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JPH10300798A - オフセットの自動補正回路を備える電流検出回路 - Google Patents

オフセットの自動補正回路を備える電流検出回路

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JPH10300798A
JPH10300798A JP9107448A JP10744897A JPH10300798A JP H10300798 A JPH10300798 A JP H10300798A JP 9107448 A JP9107448 A JP 9107448A JP 10744897 A JP10744897 A JP 10744897A JP H10300798 A JPH10300798 A JP H10300798A
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JP
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voltage
differential amplifier
current detection
input
current
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JP9107448A
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Masato Sano
正人 佐野
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
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    • GPHYSICS
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電流を高い精度で正確に検出する。簡単な演
算で演算処理を簡単かつ高速にして、電流値を計算す
る。 【解決手段】 オフセットの自動補正回路を備える電流
検出回路は、電流検出抵抗3と、この電流検出抵抗3の
電圧が検出電圧入力端子8に入力され、他方の基準電圧
端子9に基準電圧が入力される差動アンプ1と、差動ア
ンプ1の出力電圧から電流検出抵抗3に流れる電流を検
出する検出回路7とを備える。さらに、電流検出回路
は、電流検出抵抗3の電圧に、差動アンプ1の出力電圧
を大きくする微小バイアス電圧を加えて差動アンプ1の
基準電圧端子8に入力すると共に、検出回路7が、差動
アンプ1の出力電圧を検出して差動アンプ1の基準電圧
端子9に入力する基準電圧を補正して、電流検出抵抗3
の電流を0とする状態で、差動アンプ1の出力を0Vに
補正する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電流検出抵抗の両
端に発生する電圧から電流を検出する電流検出回路の改
良に関し、とくに、電流検出抵抗の電圧を増幅する差動
アンプのオフセット電圧を自動的に補正する回路を備え
る電流検出回路に関する。
【0002】
【従来の技術】電流検出回路は、電流検出抵抗の両端に
発生する電圧から電流を検出する。電流検出抵抗に発生
する電圧が、電流に比例するからである。電流検出抵抗
の両端に発生する電圧は、電流検出抵抗の抵抗値と電流
の積になる。電流検出抵抗は、負荷と直列に接続される
ので、できる限り抵抗値を小さくするのが好ましい。電
流検出抵抗が、無駄な電力を消費するからである。さら
に、電流検出抵抗の消費電力は抵抗値に比例して大きく
なるので、消費電力を小さくすることから、出来るかぎ
り低抵抗にするのがよい。
【0003】ただ、電流検出抵抗の抵抗値を小さくする
と、その両端に発生する電圧も小さくなる。このため、
電流検出抵抗に発生する電圧を、差動アンプで増幅する
必要がある。差動アンプが、理想的な状態で電流検出抵
抗の電圧を増幅するとすれば、原理的には、電流検出抵
抗の抵抗値を著しく小さくして、電流を正確に検出でき
る。しかしながら、差動アンプは、入力電圧を0Vとし
ても、出力に電圧が発生する、いわゆるオフセット電圧
が発生する。たとえば、入力換算値で10mVのオフセ
ット電圧が発生する差動アンプが、最大入力電圧を10
0mVとする電圧を増幅するとすれば、オフセット電圧
は最大入力電圧の10%にも達する。オフセット電圧
は、電流検出回路の誤差の原因となる。
【0004】差動アンプのオフセット電圧を補正して、
正確に電流を検出する電流検出回路が、特開平7−77
546号公報に記載される。この公報に記載される電流
検出回路を図1に示す。この図の電流検出回路は、差動
アンプ1の出力をA/Dコンバータ2でデジタル量に変
換する。電流検出抵抗3と直列にスイッチング素子4を
接続し、スイッチング素子4をオフにする状態、すなわ
ち、電流検出抵抗3の電流を0とするときの、A/Dコ
ンバータ2の出力を0として、電流を検出する。たとえ
ば、電流検出抵抗3の電流を0とするときの、A/Dコ
ンバータ2の出力電圧が0.5Vとすれば、出力電圧の
0.5Vを基準として、電流を検出する。このため、差
動アンプ1のオフセット電圧を補正して、電流を検出で
きる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図1に示す電流検出回
路は、差動アンプ1のオフセット電圧の影響をなくし
て、電流を正確に検出できる特長がある。しかしなが
ら、この回路は、差動アンプ1の出力電圧範囲を100
%電流検出に使用できず、検出精度が低下する問題があ
る。すなわち、差動アンプ1のオフセット電圧の影響を
考慮して、出力電圧範囲を狭くしている。この公報に記
載される回路は、電流検出抵抗3の無駄な電流損失を少
なくするために、抵抗値を小さくすると、電流検出抵抗
3に発生する電圧が小さくなり、オフセット電圧の影響
が大きくなる。たとえば、電流検出抵抗3に0.1Ωの
抵抗を使用して、0〜0.5Aの電流を検出する回路
は、電流検出抵抗3に発生する最大電圧は50mVとな
る。このとき、差動アンプ1が50mVの入力電圧をリ
ニアに増幅して出力でき、かつ、このオフセット電圧を
±15mVとすると、図2に示すように、電流検出に使
用できる出力電圧範囲は、50−(15×2)mVとな
って、わずかに20mVに制限される。30mVから5
0mVまでの範囲を、差動アンプ1がリニアに増幅し
て、電流検出に使用できるからである。このため、この
図の電流検出回路は、差動アンプ1に入力される電圧範
囲が制限され、この範囲を0〜0.5Aの電流検出範囲
とするので、高い精度で電流を検出できなくなる欠点が
ある。
【0006】さらに、この図の電流検出抵抗3は、マイ
コン5で、差動アンプ1の出力から、オフセット電圧を
補正して電流を演算するので、マイコン5の演算処理に
時間がかかる欠点もある。それは、マイコン5が電流値
を演算する毎に、オフセット電圧を補正するからであ
る。
【0007】本発明は、このような欠点を解決すること
を目的に開発されたものである。本発明の重要な目的
は、電流を高い精度で正確に検出できると共に、簡単な
演算で演算処理を簡単かつ高速にして、電流値を計算で
きるオフセットの自動補正回路を備える電流検出回路を
提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のオフセットの自
動補正回路を備える電流検出回路は、電流検出抵抗3
と、この電流検出抵抗3の電圧が検出電圧入力端子8に
入力され、他方の基準電圧端子9に基準電圧が入力され
る差動アンプ1と、差動アンプ1の出力電圧から電流検
出抵抗3に流れる電流を検出する検出回路7とを備え
る。
【0009】さらに、本発明の電流検出回路は、電流検
出抵抗3の電圧に、差動アンプ1の出力電圧を大きくす
る微小バイアス電圧を加えて検出電圧入力端子8に入力
すると共に、検出回路7は、差動アンプ1の出力電圧を
検出して差動アンプ1の基準電圧端子9に入力する基準
電圧を補正して、電流検出抵抗3の電流を0とする状態
で、差動アンプ1の出力を0Vに補正するように構成し
ている。
【0010】さらに、本発明の請求項2の電流検出回路
は、検出回路7に、差動アンプ1の出力電圧をデジタル
量に変換するA/Dコンバータ2と、このA/Dコンバ
ータ2の出力を演算して差動アンプ1のオフセット補正
電圧を演算すると共に、スイッチング素子4をオンオフ
に制御する演算回路12と、この演算回路12の演算値
をアナログ量に変換するD/Aコンバータ11と、この
D/Aコンバータ11の出力を差動アンプ1の基準電圧
端子9に入力して差動アンプ1のオフセットを補正する
入力補正回路13とを装備している。
【0011】演算回路12は、電流検出抵抗3の電流を
0とする状態における差動アンプ1の出力から、差動ア
ンプ1のオフセット補正電圧を演算する。オフセット補
正電圧は、D/Aコンバータ11でアナログ値に変換さ
れて、入力補正回路13でもって差動アンプ1の基準電
圧端子9に入力され、このオフセット電圧で、差動アン
プ1の出力電圧を0Vに補正する。
【0012】さらにまた、本発明の請求項3の電流検出
回路は、演算回路12で、電流検出抵抗3の電流を0と
する状態におけるA/Dコンバータ2の出力電圧を、0
よりも大きい最小値に比較し、A/Dコンバータ2の出
力が最小値に等しくなったときの、D/Aコンバータ1
1の出力をさらに補正してオフセット補正電圧とし、こ
のオフセット電圧を差動アンプ1の基準電圧端子9に入
力する。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて説明する。ただし、以下に示す実施例は、本発明
の技術思想を具体化するためのオフセットの自動補正回
路を備える電流検出回路を例示するものであって、本発
明は電流検出回路を下記のものに特定しない。
【0014】さらに、この明細書は、特許請求の範囲を
理解しやすいように、実施例に示される部材に対応する
番号を、「特許請求の範囲の欄」、および「課題を解決
するための手段の欄」に示される部材に付記している。
ただ、特許請求の範囲に示される部材を、実施例の部材
に特定するものでは決してない。
【0015】図3に示すオフセットの自動補正回路を備
える電流検出回路は、スイッチング素子4を介して負荷
6に直列に連結された電流検出抵抗3と、この電流検出
抵抗3の電圧を増幅する差動アンプ1と、差動アンプ1
の出力を演算して電流検出抵抗3に流れる電流を検出す
る検出回路7とを備える。
【0016】電流検出抵抗3は、検出する電流の最大値
を考慮して、可能な限り低抵抗な抵抗を使用する。たと
えば、0〜10Aの電流を検出する場合、たとえば、電
流検出抵抗3の抵抗値を、10mΩとする。
【0017】差動アンプ1は、±の駆動電圧で動作する
タイプではなく、+または−の駆動電圧で動作するタイ
プのオペアンプである。このタイプの差動アンプ1は、
出力電圧を±とすることができない。出力電圧は、たと
えば、駆動電圧を+VCCとするオペアンプでは、0Vよ
りも高く駆動電圧よりも低くなる。
【0018】差動アンプ1は、±の入力端子に入力され
る電圧を増幅して出力する。図の差動アンプ1は、+入
力端子を検出電圧入力端子8とし、−入力端子を基準電
圧端子9としている。検出電圧入力端子8は、抵抗R6
を介して電流検出抵抗3に接続され、さらに、微小バイ
アス電圧回路10を構成する抵抗R5を介して、差動ア
ンプ1のVCCに接続される。
【0019】微小バイアス電圧回路10は、差動アンプ
1の入力側に換算した、最大マイナスオフセット電圧よ
りも大きな+電圧である微小バイアス電圧を、差動アン
プ1の+入力端子である検出電圧入力端子8に入力す
る。微小バイアス電圧回路10は、差動アンプ1の駆動
電圧(VCC)を、抵抗R5と抵抗R4で分圧して、検出電
圧入力端子8に入力する。微小バイアス電圧は、たとえ
ば、差動アンプ1の入力側換算オフセット電圧を、±1
5mVとするとき、15mVよりも大きな電圧値に設定
される。微小バイアス電圧は、抵抗R5、R4、R6と、
電流検出抵抗3の抵抗値で決定される。
【0020】差動アンプ1の基準電圧端子9には、D/
Aコンバータ11の出力を、分圧抵抗R3と抵抗R1で分
圧して入力する。基準電圧端子9には、電流検出抵抗3
の電流値を0とするとき、差動アンプ1の出力電圧を0
Vに補正するオフセット補正電圧が入力される。さら
に、差動アンプ1は、−入力端子と出力端子に負帰還抵
抗R2を接続して、増幅率を調整している。
【0021】検出回路7は、差動アンプ1の出力電圧を
デジタル量に変換して演算回路12に入力するA/Dコ
ンバータ2と、このA/Dコンバータ2の出力を演算し
て差動アンプ1のオフセット補正電圧を演算すると共
に、スイッチング素子4をオンオフに制御する演算回路
12と、この演算回路12の演算値をアナログ量に変換
するD/Aコンバータ11と、このD/Aコンバータ1
1の出力を差動アンプ1の基準電圧端子9に入力して差
動アンプ1のオフセットを補正する入力補正回路13と
を備える。
【0022】演算回路12は、スイッチング素子4をオ
フにして、電流検出抵抗3の電流を0とするときの差動
アンプ1の出力から、差動アンプ1のオフセット補正電
圧を演算する。オフセット補正電圧は、D/Aコンバー
タ11でアナログ値に変換されて、入力補正回路13で
もって差動アンプ1の基準電圧端子9に入力される。オ
フセット補正電圧は、差動アンプ1のオフセット電圧を
補正して、その出力電圧を0Vとする。
【0023】演算回路12は、図4のフローチャートで
示すように、オフセット補正電圧を下記のようにして演
算する。ただし、この図の数値はデジタル値を示してい
る。A/D値は、8bitで、0〜5Vを0〜255とし
ている。D/A値は、9bitで、0〜5Vを0〜511
に対応させている。したがって、A/D値は5/255
をかけると電圧値となり、D/A値は5/511をかけ
ると電圧値となる。
【0024】[S=1のステップ]このステップで、演
算回路12はスイッチング素子4をオフにして、電流検
出抵抗3の電流を0にするる [S=2のステップ]演算回路12は、D/Aコンバー
タ11の出力を0にする。 [S=3のステップ]演算回路12は、A/Dコンバー
タ2からの入力電圧が10よりも大きいかどうかを判断
する。 [S=4のステップ]A/Dコンバータ2から演算回路
12に入力される入力電圧が10よりも大きいと、D/
Aコンバータ11の出力に10を加算する。すなわち、
D/Aコンバータ11の出力電圧を10/511V高く
する。D/Aコンバータ11の出力電圧が10よりも小
さくなるまで、このステップをループする。このステッ
プをループする毎に、D/Aコンバータ11の出力に1
0が加算される。
【0025】[S=5のステップ]A/Dコンバータ2
から演算回路12に入力される入力電圧が1に等しいか
どうかが判定される。 [S=6のステップ]A/Dコンバータ2から演算回路
12に入力される入力電圧が1に等しくなるまで、S=
5と、S=6と、S=3のステップをループする。ルー
プする毎に、D/Aコンバータ11の出力に1が加算さ
れる。 [S=7のステップ]A/Dコンバータ2から演算回路
12に入力される入力電圧が1に等しくなると、D/A
コンバータ11の出力に5を加算する。5を加算するの
は、A/Dコンバータ2の出力電圧が1/255Vまで
低下するとき、D/Aコンバータ11の出力に、5/5
11Vを加算すると、差動アンプ1のオフセット電圧が
補正できるように、入力補正回路13の抵抗値を設定し
ているからである。
【0026】以上のように、A/Dコンバータ2から演
算回路12に入力される電圧が、0になったかどうかを
判定するのではなく、0よりも大きい最小値(以上の実
施例は1)になったかどうかを判定して、このときのD
/Aコンバータ11の出力をさらに補正する演算方法
は、極めて正確に、差動アンプ1のオフセット電圧を補
正できる。それは、A/Dコンバータ2から演算回路1
2に入力される電圧は、基準電圧端子9の電圧が、検出
電圧入力端子8の電圧よりも高いときは、その大きさに
よらずに0となるからである。A/Dコンバータ2から
演算回路12に入力される電圧を1に比較する方法は、
検出電圧入力端子8と基準電圧端子9の電圧差を特定の
値に決定できるので、より正確にオフセット補正電圧を
演算できる。
【0027】図5は、本発明の電流検出回路を使用し
て、電池の残存容量を検出するフローチャートを示す。
電流検出回路は、図3に示すように、負荷6を介して電
池14に接続される。電流検出回路は負荷6と直列に接
続されて、負荷6に流れる電流を検出する。
【0028】このフローチャートは、下記のステップで
電池の残存容量を演算する。 [S=1のステップ]このステップで、差動アンプ1の
オフセットを補正する。 [S=2のステップ]差動アンプ1の出力を演算して、
電池14の放電電流を検出する。 [S=3のステップ]放電電流を積算して、電池14の
残存容量を検出する。残存容量は、充電された電池14
の容量から、放電容量を引いて演算される。 [S=4のステップ]演算された電池14の残存容量を
表示する。その後、S=2のステップにループして、電
池14の残存容量を表示する。
【0029】以上のフローチャートは、電池14の残存
容量の演算を開始する最初に、1回だけオフセット補正
処理をしている。差動アンプ1が、温度変化等でオフセ
ットドリフトをする場合、周期的にオフセット補正処理
をすることもできる。
【0030】
【発明の効果】本発明のオフセットの自動補正回路を備
える電流検出回路は、電流を高い精度で正確に検出でき
る特長がある。それは、本発明の電流検出回路が、差動
アンプの入力側でオフセット電圧を補正するからであ
る。この構造の電流検出回路は、図2に示すように、オ
フセット電圧が電流を検出するための範囲を制限しな
い。それは、差動アンプの入力側でオフセット電圧を補
正して、差動アンプの出力全体を電流検出範囲にできる
からである。
【0031】さらに、本発明の電流検出回路は、差動ア
ンプの入力側でオフセット電圧を補正するので、オフセ
ット電圧を補正した後は、差動アンプの出力から簡単に
電流値を計算できる。このため、簡単な演算で演算処理
を高速にして、電流値を計算できる特長がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のオフセットの自動補正回路を備える電流
検出回路の回路図
【図2】図1に示す電流検出回路の電流検出に使用でき
る出力電圧範囲を示すグラフ
【図3】本発明の実施例のオフセットの自動補正回路を
備える電流検出回路の回路図
【図4】演算回路がオフセット補正電圧を演算する工程
を示すフローチャート図
【図5】図3に示す電流検出回路を使用して電池の残存
容量を検出する工程を示すフローチャート図
【符号の説明】
1…差動アンプ 2…A/Dコンバータ 3…電流検出抵抗 4…スイッチング素子 5…マイコン 6…負荷 7…検出回路 8…検出電圧入力端子 9…基準電圧端子 10…微小バイアス電圧回路 11…D/Aコンバータ 12…演算回路 13…入力補正回路 14…電池

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電流検出抵抗(3)と、この電流検出抵抗
    (3)の電圧が検出電圧入力端子(8)に入力され、他方の基
    準電圧端子(9)に基準電圧が入力される差動アンプ(1)
    と、差動アンプ(1)の出力電圧から電流検出抵抗(3)に流
    れる電流を検出する検出回路(7)とを備える電流検出回
    路において、 電流検出抵抗(3)の電圧に、差動アンプ(1)の出力電圧を
    大きくする微小バイアス電圧が加えられて差動アンプ
    (1)の検出電圧入力端子(8)に入力されると共に、検出回
    路(7)が、差動アンプ(1)の出力電圧を検出して差動アン
    プ(1)の基準電圧端子(9)に入力する基準電圧を補正し
    て、電流検出抵抗(3)の電流を0とする状態で、差動ア
    ンプ(1)の出力を0Vに補正するように構成されてなる
    ことを特徴とするオフセットの自動補正回路を備える電
    流検出回路
  2. 【請求項2】 検出回路(7)が、差動アンプ(1)の出力電
    圧をデジタル量に変換するA/Dコンバータ(2)と、こ
    のA/Dコンバータ(2)の出力を演算して差動アンプ(1)
    のオフセット補正電圧を演算すると共に、スイッチング
    素子(4)をオンオフに制御する演算回路(12)と、この演
    算回路(12)の演算値をアナログ量に変換するD/Aコン
    バータ(11)と、このD/Aコンバータ(11)の出力を差動
    アンプ(1)の基準電圧端子(9)に入力して差動アンプ(1)
    のオフセットを補正する入力補正回路(13)とを備え、 演算回路(12)が、電流検出抵抗(3)の電流を0とする状
    態における差動アンプ(1)の出力から、差動アンプ(1)の
    オフセット補正電圧を演算し、このオフセット補正電圧
    を、D/Aコンバータ(11)でアナログ値に変換して、入
    力補正回路(13)でもって差動アンプ(1)の基準電圧端子
    (9)に入力して、差動アンプ(1)の出力電圧を0Vに補正
    するように構成されてなる請求項1のオフセットの自動
    補正回路を備える電流検出回路。
  3. 【請求項3】 演算回路(12)が、電流検出抵抗(3)の電
    流を0とする状態におけるA/Dコンバータ(2)の出力
    電圧を、0よりも大きい最小値に比較し、A/Dコンバ
    ータ(2)の出力が最小値に等しくなったときの、D/A
    コンバータ(11)の出力をさらに補正したオフセット補正
    電圧を差動アンプ(1)の基準電圧端子(9)に入力する請求
    項2のオフセットの自動補正回路を備える電流検出回
    路。
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