[go: nahoru, domu]

本とパンのあるくらし

おいしいパンと大好きな本があれば幸せ。
そんな私が綴る日々の暮らし。
おすすめ情報発信します。

サマータイム

2015年06月02日 | 児童書
このあいだ、佐藤多佳子さんのデビュー作が収録された文庫本を読みました。
「サマータイム」 です。
姉の佳奈12歳、弟の進11歳。この姉弟が夏に出会った少年が13歳の広一。
仲が良いような、そうでもないような微妙な感じの3人の夏の日々が鮮やかに描きだされている物語。

     

読んでいると映像が浮かんでくるような感じです。
3人で佳奈特製のゼリーを食べるシーンなど、面白い。
そしてラストの光景が、とっても印象深いです。

続編ともいうべき3つの物語も収録されていて、それもよかったです。

繊細で残酷で優しい少年少女の心が、ズンと伝わってくる作品でした。

佐藤さんの作品は、今までに「しゃべれども、しゃべれども」を1冊読んだだけ。
それはそれは、面白くていい作品でした。 

デビュー作も読めたことだし、もっと他の作品も読んでみたくなってきました。

にほんブログ村 ライフスタイルブログ 丁寧な暮らしへにほんブログ村

人気ブログランキングへ
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする