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ひびレビ

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ウルトラマンZ 第20話「想い、その先に」

2020-11-14 10:30:37 | ウルトラマンZ
ウルトラマンZ 第20話「想い、その先に」

 薬は注射より飲むのに限るぜ!M1号さん!な今回は、またも「ウルトラQ」から人工生命M1号が登場。

 とはいっても、今回のM1号は「ウルトラQ」において宇宙に放置された末にウルトラマンXを自身が支配する特殊空間に瞬間移動させたりするようなトンデモ能力の持ち主ではなく、バコさんことイナバ・コジローの娘、イナバ・ルリ博士が生み出した人工生命。人間との関係も至って良好で、自身を生みだし、優しく接してくれるルリを守ろうとしたり、最終的には自分を救ってくれたバコさんに懐いていたりと、微笑ましい一面も描かれていました。
 後日応援配信としてX19話「共に生きる」も公式配信されるとのことですが、あちらを見ると改めて「M1号」というキャラクターの可能性を感じさせられます。

 さてそんなM1号を生み出したルリとバコさん親子ですが、久々に娘に会うバコさんは緊張しっぱなし。しかも職場を見られるとあっては猶更のこと。いつも整備班を仕切ったり、マグロにご期待させてくれたりしているバコさんとは違い、ルリの父親としての側面も描かれていましたね。
 そんな中、M1号を狙う集団が現われて、結果的にM1号は意図せず巨大化し、暴走。一時的に眠らせることは出来たものの、上層部からは駆除命令が下ることに。ヘビクラ隊長はそれをみんなに告げ、バコさんも多くの命を守るためにとそれに従いかけていましたが、ハルキは「俺たちは怪獣を倒すために戦ってるんじゃない!命を!守るために戦っているんですよね…?」とヘビクラ隊長に詰め寄ることに。
 ここでヘビクラ隊長がしばらく無言を貫いているのが良かったです。隊長として上が下した命令においそれと逆らうわけにもいかないでしょうし、加えてハルキの言っていることが如何に正しいとしても、その「命を守る方法」が見つからなければ、いくら信念を説いたところで理想にしか過ぎません。だからこそ、この状況をどうしたいか、どうすればいいのかをハルキたちに考えさせ、選択させているように感じました。

 まぁ、その結果がトンデモ作戦の数々でしたが(笑。まさかウインダムも令和の時代になってメカとして地球人に作成されたうえに、体からバナナの匂いを噴射することになるとは夢にも思わなかったでしょう。そして始まるソイヤッソイヤッソイヤッソイヤッ!ここら辺、見ていて「ウルトラマンZのZはZATのZだったっけ…」と前々回(前回)のエース兄さんの願いが台無しになるようなことを考えてしまいました(苦笑。
 今回のゼットさんとベリアロクは出番控え目。あくまでもメインはストレイジが「命を守る」戦いを如何に繰り広げるかが主に置かれており、ゼットさんたちも力を貸してくれこそしましたが、サポートの印象が強いですね。

 最後は娘のためにバコさんも活躍!ここら辺、「ゴジラVSビオランテ」の1シーンを思い出しました。完成した薬品のラベルに「Q」と書かれていたのもまた印象的。


 ということで今回はバラバ大暴れだった19話から一転、ワチャワチャしつつもどこか落ち着いた感じでストレイジの信念が改めて描かれる回となりました。次回ウルトラヤバい兵器が出て来ることを考えると、そうした話の前に再度「ストレイジとはどういった組織なのか」を描いておくことが大事なんだろうなと感じた話でもあります。

 次回はウルトラヤバい兵器「D4」が登場。これにCがついたらスタンドで、C4だとコロコロで連載されていた漫画に出て来るライバルの名前だなぁ…とか関係ないことを想いつつ、また次回。ところで、デビルスプリンターとかセレブロとか、どうなってるんですかね…


 ボイスドラマ第20回には何とリブットが登場!基本青いゼロとゼットさんでお送りされているので、赤いリブットが出てくるのはなんか新鮮。ギャラクシーレスキューフォースがどういった組織なのかチラッと語られていますが、はてさて今後どういう絡みがあるのか…
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