JP2017058036A - 乾燥システム - Google Patents
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Abstract
Description
図1は、自由水および結合水を説明するための図である。なお、図1中、褐炭に含まれている水の割合(褐炭の含水率)を横軸に示し、褐炭に接触させる水蒸気の温度(℃)を縦軸に示す。上述したように、褐炭等の含水固体燃料は、自由水と結合水とを含んでいる。図1に示すように、常圧で100℃の水蒸気を褐炭に接触させて加熱した場合、褐炭の含水率が30%程度まで低下する。このように、褐炭に含まれる水のうち、100℃程度で気化する水が自由水である。一方、100℃を上回り200℃未満の水蒸気を褐炭に接触させて加熱した場合、褐炭の含水率が3%程度まで低下する。このように、褐炭に含まれる水のうち、100℃を上回り200℃未満で気化する水が結合水である。つまり、自由水は、結合水よりも、気化に要する熱エネルギー(気化熱、蒸発熱)が小さい。そこで、本実施形態では、まず、含水固形物から自由水を気化させて除去し、続いて、自由水が除去された含水固形物から結合水を気化させて除去する。ここで熱エネルギーは、含水固形物に含まれる水を気化させるために必要なエネルギー(kJ/mol)である。
第1乾燥炉110は、第1収容部112(収容部)と、第1流動化ガス供給部114(流動化ガス供給部)と、第1伝熱部116(伝熱部)と、温度センサ118と、流量センサ120とを含んで構成される。
発電ユニット210は、ボイラ212と、スチームタービン214と、発電機216とを含んで構成され、ボイラ212によって生成された水蒸気でスチームタービン214を回転させることによって得られる回転エネルギーを電力に変換する。具体的に説明すると、ボイラ212は、燃料を燃焼させて水を加熱し、水蒸気を生成する。なお、本実施形態において、ボイラ212は、第1乾燥炉110、第2乾燥炉410で乾燥され、冷却部510で冷却された褐炭を燃料として燃焼させる。
混合水蒸気生成部250は、スチームタービン214に接続された主流路220から分岐された第1流路252と、第1収容部112から排出された水蒸気を第1流路252に送出する排出流路254とを含んで構成され、スチームタービン214を通過した水蒸気である第2水蒸気、および、自由水由来の水蒸気(第1水蒸気)を混合して混合水蒸気を生成する。
流量制御部310は、CPU(中央処理装置)を含む半導体集積回路で構成され、ROMからCPU自体を動作させるためのプログラムやパラメータ等を読み出し、ワークエリアとしてのRAMや他の電子回路と協働して、第1バルブ220a、第2バルブ252a、第3バルブ270aを制御する。
第2乾燥炉410は、第2収容部412と、第2流動化ガス供給部414と、第2伝熱部416と、温度センサ418とを含んで構成される。
冷却部510は、第3収容部512と、冷却ガス供給部514とを含んで構成される。第3収容部512は、第2乾燥炉410によって結合水が除去された褐炭を収容する。冷却ガス供給部514は、第1流動化ガス供給部114、第2流動化ガス供給部414と同様に、風箱514aと、風箱514aに冷却ガス(例えば、空気)を送り込むブロワ514bとを含んで構成される。風箱514aは、第3収容部512の下方に設けられ、乾燥システム100を運転する際には、風箱514aを通じて第3収容部512の底面から当該第3収容部512内に冷却ガスが供給されることとなる。
図3は、第2の実施形態にかかる乾燥システム700の概略図を示す図である。なお、図3中、褐炭の流れを一点鎖線の矢印で、水蒸気および空気等のガスの流れを実線の矢印で、信号の流れを破線の矢印で示す。図3に示すように、乾燥システム700は、含水固形物導入部102と、第1乾燥炉710と、発電ユニット210と、第2乾燥炉810と、冷却部510と、気液分離ユニット610、620と、流量制御部910とを含んで構成される。なお、上記乾燥システム100の構成と実質的に等しい構成については、同一の符号を付して説明を省略し、ここでは、第1乾燥炉710、第2乾燥炉810、流量制御部910について詳述する。
第1乾燥炉710は、第1収容部112(収容部)と、第1流動化ガス供給部714(流動化ガス供給部)と、第1伝熱部116と、温度センサ118と、流量センサ720と、第1熱交換部730(熱交換部)とを含んで構成される。
第2乾燥炉810は、第2収容部412(収容部)と、第2流動化ガス供給部814(流動化ガス供給部)と、第2伝熱部416と、温度センサ418と、流量センサ820と、第2熱交換部830(熱交換部)とを含んで構成される。
流量制御部910は、CPU(中央処理装置)を含む半導体集積回路で構成され、ROMからCPU自体を動作させるためのプログラムやパラメータ等を読み出し、ワークエリアとしてのRAMや他の電子回路と協働して、第1バルブ220a、第3バルブ270a、主熱交換流路920に設けられた主熱交換バルブ920a、第2熱交換流路924に設けられた副熱交換バルブ924aを制御する。
112 第1収容部(収容部)
114 第1流動化ガス供給部(流動化ガス供給部)
116 第1伝熱部(伝熱部)
118 温度センサ
120 流量センサ
212 ボイラ
214 スチームタービン
310 流量制御部
412 第2収容部(収容部)
418 温度センサ
700 乾燥システム
714 第1流動化ガス供給部(流動化ガス供給部)
720 流量センサ
730 第1熱交換部(熱交換部)
814 第2流動化ガス供給部(流動化ガス供給部)
830 第2熱交換部(熱交換部)
910 流量制御部
Claims (5)
- 含水固形物を収容する収容部と、
前記収容部において前記含水固形物が加熱されることで気化した水蒸気である第1水蒸気と、外部で生じた、該第1水蒸気より高温の水蒸気である第2水蒸気とを混合して混合水蒸気を生成する混合水蒸気生成部と、
前記混合水蒸気生成部によって生成された混合水蒸気を前記収容部の底面から供給し、該収容部内において前記含水固形物を流動させ流動層を形成する流動化ガス供給部と、
前記収容部内に配され、前記混合水蒸気生成部によって生成された混合水蒸気が流通するとともに、流通過程において、該混合水蒸気が有する熱で該含水固形物を加熱する伝熱部と、
前記収容部内の流動層の温度を測定する温度センサと、
測定された前記流動層の温度に応じて、前記混合水蒸気生成部が混合する前記第2水蒸気の流量を制御する流量制御部と、
を備えたことを特徴とする乾燥システム。 - 含水固形物を収容する収容部と、
前記収容部において前記含水固形物が加熱されることで気化した水蒸気である第1水蒸気と、外部で生じた、該第1水蒸気より高温の水蒸気である第2水蒸気とを混合して混合水蒸気を生成する混合水蒸気生成部と、
前記混合水蒸気生成部によって生成された混合水蒸気を前記収容部の底面から供給し、該収容部内において前記含水固形物を流動させ流動層を形成する流動化ガス供給部と、
前記収容部内に配され、前記混合水蒸気生成部によって生成された混合水蒸気が流通するとともに、流通過程において、該混合水蒸気が有する熱で該含水固形物を加熱する伝熱部と、
前記混合水蒸気生成部が生成した混合水蒸気の流量を測定する流量センサと、
測定された前記混合水蒸気の流量に応じて、前記混合水蒸気生成部が混合する前記第2水蒸気の流量を制御する流量制御部と、
を備えたことを特徴とする乾燥システム。 - 含水固形物を収容する収容部と、
前記収容部において前記含水固形物が加熱されることで気化した水蒸気である第1水蒸気と、外部で生じた、該第1水蒸気より高温の水蒸気である第2水蒸気とを熱交換して、該第1水蒸気を加熱する熱交換部と、
前記熱交換部によって加熱された前記第1水蒸気を前記収容部の底面から供給し、該収容部内において前記含水固形物を流動させ流動層を形成する流動化ガス供給部と、
前記収容部内の流動層の温度を測定する温度センサと、
測定された前記流動層の温度に応じて、前記熱交換部に供給される前記第2水蒸気の流量を制御する流量制御部と、
を備えたことを特徴とする乾燥システム。 - 含水固形物を収容する収容部と、
前記収容部において前記含水固形物が加熱されることで気化した水蒸気である第1水蒸気と、外部で生じた、該第1水蒸気より高温の水蒸気である第2水蒸気とを熱交換して、該第1水蒸気を加熱する熱交換部と、
前記熱交換部によって加熱された前記第1水蒸気を前記収容部の底面から供給し、該収容部内において前記含水固形物を流動させ流動層を形成する流動化ガス供給部と、
前記収容部内から排出される前記第1水蒸気の流量を測定する流量センサと、
測定された前記第1水蒸気の流量に応じて、前記熱交換部に供給される前記第2水蒸気の流量を制御する流量制御部と、
を備えたことを特徴とする乾燥システム。 - 前記含水固形物は、含水固体燃料であり、
乾燥された前記含水固体燃料を燃焼させて水を加熱し、水蒸気を生成するボイラと、
前記ボイラによって生成された水蒸気によって発電するスチームタービンと、
をさらに備え、
前記第2水蒸気は、前記スチームタービンを通過した水蒸気であることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の乾燥システム。
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