そのフラップの凸側表面が下
方を向いて配置されると共に、前記フラップの凸側表面
に長手方向に沿って、凸条堤又は凹条溝が水の表面張力
が崩れるような形状に形成されている一方、前記フラッ
プには前記フラップより短手方向幅が短い補助フラップ
が前記フラップの短手方向から見て平行かつ斜め後方に
ずれた位置に側板により固定されていることを特徴とす
る。
の空気吸込口の下方に空気吹出口を備えると共に、その
空気吹出口の長手方向に沿って配設され、その両端部で
短手方向に回動自在に軸支され、前記空気吹出口より吐
出される空気調和空気の風向きを変えるフラップを備え
た空気調和機において、前記フラップの短手方向断面が
略への字状に形成されて、そのフラップの凸側表面が下
方を向いて配置されると共に、前記フラップの凸側表面
に長手方向に沿って、凸条堤又は凹条溝が水の表面張力
が崩れるような形状に形成されている一方、前記フラッ
プには前記フラップより短手方向幅が短い補助フラップ
が前記フラップの短手方向から見て平行かつ斜め後方に
ずれた位置に側板により固定されていることを特徴とす
る。
【００１２】
【作用】請求項１の構成によれば、フラップをその短手
方向断面が略への字状になるように形成し、そのフラッ
プの凸側表面が下方を向くように配置している結果、空
気調和空気がフラップの凸側表面にも充分に流れるよう
になり、冷房運転時における結露が抑制される。同時
に、そのフラップの凸側表面に長手方向に沿って、凸条
堤又は凹条溝を水の表面張力が崩れるような形状に形成
しているので、たとえ、結露が生じ水滴になったとして
もこの水滴はフラップの凸側表面に形成された凸条堤又
は凹条溝により分散されて、大きな水滴にまで成長して
滴下することが防止できる。
方向断面が略への字状になるように形成し、そのフラッ
プの凸側表面が下方を向くように配置している結果、空
気調和空気がフラップの凸側表面にも充分に流れるよう
になり、冷房運転時における結露が抑制される。同時
に、そのフラップの凸側表面に長手方向に沿って、凸条
堤又は凹条溝を水の表面張力が崩れるような形状に形成
しているので、たとえ、結露が生じ水滴になったとして
もこの水滴はフラップの凸側表面に形成された凸条堤又
は凹条溝により分散されて、大きな水滴にまで成長して
滴下することが防止できる。
【００１３】
【００１４】請求項３の構成によれば、フラップをその
短手方向断面が略への字状になるように形成し、そのフ
ラップの凸側表面が下方を向くように配置している結
果、空気調和空気がフラップの凸側表面にも充分に流れ
るようになり、冷房運転時における結露が抑制される。
同時に、そのフラップの凸側表面に長手方向に沿って、
凸条堤又は凹条溝を水の表面張力が崩れるような形状に
形成しているので、たとえ、結露が生じ水滴になったと
してもこの水滴はフラップの凸側表面に形成された凸条
堤又は凹条溝により分散されて、大きな水滴にまで成長
して滴下することが防止できる。また、前記フラップよ
り短手方向幅が短い補助フラップを前記フラップの短手
方向から見て平行かつ斜め後方にずれた位置に前記フラ
ップに側板により固定しているので、フラップを下向き
に回動したとき、フラップの後端部に形成した補助フラ
ップが空気吹出口の天部付近を塞いで空気吹出口上部か
らの調和空気の前方吹出を阻止し、暖房運転時における
エアショートを防止する。
短手方向断面が略への字状になるように形成し、そのフ
ラップの凸側表面が下方を向くように配置している結
果、空気調和空気がフラップの凸側表面にも充分に流れ
るようになり、冷房運転時における結露が抑制される。
同時に、そのフラップの凸側表面に長手方向に沿って、
凸条堤又は凹条溝を水の表面張力が崩れるような形状に
形成しているので、たとえ、結露が生じ水滴になったと
してもこの水滴はフラップの凸側表面に形成された凸条
堤又は凹条溝により分散されて、大きな水滴にまで成長
して滴下することが防止できる。また、前記フラップよ
り短手方向幅が短い補助フラップを前記フラップの短手
方向から見て平行かつ斜め後方にずれた位置に前記フラ
ップに側板により固定しているので、フラップを下向き
に回動したとき、フラップの後端部に形成した補助フラ
ップが空気吹出口の天部付近を塞いで空気吹出口上部か
らの調和空気の前方吹出を阻止し、暖房運転時における
エアショートを防止する。
【００１５】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して説
明する。
明する。
【００１６】図１は、本発明の一実施例に係る空気調和
機の一例であるエアコンの室内ユニットの側面断面図で
ある。同図において、図７と同一符号は同一又は相当部
分を示している。
機の一例であるエアコンの室内ユニットの側面断面図で
ある。同図において、図７と同一符号は同一又は相当部
分を示している。
【００１７】同図において、９は風向変更部材であり、
空気吹出口６の長手方向に水平に延在すると共に、短手
方向である上下方向に回動自在に設けられたものであ
る。９ａは風向変更部材９の側板であり、この側板９ａ
には回動軸９ｂが突設されている。この風向変更部材９
は、図２あるいは図５に示すように主フラップ１１に補
助フラップ１０が平行かつ斜め後方にずれた位置に側板
９ａにて固定された構成となっている。この２枚のフラ
ップ１０，１１を備えた風向変更部材９を空気吹出口６
に回動自在に設けることにより、空気調和空気の吹出角
度を変更可能としている。
空気吹出口６の長手方向に水平に延在すると共に、短手
方向である上下方向に回動自在に設けられたものであ
る。９ａは風向変更部材９の側板であり、この側板９ａ
には回動軸９ｂが突設されている。この風向変更部材９
は、図２あるいは図５に示すように主フラップ１１に補
助フラップ１０が平行かつ斜め後方にずれた位置に側板
９ａにて固定された構成となっている。この２枚のフラ
ップ１０，１１を備えた風向変更部材９を空気吹出口６
に回動自在に設けることにより、空気調和空気の吹出角
度を変更可能としている。
【００１８】このように２枚のフラップ１０，１１を一
体に備えた風向変更部材９を回動軸９ｂを介して室内ユ
ニット１の空気吹出口６に取り付けることにより、従来
のように２枚のフラップ８ａ，８ｂをそれぞれ回動自在
に保持する場合に比べて構造を簡単にすることができ
る。
体に備えた風向変更部材９を回動軸９ｂを介して室内ユ
ニット１の空気吹出口６に取り付けることにより、従来
のように２枚のフラップ８ａ，８ｂをそれぞれ回動自在
に保持する場合に比べて構造を簡単にすることができ
る。
【００１９】一方、この風向変更部材９の主フラップ１
１の表面には、図３に示すように長手方向に多数の滴下
防止用凹溝１２が平行に刻設されている。ここで、この
滴下防止用凹溝１２は冷房運転時、空気吹出口６から冷
気が吹き出される際、室内の空気が冷されて主フラップ
１１の表面が結露して水滴に成長しにくくすると同時に
水滴に成長しても流れ落ちる際にそれらを分散して滴下
しにくくしている。
１の表面には、図３に示すように長手方向に多数の滴下
防止用凹溝１２が平行に刻設されている。ここで、この
滴下防止用凹溝１２は冷房運転時、空気吹出口６から冷
気が吹き出される際、室内の空気が冷されて主フラップ
１１の表面が結露して水滴に成長しにくくすると同時に
水滴に成長しても流れ落ちる際にそれらを分散して滴下
しにくくしている。
【００２０】なお、本実施例においては、この滴下防止
用凹溝１２は、図４に示すように２ｍｍ間隔で形成され
ると共に、奥行幅を０．６ｍｍ、深さを０．３ｍｍとし
て水の表面張力が崩れるような形状に形成されており、
このような形状に滴下防止用の凹溝１２を形成すること
により、水分を分散させるようにしている。即ち、冷房
運転時、主フラップ１１に付着した水分は滴下防止用の
凹溝１２の内部に広がってゆくが、この水分は表面を流
れる乾燥した冷気により蒸発されるようになる。
用凹溝１２は、図４に示すように２ｍｍ間隔で形成され
ると共に、奥行幅を０．６ｍｍ、深さを０．３ｍｍとし
て水の表面張力が崩れるような形状に形成されており、
このような形状に滴下防止用の凹溝１２を形成すること
により、水分を分散させるようにしている。即ち、冷房
運転時、主フラップ１１に付着した水分は滴下防止用の
凹溝１２の内部に広がってゆくが、この水分は表面を流
れる乾燥した冷気により蒸発されるようになる。
【００２１】また、この主フラップ１１は、図５に示す
ように短手方向断面がへの字状になるように形成し、水
平角度位置に回動した際、フラップの凸側表面１１ａが
下方を向くように配置構成されている。これにより、空
気調和された空気は凸側表面に沿って流れ易くなる。つ
まり、冷房運転時にフラップを水平角度位置にした場合
にも主フラップ１１が平板状な場合に比べて、吹出し空
気が主フラップ１１の凸側表面１１ａを流れ易くなり、
結露防止に寄与する。
ように短手方向断面がへの字状になるように形成し、水
平角度位置に回動した際、フラップの凸側表面１１ａが
下方を向くように配置構成されている。これにより、空
気調和された空気は凸側表面に沿って流れ易くなる。つ
まり、冷房運転時にフラップを水平角度位置にした場合
にも主フラップ１１が平板状な場合に比べて、吹出し空
気が主フラップ１１の凸側表面１１ａを流れ易くなり、
結露防止に寄与する。
【００２２】この凸側表面１１ａの短手方向中央部に
は、室内空気と吹き出される冷気とにより生じる渦巻流
により水分が付着しやすいので、この部分の滴下防止用
の凹溝１２ａは、他の滴下防止用の凹溝１２よりもやや
幅広に形成されている。なお、本実施例では主フラップ
１１の凸側表面１１ａに滴下防止用の凹溝１２を形成し
た例について説明しているが、凹条溝の代りに凸条堤を
形成させるようにしても良い。
は、室内空気と吹き出される冷気とにより生じる渦巻流
により水分が付着しやすいので、この部分の滴下防止用
の凹溝１２ａは、他の滴下防止用の凹溝１２よりもやや
幅広に形成されている。なお、本実施例では主フラップ
１１の凸側表面１１ａに滴下防止用の凹溝１２を形成し
た例について説明しているが、凹条溝の代りに凸条堤を
形成させるようにしても良い。
【００２３】一方、風向変更部材９は、主フラップ１１
に補助フラップ１０が平行かつ斜め後方にずれた位置に
側板９ａにて固定された構成となっている。従って、風
向変更部材９を垂直角度に回動した際、図６に示すよう
に風向変更部材９の補助フラップ１０により空気吹出口
６の天部付近が塞がれて空気吸込口２に近い部分からの
空気の前方吹出が阻止される。この結果、空気吹出口６
から空気吸込口２に回り込む空気流がなくなり、エアー
ショートが防止される。
に補助フラップ１０が平行かつ斜め後方にずれた位置に
側板９ａにて固定された構成となっている。従って、風
向変更部材９を垂直角度に回動した際、図６に示すよう
に風向変更部材９の補助フラップ１０により空気吹出口
６の天部付近が塞がれて空気吸込口２に近い部分からの
空気の前方吹出が阻止される。この結果、空気吹出口６
から空気吸込口２に回り込む空気流がなくなり、エアー
ショートが防止される。
【００２４】冷房運転時、図１に示すように風向変更部
材９を水平角度位置に設定することにより空気吹出口６
から冷気が矢印に示すように前方に吹き出す。このと
き、冷気は主フラップ１１の凹側表面を流れると同時に
凸側表面１１ａに沿っても流れるようになる。これによ
り、室内の暖かい空気が主フラップ１１の凸側表面１１
ａに接触して結露することがなくなる。また、たとえ室
内の暖かい空気が主フラップ１１の凸側表面１１ａに接
触して結露したとしても、冷房運転が進に従って、空気
吹出口６から吐出される乾燥した冷気により主フラップ
１１の凸側表面１１ａに付着した水分は蒸発する。さら
に、なんらかの原因で結露が進んで水滴にまで成長した
としても、水分は滴下防止用の凹溝１２の内部に広がっ
た後、乾燥した冷気が凸側表面１１ａに沿って流れる結
果、付着した水分は蒸発して床面に滴下することはな
い。
材９を水平角度位置に設定することにより空気吹出口６
から冷気が矢印に示すように前方に吹き出す。このと
き、冷気は主フラップ１１の凹側表面を流れると同時に
凸側表面１１ａに沿っても流れるようになる。これによ
り、室内の暖かい空気が主フラップ１１の凸側表面１１
ａに接触して結露することがなくなる。また、たとえ室
内の暖かい空気が主フラップ１１の凸側表面１１ａに接
触して結露したとしても、冷房運転が進に従って、空気
吹出口６から吐出される乾燥した冷気により主フラップ
１１の凸側表面１１ａに付着した水分は蒸発する。さら
に、なんらかの原因で結露が進んで水滴にまで成長した
としても、水分は滴下防止用の凹溝１２の内部に広がっ
た後、乾燥した冷気が凸側表面１１ａに沿って流れる結
果、付着した水分は蒸発して床面に滴下することはな
い。
【００２５】暖房運転時、図６に示すように風向変更部
材９を垂直角度位置に設定してファン３にて吹き出され
る暖気を風向変更部材９の主フラップ１１および補助フ
ラップ１０にに当て、矢印に示すように室内ユニット１
の下方に吹き出させる。このとき補助フラップ１０が空
気吹出口６の天部６ａ付近に近接ないしは接触するよう
になり、空気吹出口６の空気吸込口２に近い側が塞がれ
て暖気が前方に吹き出されることがなくなる。これによ
り、空気吹出口６から空気吸込口２への暖気の回り込み
現象がなくなり、エアーショートが防止されて効率の良
い暖房運転が可能となる。
材９を垂直角度位置に設定してファン３にて吹き出され
る暖気を風向変更部材９の主フラップ１１および補助フ
ラップ１０にに当て、矢印に示すように室内ユニット１
の下方に吹き出させる。このとき補助フラップ１０が空
気吹出口６の天部６ａ付近に近接ないしは接触するよう
になり、空気吹出口６の空気吸込口２に近い側が塞がれ
て暖気が前方に吹き出されることがなくなる。これによ
り、空気吹出口６から空気吸込口２への暖気の回り込み
現象がなくなり、エアーショートが防止されて効率の良
い暖房運転が可能となる。
【００２６】
【発明の効果】請求項１の発明によれば、フラップをそ
の短手方向断面が略への字状に形成すると共に、そのフ
ラップの凸側表面を下方を向けて配置している結果、空
気調和空気がフラップの凸側表面を充分に流れるように
なり、冷房運転時における結露が抑制される。同時に、
そのフラップの凸側表面に長手方向に沿って、凸条堤又
は凹条溝を水の表面張力が崩れるような形状に形成して
いるので、たとえ、結露が生じ水滴になったとしてもこ
の水滴はフラップの凸側表面に形成された凸条堤又は凹
条溝により分散されて、大きな水滴にまで成長して滴下
することが防止できる。
の短手方向断面が略への字状に形成すると共に、そのフ
ラップの凸側表面を下方を向けて配置している結果、空
気調和空気がフラップの凸側表面を充分に流れるように
なり、冷房運転時における結露が抑制される。同時に、
そのフラップの凸側表面に長手方向に沿って、凸条堤又
は凹条溝を水の表面張力が崩れるような形状に形成して
いるので、たとえ、結露が生じ水滴になったとしてもこ
の水滴はフラップの凸側表面に形成された凸条堤又は凹
条溝により分散されて、大きな水滴にまで成長して滴下
することが防止できる。
【００２７】
【００２８】請求項２の発明によれば、フラップをその
短手方向断面が略への字状に形成すると共に、そのフラ
ップの凸側表面を下方を向けて配置している結果、空気
調和空気がフラップの凸側表面を充分に流れるようにな
り、冷房運転時における結露が抑制される。同時に、そ
のフラップの凸側表面に長手方向に沿って、凸条堤又は
凹条溝を水の表面張力が崩れるような形状に形成してい
るので、たとえ、結露が生じ水滴になったとしてもこの
水滴はフラップの凸側表面に形成された凸条堤又は凹条
溝により分散されて、大きな水滴にまで成長して滴下す
ることが防止できる。また、前記フラップより短手方向
幅が短い補助フラップを前記フラップの短手方向から見
て平行かつ斜め後方にずれた位置に側板により前記フラ
ップに固定しているので、フラップを下向きに回動した
とき、フラップの後端部に形成した補助フラップが空気
吹出口の天部付近を塞いで空気吹出口上部からの調和空
気の前方吹出を阻止し、暖房運転時におけるエアショー
トを防止する。
短手方向断面が略への字状に形成すると共に、そのフラ
ップの凸側表面を下方を向けて配置している結果、空気
調和空気がフラップの凸側表面を充分に流れるようにな
り、冷房運転時における結露が抑制される。同時に、そ
のフラップの凸側表面に長手方向に沿って、凸条堤又は
凹条溝を水の表面張力が崩れるような形状に形成してい
るので、たとえ、結露が生じ水滴になったとしてもこの
水滴はフラップの凸側表面に形成された凸条堤又は凹条
溝により分散されて、大きな水滴にまで成長して滴下す
ることが防止できる。また、前記フラップより短手方向
幅が短い補助フラップを前記フラップの短手方向から見
て平行かつ斜め後方にずれた位置に側板により前記フラ
ップに固定しているので、フラップを下向きに回動した
とき、フラップの後端部に形成した補助フラップが空気
吹出口の天部付近を塞いで空気吹出口上部からの調和空
気の前方吹出を阻止し、暖房運転時におけるエアショー
トを防止する。
【００２９】
【図１】本発明の一実施例に係る空気調和機の一例であ
るエアコンの室内ユニットの側面断面図。
るエアコンの室内ユニットの側面断面図。
【図２】上記室内ユニットの空気吹出口に設けられる風
向変更部材の斜視図。
向変更部材の斜視図。
【図３】上記風向変更部材の主フラップの凸側表面図。
【図４】上記風向変更部材の主フラップの凸側表面に刻
設された滴下防止用凹溝の部分側面断面図。
設された滴下防止用凹溝の部分側面断面図。
【図５】上記風向変更部材の側面断面図。
【図６】上記風向変更部材を垂直角度位置に回動したと
きの状態を示す室内ユニットの側面断面図。
きの状態を示す室内ユニットの側面断面図。
【図７】従来のエアコンの室内ユニットの側面断面図。
１ 室内ユニット ４ 熱交換機 ６ 空気吹出口 ８ａ，８ｂ， フラップ ９ 風向変更部材 １０ 補助フラップ １１ 主フラップ １２ 滴下防止用凹溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−33251（ＪＰ，Ａ) 実開 昭64−41838（ＪＰ，Ｕ) 実開 平４−103555（ＪＰ，Ｕ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) F24F 13/14
Claims (2)
- 【請求項１】正面に空気吸込口、その空気吸込口の下方
に空気吹出口を備えると共に、その空気吹出口の長手方
向に沿って配設され、その両端部で短手方向に回動自在
に軸支され、前記空気吹出口より吐出される空気調和空
気の風向きを変えるフラップを備えた空気調和機におい
て、前記フラップの短手方向断面が略への字状に形成さ
れ、そのフラップの凸側表面が下方を向いて配置される
と共に、前記フラップの凸側表面には長手方向に沿っ
て、凸条堤又は凹条溝が水の表面張力が崩れるような形
状に形成されていることを特徴とする空気調和機。 - 【請求項２】正面に空気吸込口、その空気吸込口の下方
に空気吹出口を備えると共に、その空気吹出口の長手方
向に沿って配設され、その両端部で短手方向に回動自在
に軸支され、前記空気吹出口より吐出される空気調和空
気の風向きを変えるフラップを備えた空気調和機におい
て、前記フラップの短手方向断面が略への字状に形成さ
れて、そのフラップの凸側表面が下方を向いて配置され
ると共に、前記フラップの凸側表面に長手方向に沿っ
て、凸条堤又は凹条溝が水の表面張力が崩れるような形
状に形成されている一方、前記フラップには前記フラッ
プより短手方向幅が短い補助フラップが前記フラップの
短手方向から見て平行かつ斜め後方にずれた位置に側板
により固定されていることを特徴とする空気調和機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7076458A JP3054575B2 (ja) | 1995-03-31 | 1995-03-31 | 空気調和機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7076458A JP3054575B2 (ja) | 1995-03-31 | 1995-03-31 | 空気調和機 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08271032A JPH08271032A (ja) | 1996-10-18 |
| JP3054575B2 true JP3054575B2 (ja) | 2000-06-19 |
Family
ID=13605721
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7076458A Expired - Fee Related JP3054575B2 (ja) | 1995-03-31 | 1995-03-31 | 空気調和機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3054575B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2003063698A1 (en) * | 2002-01-29 | 2003-08-07 | Nihon University | Elasticity measuring device for biological tissue |
| WO2004071288A1 (ja) * | 2003-02-12 | 2004-08-26 | Nihon University | 生体組織の弾力特性測定装置 |
| CN111412576A (zh) * | 2020-03-26 | 2020-07-14 | 宁波奥克斯电气股份有限公司 | 一种空调的控制方法、导风门及空调 |
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|---|---|---|---|---|
| JP2010060441A (ja) * | 2008-09-04 | 2010-03-18 | Hitachi High-Technologies Corp | 自動分析装置 |
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- 1995-03-31 JP JP7076458A patent/JP3054575B2/ja not_active Expired - Fee Related
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|---|---|---|---|---|
| WO2003063698A1 (en) * | 2002-01-29 | 2003-08-07 | Nihon University | Elasticity measuring device for biological tissue |
| WO2004071288A1 (ja) * | 2003-02-12 | 2004-08-26 | Nihon University | 生体組織の弾力特性測定装置 |
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH08271032A (ja) | 1996-10-18 |
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