釜山滞在中にツボったTV番組

当時の記録を基に再現ドラマ化した　천일야사

今日はその中から正祖の時代の記録です

正祖の事件手帳「不死鳥」　その死の秘密

正祖の酒の席に科挙に首席合格したパク・ソンヒョンがいた

正祖は彼が皆から「不死鳥」と呼ばれていると知りその理由を尋ねると

「何度も危ない目にあいましたが命拾いしてきました」と答える

しかしその数日後　不死鳥と呼ばれたソンヒョンは急死

死因が分からず不審に思った正祖が調べさせると

彼は酒を受け付けない体だったと分かる

実際　自分の前でも彼が酒を飲むふりをしていたことに正祖は気づいていた

ソンヒョンは亡くなる前日　科挙合格祝いの席にいた

出席者は　弟ドギュン

弟は酒と博打に明け暮れていた上　

パク家の父親が亡くなり兄が全財産を引き継いだことを恨んでいた

さらに弟なら兄の体が酒を受け付けないことを知っていたはず

もうひとりの出席者は幼馴染のヨンシク

幼馴染でありながらヨンシクはソンヒョンをライバルと見ていて

科挙に首席合格をしたことを快く思っていなかった節がある

 

もう一人　妓生のホンヨン

亡くなったソンヒョンは初めての客なので彼のことはよく知らない

妓生が酒を勧めるのは当たり前のことだ、と証言する

正祖は3人を呼び　詳しく話を聞こうとする

その時　「犯人を捕まえた」と連絡が入り３人は帰される

それに油断したのが真犯人の

弟と妓生の二人だった


実は3人を呼んだのは犯人が捕まったと思わせ　真犯人を油断させる作戦だったのだ
真犯人の二人を調べると

弟は　出来が良く全財産を受け継いだ兄を憎んでいた

そんな時　兄が妓生ホンヨンに好意をもっていると知り彼女を丸め込んで

合格祝いの席で酒を飲ませるように仕向けた

最初は酒を断っていた兄も惚れているホンヨンから執拗に勧められ

酔う内に度を越して飲んでしまい　命を落としたのだった

ソンヒョンが過去に何度も危険な目にあっていたのも弟の仕業だった

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朝鮮時代後期には事件の内容を詳細に記した「審理録」というものがあり

これによると正祖時代には酒が絡む事件が多く記録されているそうです

これについて専門家は

英祖時代はいざこざや事件を減らすため禁酒法が執行されていたのが

正祖本人がお酒が好きだったこともあり禁酒法が解かれ　それに伴って酒場や妓房が栄え

酒が絡む事件が多くなったのではないか、と推測していました

あら！　英祖時代のドラマでも両班はもちろん庶民までお酒を飲むシーンが出てくるけど

ホントはダメだったのね　Σ(~∀~||;)

안 된다니까 !

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