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ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

C'mon C'mon (Special Japan Tour Edition) / Sheryl Crow

2013年09月21日 | オルタナティヴ・ロック

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C'mon C'mon (Special Japan Tour Edition) / Sheryl Crow (2002)

日本でも大ヒットしたシェリル・クロウの4枚目のアルバム「C'mon C'mon」発表後のジャパン・ツアー時に日本でのみ発売されたスペシャル・エディション。2枚目には<Live From Abbey Road Studio>と題されたライヴ・ヴァージョンが付け加えられている。

Disc 2 <Live From Abbey Road Studio>

2-01  The Difficult Kind   
2-02  If It Makes You Happy   
2-03  My Favourite Mistake   
2-04  A Change Would Do You Good
   
2-05  Soak Up The Sun (Video)   
2-06  Steve McQueen (Video)

発表したどのアルバムもクオリティが高い彼女だが、発表毎に様々な曲を追加したヴァージョンを乱発していたのでとてももったいないと思う。1曲追加、日本盤のみ追加、EUのみ追加など数えるとキリがない。その度にアルバムの完成度が薄められていったと思うのは自分だけだろうか。このアルバムでも1枚目のオリジナル部分はは3曲追加されていて、ヨーロッパで発売されたものと比べても2曲追加されている。それをお得と考えるか、アルバムの完成度とバランスを崩すものと考えるか。ファンは別ヴァージョンが出る度にその数曲が聴きたいがために集める羽目になっているだろう。自分は発売されてすぐ集めてまわるほどの熱心なファンではないが、好きなアーティストなのでやはり気になるのが本音。こうして安値で出回るようになると思いだしたように購入している。

かっこいい1から始まるオリジナル・アルバムは特に前半の密度が濃い。肝心のおまけである2枚目、アビー・ロード・スタジオでのライヴ・ヴァージョンはアコースティックでのライヴで、スタジオとはいえ歓声が入るので客入れをしているようだ。定番曲ばかりなのであまり新鮮味はないが、充分に楽しめる内容。でも詳しいクレジットがないので、いつ、どんな状況でプレイされたものかはライナーやジャケットからは分からない。

しっとりとした曲、溌剌とした曲、どちらにも名曲がある彼女だが安定し過ぎていて、もう少しいろいろ冒険してくれてもいいかなと思う。もっとソウル寄りにラッパを多用するとか、大好きな曲「There Goes The Neighborhood」のように打ち込みをもっと使うとかすると面白いと思うんだけどな。それではシェリルのナチュラルな魅力が減るだろうか。先ごろ発売された最新アルバムはどうなっているだろう?

ブックオフにて購入(¥500)

  • CD (2002/9/27)
  • Disc: 2
  • Format: Enhanced, Limited Edition
  • Label: ユニバーサル インターナショナル
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