早朝から家を出て南信州の飯田市までドライブ。本当は老母を連れて行く予定だったが早くに電話があり、体の調子が悪いので見合わせるとのこと。どうしようか迷ったが晴天なのは分かっていたので1人で出掛けることに。中央高速を走って飯田へ。郊外の「杵原學校」を観賞した後、市街地へ。市営駐車場に車を入れて、近代建築を探しながら歩く。何も食べていなかったので、まず軽く腹に入れようと常磐町の麺類食堂「三河家」へ。正確な創業年は分からないが120年の歴史があるとのこと。現在5代目だとか。
店内はまだ新しい感じなので建て直しているだろう。カウンター席の他、テーブル席が4つに小上がり席もある。正面には古い壁掛時計の振り子がちゃんと動いていた。晴天で歩いて周ると暑いくらいだったし、まだ”朝食”なので(笑)軽くと「冷やしたぬきそば」をお願いした。自分の後にも次々と地元の客が入ってくる盛況ぶり。
しばらくして木製の塗り鉢に盛られた「冷やしたぬきそば」が運ばれた。そばの上の具材は、天玉、刻みネギ、大根おろし、刻み海苔。鉢の縁にはわさびが付けてある。そばは細打ち。さすが信州、麺類食堂で出てくるそばの域を超えてなかなかのもの。冷たいつゆと一緒に喉を通るそばが気持ちいい。つゆはすっきりとした味わい。そばともよく合っていて旨かった。他の客に運ばれた丼物も旨そうだったし、酒の肴になりそうな一品物も、地元の名物料理も色々あるようだ。次に機会があったらそういうので一杯やってみたいナ。(勘定は¥800)
↓ 多分初めて訪れた南信州の飯田市内。高い位置にあるので街中からでもこんな感じで素晴らしい眺望。彼方に見えるのが南アルプスの山々。
↓ 「銀座通り」にあった店舗を3つに分け合った建物(建築詳細不明)◇。軒部分や柱部分はモザイクタイルで装飾されている。
↓ 同じ銀座通りの印章店「北澤信陽堂」(建築詳細不明)◇。こちらも建物の特徴的な上部もモザイクタイルで装飾されている。「自慢の深彫」の文字が力強い。
↓ 商店街の外れの消防詰所の敷地にあった蒸気機関車「D-51 402号機」◇。傷みが激しく、塗装もちょっとみすぼらしい状態になっていて残念。全国的にそのようだが、展示機関車の維持って大変なんだなァ。
↓ 飯田市内に入る前に郊外の木造校舎「杵原学校(旧・山本中学校)」(昭和24年・1949・建造)◇。廃校になったのは昭和60年。廃校(統合)にあたっては地域で諍いが生じたらしく20年間も手つかずだったのだとか。現在はしっかり整備されていて状態も良く、校舎内も極力当時のままで維持されている様子。国の登録有形文化財に指定されている。訪れた時には校舎周りやグラウンドでクラフト・マーケットが開催されていて盛況だった。
長野県飯田市常盤町1
( 飯田 いいだ 三河家食堂 みかわや みかわやしょくどう 大衆食堂 麺類食堂 うどん 蕎麦 そば うなぎ 近代建築 デゴイチ きねはら 国登録有形文化財 )
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