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ひびレビ

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「ドラえもん のび太と夢幻三剣士」を見て

2018-04-09 07:47:44 | テレビ・映画・ドラマ
 「ドラえもん のび太と夢幻三剣士」を見ました。

 映画第15作目の舞台は、ドラえもんの道具「気ままに夢見る機」の特別なカセット「夢幻三剣士」の世界。妖霊大帝オドロームの侵略を受ける「ユミルメ国」の人々を救うべく、のび太は夢の中で白銀の剣士となり、仲間たちと共に強敵に立ち向かっていく・・・という物語。
 夢の中ではのび太はノビタニヤン、ジャイアンはジャイトス、スネ夫はスネミスと名前を変えますが、それが三銃士由来だと気づいたのは、先日この映画を見ている最中の出来事でした(汗。

 本作も原作漫画は何度も読んでいたので展開は知っていましたが、改めてみると映画と漫画でちょこちょこ違うんだなーと。竜やノビタニヤンが乗る馬は漫画のデザインの方が好きです・・・

 現実では頼りないのび太も、夢の中では頼れる人物に!・・・という簡単な話ではなく、夢の中でものび太はのび太。でも、だからこそクマのお父さんに竜の住む谷の近くまで連れて行ってもらえたり、竜から石になった仲間を救う方法を教えてもらったりできたわけで。その優しさ故に竜の血を浴びて不死身になることは出来ず、ある意味ではトリホーたちの目論見どおりでしたが、結果としては良かったと思います。
 
 そんなのび太たちが立ち向かう妖霊大帝オドローム。「おどろおどろしい」+「夢」が由来でしょうか?漫画で何度も読んだことも相まって、かなり印象深いボスキャラです。部下のスパイドル将軍やジャンボス将軍もカッコいいのですが、それ以外の側近がどうにも弱そうなのは何故だろう(汗。
 オドロームはラストはビッグライトによる不意打ちで倒されてしまったものの、見た目も如何にもな悪役でかっこよくて好きなキャラクターです。星を使って身動きを封じる攻撃、良いよね・・・

 オドロームの配下、トリホーは何故か「夢幻三剣士」のカセットを使う前から「目覚めの世界(現実世界)」にやってきていました。白銀の剣士の出現が避けられないのであれば、一番弱そうなのび太を白銀の剣士にしてしまえば良い、という発想なんでしょうけども、どうやって目覚めの世界に来たんですかね、この鳥・・・オドロームの為せる技なんでしょうか。であればオドロームもいずれは目覚めの世界侵略を企んでいた可能性もあるんだろうか。
 
 「夢幻三剣士」の世界ではのび太たちが夢を見ていない時でも物語が進んでおり、着々とオドロームは制服範囲を広げていました。あの世界は目が覚めれば消えるような単純な夢の世界ではなく、「夢宇宙」というもう1つの世界だったのかもしれませんね。


 にしても、最後の戦いにジャイアンとスネ夫が参加しないというのも珍しい。というか、これまでのシリーズにおいて何かしらの形で最後まで関わってきていましたから、関与しないのはこれが初でしょうか。
 
 「ここは漫画の方が好きだなー」と思う場面も幾つかありましたが、ラスト、現実世界のしずかちゃんの姿に、花嫁姿のシズカールが重なる演出は素敵でした。
 あと「夢の人」良いなぁ・・・って。漫画だとユミルメ国に決戦に向かうシーンで「世界はグーチョキパー」の歌詞が掲載されていましたが、あの雰囲気だと「夢の人」の方が合っている気も・・・

 ともあれ、次は今度こそ「創世日記」!
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