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たけじいの気まぐれブログ

記憶力減退爺さんの日記風備忘雑記録&フォト

「中学生日記より」その34(再)

2021年06月06日 16時41分08秒 | M男のあの日あの頃(the good old days)

「中学生日記より」

「gooブログ」に引っ越してくる前、「OCNブログ人」時代に 一度書き込んだことの有る「中学生日記より」を 改めてリメイクしてみようと思っているところだ。「中学生日記」とは 中学生だった頃のM男が ほんの一時期付けていた日記帳のことで 数年前に実家を解体する際に発見した、ボロボロのゴミ同然の日記帳のこと。土産物の小綺麗な空き箱や包装紙、冠婚葬祭ののし袋に至るまで 廃棄処分するという感覚が無かった父母が、子供達の教科書やノート、通信簿、図画工作作品等も押し入れの奥に詰め込んでいたもので、その中に有った。まさに「タイムカプセル」を開けるが如くの感じで、ページを捲ってみると、すっかり喪失してしまっていた記憶が、断片的に炙り出されてくる。まさか 60数年後に、ブログで第三者の目に晒される等とは 当時のM男は想像もしていなかったはずで 下手な文章、下手な文字、誤字脱字多しの日記である。(以上 過去記事コピペ文)


その34「稲刈り休み最終日と秋場所千秋楽」

昭和30年10月2日(日)、天気 晴、
起床 6時、

1.稲刈り休み最終日、
2、秋場所千(秋)楽、
  鏡里 優勝、
  殊勲(賞) 松登、
  敢闘(賞) 出羽錦、
  技能(賞) 若ノ花、
3、稲刈り休みの反省、
  僕は 自分の体では ずいぶん仕事をやったと思う。
  はさかけ、はさおろしは ほとんど全部やったので 
  毎日 「トクホン」「ハトこ」など 体じゅうにはった(貼った)。
  よわい(弱い)ので つかれる(疲れる)けれど 父がいないので
  しょうがない。

M男の暮していた北陸の山村では、現在は、9月中旬位に終わってしまう稲刈りも、当時は、9月末から10月初め頃にしていたと思う。中学生ともなれば、農作業を手伝うのが当たり前だった時代、村落の稲刈り最盛期には、学校も 1週間程「稲刈り休み」が有ったが、その最終日だったようだ。
稲刈り休み中、M男も、稲刈り、稲運び(担いで、リヤカーで)、稲架(はさ)掛け、稲架(はさ)降ろし等、かなり手伝ったようで、自慢気に?書いているが、ひ弱な体質だったこともあり、中学生男子にもかかわらず、筋肉痛等に悩まされ、毎日、富山の家庭置き薬の「トクホン」等を体じゅうにベタベタ貼っていた記憶が有る。


「弱いので疲れる。でも父親が(勤めていて、昼間)居ないので、しょうがなく、(母親の負担を減らすため)手伝っている」と、書いてある。反省というより 本音、述懐である。

この日、秋場所の千秋楽でもあったようだ。当時 中学生のM男達の楽しみのひとつは、プロ野球等ではなく、NHKラジオで実況中継されていた大相撲だった。それぞれ、贔屓力士が有って、勝った、負けた、学校等でも話題にしていたような気もする。
横綱鏡里松登出羽錦若ノ花・・・おお!、なんと懐かしい四股名。
実際 相撲取りを映像で見る機会等、皆無だった時代、学校の近くの駄菓子店でプロマイドを手に入れたりして、それぞれイメージを膨らませたものだった。


吹き出して座布団探す五七五・「シルバー川柳」 傑作選 その6(再)

2021年06月06日 10時19分23秒 | 川柳・俳句・五七五

公益社団法人「全国有料老人ホーム協会」が 2001年(平成13年)に 設立20周年を記念してスタートさせた「シルバー川柳」、毎年、敬老の日に向けて公募し、その年の9月には、応募された作品の中から選ばれた「入選作品」を同協会のホームページ上で発表している。
今年は、その第21回目になり、応募締め切り日6月13日が近づいている。
毎年、「入選作品発表」を楽しみにしている類で、これまでも順次 当ブログでもご紹介してきたが、「何度でも笑えてしまうシルバー川柳」、改めて、過去の「入選作品」の中から独断と偏見で抜粋、お気に入り作品をご紹介させていただくことにする。


(注)「シルバー川柳入選作品」を 当ブログ上でご紹介することについては
同協会のご承認をいただいている。


目には蚊を耳には蝉を飼っている (男性・67歳)
有る、有る、・・加齢と共に 飛蚊症、耳鳴り・・・・、

歩こう会アルコール会と聞き違え (男性・66歳)
聞き違えるなんて お元気な証拠、歩こう会=アルコール会・・・いいね、いいね、

入場料顔見て即座に割り引かれ (男性・71歳)
生年月日を証明するもの・・必要無しってか。疑われないのも サビシーッ!

これも大事あれも大事とゴミの部屋 (女性・67歳)
います、います。実家の母親もそうだった。解体工事前、苦労したぜ・・。

万歩計半分以上は探しもの (男性・68歳)
そんな気もしないではないが、とりあえず 歩くことはいいことダー!

お迎えはどこから来るのと孫が聞く (女性・73歳)
いいな、いいな、孫との会話・・・、

三時間待って病名「加齢です」 (女性・65歳)
病名を言われるよりはるかに有難いはずなのに、何故かガッカリ??、

改札を通れずよく見りゃ診察券 (女性・46歳)
有りそうな話・・、別の病院の診察券を受付機に挿入、受付不可、文句を言って恥を掻いた経験有り・・、

アイドルの還暦を見て老いを知る (男性・54歳)
あの女性のピチピチのイメージだけは永久にもち続けたいなあ・・・

紙とペン探してる間に句を忘れ (男性・73歳)
せっかく閃いた川柳なのに・・・、うーん、思い出せない???、

ガガよりも派手だぞウチのレディーババ (男性・31歳)
そう言えば レディーガガ、一時話題になっていたなあ・・、

女子会と言って出掛けるデイケアー (男性・74歳)
そんなおばあちゃんだったら 大丈夫だー・・・、

起きたけど寝るまでとくに用もなし (男性・73歳)
「キョウヨウ無し」「キョウイク無し」は 良くないかもね・・、


(ネットから拝借イラスト)

吹き出して座布団探す五七五

五七五、わずか17文字に 
作者の人柄や夫婦家族の情景、世相までが詰まった川柳、
作者それぞれの鋭い着眼点、ユーモアセンスに感じ入りながら
思わず吹き出してしまったり
有る、有る・・・頷いてしまったり、
うまいなぁー、膝を打ったりしている
ユーモアセンスゼロ、頭カチカチ、
川柳の才まるで無しの爺さんである。

(つづく)

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