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ひびレビ

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仮面ライダー剣 第22話

2020-08-31 08:01:25 | 仮面ライダーシリーズ
仮面ライダー剣 第22話

 橘の修行の甲斐あって、睦月は新たに現れたモールアンデッドにも善戦していた。しかし戦いの最中またしてもスパイダーアンデッドの呪縛にさいなまれ、自分は橘や剣崎のように大切な人を失ったわけではなく、誰かのために戦うことが出来ない、戦う理由が無いと思い悩む。
 一方始は天音の父の仕事仲間だった神丘令と出会い、彼女の仕事を手伝うことになるが…

感想
 開始早々、剣崎たちが怪訝な顔をするスパゲッティを美味そうにすすりつつ睦月を鍛える旨を告げ、締めに「これ食ってもいいかな?」と満面の笑みを見せる橘さん。このシーン、こんな場面に差し込まれていたのか…しかも小夜子を失って以降なかなか見せることの無かった満面の笑みで言うのがまた…(笑。
 その後剣崎が拗ねた天音ちゃんを見て「なんだい…ご機嫌斜め30度だな」と呟いたのにも笑ってしまった第22話。

 今回は睦月の苦悩と剣崎の助言、そして「カリス」と約束を交わしたというイーグルアンデッドの登場などが描かれていました。

 まずは睦月ですが、「剣崎さんみたいにご両親を助けられなかった過去も無いし」「橘さんみたいに恋人を殺されたわけじゃないし」と自分には2人のように戦う理由が無いと言っていましたが、本人を前にしてよくもまぁ堂々と地雷を踏み抜いたもんですね…序盤の剣崎だったら間違いなく立ち上がって睦月に掴みかかっていてもおかしくない発言です。
 しかし剣崎は特に怒るでもなく
 「これ、仕事だから。誰から押し付けられたわけでもない、俺が選んだ、命を懸ける価値のある仕事だ」
 「でも給料以上のものをもらってるよ、この仕事で」
 「もし運命なんてあるとして、でも、運命とは戦うことも出来るんじゃないのかな」
 と自身の思いを睦月に伝えていました。随分と丸くなったというか成長したというか。BOARD壊滅直後は心の余裕が無かったから、アレだけ気が立っていたのかもしれませんね。優しく、それでいて強い青年になってきた剣崎がとても頼もしいです。

 そして「これ食ってもいいかな?」で笑わせてくれた橘さんも、モールアンデッドとの戦いとなれば表情を一変させ、これまたカッコいいところを見せてくれました。ショッピングモールでの戦いにおいても身を挺して人々を庇ったり、変身が解かれるほどのダメージを負ってなお、落盤から人々を守ろうとするのがまたカッコいい…また、地下に連れて行かれた睦月を助けに行ったシーンでも、逃げる睦月を気にかけつつ背後のモールアンデッドの接近に気づいての射撃も素敵でした。
 本当、見れば見るほどネタとしても面白く、シリアスな場面ではきっちり決めてくれる橘さんは良いキャラしてますね…

 そんな彼らから指導を受けた睦月は、崩落から人々を助けた際に闇を克服し、人々の笑顔を守りたいと思えるように。彼の中でも給料以上のもの、確固たる戦う理由が出来たようで、今こそ真の「仮面ライダーレンゲル」に覚醒!…するのかと思いきや…なコメントが流れていたんですけど、これで覚醒しないとか嘘だろ…?


 睦月側も気になりますが、始にも新たな動きが。始が、天音ちゃんの父がお守りとして身に着けていた写真を持っていることを神丘さんに知られてしまい、神丘さんは天音ちゃんの父が撮った写真に始の姿を確認。思いもよらないところから始の過去に触れていくなーと思う一方で、雪山にたたずむ始が後付けっぽくてちょっと笑ってしまいました(汗。時代だなぁ…

 加えてオーキッドアンデッドは始を仲間に誘いつつ彼の何かに気がつき、更にイーグルアンデッドは「カリス」と交わした約束があるようですが、その約束は始自身も知らなさそうな描写もなされていました。もしかして始はカリスに変身できるけれども、かつてイーグルアンデッドと約束を交わした「カリス」とは別人ってこと…?
 始はカテゴリーAで、自身のカリスとしての力を解放するためにカードを使っていたのだと思ってましたが、始=カリスならカードを使う必要は無いのか…というか、カリスってそもそも何なんだろう…あれ、でも始って確か…中途半端に知識を仕入れている分、こんがらがってきました(汗。


 物語もそろそろ折り返し地点。ここからどう動いていくのか楽しみです。
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