夏と言えばかき氷。近年の”亜熱帯”とも言えるような酷暑でという訳ではないだろうが、新しいかき氷屋(あるいは提供する店)が目白押し。どの新店も”インスタ映え”するような派手さと、かつては無かったようなふわっとした口当たりで競い合っている。でもオッサンはインスタ映えには興味は無いので豪華な見かけとかトッピングとか要らないし、サクッと食べたいだけなので、並んでまで食べるヒマは無いんだよなァ。実はこの日もあまりの暑さにある店に寄ったのだが、「注文いただいてから30分くらい後になります。」と告げられたのですぐに諦めて、こちら美殿町の「三太郎」に寄ったのだった。以前に道路側にあった店は奥の場所に移動していた。先客が2組あってまだ作る前だったので主人はちょっと忙しそう。テーブルに腰掛けて「グレープフルーツ」をお願いした。ポップには”苦味なし・さっぱりスッキリ後味爽やか”と書かれている。
しばらく待って「グレープフルーツ」が登場。こちらのかき氷はコンポートがのったタイプだが、グレープフルーツも実が丸ごといくつも入っている。口に入れると甘さとフレッシュな酸味が口いっぱいに広がり、ポップの説明通りで旨いのなんの。以前より値が上がったとはいえ、これでもまだワンコイン。よくやってるよなァ。体の奥からクールダウン。作り終わって煙草を一服やってる主人と話す。「食べるの早いねー。」と毎度の会話(笑)。これだけ暑いと忙しいかと思えば「暑過ぎてヒマやわ。誰も歩いとらん…。」とのこと。難しいもんだネ。そうそうシャッターが下りたままの「美殿屋漬物店」の事を尋ねたら、やっぱり主人(知り合いだとか)が病気で入院して商売を辞めてしまったらしい。…残念。平癒を祈ります。次は混雑時には出来ないという「すだち」をお願いしようっと。(勘定は¥500)
コンポート「かき氷」専門店 三太郎
岐阜県岐阜市美殿町46
( 岐阜 ぎふ 美殿町 みとのまち 美殿町商店街 さんたろう かきごおり かき氷 開屋 ひらきや 福丸 ふくまる ぱたーた 美殿屋 みとのや )
愛想の良い大将の接客が気持ちよく、自分は紫蘇巻味噌が好きでした。
内装工事をしているので、飲食店になるんじゃないでしょうか。
引っ越してから縁がなくなりましたけれど、知ってるお店がなくなるのは時代の移り変わりとはいえ、悔しい思いです。
コメントありがとうございます。
>紫蘇巻味噌
あれ、旨いんですよね。ご飯でも酒でも(←自分は主に酒で)。
>内装工事
そうですか。となるとあの渋い看板ももう降りているでしょうか。隣の「中島祥雲堂」との
並びは本当に素晴らしかっただけに、残念です。
呑んだ後の遅い時間に寄っても明かりが灯って店が開いている素敵な店でした。
>よく行った漬物屋さん
ああいうものってその店の味に慣れてしまうとなかなかしっくりくる店が
見つからないんですよね。
>時代の移り変わり
こういう街の新陳代謝はあって当たり前なんですが、自分にとって大事な店が
無くなるっていうのはやはり寂しいものです。
改装工事なら真っ先に看板を下ろしそうなものですが、内部にはカウンターなんかが造られているにも関わらず、9/7時点ではそのままでした。
看板をそのままにして、「美殿屋漬物店」名で漬物を売りにした飲食店が開かれたなら、愉快なんですがw
>9/7時点ではそのまま
お、それは残す気になっているのかもしれませんね! あれを無くしてしまうのはいかにも惜しいですもんね。
>漬物を売りにした飲食店
それは面白い。私がうちでやっているように漬物つまみながら日本酒呑んだり(笑)。ちょっと行く末が気になって
ワクワクしてきました。