2019年9月11日、ニケは虹の橋に行ってしまいました。
去年の5月に急に食欲がなくなり、弱ってきて、このままお別れなのだろうか、という状態でした。獣医さんは、お腹に腫瘍もある、とのことで、その衰弱が老衰によるものか、腫瘍によるものかわからなかったのですが、ステロイド を飲ませることにしました。
ステロイド は思いのほか効いて、いったん元気になり、食欲も出て、9月までいろいろ好きなものを食べながら、近所をゆっくり散歩していました。
長いことかけてニケとお別れをしているような、気持ちでした。この薬が効かなくなったら…と。
9月にはいったころ、また食べるものが減ってきて、急激に脚が弱り立てなくなりました。
9月11日の前の晩、寝たら起きたり繰り返しながら何度も横にいる私を手で起こし、苦しい助けてと言っているようでした。
その日は朝から、吐き気があって、吐いてはバタンと頭を落として気を失ったようになり、それを何度か繰り返して、最期に近づいているのがわかりました。
そして午前10時。最後の痙攣とともに静かになりました。
ようやくニケの苦しみが終わり、ほっとしたような、気持ちでした。
最後苦しくて、かわいそうで、ステロイド をやってよかったのかどうか後悔の気持ちと、それでも3ヶ月余り、お別れする時間をくれたのだという気持ち。
ニケ、一緒に暮らしてくれてありがとう。心から感謝しています。
近所の多くのおともだちもニケの死を悼んでくれました。
誰にでも穏やかで優しい子でしたから。