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男の料理指南

知人がくれたレシピを紹介します。
アレンジも含めた男の料理です。
じーじが娘と孫に残したいレシピ

山ブキの山椒煮

2012年06月10日 | 野菜類
フキは数少ない日本原産の野菜(または山菜)です。平安のころから、野菜として
栽培されてきました。レシピは栽培種と異なる、里山に自生する「山ブキ」を使い
ました。山ブキは、3月中ごろから6月いっぱいが採集時季です。山椒煮も梅煮も
開いたばかりの若菜・・萌黄色をした、小さな葉っぱを摘みとって煮ました。

このレシピの紹介文を書くのに、Wikipediaを検索したところ「ふきのとう」に関する
伝説がありました。内容は、次のとおりです。

その昔、雪は無色透明でした。雪の妖精は、色が欲しいと思い、花々に色を分けて
欲しいと頼みましたが、みんな断われてしまいます。それを見かねて「ふきのとう」が、
自分の花の「白色」を雪に分けてあげました。その時から雪が白色になり、雪が降
る時は、すべて白一色で覆いますが、色を分けてくれた「ふきのとう」には、遠慮して
雪がかからないようにします。早春の雪から、ふきのとうが現れるゆえんであります。

前回(№396)で、七歩の詩「豆を煮るに、豆殻を以ってす」に触れました。お送りした
方から「今の政界、小沢一郎さんを想起するが・・」とのお返事をいただきました。
いま、大方の国民が「消費税upやむなし」と理解しているのに、小沢さんの言動には
「?!」と思うところがあります。

先日のTVで、学生の間で流行っている言葉・・「鳩る」「小沢る」「鳩の食べ残し」の
三つを紹介していました。鳩る・・は、trust meと言いながら、なにもしない、小沢る・・
は子分を大勢従える、鳩の食べ残し・・は中途半端に物事を終わらせてしまった状態
・・と報じていました。いずれも、「言い得て妙!」と思いました。

レシピに戻ります。山ブキは今が最盛期です。里山を歩く機会があったら山ブキを
さがして摘みとり・・山椒煮か梅煮をつくってほしいとおもいます。

七歩の詩

山ブキの佃煮が好きなので、時季になると山野を探して採集し、すぐに茹で梅干しを効かせて煮ます。
若干のほろ苦さがあって、なんともおいしいものです。畑に移植した山ブキが根付いてはびこりました。
若いうちに摘みとり、梅干と実山椒で佃煮を作り、あたたかいごはんのおかずにします。おいしいですよ。


材 料 山ブキ 300g ・・茹でたもの
実山椒 50g

調味料 梅干し 2こ 40g ・・昔ながらの梅干し
醤油 1/2カップ 90cc
創味つゆ 大さじ 3 30cc
日本酒 1/2カップ 90cc
昆布だしの素 1スティック 9g
鰹まる 大さじ 1 10cc
作り方
下準備 山ブキは、水洗いして葉と茎を切り分け、茎を20本
ほどをゴム輪で束ねる(刻むときの作業がラクです)。

茹でる 葉と茎は分けて茹でる。量が多いときは、一度に茹で
ないで、少しずつ茹で、冷水にいれる。
葉を茹で終わったら茎を茹でる。
茹でる時間・・葉は2~3分、茎は4~5分ほど。

あく抜き フキの苦味をとるため、たっぷりの水につける。
・・わたしは、茹でたごあと、2日間水にさらします・・
つけはじめから2時間後に、水を替えたあと半日ごとに
水をとり替える。

フキを刻む 葉を20枚ほどにまとめて、水をしっかりしぼる。
縦に4つか~5つに切り分けて、横5ミリに刻む。
・・縦に切ることで、大きさが均一になります・・
茎は、小口から4~5ミリ巾に刻む。

フキを煮る 調味料全部をなべに入れ、中火で煮る・・沸きたってから
刻んだフキと実山椒を加えて、落しぶたをして煮汁がなく
なるまで煮詰める(火は中火より弱め)。
梅干しは、一緒に煮込んでよし、とりだしてもよい。

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