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JPH0879815A - メッセージデータの送信方法、受信方法及びメッセージデータ送信装置、受信装置 - Google Patents

メッセージデータの送信方法、受信方法及びメッセージデータ送信装置、受信装置

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Publication number
JPH0879815A
JPH0879815A JP6338827A JP33882794A JPH0879815A JP H0879815 A JPH0879815 A JP H0879815A JP 6338827 A JP6338827 A JP 6338827A JP 33882794 A JP33882794 A JP 33882794A JP H0879815 A JPH0879815 A JP H0879815A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
message
data
transmission
message data
transmitted
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6338827A
Other languages
English (en)
Inventor
Eiji Senzoku
英司 千足
Kazuhiro Shimura
一博 志村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Casio Computer Co Ltd filed Critical Casio Computer Co Ltd
Priority to JP6338827A priority Critical patent/JPH0879815A/ja
Publication of JPH0879815A publication Critical patent/JPH0879815A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B5/00Near-field transmission systems, e.g. inductive or capacitive transmission systems
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W88/00Devices specially adapted for wireless communication networks, e.g. terminals, base stations or access point devices
    • H04W88/02Terminal devices
    • H04W88/022Selective call receivers
    • H04W88/023Selective call receivers with message or information receiving capability
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L9/00Cryptographic mechanisms or cryptographic arrangements for secret or secure communications; Network security protocols
    • H04L9/40Network security protocols

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Computer Security & Cryptography (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Communication Control (AREA)
  • Information Transfer Between Computers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 長文メッセージの分割送信を効率的に行うメ
ッセージデータの送信方法及びメッセージデータ送信装
置、分割送信されたメッセージの受信処理を効率的に行
うメッセージデータ受信方法及びメッセージデータ受信
装置を提供することを目的とする。 【構成】 CPU46は、送信用メッセージデータの入
力に際しては、許容送信データ量を越える入力範囲をマ
スキングし、フリー伝言を送信する際には、送信データ
量の許容範囲で文字データを数値データに変換し、その
数値データの先頭にフリー伝言コード“U7”を指示す
る3桁の数字データ“*07”を付加し、その末尾に連
結コード“−”を指示する2桁の数字データ“*2”を
付加して、フリー伝言を分割送信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、送信すべきメッセージ
のデータ量が、データ通信システムにおいて許容されて
いるデータ量を越える場合におけるメッセージデータの
送信方法、受信方法及び分割されるメッセージデータを
送信するために使用されるメッセージデータ送信装置と
メッセージデータ受信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】データ通信システムでは、通信回線の使
用効率を高くするために、一回で送信可能なメッセージ
の量を制限しているものがある。例えば、無線ページン
グシステムでは、数字表示式ページャーーに対する送信
メッセージ量を、数字12文字分(NTT(登録商標)
の場合)や数字20文字分(NCC(登録商標)の場
合)等に制限している。したがって、制限文字数が12
文字の場合は、連絡先の電話番号情報位しか送信でき
ず、制限文字数が20文字の場合は、連絡先の電話番号
の他に時刻情報を送信することができるが、日時を指定
する情報を送信することができない。
【0003】また、最近では、かなやアルファベット等
の各文字を2桁の数字に対応させた変換テーブルを内蔵
し、メッセージデータとして、数字データとともに変換
指示コードを受信すると、数字データを2桁単位でかな
やアルファベット等に各文字に変換して表示するように
したページャーも開発されている。送信者は、このペー
ジャーに対して、かなやアルファベットを使用して自由
なメッセージを送信できるが、データ通信システムでの
前記制限文字数が数字12文字分の場合は、5文字分し
か送信できず、制限文字数が数字20文字分の場合は、
9文字分しか送信できず、発呼者の意志を充分に伝える
ことができない。
【0004】従って、制限値を越えるデータ量のメッセ
ージを送信したい場合には、発呼者は、複数回に分けて
メッセージを送信することになる。一方、ページャーは
メッセージを受信する毎に着信の報知を行い、また、受
信記憶したメッセージを再表示する場合には、遅く受信
したメッセージから読み出して表示するようになってい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
のデータ通信システムにあっては、制限値を越えるデー
タ量のメッセージを送信する場合は、発呼者は、複数回
に分けてメッセージを送信しなければならず、またペー
ジャーは、メッセージを受信する毎に着信の報知を行
い、また、受信記憶したメッセージを再表示する場合に
は、遅く受信したメッセージから読み出して表示するよ
うになっていたため、以下に述べるような問題点があっ
た。
【0006】すなわち、送信側ではメッセージを送信す
る度に、送信先の電話番号もダイヤル操作もしなければ
ならないので、送信操作が面倒である。また、送信側が
1つのメッセージを複数回に分けて送信した場合、受信
側では全てのメッセージを受信した後に、受信メッセー
ジを確認すれば充分であるが、分割送信されたメッセー
ジを受信する毎に、受信報知がなされるため、その報知
音が煩わしいという欠点があり、また、分割送信された
メッセージを確認する際には表示される順番が逆となる
ため、メッセージ内容の把握が困難であるという問題も
ある。
【0007】この場合、送信側で分割送信するメッセー
ジを逆順に送信すると、受信側で表示されるメッセージ
内容の把握は容易となるが、送信側の送信処理が面倒に
なるという欠点がある。
【0008】本発明の目的は、長文メッセージの分割送
信を効率的に行うメッセージデータの送信方法及びメッ
セージデータ送信装置、分割送信されたメッセージの受
信処理を効率的に行うメッセージデータ受信方法及びメ
ッセージデータ受信装置を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
メッセージデータを複数回に分けて送信するメッセージ
データ送信方法であって、最初の送信では、前記メッセ
ージデータの先頭部のデータと続きのデータがあること
を示す第1のコードとを送信し、第2の送信では、送信
済みデータに続くデータとこのデータが先に送信された
データからの続きのデータであることを示す第2のコー
ドとを送信し、第2の送信が最後の送信であれば、送信
済みデータに続くデータ、第1のコード及び第2のコー
ドを送信することを特徴としている。
【0010】請求項2記載の発明は、所定の通信システ
ムで許容されているデータ送信量より多いメッセージを
送信するメッセージデータの送信方法において、送信用
メッセージを入力する際に、前記許容データ送信量を越
える入力範囲を明示し、この明示した入力範囲を越えて
入力されるデータからなるメッセージデータを送信する
際には、前記メッセージデータを複数に分け且つその各
々に連結関係を示す連結情報を付加して送信するように
したことを特徴としている。
【0011】請求項3記載の発明は、所定の通信システ
ムを介して分割送信されるメッセージデータの受信方法
であって、分割送信されたメッセージデータを受信し、
この受信した各分割送信用メッセージデータに付加され
ている連結情報に基づいて各メッセージを連結し、この
連結した受信メッセージを表示するようにしたことを特
徴としている。
【0012】請求項4記載の発明は、データを入力する
入力手段と、この入力手段により入力されたデータで構
成される送信用メッセージを表示する表示手段と、この
表示手段に表示した送信用メッセージを送信する送信手
段と、を備えたメッセージデータ送信装置において、前
記入力手段から入力されるデータを前記表示手段に表示
する際には、所定の通信システムで許容されているデー
タ送信量を越える入力範囲を明示するとともに、この許
容データ送信量を越えるメッセージを分割して送信した
際には、その送信範囲を順次表示するように前記表示手
段を制御する表示制御手段と、前記メッセージデータを
分割して送信する際には、各分割送信用メッセージデー
タに連結関係を示す連結情報を付加する情報付加手段
と、を具備したことを特徴としている。
【0013】請求項5記載の発明は、所定の通信システ
ムを介して分割送信されるメッセージデータを受信する
メッセージデータ受信装置であって、分割送信されたメ
ッセージデータを受信する受信手段と、受信した各分割
送信用メッセージデータに付加されている連結情報に基
づいて各メッセージを連結する連結手段と、この連結さ
れた受信メッセージを表示する表示手段と、を具備した
ことを特徴としている。
【0014】請求項6記載の発明は、所定の通信システ
ムから送信されるメッセージデータを受信するメッセー
ジデータ受信装置において、受信したメッセージデータ
を複数記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶したメ
ッセージデータ毎に所定時間を計時する計時手段と、前
記計時手段による計時中のメッセージデータと同一のメ
ッセージデータを受信した場合、この受信メッセージデ
ータをキャンセルする制御手段と、を具備したことを特
徴としている。
【0015】請求項7記載の発明は、送信先によって異
なる通信システム毎に許容されているデータ送信量より
多いメッセージを送信するメッセージデータの送信方法
において、送信用メッセージを入力する際に、前記送信
先によって異なる通信システムに応じて許容データ送信
量を越える入力範囲を明示し、この明示した入力範囲を
越えて入力されるデータからなるメッセージデータを送
信する際には、前記メッセージデータを複数に分け且つ
その各々に連結関係を示す連結情報を付加して送信する
ようにしたことを特徴としている。
【0016】
【作用】請求項1記載の発明によれば、メッセージデー
タを複数回に分けて送信するメッセージデータ送信方法
であって、最初の送信では、前記メッセージデータの先
頭部のデータと続きのデータがあることを示す第1のコ
ードとを送信し、第2の送信では、送信済みデータに続
くデータとこのデータが先に送信されたデータからの続
きのデータであることを示す第2のコードとを送信し、
第2の送信が最後の送信であれば、送信済みデータに続
くデータ、第1のコード及び第2のコードを送信する。
【0017】請求項2記載の発明によれば、所定の通信
システムで許容されているデータ送信量より多いメッセ
ージを送信する場合は、この送信用メッセージを入力す
る際に、前記許容データ送信量を越える入力範囲を明示
し、この明示した入力範囲を越えて入力されるデータか
らなるメッセージデータを送信する際には、前記メッセ
ージデータを複数に分け且つその各々に連結関係を示す
連結情報を付加して送信する。
【0018】したがって、送信側では、分割送信するメ
ッセージを送信する度に、送信先の電話番号のダイヤル
操作を行う必要がなくなり、メッセージを送信する際の
操作性を改善することができる。また、送信側で分割送
信するメッセージを逆順に送信するといった手間を省略
することができ、送信側の送信処理を簡略化することが
できる。
【0019】請求項3記載の発明によれば、所定の通信
システムを介して分割送信されるメッセージデータを受
信する場合は、この受信した各分割送信用メッセージデ
ータに付加されている連結情報に基づいて各メッセージ
を連結し、この連結した受信メッセージを表示する。
【0020】したがって、受信側では、連結コードによ
り正しい順番で記憶して表示するようにしたため、着信
毎の報知音が煩わしいという事態を回避することができ
るとともに、メッセージ内容を容易に把握することがで
きる。
【0021】請求項4記載の発明によれば、データを入
力する入力手段により入力されたデータで構成される送
信用メッセージを表示手段に表示し、この表示した送信
用メッセージを送信手段により送信するメッセージデー
タ送信装置において、前記入力手段から入力されるデー
タを前記表示手段に表示する際には、表示制御手段によ
り、所定の通信システムで許容されているデータ送信量
を越える入力範囲を明示するとともに、この許容データ
送信量を越えるメッセージを分割して送信した際には、
その送信範囲を順次表示するように前記表示手段を制御
し、前記メッセージデータを分割して送信する際には、
情報付加手段により、各分割送信用メッセージデータに
連結関係を示す連結情報を付加する。
【0022】したがって、送信側では、分割送信するメ
ッセージを送信する度に、送信先の電話番号のダイヤル
操作を行う必要がなくなり、メッセージを送信する際の
操作性を改善することができる。また、送信側で分割送
信するメッセージを逆順に送信するといった手間を省略
することができ、送信側の送信処理を簡略化することが
できる。また、送信側の識別情報を付加することによ
り、受信側に分割送信メッセージを区別させることがで
きる。
【0023】請求項5記載の発明によれば、所定の通信
システムを介して分割送信されるメッセージデータを受
信するメッセージデータ受信装置であって、分割送信さ
れたメッセージデータを受信手段により受信し、連結手
段により、受信した各分割送信用メッセージデータに付
加されている連結情報に基づいて各メッセージを連結
し、表示手段により、この連結された受信メッセージを
表示する。
【0024】したがって、受信側では、連結コードによ
り正しい順番で記憶して表示するようにしたため、着信
毎の報知音が煩わしいという事態を回避することができ
るとともに、メッセージ内容を容易に把握することがで
きる。
【0025】請求項6記載の発明によれば、所定の通信
システムから送信されるメッセージデータを受信するメ
ッセージデータ受信装置において、記憶手段により、受
信したメッセージデータを複数記憶し、この記憶したメ
ッセージデータ毎に所定時間を計時し、計時中のメッセ
ージデータと同一のメッセージデータを受信した場合、
この受信メッセージデータをキャンセルする。
【0026】したがって、一度送信したメッセージデー
タと同一の再度送信されたメッセージデータを確実にキ
ャンセルすることができる。
【0027】請求項7記載の発明によれば、送信先によ
って異なる通信システム毎に許容されているデータ送信
量より多いメッセージを送信するメッセージデータの送
信方法において、送信用メッセージを入力する際に、前
記送信先によって異なる通信システムに応じて許容デー
タ送信量を越える入力範囲を明示し、この明示した入力
範囲を越えて入力されるデータからなるメッセージデー
タを送信する際には、前記メッセージデータを複数に分
け且つその各々に連結関係を示す連結情報を付加して送
信する。
【0028】したがって、送信用メッセージの入力やメ
ッセージの送信を行う際、メッセージを送信しようとす
る送信先がどの通信システムに加入しているかに応じ
て、1回で送信できるデータ量の明示や、分割送信処理
を正しく行うことができる。
【0029】
【実施例】以下、図1〜図18を参照して本発明の第1
実施例を説明する。この実施例は、本発明を無線ページ
ングシステムに適用したものである。図1は、無線ペー
ジングシステムの概略構成を示したものである。同図に
おいて、1はページングセンターである。ページングセ
ンター1は、公衆通信回線網2を介して、プッシュホン
3、携帯電話機4用の無線基地局5、ダイヤル式電話機
6等と接続されている。また、ページングセンター1
は、複数の送信用無線基地局7〜9に接続されている。
図中、10〜13はページング受信機である。
【0030】ページングセンター1は、プッシュホン3
や携帯電話機4、或いはダイヤル式電話機6から入力さ
れたページング受信機の呼出番号及びメッセージデータ
を公衆通信回線網2を介して受信し、所定の信号処理を
行ったのち無線基地局7〜9に送信する。これにより、
無線基地局7〜9からページング受信機を個別に選択呼
出するためのIDコード(識別コード)及びメッセージ
データが送信され、送信されたIDコードと同一のID
コードが割当てられているページング受信機が送信され
たメッセージを受信する。
【0031】プッシュホン3や携帯電話機4からメッセ
ージデータを入力する場合は、プッシュホン3や携帯電
話機4のダイヤルキーを操作してページング受信機の呼
出番号を入力し、公衆通信回路網2を介してページング
センター1と電話回線が接続したのちに、送信すべきメ
ッセージデータに応じてダイヤルキーを操作すればよ
い。
【0032】ダイヤル式電話機6からメッセージデータ
を入力する場合は、DTMF(DualTone Multi-Frequen
cy)信号音が出力可能なトーンダイヤラ装置14に予め
送信すべきメッセージデータをセットしておき、ダイヤ
ル式電話機6のダイヤルを操作してページング受信機の
呼出番号を入力し、公衆通信回線網2を介してページン
グセンター1と電話回線が接続したのちに、トーンダイ
ヤラ装置14を送話器に当て、トーンダイヤラ装置14
からメッセージデータに対応したトーンを出力させれば
よい。すなわち、プッシュホン3、携帯電話機4及びト
ーンダイヤラ装置14は、本発明におけるメッセージ送
信装置として使用することができる。また、トーンダイ
ヤラ装置14は、プッシュホン3のメッセージ送信装置
としても使用できる。
【0033】図2は、既存の無線ページングシステムで
採用されている、メッセージ入力のためのプッシュホン
3のキー操作とデータ関係の一例を示す図である。本実
施例の無線ページングシステムも、メッセージ入力はこ
の関係に基づいて行うものとする。なお、同図におい
て、終了記号及び訂正記号は、ページングセンターに対
する指示データであり、これら2つのデータは、ページ
ング受信機には伝送されない。
【0034】図3は、図1に示した無線ページングシス
テムにおいて、メッセージ送信装置として使用されてい
るトーンダイヤラ装置14及びメッセージ受信装置とし
て使用されているページング受信機10〜13の両方に
使用可能な電子機器の外観を示したものである。すなわ
ち、この実施例の電子機器は、トーンダイヤラ機能とペ
ージャー機能とを有する。さらに、この電子機器は、そ
の他、電卓機能及び電話帳機能も有する。
【0035】まず、構成を説明する。図3は、本実施例
の電子機器21の外観を示したもので、同図において、
22は機器の本体部、23は蓋体部、24はこの蓋体部
23を本体22に回動自在に保持するヒンジ部である。
【0036】図3において、本体22の上面には、電卓
機能用のオンキー25、オフキー26、フリー伝言キー
27、定型伝言キー28、TELバンクキー29、機能
キー30、数字キー群31a〜31j、消去キー32、
復帰キー33、入力キー34、実行キー35、カーソル
キー群36a〜36d及び終了キー37が設けられ、蓋
体部23の内面には、液晶表示部38とダイヤルキー3
9が設けられている。なお、図示していないが、本体部
22の左側面には、DTMFトーン発生用スピーカの放
音孔が設けられており、また右側面には電源のオン/オ
フ及び着信時の鳴動音のオン/オフを切り換えるための
スイッチと着信報知音発生用スピーカの放音孔が設けら
れている。
【0037】電卓機能用のオンキー25は電卓機能モー
ドの設定を指示するキーであり、オフキー26はオンキ
ー25により設定された電卓機能モードのオフを指示す
るキーである。オンキー25の操作により電卓機能モー
ドが設定されると、キー27〜30及び32〜36dの
各キーは、その近傍に印刷で示された機能に切り換わ
り、四則演算等が実行できる。フリー伝言キー27は、
“伝言作成モード”を設定するために使用されるキー、
定型伝言キー28は、後述する伝言メモリ43に記憶の
定型伝言を表示するモードを設定するために使用される
キー、TELバンクキー29は、“TELバンクモー
ド”を設定するために使用されるキー、機能キー30
は、後述する“定型伝言モード”、“伝言登録送信モー
ド”、“時刻修正モード”等の他のモードを設定するた
めに使用されるキーである。
【0038】数字キー群31a〜31jは、数字の入力
を指示するとともに、後述する方法によりカナ文字、英
字等の入力も指示するキーである。消去キー32は、入
力中の文字データの消去を指示するキー、復帰キー33
は、各モード処理の終了を指示するキー、入力キー34
は、キー入力されたデータのメモリへの登録を指示する
キー、実行キー35は、各モードにおける各種処理の実
行を指示するキーである。
【0039】なお、実行キー35は、本実施例において
は、送信用のメッセージデータをプッシュホンのキー操
作データに変換する指示も行う。カーソルキー群36a
〜36dは、後述する各メモリに記憶の情報を順次読み
出す際等に使用されるキーである。なお、カーソルキー
36a及び36bは、上記機能の外、“伝言作成モー
ド”等において入力用文字群の切り換えに使用され、ま
た、カーソルキー36dは、後述するように作成した伝
言とページャーTEL No.との連結の指示に使用さ
れる。終了キー37は、メッセージの入力操作の終了を
指令するキーであり、ダイヤルキー39は、ダイヤルト
ーンの出力を指令するキーである。
【0040】液晶表示部38は、各モードにおいて各種
情報を表示するためのもので、受信したメッセージ情
報、キー入力された情報、各メモリから読み出された情
報等を表示する主表示部38a、読み出し表示されてい
る情報が記憶されているメモリのバンク番号を表示する
表示部38b、現在時刻や受信時刻等を表示する表示部
38c、文字入力用のガイダンス番号を表示する表示部
38d等を備えている。図4は、図3に示した電子機器
21のブロック構成図であり、本実施例の電子機器21
は、アンテナ41、受信回路42、デコーダ43、ID
−ROM44、キー力部45、CPU46、変換テーブ
ル47、入力バッファ48、キャラクタジェネレータ
(CG)49、受信バッファ50、受信メッセージメモ
リ51、伝言バッファ52、伝言メモリ53、TELバ
ンクメモリ54、トーン信号発生部55、スピーカ5
6、報知信号発生部57、スピーカ58、変換バッファ
59、表示バッファ60及び表示部61から構成され
る。
【0041】アンテナ41は、図1に示した無線基地局
7〜9から無線で送信される呼出信号を受信して受信回
路42に出力する。受信回路42は、デコーダ43から
入力される間欠信号により制御され、アンテナ41から
入力される呼出信号を間欠受信し、受信信号を増幅、復
調してデコーダ43に出力する。
【0042】デコーダ43は、受信回路42から入力さ
れる呼出信号のIDコードが自己の認識コードと一致す
るか否かを、予め認識コードを登録してあるID−RO
M44を参照して判断し、一致していればCPU46に
呼出検出信号を出力するとともに、受信回路42に信号
受信を継続させ、続いて受信されるメッセージ情報もC
PU46に出力する。キー入力部45は、上記図3に示
した各種キーから構成され、各キーからの指示をCPU
46に出力する。
【0043】変換テーブル47は、図5に示すような数
字文字変換マトリクス表を格納し、文字データを数字デ
ータに変換する際、又は、数字データを文字データに逆
変換する際に利用される。入力バッファ48は、キー入
力部45における数字キー等の操作により入力される送
信メッセージ用の文字データを一時的に格納するに利用
される。キャラクタジェネレータ49は、CPU46か
らの要求に応じて表示部61に表示させるための複数の
キャラクタパターンを発生し、CPU46に出力する。
【0044】受信バッファ50は、CPU46と受信メ
ッセージメモリ51との間で授受される受信メッセージ
情報を一時的に格納するメモリエリアを形成する。受信
メッセージメモリ51は、図6に示すように複数のメモ
リバンクM11〜Mn3を有し、各メモリバンクM11〜Mn3
は、CPU46から受信バッファ50を介して入力され
る一回受信分のメッセージデータ(数字20桁分)を記
憶する記憶容量を有する。メモリバンクM11〜Mn3は、
n個のグループに分けられ、各グループの2番目及び3
番目のメモリバンクMi2,Mi3は1番目のメモリバンク
Mi1に記憶されたメッセージデータが後述する連結コー
ドが付加されたメッセージデータである場合に、後続の
メッセージデータを記憶する為に使用される。
【0045】伝言バッファ52は、CPU46と伝言メ
モリ53との間で授受される伝言情報を一時的に格納す
るメモリエリアを形成する。伝言メモリ53は、図7に
示すように、送信先データ記憶部53a、最新入力伝言
情報記憶部53b及び複数のメモリバンクを備えた定型
伝言記憶部53cを有し、CPU46から伝言バッファ
52を介して入力される伝言情報を最新入力伝言情報記
憶部53b、又は、該記憶部53bと定型伝言記憶部5
3cに記憶する。
【0046】TELバンクメモリ54は、図8に示すよ
うに、複数のメモリバンクを有し、CPU46から入力
される電話番号情報を、短縮No.及びページャーの呼
出番号であることを示すページャー識別情報“P”とと
もに記憶する。
【0047】トーン信号発生部55は、CPU46から
入力される数字データをDTMF信号に変換してスピー
カ56から出力する。このトーン信号発生部55及びス
ピーカ56は、相手先電話番号及び又は送信用メッセー
ジデータが変換されて入力される数値データをプッシュ
ホンの送話器から送信する際に利用される。報知信号発
生部57は、自己宛ての呼出信号を受信した後にCPU
46から入力される報知命令に応じて、着信を報知する
報知音をスピーカ58から出力させる。
【0048】なお、DTMFトーン発生用のスピーカ5
6と、報知音発生用のスピーカ58を別々に設けている
理由は、それぞれ出力する音量レベルが異なるためであ
る。変換バッファ59は、CPU46により受信メッセ
ージメモリ31等から読み出されるメッセージ情報を一
時的に格納するメモリエリアを形成する。表示バッファ
60は、CPU46から表示部61に出力される表示用
の文字データや数字データを一時的に格納するメモリエ
リアを形成する。CPU(Central Processing Unit)4
6は、各種制御プログラムを記憶したROM(Read Onl
y Memory)やタイマ、キー入力部25におけるキー入力
操作を保持する入力レジスタ等から構成されている。
【0049】CPU46は、ROMに記憶された各種制
御プログラムに基づいて各種処理を実行する。すなわ
ち、デコーダ43から呼出検出信号を受けた時、スピー
カー58に報音信号を出力して呼出しがあったことを報
知させ、デコーダ43から続いて入力される受信メッセ
ージ情報を受信バッファ50を介して受信メッセージメ
モリ51に記憶させる。また、キー入力部45から入力
される送信用伝言情報等を伝言バッファ52を介して伝
言メモリ53に記憶させる一方、キー入力部45から入
力される電話番号情報をTELバンクメモリ54に記憶
させる。また、CPU46は、キー入力部45からカナ
英数字等の文字データが指示された時、その入力指示に
対応したキャラクタパターンをキャラクタジェネレータ
49から読み出し、表示バッファ60に記憶させて表示
部61に表示させる。
【0050】また、ダイヤルキー39の操作によりキー
入力部45からダイヤルトーンの出力指令を受けた時
は、電話番号や送信用伝言情報に対応する数字データを
トーン信号発生部55によりDTMF信号に変換させて
スピーカ56から出力させる。送信用伝言情報が文字デ
ータで構成されている場合についてより具体的に説明す
ると、伝言メモリ53に記憶した伝言情報の文字データ
を変換バッファ59に読み出し、その読み出した文字デ
ータを変換テーブル47に基づいて2桁の数字データ
(文字コード)に変換するとともに、その先頭にフリー
伝言コード“U7”を指示する3桁の数字データ“*0
7”を付加し、これらの数字データをトーン信号発生部
55によりDTMF信号に変換させてスピーカ56から
出力させる。これにより、プッシュホンでテンキー操作
を行った時と同一の信号を電話機の送話口を介して電話
回線に送り込むことができる。なお、電話回線への終了
コードの入力は、プッシュホンの“#”キーを操作する
ことにより行っても良いし、また、ダイヤルトーン出力
時の一番最後にスピーカ56から出力されるようにして
も良い。
【0051】また、CPU46は、キー入力部45から
定型伝言伝送モードの設定指示を受けた後にダイヤルト
ーンの出力指令を受けた時は、伝言指定コード、例え
ば、“]]”を指示する4桁の数字データ“*6*6”
とキー入力された伝言No.とで送信データを形成し、
この送信データをトーン信号発生部55によりDTMF
信号に変換してスピーカ56から出力させる。
【0052】これにより、プッシュホンでテンキー操作
を行った時と同一の信号を電話機の送話口を介して電話
回線に送り込むことができる。なお、電話回線への終了
コードの入力は、プッシュホンの“#”キーの操作及び
スピーカ56からの自動出力のいずれでもよいが、定型
伝言送信の場合は、1回の送信で複数の定型伝言を送信
する場合もあるので、プッシュホンの“#”キーの操作
で行う方がより望ましい。
【0053】さらに、CPU46は、後述するように、
送信用メッセージデータの入力に際しては、許容送信デ
ータ量を越える入力範囲をマスキングする。また、文字
データから成る送信用メッセージデータを表示部61に
表示させている時、実行キー35の操作によりキー入力
部45から文字/数字変換の指令が入力されると、上述
したダイヤルトーンの出力時と同様にして送信用メッセ
ージの文字データを数字データに変換し、変換した数字
データを表示バッファ60を介して表示部61に表示さ
せる。
【0054】また、CPU46は、フリー伝言を送信す
る際には、送信データ量の許容範囲で文字データを数値
データに変換し、その数値データの先頭にフリー伝言コ
ード“U7”を指示する3桁の数字データ“*07”を
付加し、その末尾に連結コード“−”を指示する2桁の
数字データ“*2”を付加して、フリー伝言を分割送信
する。
【0055】また、CPU46は、呼出IDに続いてフ
リー伝言コードが付加された送信信号を受信した時、後
述する着信処理により、フリー伝言コードを検索し、フ
リー伝言コードを検出した時には、フリー伝言コードに
続くメッセージデータの後に付加される連結コードを検
索し、連結コードを検出した時には、この連結コードに
基づいて、連結受信モードを設定し、前記メッセージデ
ータに続く2番目及び3番目のフリーメッセージデータ
を受信した時には、先頭のフリーメッセージデータを記
憶した受信メッセージメモリ51内のメモリバンクMi1
に続く、メモリバンクMi2,Mi3に順次記憶し、複数回
に分かれて受信されたフリー伝言を連結して1つのメッ
セージとして登録させる。
【0056】また、CPU46内には、後述する分割し
て送信されるフリー伝言メッセージを受信する際に、分
割されたフリー伝言メッセージを受信して連結する処理
を行う規定時間(例えば、5分)を設定する連結タイマ
(図示せず)が設定されている。また、CPU46は、
時計回路を内蔵し、表示部61に時間表示を行なうとと
もに、時計回路を利用してアラーム時間設定を行なう。
【0057】次に、本実施例の電子機器21を送信装置
として使用する場合の動作を説明する。まず最初に、本
実施例の電子機器1により実行される送信用メッセージ
の入力処理について図9に示すフローチャート及び図1
0に示す表示遷移図を参照して説明する。なお、本実施
例では、図1に示したメッセージセンタ1が許容してい
る一回で送信可能なデータ量が数字20桁分であるとす
る。すなわち、送信するメッセージがフリー伝言の場
合、先頭に付加されるフリー伝言コードが数字2桁分で
あるので、最大コード9文字分のメッセージデータを送
信できるものとする。
【0058】例えば、図10の(a)に示す受信待機モ
ードの表示状態において、フリー伝言キー27を操作す
ると、同図(b)に示すように、前回作成した伝言情報
が伝言メモリ53の最新入力伝言情報記憶部53bから
読み出されて表示部61に表示されるとともに、入力用
文字群(本実施例では、ア行とカ行の10文字)が液晶
表示部61に表示される(ステップS1)。
【0059】この状態でキー入力操作がなされると、ま
ず、カーソルキー36a、36bによる文字群切り換え
操作か否かを判別する(ステップS2)。文字郡切り換
え操作の時は、モードを入力作成モードに切り換えると
ともに操作されたキーに応じて表示部61に表示する文
字群表示を切り換える(ステップS3)。例えば、操作
されたキーがキー36bである場合には、図10の
(c)に示すように、文字群表示をサ行とタ行の10文
字に切り換える。文字郡切り換え操作でない時は、数字
キー31a〜31jによる文字選択操作か否かを判別す
る(ステップS4)。数字キー31a〜31jによる文
字選択操作の時は、モードを入力作成モードに切り換え
るとともに選択された文字データを入力バッファ48に
記憶し(ステップS5)、文字数カウンタを“+1”カ
ウントアップする(ステップS6)。次いで、その文字
数カウンタのカウント数が、設定文字桁数9をオーバー
しているか否かを判別し(ステップS7)、オーバーし
ていない時は、マスク表示モードをセットして(ステッ
プS8)、図10の(d)に示すように、10桁目移行
の入力文字範囲をマスクする。次いで、入力バッファ4
8に記憶した文字データを表示バッファ60に出力して
(ステップS9)、図10の(d)に示すように、表示
部61に表示して、ステップS1に戻る。
【0060】一方、ステップS7で、設定文字桁数9を
オーバーしたと判別された時は、マスク表示モードをリ
セットし(ステップS10)、入力バッファ48に記憶
した文字データを表示バッファ40に出力して(ステッ
プS9)、図10(f)に示すように、10桁目以降の
入力文字も表示して、ステップS1に戻る。
【0061】また、ステップS4において、数字キー3
1a〜31jによる文字選択操作でないと判別された時
は、実行キー35の操作か否かを判別する(ステップS
11)。実行キー35の操作ではなかった時は、その他
のキー操作に応じた処理を行ってステップS1に戻り、
実行キー35の操作の時は、今回の文字入力処理が終了
したことを認識し、伝言メモリ53内の最新入力メッセ
ージ情報記憶部53bの記憶内容を今回の入力処理で入
力バッファ48に記憶した記憶内容で書き換えるととも
に、入力バッファ48に記憶した記憶内容を表示バッフ
ァ60に書込んで、図10の(h)に示すように、表示
部61に送信用メッセージを表示して(ステップS1
3)、入力処理を終了する。
【0062】この送信用メッセージの入力処理におい
て、例えば、“タチカワエキデ 12:00ニ マッテ
イマス”という伝言を作成する場合には、図10の
(b)に示す送信用メッセージの入力作成モードの初期
画面において、カーソルキー36bを操作して文字列表
示をスクロールさせ、サ行、タ行を表示させ(同図
(c))、入力用文字の1つとして表示されている
“タ”のガイダンス番号“6”に対応するキー、すなわ
ち、数字キー31fをまず操作する。これにより、文字
列のうち“タ”が入力表示され、前回の伝言表示は消去
される(同図(d))。同様の操作により、“チ”、
“カ”、“ワ”、“エ”、“キ”の各ガイダンス番号に
対応する数字キー31a〜31jを操作して文字列を順
次入力表示させ(同図(d)〜(g))、最後に実行キ
ー35を操作する。これにより、“タチカワエキデ1
2:00ニ マッテイマス”という伝言が伝言メモリ5
3の最新入力伝言情報記憶部53bに登録されるととも
に、図10の(h)に示すように、表示部61に表示さ
れて送信用メッセージの入力処理は終了する。
【0063】なお、作成した伝言情報を最新入力伝言情
報記憶部53bだけでなく、定型伝言記憶部53cにも
記憶する場合には、伝言入力の終了を定型キー28で指
示する。これにより、作成した伝言情報は、定型伝言記
憶部53cの空バンクに、空バンクのバンクNo.を伝
言No.とする形式で記憶される。
【0064】また、図10(b)に示す前回作成したフ
リー伝言を表示させている状態において、カーソルキー
36c、36dが操作されると、同図の(i)、(j)
に示すように、表示部61の表示領域から外れているフ
リー伝言内容が移動表示される。このフリー伝言の表示
状態から、ダイヤルキー39を操作すると、CPU46
は、伝言メモリ53の最新入力伝言情報記憶部53bか
ら登録した伝言情報を読み出し、変換テーブル57の上
記図5に示した数字文字変換マトリクス表に基づいて、
伝言の文字データを数字データに変換し、変換した数字
データをフリー伝言コード“U7”を指示する3桁の数
字データ“*07”に続けてトーン信号発生部55によ
りDTMF信号に変換してスピーカ56から出力させ
る、ダイアラー出力を実行する。
【0065】また、図10の(b)、(c)に示す表示
状態において、実行キー35が操作された時は、後述す
るメッセージデータのみの送信処理を実行し、同図
(h)に示す表示状態において、連結キー36dが操作
された時は、後述する送信処理において相手先電話番号
データと伝言メッセージデータとを連結する連結処理を
実行する。
【0066】この送信処理について、図11に示すフロ
ーチャート及び図12、図13に示す表示遷移図を参照
して説明する。上記送信用メッセージの入力処理が終了
し、図10の(h)に示したフリー伝言の表示状態にお
いて(ステップS21)、入力されたフリー伝言と送信
先の電話番号とを連結する連結キー36dが操作された
か否かを判別する(ステップS22)。連結キー36d
が操作された時は、TELバンクメモリ54に予め記憶
されている図8で説明したページャー識別情報“P”を
検索して(ステップS23)、その対応する電話番号
(ページャーの呼出番号)を伝言メモリ53内の送信先
データ記憶部53aに登録し(ステップS24)、図1
2(a)に示すように表示部61に表示する。また、こ
の状態でカーソルキー36bが操作されると、次に登録
されているページャー識別情報“P”を検索して、その
対応する電話番号を先に登録した電話番号に替えて送信
先データ記憶部53aに登録し、同図(b)に示すよう
に、表示部61に表示する。
【0067】なお、同図(a)、(b)の表示状態は、
検索されたページャーの短縮No.、名前及び電話番号
が現在時刻、曜日とともに表示されている状態を示して
いる。
【0068】次いで、ダイヤルキー39が操作されたか
否かを判別する(ステップS25)。なお、ダイヤルキ
ー39の操作は、本実施例の電子機器21の本体部22
に設けられたスピーカ56用の放音孔をプッシュホンの
ハンドセットの送話口に押し当てた状態で行う。ステッ
プS25でダイヤルキー39が操作されたと判別された
時は、メッセージ送信か否かを判別するフラグがセット
されているか否かを判別する(ステップS26)。送信
初期であるこの時点では、このフラグはセットされてい
ないため、送信先データ記憶部53aに登録したページ
ャーの電話番号データをトーン信号発生部55に出力し
てDTMF信号に変換してスピーカ56から出力する
(ステップS27)。また、この時、図12(c)に示
すように、その電話番号データをDTMF信号に変換す
る過程を表示部41に表示する。
【0069】次いで、メッセージ送信フラグをセットし
(ステップS28)、伝言メモリ53内の最新入力伝言
情報記憶部53bに記憶されている内容、すなわち送信
用メッセージを表示バッファ60に出力して、図13
(a)に示すように、液晶表示部61に送信用メッセー
ジを表示して(ステップS29)、ステップS25の処
理に戻る。ここで、再度、ダイヤルキー39が操作され
ると、フラグがセットされているため(ステップS2
6)、送信用メッセージのダイヤルトーン出力を行う。
この場合、送信すべきメッセージの残り文字数が10文
字以上か否かの判別を行い、10文字以上であれば8文
字分のダイヤルトーン出力を行い、10文字未満であれ
ば、総ての文字のダイヤルトーン出力を行う。この場
合、10文字以上であるので、表示部61に表示中の送
信用メッセージの8文字分のデータ(図中“タチカワエ
キデ”)を数値データに変換し、先頭部にフリー伝言コ
ード“U7”を示す3桁の数字データ“*07”、末尾
に連結コード“−”を示す2桁の数字データ“*2”及
びメッセージの送信終了を示す数字データ“#”を付加
した後、トーン信号発生部55に出力してDTMF信号
に変換してスピーカ56から出力し(ステップS3
0)、図13(b)に示すように、送信用メッセージデ
ータをDTMF信号に変換する過程を表示部61に表示
する。
【0070】次いで、一旦フラグをリセットし(ステッ
プS31)、残りの送信用メッセージが有るか否かを判
別する(ステップS32)。残りの送信用メッセージが
有る時は、送信済みの8文字“タチカワエキデ”の送信
用メッセージを、図13(c)に示すように、マスク表
示し(ステップS33)、ステップS25の処理に戻
る。ここで一旦電話を切り、再度プッシュホンのハンド
セットを打ち上げた後、次の送信の為にダイヤルキー3
9を操作する。
【0071】ダイヤルキー39が操作されると、フラグ
がリセットされているため(ステップS26)、先の送
信と同一の送信先のページャー電話番号データをトーン
信号発生部55に出力してDTMF信号に変換してスピ
ーカ56から出力し(ステップS27)、図13(d)
に示すように、その電話番号データをDTMF信号に変
換する過程を表示部61に表示する。その後、図13の
(e)に示すように、元のメッセージ表示画面に戻る。
ダイヤルキー39が操作されると、フラグがセットされ
ているため(ステップS26)、表示部61に表示中の
送信用メッセージの次の8文字分(図中“12:00
ニ”)のデータを数値データに変換し、先頭部にフリー
伝言の続きであることを示すコード“ 7”を表す3桁
の数字データ“*87”、末尾に連結コード“−”を表
す2桁の数字データ“*2”及びメッセージの送信終了
を示す数字データ“#”を付加した後、トーン信号発生
部55に出力してDTMF信号に変換してスピーカ56
から出力し(ステップS30)、図13(f)に示すよ
うに、送信用メッセージデータをDTMF信号に変換す
る過程を表示部61に表示する。
【0072】次いで、再度フラグをリセットし(ステッ
プS31)、残りの送信用メッセージが有るか否かを判
別する(ステップS32)。残りの送信用メッセージが
有る時は、次に送信済みの8文字“イシャニTEL”の
送信用メッセージを、図13(g)に示すように、マス
ク表示し(ステップS33)、ステップS25の処理に
戻る。
【0073】次いで、同様に、ステップS25〜ステッ
プS33の処理を繰り返し実行する。残りの送信用メッ
セージがなくなり、それがステップS32で検出される
と、送信完了を表示部61に表示して(ステップS3
4)、ステップS25の処理に戻る。
【0074】一方、ステップS25で操作されたキーが
ダイヤルキー39ではないと判別された時は、終了キー
37が操作されたか否かを判別し(ステップS35)、
終了キー37が操作されなかった時は、他のキー操作に
対応する処理を行って(ステップS36)、ステップS
25の処理に戻る。ステップS36での他のキー処理と
しては、送信用メッセージを表示している画面の切り換
え処理がある。例えば、カーソルキー36dが操作され
た場合には図13に示すように、次の画面に切り換わ
り、カーソルキー36cが操作された場合には1つ前の
画面に切り換わる。終了キー37が操作された時は、ダ
イヤル送信モードを解除して、通常の受信待機モードを
セットする(ステップS37)。
【0075】また、上記ステップS22で操作されたキ
ーが連結キー36dではないと判別された時は、すなわ
ち、入力されるフリー伝言と送信先のページャー電話番
号を連結しない場合は、ダイヤルキー39が操作された
か否かを判別する(ステップS38)。ダイヤルキー3
9が操作された時は、ステップS21で伝言メモリ53
内の最新入力伝言情報記憶部53bに登録された送信用
メッセージデータを読み出して、ステップS30と同様
のダイヤルトーン出力を行う。例えば、送信用メッセー
ジデータが“10:30ニ カイシャニ TELシテク
ダサイ”であるとすると、最初の8文字分の文字データ
を数値データに変換し、先頭部に“*07”、末尾に
“*2”及び“#”を付加した後、トーン信号発生部5
5に出力してDTMF信号に変換してスピーカ56から
出力させる(ステップS39)。この時、上記図14
(a)、(b)に示したように、表示部61に送信用メ
ッセージを表示し、そのトーン変換過程を表示する。
【0076】次いで、残りの送信用メッセージが有るか
否かを判別し(ステップS40)、残りの送信用メッセ
ージが有る時は、送信済みの8文字分を、図14(c)
に示したように、マスク表示して(ステップS41)、
ステップS38の処理に戻る。再度、ダイヤルキー39
が操作されると、次の8文字分の文字データを数値デー
タに変換し、先頭部に“*87”、末尾に“*2”及び
“#”を付加した後、トーン信号発生部55に出力して
DTMF信号に変換してスピーカ56から出力させ(ス
テップS39)、そのトーン変換過程を図14(d)に
示したように表示部61に表示する。次いで、さらに残
りの送信用メッセージが有る時は、次の8文字分も図1
4(f)に示したように、マスク表示して(ステップS
41)、残りの送信用メッセージがない時は、送信完了
表示を表示して(ステップS42)、ステップS38の
処理に戻る。
【0077】また、ステップS38において、ダイヤル
キー39が操作されなかった時は、終了キー37が操作
されたか否かを判別し(ステップS43)、終了キー3
7が操作されなかった時は、他のキー操作に対応する処
理を行って(ステップS44)、ステップS22の処理
に戻る。ステップS44の他のキー処理では、図14に
示すようにカーソルキー36c、36dの操作で、ステ
ップS36と同様の画面切り換え処理が行われる。終了
キー37が操作された時は、ダイヤル送信モードを解除
して、通常の受信待機モードをセットする(ステップS
37)。このページャーの電話番号と連結しない場合の
送信処理では、ユーザーは、まず、プッシュホンやダイ
ヤル式電話機等でページングセンターに発呼する際に、
一連のテンキー操作で送信先ページャーの指定とページ
ングセンターへの発呼を同時に行い、ページングセンタ
ーの発呼応答に応じて、上記トーン信号の出力によるフ
リー伝言メッセージの送信処理を行うことになる。
【0078】ページングセンター1は、上記のようにし
てページャーの電話番号とメッセージデータが送られて
来る毎に、ページャーの呼出番号に対応するIDコード
とメッセージデータとを無線基地局7〜9に送って、こ
れらの無線基地局から図15に示す呼出信号を送信させ
る。
【0079】ここで、図16に上記呼出信号中のメッセ
ージデータのデータ構成を示す。図16の(a)は、構
成文字数が23のフリーメッセージ“10:30ニ カ
イシャニ TELシテクダサイ”を分割送信する際に、
最初に送信される8文字分のデータ構成を示したもの
で、その先頭の2桁にフリー伝言であることを示すフリ
ー伝言コード“U7”が設定され、このフリー伝言コー
ドの後の16桁に、8文字分の文字データに相当する数
値データが続き、この数値データの後に、続いて送信さ
れるフリー伝言メッセージデータがあることを示す連結
コード“−”が付加されている。
【0080】同図の(b)は、2番目に送信される8文
字分のフリー伝言メッセージデータの構成を示したもの
で、先頭の2桁に、1段目に付加された連結コード
“−”に続くフリー伝言メッセージデータであることを
示す続きコード“ 7”(図中のアンダーバーは、スペ
ースを示す)が設定され、この続きコードの後の16桁
に、8文字分の文字データに相当する数値データが続
き、この数値データの後に、続いて送信されるフリー伝
言メッセージデータがあることを示す連結コード“−”
が付加されている。
【0081】同図(c)は3番目に送信される7文字分
のフリー伝言メッセージデータの構成を示したもので、
先頭の2桁に、1段目に付加された連結コード“−”に
続くフリー伝言メッセージデータであることを示す続き
コード“ 7”が設定され、この続きコードの後の14
桁に、7文字分の文字データに相当する数値データが続
く。この数値データの後には、続くフリー伝言メッセー
ジデータがないため、連結コードは付加しない。連結コ
ードを付加しないことにより、メッセージの連結終了を
示している。
【0082】同図の(d)は、送信が1回で済む、構成
文字数が9のフリーメッセージ“アイシテル ヨシオ”
のデータ構成を示したもので、その先頭にフリーメッセ
ージであることを示すフリー伝言コード“U7”が設定
され、このフリー伝言コードの後の18桁に、9文字分
のデータに相当する数値データが続いている。
【0083】以上のように、本実施例の電子機器21で
は、データ通信システムとしてのページングシステムで
許容されるデータ送信量(20桁分)を越えるフリー伝
言メッセージを送信先ページャーに送信する場合は、そ
のフリー伝言メッセージを入力する過程で9文字以降を
マスク表示しているため、ユーザーに一回で送信される
メッセージ量を明確に指示することができる。
【0084】また、送信先ページャーの電話番号と送信
用メッセージを連結して分割送信する際には、8文字単
位での送信用メッセージの送信が終了する毎に、次のダ
イヤルキー39の操作だけで送信先ページャーへの発呼
を自動的に実行しているため、送信側では分割送信する
フリー伝言メッセージを送信する度に、送信先の電話番
号のダイヤル操作を行う必要がなくなり、フリー伝言を
送信する際の操作性を改善することができる。
【0085】また、8文字単位で送信済みの送信用メッ
セージ部をマスク表示して、分割送信の状態を明確に表
示するとともに、その分割送信するフリー伝言メッセー
ジデータの連結関係を示す連結情報である続きコードや
連結コードを付加して送信しているため、送信側で分割
送信するメッセージを逆順に送信するといった手間を省
略することができ、送信側の送信処理を簡略化すること
ができる。
【0086】次に、本実施例の電子機器21の受信装置
としての動作を図17に示すフローチャートを参照して
説明する。アンテナ41及び受信回路42を通して受信
した呼出信号のIDコードが自己のIDコードであるこ
とがデコーダ43で検出され、その検出結果がCPU4
6に通知されると、CPU46は、着信データ処理を開
始し、デコーダ43でデコードされて入力される着信デ
ータ(着信メッセージデータ)を取込み(ステップS5
1)、その着信データの先頭に続きコードが有るか否か
を検索する(ステップS52)。すなわち、送信データ
の呼出IDコードがID−ROM44に記憶の自己のI
Dコードと一致すると、この呼出IDコードに続く送信
データを受信バッファ50にストアした後、上記図15
に示したフリー伝言メッセージデータ中の先頭に“
7”が有るか否かを検索する。
【0087】先頭に続きコードがない時は、末尾に連結
コード“−”が付加されているか否かを検出する(ステ
ップS53)。連結コード“−”が付加されている時
は、すなわち、受信したメッセージデータが図16の
(a)に示したデータである時は、CPU46内の連結
タイマをクリアしてスタートし(ステップS54)、受
信したメッセージデータを、図6に示した受信メッセー
ジメモリ51内のデータが記憶されていないメモリバン
クMi1(iは1〜nのいずれか)に記憶する(ステップ
S55)。次いで、連結タイマがタイムアップしたか否
かを判別し(ステップS56)、タイムアップしていれ
ば、連結すべき後続するメッセージデータの受信待ち受
けを中止して着信報知信号を報知信号発生部57に出力
し、スピーカ58から報知音を出力させ(ステップS5
7)、本処理を終了する。連結タイマがタイムアップし
ていない時は、さらに、着信が有るか否かを検出する
(ステップS58)。着信がない時は、ステップS56
のタイムアップ判別処理に戻り、着信が有る時は、ステ
ップS51の着信データの取り込み処理に戻る。
【0088】一方、ステップS53で末尾に連結コード
“−”が付加されていない時は、すなわち、受信したメ
ッセージデータが図16の(d)に示したデータである
時は、その受信したメッセージデータを、受信メッセー
ジメモリ31内のデータが記憶されていないメモリバン
クMj1(jは1〜nのいずれか)に記憶する(ステップ
S59)。続いて、着信報知信号を報知信号発生部57
に出力し、スピーカ58から報知音を出力させ(ステッ
プS57)、本処理を終了する。
【0089】また、ステップS52で着信したメッセー
ジデータの先頭に、続きコード“7”が付加されている
時は、末尾に連結コード“−”が付加されているか否か
を検索し(ステップS60)、連結コード“−”が付加
されている時は、すなわち、受信したメッセージデータ
が図16の(b)に示したデータである時は、連結タイ
マをスタートさせる(ステップS61)。次に、受信メ
ッセージメモリ51内に連結が完了していない末尾に連
結コードが付加されている連結待機データが有るか否か
を判別し(ステップS62)、すなわち、先に受信して
受信メッセージメモリ51内のメモリバンクM11〜Mn3
のいずれかにに記憶したメッセージデータに続くメッセ
ージデータか否かを判別する。連結待機データがない時
は、ステップS55で別の新たな空きメモリバンクMk1
(kは1〜nのいずれか)に記憶し、連結待機データが
有る時は、先の受信でメッセージデータを記憶している
メモリバンク(例えば、Mi1)に続く連結メッセージ記
憶用のメモリバンク(例えば、Mi2)に、今回の受信メ
ッセージデータを記憶し、先の受信メッセージに連結す
る(ステップS63)。
【0090】次いで、連結タイマがタイムアップしたか
否かを判別し(ステップS56)、タイムアップしてい
れば、連結すべき後続するメッセージデータの受信を待
ち受け中止して着信報知信号を報知信号発生部57に出
力し、スピーカ58から報知音を出力させ(ステップS
57)、本処理を終了する。連結タイマがタイムアップ
していない時は、さらに、着信が有るか否かを検出する
(ステップS58)。着信がない時は、ステップS56
のタイムアップ判別処理に戻り、着信が有る時は、ステ
ップS51の着信データの取り込み処理に戻る。
【0091】また、ステップS60で末尾に連結コード
“−”が付加されていない時は、すなわち、受信したメ
ッセ−ジデ−タが図16の(c)に示したデ−タである
時は、受信メッセージメモリ51内に連結が完了してい
ない末尾に連結コードが付加されている連結待機データ
が有るか否かを判別し(ステップS62)、すなわち、
先に受信して受信メッセージメモリ51内のメモリバン
クM11〜Mn3のいずれかに記憶したメッセージデータに
続くメッセージデータか否かを判別する。連結待機デー
タがない時は、ステップS59で別の新たな空きメモリ
バンクMl1(lは1〜nのいずれか)に記憶し、連結待
機データが有る時は、先の受信でメモリバンク(例えば
Mi2)に続く連結メッセ−ジ記憶用のメモリバンク(例
えばMi3)に今回の受信フリー伝言メッセージデータを
記憶し、先の受信メッセ−ジに連結する(ステップS6
5)。
【0092】次いで、連結タイマをストップし(ステッ
プS66)、着信報知信号を報知信号発生部57に出力
し、スピーカ58から報知音を出力させ(ステップS5
7)、本処理を終了する。以上の着信処理により分割送
信された複数のメッセ−ジデ−タは受信メッセージメモ
リ51内の同一グル−プのメモリバンクMi1,Mi2,M
i3(iは1〜nのいずれか)に記憶され、且つその付加
された連結情報に基づいて連結されるため、表示部61
に表示する際には、従来のように、逆順には表示されず
正順に表示される。
【0093】以上のように、分割送信されるメッセージ
の着信処理の実行においては、メッセージの着信毎に報
知を行わず、全てのメッセージの着信完了後に報知を行
うようにし、また、分割受信したメッセージは、連結情
報により正しい順番で記憶して表示するようにしたた
め、着信毎の報知音が煩わしいという事態を回避するこ
とができるとともに、メッセージ内容を容易に把握する
ことができる。
【0094】なお、上記実施例では、送信用メッセージ
がフリー伝言メッセージである場合について説明した
が、数値データのみからなる通常のメッセージの場合も
同様に処理できることは勿論である。この場合、連結コ
−ド及び続きコ−ドは、通常、メッセ−ジとしては使用
されることのない記号デ−タの組合わせで定義すればよ
い。例えば、図2に示した記号デ−タ[“を2個連続さ
せたものを連続コ−ド、記号デ−タ”]”を2個連続さ
せたものを続きコ−ドとして定義すればよい。図18の
(a)〜(c)はそれぞれ、このように定義された連結
コ−ド及び続きコ−ドを用いてメッセ−ジデ−タを分割
送信する際に、最初に送信されるデ−タの構成、2番目
に送信されるデ−タの構成、3番目に送られるデ−タの
構成を示したものである。
【0095】次に、図19〜図23を参照して本発明の
第2実施例を説明する。本実施例は、送信側がメッセ−
ジを分割して送信する際、分割して送信する各メッセ−
ジに送信者を識別する情報を付加して送信し、受信側で
は、受信したメッセ−ジが分割して送信されたメッセ−
ジの1つである場合、そのメッセ−ジに付加されている
送信者識別情報に基づいて、同一の送信者から分割して
送信された他のメッセ−ジに連結するようにしたもので
ある。本実施例においても、メッセ−ジを送信する装置
及びメッセ−ジを受信する装置は、第1実施例と同様、
ト−ンダイヤラ機能とペ−ジャ−機能とを有する電子機
器を例に説明する。
【0096】図19は、本実施例の電子機器70のブロ
ック構成図である。同図において、71は、各種制御プ
ログラムを記憶したROMやRAM、タイマ−、レジス
タなどを内蔵したCPUである。前記ROMは、送信装
置用の制御プログラムとして、図9を参照して説明した
送信用メッセージの入力処理を実行するためのプログラ
ムや図11を参照して説明した送信処理を実行するため
のプログラム等の他に、送信用メッセ−ジに付加するた
めの送信者識別情報を設定する送信者識別情報設定処理
(図20を参照して後述する)を実行するためのプログ
ラムを記憶している。また、前記ROMは、受信装置用
の制御プログラムとして、送信されたメッセ−ジを受信
し、受信したメッセ−ジが分割して送信されたメッセ−
ジの1つである場合、そのメッセ−ジに付加されている
送信者識別情報に基づいて、同一の送信者から分割して
送信された他のメッセ−ジに連結するようにした着信処
理(図21を参照して後述する)を実行するためのプロ
グラムや受信メッセ−ジメモリに記憶された受信メッセ
−ジを読み出して表示させるプログラムなども記憶して
いる。前記RAMは、送信者識別情報設定処理により設
定される送信者識別情報を記憶する記憶エリアを有す
る。なお、制御プログラムを記憶する前記ROMがEE
ROMで構成されている場合には、前記RAMに代えて
このROM内に送信者識別情報を記憶するエリアを設け
てもよい。また、前記RAMは、複数の人が分割送信し
たメッセ−ジデ−タが同一時間帯に受信された場合のた
めに、独立した複数の連結タイマを構成する複数のタイ
マエリアを有する。
【0097】本実施例の電子機器70におけるその他の
構成は第1実施例の電子機器21と同一であるので、同
一の構成部分に同一の符号を付し、その説明を省略す
る。また、本実施例の電子機器70の外観は、第1実施
例の電子機器21と同一であるので、図示も省略する。
【0098】次に、本実施例の電子機器70の送信装置
としての動作を説明する。送信者識別情報は、送信者メ
ッセージを入力する都度設定することもできるが、本実
施例では、電子機器70の初期設定情報として設定する
ようにしている。この送信者識別情報設定処理は、図2
0に示すように、まず、機能キー30の操作により識別
情報設定モードを設定し(ステップS71)、その識別
情報設定モードによる入力画面を表示部61に表示する
(ステップS72)。次いで、キー入力部45の数字キ
ー群31a〜31jによる操作が有ったかどうかを判断
し(ステップS73)、数字キー群31a〜31jによ
る操作が有った場合は、その入力された数字データ(例
えば、7)をCPU71内のRAMの送信者識別情報記
憶エリアに記憶すると共に連結情報の1つを送信者識別
情報を含んだ形式で表示し(ステップS74)、ステッ
プS73の処理に戻る。数字キー群31a〜31jによ
る操作が無かった場合は、終了キー37が操作されたか
否かを判断する(ステップS75)。終了キー37が操
作されなかった場合は、ステップS73の処理に戻り、
終了キー37が操作された場合は、本処理を終了する。
【0099】以上の設定処理により、送信者識別情報が
設定され、また分割して送信するフリー伝言メッセージ
に付加する連結情報として、例えば、“U7”や“
7”が設定されて、CPU71内のRAMに格納され
る。この場合、“7”の部分が端末により異なる送信者
識別情報である。上記設定処理において、操作された数
字キ−がキ−11iであった場合には、送信者識別情報
は“3”となり、連結情報は“U3”や“ 3”とな
る。
【0100】本実施例の電子機器70を使用してのメッ
セ−ジ送信は第1実施例の電子機器21の場合と同様に
して行われる。すなわち、図9で説明したのと同様の方
法で送信用メッセ−ジを入力し、且つこの送信用メッセ
−ジを図11で説明したのと同様の方法でペ−ジングセ
ンタ−1へ送信する。そして、送信メッセ−ジに付加さ
れる連結情報中の送信者識別情報は、上記設定処理で設
定された送信者識別情報となる。
【0101】次に、本実施例の電子機器71の受信装置
としての動作を図21に示すフローチャートを参照して
説明する。アンテナ41及び受信回路42を通して受信
した呼出信号のIDコ−ドが自己のIDコ−ドであるこ
とがデコーダ43で検出され、その検出結果がCPU7
1に通知されると、CPU71は、着信データ処理を開
始し、デコーダ43でデコードされて入力される着信デ
ータを取込み(ステップS81)、その着信データの先
頭に続きコード“ +数字”が有るか否かを検索する
(ステップS82)。すなわち、送信データの呼出ID
コードがID−ROM44に記憶の自己のIDコ−ドと
一致すると、この呼出IDコードに続く送信データを受
信バッファ50にストアした後、受信デ−タの先頭に続
きコ−ドが有るか否かを判別する。例えば、図22
(1)に示すフリー伝言メッセージデータを受信したと
すると、このフリー伝言メッセージデータは先頭に続き
コード“ +数字”がないので、末尾に連結コード
“−”が付加されているか否かを検出するステップS8
3の処理に移る。ここでは、連結コード“−”が付加さ
れていると判別されるので、今回受信したメッセ−ジデ
−タ用にCPU71内の連結タイマをスタートして(ス
テップS84)、後続のメッセージの着信待機時間を設
定した後、今回受信したメッセージデータを、上記図6
に示した受信メッセージメモリ51内のデータが記憶さ
れていないメモリバンクMi1(iは1〜nのいずれか)
に記憶する(ステップS85)。なお、連結タイマをス
タ−トさせる際には、その連結タイマがどの受信メッセ
−ジデ−タ用の連結タイマであるかを識別できるように
する為に、連結タイマにラベルを付ける。ラベルとして
は送信者識別情報や送信者識別情報を含む連結情報
(“U7”や“ 7”)が使用できる。
【0102】その後は、前記連結タイマで規定される時
間の間、後続メッセ−ジの受信と待ち受ける為に、連結
タイマがタイムアップしたか否かの判別(ステップS8
6)及びメッセ−ジの着信があったか否かの判別(ステ
ップS87)を繰り返す。ステップS87で着信有りが
検出されるとステップS81の着信デ−タ取込み処理に
戻る。ステップS86で連結タイマがタイムアップした
ことが検出されると、連結すべき後続するメッセージデ
ータの受信を待ち受けを中止して着信報知信号を報知信
号発生部57に出力し、スピーカ58から報知音を出力
させる(ステップS88)。着信処理は、ステップS8
8の着信報知処理により実質的に終了するが、本実施例
の場合、複数の連結タイマが同時に作動していることが
あるので、ステップS88の着信報知処理の後、ステッ
プS89で作動中の連結タイマがあるか否かを判別し、
作動中の連結タイマがある場合にはステップS86のタ
イムアップ検出処理に戻るようになっている。
【0103】一方、ステップS83で末尾に連結コード
“−”が付加されていない時は、後続のメッセージデー
タが無い単独のメッセージデータであると判断し、デー
タ受信メッセージメモリ51内のデータが記憶されてい
ないメモリバンクMj1(jは1〜nのいずれか)にその
受信したメッセージデータを記憶する(ステップS9
0)。続いて、着信報知信号を報知信号発生部57に出
力し、スピーカ58から報知音を出力させ(ステップS
88)、本処理を終了する。
【0104】また、ステップS82で、着信したメッセ
ージデータの先頭に続きコードが付加されていると判別
された時は、末尾に連結コード“−”が付加されている
か否かを検索する(ステップS91)。例えば、着信し
たメッセージデータが図22の(2)に示すように、続
きコード“ 7”と、連結コード“−”が付加されてい
る時は、そのメッセージデータ用に新規の連結タイマを
スタートさせ(ステップS92)、その着信したデータ
に付加された先頭の続きコード中の識別情報“7”と同
一の識別情報が含まれるフリー伝言コード“U7”又は
続きコード“7”が付加されている連結待機データが有
るか否かを判別する(ステップS93)。すなわち、先
に受信して受信メッセージメモリ51内のメモリバンク
M11〜Mn3のいずれかに記憶したメッセージデータに続
くメッセージデータか否かを判別する。識別情報が同一
の連結待機データがない時は、ステップS85で別の新
たな空きメモリバンクMk1(kは1〜nのいずれか)に
今回の受信メッセージを記憶し、識別情報が同一の連結
待機データが有る時は、その連結待機データが記憶され
ているメモリバンク(例えば、メモリバンクMi1)に続
く連結メッセージ記憶用のメモリバンク(例えば、メモ
リバンクMi2)に今回の受信メッセージデータを記憶す
る(ステップS94)。なお、この時、連結待機データ
の受信時にスタートされていた連結タイマはストップさ
せる。その後は、ステップS86へ進んで、前述したス
テップS86〜S89の処理を行う。
【0105】また、ステップS91で、末尾に連結コー
ド“−”が付加されていないと判別された時は、その着
信したデータに付加された先頭の続きコード中の識別情
報と同一の識別情報が含まれるフリー伝言コード又は続
きコードが付加されている連結待機データが有るか否か
を判別する(ステップS95)。すなわち、今回受信し
たメッセージデータが、先に受信して受信メッセージメ
モリ51内のメモリバンクM11〜Mn3のいずれかに記憶
したメッセージデータに続くメッセージデータか否かを
判別する。同一の連結待機データがない時は、今回受信
したメッセージデータをステップS90で別の新たな空
きメモリバンクMl1(lは1〜nのいずれか)に記憶
し、図22(4)に示すように、識別情報が同一の連結
待機データが有るメッセージを受信した時は、その連結
待機データが記憶されているメモリバンク(例えばメモ
リバンクMi2)に続く連結メッセージ記憶用のメモリバ
ンク(例えばメモリバンクMi3)に今回の受信メッセー
ジデータを記憶する(ステップS96)。
【0106】次いで、連結待機データの受信時にスター
トされていた連結タイマをストップし(ステップS9
7)、着信報知信号を報知信号発生部57に出力し、ス
ピーカ58から報知音を出力させ(ステップS88)、
本処理を終了する。また、分割送信されたメッセージデ
ータの待ち受け中に、他の送信者が分割送信したメッセ
ージを受信した場合、例えば、図22の(2)のフリー
伝言メッセージの着信に続いて、図22の(3)に示す
フリー伝言メッセージが着信した場合は、ステップS8
2で先頭に続きコードがないと判別され、続いてステッ
プS83で末尾に連結コード“−”が付加されていると
判別される。(ステップS83)で連結コード“−”が
付加されていると判別されると、今回受信したメッセー
ジデータ用にCPU71内の別の連結タイマをスタート
して(ステップS84)、後続のメッセージの着信待機
時間を設定した後、今回受信したメッセージデータを、
上記図6に示した受信メッセージメモリ51内のデータ
が記憶されていないメモリバンクMm1(mは1〜nのい
ずれか)に記憶する(ステップS85)。
【0107】次いで、連結タイマがタイムアップしたか
否かを判別する(ステップS86)。この時作動してい
る連結タイマは、今回のメッセージ受信時にステップS
84でスタートされた連結タイマと図22の(2)のメ
ッセージ受信時にステップS91でスタートされた連結
タイマの2つである。図22の(2)のメッセージ受信
時にステップS91でスタートされた連結タイマがタイ
ムアップする前に、着信があると、そのことがステップ
S87で検出され、ステップS81のメッセージデータ
取込み処理が実行される。
【0108】ここで、受信されたメッセージデータが、
図22の(4)に示すメッセージデータであるとする
と、この、メッセージデータには先頭に続きコード“
7”はあるが、末尾に連結コード“−”がないので、処
理はステップS82及びS91の判別を経てステップS
95へ進み、識別情報が同一の連結待機データが有るか
否かの判別処理が実行される。図22の(2)に示した
メッセージデータが受信メッセージメモリ51のメモリ
バンクMi2に記憶されているとすると、処理はステップ
S95でYESと判別されてステップS96に進み今回
の受信メッセージである図22の(4)に示すメッセー
ジデータを受信メッセージメモリ51のメモリバンクM
i3に記憶して、図22の(2)に示したメッセージデー
タに連結させる。
【0109】ステップS96で、今回の受信メッセージ
を連結待機データに連結させる記憶処理が終了すると、
ステップS97で、図22の(2)のメッセージ受信時
にスタートされた連結タイマをストップし、且つステッ
プS87で着信を報知した後、ステップS86のタイム
アップ検出処理に戻り、図22の(3)に示したメッセ
ージデータに続く図22の(5)に示したメッセージデ
ータの受信を待機する。
【0110】他方、ステップS81で受信されたメッセ
ージデータが、図22の(5)に示すメッセージデータ
であるとすると、このメッセージデータには先頭に続き
コード“ 3”はあるが、末尾に連結コード“−”がな
いので、処理は図22の(4)に示すメッセージデータ
を受信した場合と同様、ステップS82及びS91の判
別を経てステップS95へ進み、識別情報が同一の連結
待機データが有るか否かの判別処理が実行される。図2
2の(3)に示したメッセージデータは、前述したよう
に受信メッセージメモリ51のメモリバンクMm1に記憶
されているので、処理はステップS95でYESと判別
されてステップS96に進み、今回の受信メッセージで
ある図22の(5)に示すメッセージデータを受信メッ
セージメモリ51のメモリバンクMm2に記憶して、図2
2の(3)に示したメッセージデータに連結させる。
【0111】ステップS96で、今回の受信メッセージ
を連結待機データに連結させる記憶処理が終了すると、
ステップS97で、図22の(3)のメッセージ受信時
にスタートされた連結タイマをストップし、且つステッ
プS87で着信を報知した後、ステップS86のタイム
アップ検出処理に戻り、図22の(2)に示したメッセ
ージデータに続く図22の(4)に示したメッセージデ
ータの受信を待機する。
【0112】以上の着信処理により、分割送信されたメ
ッセージデータは、その付加されたフリー伝言コード及
び続きコード中の識別情報に基づいて連結記憶されるた
め、分割送信されたメッセージデータを1つのメッセー
ジデータとして正しく記憶し、且つ表示させることがで
きる。
【0113】また、分割送信されたメッセージは各メッ
セージの着信毎に報知を行わず、全てのメッセージの着
信完了後に報知を行うようにし、且つ連結情報により正
しい順番で送信側端末毎に記憶して表示するようにした
ため、着信毎の報知音が煩わしいという事態を回避する
ことができるとともに、メッセージ内容を容易に把握す
ることができる。
【0114】なお、本実施例では、分割送信されるメッ
セージがフリーメッセージである場合について説明した
が、数値データのみから成る通常のメッセージの場合も
同様に実施できることは勿論である。この場合、連結コ
ード及び続きコードとしては、例えば図18に示した連
結コード及び続きコードに送信者を識別する1桁の数値
を付加したものを使用すればよい。図23の(a)〜
(c)はそれぞれ、このように定義された連結コード及
び続きコードを用いてメッセージデータを分割送信する
際に、最初に送信されるデータの構成、2番目に送信さ
れるデータの構成、3番目に送信されるデータの構成を
示したものである。
【0115】また、本実施例では、受信したメッセージ
データは、例えそのメッセージデータが、分割送信され
た2番目以降のメッセージデータでありながら先に送信
されたメッセージデータが受信メッセージメモリ51に
記憶されていないような不完全なメッセージデータであ
っても、総て記憶する様にしている。すなわち、図21
に示した着信処理では、ステップS93でNOと判断さ
れた場合、すなわち受信したメッセージデータの先頭に
続きコードがあるにも係わらず、送信者識別情報が同一
の連結待機データが無かった場合には、ステップS85
へ進んで、受信したメッセージデータを受信メッセージ
メモリ51内の新たなメモリエリアに記憶し、同様にス
テップS95においてNOと判断された場合には、ステ
ップS90へ進んで、受信したメッセージデータを受信
メッセージメモリ51内の新たなメモリエリアに記憶す
るようにしている。
【0116】しかし、受信したメッセージデータが、こ
のような不完全なメッセージデータである場合には、受
信したメッセージデータをキャンセルするようにしても
よいことは勿論である。すなわち、図21のステップS
93及びS95において、NOと判断された場合には、
同図に破線で示すように、ステップS98へ進んで受信
したメッセージデータをキャンセルして処理を終了する
ようにしてもよい。
【0117】また、本実施例では、受信したメッセージ
データの末尾に連結コードがある場合、すなわち図21
のステップS83及びS91においてYESと判別され
た場合、直ちに連結タイマをスタートするようにした
が、受信したメッセージデータを記憶した後に連結タイ
マをスタートするようにしてもよい。図24はこの場合
の処理フローの要部を示したもので、図21に示した処
理ステップと同一の処理ステップには同一のステップ番
号を付している。
【0118】図24に示す処理フローをより具体的に説
明すると、図82で先頭に続きコードが無いと判別さ
れ、且つステップS83で末尾に連結コードがあると判
別された場合、すなわち受信したメッセージデータが例
えば図22の(1)に示すメッセージデータである場合
には、先ずステップH84で受信したメッセージを受信
メッセージメモリ51内のデータが記憶されていないメ
モリバンク(例えばメモリバンクMi1)記憶する。そし
て、このメッセージデータに続くメッセージデータ、す
なわち図22の(2)に示すメッセージデータの受信を
待ち受ける時間を規定する連結タイマのスタートは、次
のステップH85で行うようにする。ステップH85で
は、被作動中の連結タイマの中の1つを選択してスター
トさせるが、この選択した連結タイマには、図21の着
信処理で述べたように、フリー伝言コード“U7”或い
は送信者識別情報“7”からなるラベルを付しておく。
その後は、ステップS86のタイムアップ検出処理へ進
み、図21の着信処理と同様、図22の(2)に示すメ
ッセージデータの受信を待ち受ける。
【0119】また、ステップS82で先頭に続きコード
が有ると判別され、且つステップS91で末尾に連結コ
ードがあると判別された場合、すなわち受信したメッセ
ージデータが例えば図22の(2)に示すメッセージデ
ータである場合には、先ずステップH92で、送信者識
別情報が同一の連結待機データが有るか否かを判別す
る。この判別は、今回受信のメッセージデータの続きコ
ード内の送信者識別情報と、作動中の連結タイマに付さ
れているラベルの送信者識別情報とを照合することによ
り行う。
【0120】ステップH92で、送信者識別情報が同一
の連結待機データがないと判別されるとステップH84
(又は、ステップS98)に進むが、送信者識別情報が
同一の連結待機データが有ると判別された場合には、ス
テップH93へ進んで、受信したメッセージデータを連
結待機データに連結する。すなわち、受信したメッセー
ジデータが図22の(2)に示すメッセージデータであ
る場合には、このメッセージデータを図22の(1)に
示すメッセージデータが記憶されている受信メッセージ
メモリ51内のメモリバンクMi1に続くメモリバンクM
i2に記憶する。そして、このメッセージデータに続くメ
ッセージデータ、すなわち図22の(4)に示すメッセ
ージデータの受信を待ち受ける時間を規定する連結タイ
マのスタートは、次のステップH94で行うようにす
る。ステップH94では、図21の着信処理のように非
作動中の連結タイマをスタートさせるのではなく、関連
する作動中の連結タイマ、すなわちフリー伝言コード
“U7”或いは送信者識別情報“7”からなるラベルの
付された作動中の連結タイマをクリアして再スタートさ
せる。このようにすると、第2実施例に比べ、連結タイ
マを少なくとも1つ少なくすることができる。その後
は、ステップS86のタイムアップ検出処理へ進み、図
21の着信処理と同様、図22の(4)に示すメッセー
ジデータの受信を待ち受ける。
【0121】次に、図25〜図29を参照して本発明の
第3実施例を説明する。本実施例は、同一のメッセージ
を所定の時間間隔を取って複数回送信するように構成さ
れた通信システムにおいて、分割送信された複数のメッ
セージを受信機側で正しく連結して受信できるようにし
たものである。
【0122】通信システム、特に無線ページングシステ
ムのように放送形式でメッセージを伝送するシステムで
は、伝送メッセージの着信率を向上させるため、同一の
メッセージを所定の時間間隔を取って複数回送信するよ
うにしたものもある。例えば、日本で運用されている無
線ページングシステムの1つは、発呼者からのメッセー
ジを送信した後1分程度経過した時、同一のメッセージ
を再送するようにしている。
【0123】このような通信システムで使用される受信
装置は、通信システムが同一メッセージを再送するまで
の時間に対応したタイマ(キャンセルタイマ)を有し、
受信したメッセージを受信メッセージメモリに記憶する
毎にタイマをスタートさせるようにしている。そして、
このタイマがタイムアップする前にメッセージを受信し
た場合には、受信したメッセージと記憶済みのメッセー
ジとを比較し、一致しなかった場合は受信した、メッセ
ージを受信メッセージメモリに記憶するとともにタイマ
をスタートさせ、一致した場合は受信したメッセージを
キャンセルするようにして、同一のメッセージが重複し
て受信メッセージメモリに記憶されることがないように
している。
【0124】メッセージの送信を、図1に示したプッシ
ュホン3のダイヤルキーや携帯電話機4のダイヤルキー
を直接操作して行う場合は、1回の送信に1分以上の時
間がかかるので、メッセージを3つに分けて送信した場
合には、無線基地局7〜9からは第1メッセージから
第3メッセージ及びそれらの再送メッセージ′〜
′が図25に示す様な間隔で送信される。従って、こ
の場合、受信装置は無線基地局から送信されるメッセー
ジを、′、、′、、′の順に受信するの
で、キャンセルタイマと連結タイマを併用すれば、分割
送信されたメッセージ〜を正しく、、、と連
結して受信することができる。
【0125】メッセージの送信を、ダイヤラ装置や第1
実施例のダイヤラ機能付き電子機器で行った場合には、
1回の送信を1分以内の時間で行うことができるので、
これらの装置を用いてメッセージを3つに分けて送信し
た場合には、無線基地局7〜9からは第1メッセージ
から第3メッセージ及びそれらの再送メッセージ′
〜′が図26に示す様な間隔で送信される場合があ
る。この場合、受信装置は無線基地局から送信されるメ
ッセージを、、′、、′′の順に受信する
ので、キャンセルタイマと連結タイマとを単純に併用し
た場合には、メッセージがと、′と、及び′
と′の様に連結され、送信者が送信したメッセージと
は全く異なる3つのメッセージが受信メッセージメモリ
に記憶されることになる。
【0126】本実施例は、このように短時間の間にメッ
セージが分割送信された場合でも、分割送信されたメッ
セージを受信機側で正しく連結して受信できるようにし
たものである。本実施例においても、メッセージを送信
する装置及びメッセージ及びメッセージを受信する装置
は、第1実施例と同様、トーンダイヤラ機能とページャ
ー機能とを有する電子機器を例に説明する。
【0127】図27は、本実施例の電子機器80のブロ
ック構成図である。同図において、81は、各種制御プ
ログラムを記憶したROMやRAM、タイマ、レジスタ
などを内蔵したCPUである。前記ROMは、送信装置
用の制御プログラムとして、図9を参照して説明した送
信用メッセージの入力処理を実行するためのプログラム
や図11を参照して説明した送信処理を実行するための
プログラムを記憶している。また、前記ROMは、受信
装置用の制御プログラムとして、図29を参照して後述
する着信処理を実行するためのプログラムや受信メッセ
ージメモリに記憶された受信メッセージを読み出して表
示させるプログラムなども記憶している。前記RAMは
第1実施例と同様、連結コードの付加されたメッセージ
を受信した場合にこのメッセージに続くメッセージの受
信を待ち受ける時間(例えば、5分)を規定する連結タ
イマ用のタイマエリアを有している。なお、第2実施例
で述べたように、複数の人からの分割送信メッセージを
受信できるようにする場合には、このRAM内に複数の
連結タイマ用のタイマエリアを設ける。また、本実施例
では、更に、同一メッセージの重複記憶を防止するため
に、前記RAM内に計測時間が1分程度のキャンセルタ
イマ用のタイマエリアも設けられている。
【0128】なお、このキャンセルタイマは、送信者に
よるメッセージの送信が1回で済む通常メッセージ用の
キャンセルタイマであり、分割送信されたメッセージ用
のキャンセルタイマは、次に述べる再送メッセージキャ
ンセル用メモリ82内に設定されている。
【0129】再送メッセージキャンセル用メモリ82
は、分割送信されたメッセージの再送メッセージをキャ
ンセルするためのメモリであり、図28に示すように、
受信した分割送信メッセージを記憶する複数のメッセー
ジメモリエリアと各メッセージメモリエリアに対応して
設けられたタイマレジスタを有する。
【0130】本実施例の電子機器80におけるその他の
構成は第1実施例の電子機器21と同一であるので、同
一の構成部分に同一の符号を付し、その説明を省略す
る。また、本実施例の電子機器80の外観は、第1実施
例の電子機器21と同一であるので、図示も省略する。
【0131】次に、本実施例の電子機器80により実行
される着信処理について図29に示すフローチャートを
参照して説明する。アンテナ41及び受信回路42を通
して受信した呼出信号のIDコードが自己のIDコード
であることがデコーダ24で検出され、その検出結果が
CPU81に通知されると、CPU81は、着信データ
処理を開始し、デコーダ43でデコードされて入力され
る着信データを取込み(ステップS101)、その着信
データに続きコード又は連結コードが有るか否かを検索
することにより、連結用メッセージを受信したか否かを
判別する(ステップS102)。連結用メッセージでな
ければ、通常のメッセージの受信処理を行なう。
【0132】すなわち、CPU81内の通常メッセージ
用キャンセルタイマが作動中か否かを判別し(ステップ
S103)、作動中であれば、着信メッセージデータを
受信メッセージメモリ51に記憶されている最新の受信
メッセージと比較し(ステップS104)、同一の場合
は、当該着信メッセージデータをキャンセルする(ステ
ップS105)。着信メッセージデータが最新のメッセ
ージデータと重なっていた場合、或いは通常メッセージ
用のキャンセルタイマが作動していなかった場合は、当
該着信メッセージデータを受信メッセージメモリ51に
記憶し、且つ通常メッセージ用のキャンセルタイマをス
タートした後(ステップS106)、着信報知動作を実
行する(ステップS107)。
【0133】また、ステップS102で、連結用メッセ
ージを受信したと判断された場合は、再送メッセージキ
ャンセル用メモリ82内のメッセージメモリエリアに同
一のメッセージデータが記憶されているか否かを判別す
る(ステップS108)。すなわち、受信したメッセー
ジデータが再送されたメッセージデータか否かを判別す
る。受信したメッセージデータが記憶済みのメッセージ
データと同一の再送メッセージデータであった場合は、
その着信メッセージデータをキャンセルし(ステップS
109)、続いて再送メッセージキャンセル用メモリ8
2内のメッセージメモリエリアに記憶されている同一の
メッセージデータを消去する(ステップS110)。こ
のとき、再送メッセージキャンセル用メモリ82では着
信メッセージデータが分割送信メッセージの何番目に送
信されたメッセージであるに係わらず、空いている任意
のメッセージメモリエリアに記憶されるが、受信メッセ
ージメモリ51では、分割送信されたメッセージを1つ
のメッセージとして連結させるために、1番目に送信さ
れたメッセージがメモリバンクMi1(iは1〜nのいず
れか)に記憶され、2番目に送信されたメッセージがメ
モリバンクMi2に記憶され、最後(3番目)に送信され
たメッセージがメモリバンクMi3に記憶されるようにな
っている。そして、本実施例においても、分割送信され
たメッセージの着信報知は、最後に送信されたメッセー
ジを受信して連結が完了したときに行うようにしてい
る。
【0134】従って、ステップS111の記憶処理が終
了すると、次のステップS112で、受信したメッセー
ジデータが末尾に連結コードが付されたメッセージデー
タであるか否かを判別し、連結コードが付されたメッセ
ージデータである場合には、ステップS113で連結タ
イマをスタートさせた後にステップS114へ進んでキ
ャンセルタイマをスタートさせ、連結コードが付されて
いないメッセージデータである場合には、ステップS1
15で連結タイマをストップさせ且つ連結完了フラグを
セットした後にステップS114へ進んでキャンセルタ
イマをスタートさせる様にしている。なお、ステップS
114でスタートさせるキャンセルタイマは、ステップ
S111の記憶処理において、受信メッセージデータが
記憶された、再送メッセージキャンセル用メモリ82内
のメッセージメモリエリアに対応するタイマレジスタで
構成されるキャンセルタイマである。
【0135】ステップS114でキャンセルタイマをス
タートさせた後は、ステップS116で連結完了フラグ
がセットされているか否かの判別を行い、セットされて
いる場合は、ステップS107で着信報知を行い、セッ
トされていない場合は、メッセージの着信があったか否
かの判別処理(ステップS117)、再送メッセージキ
ャンセル用メモリ82内のキャンセルタイマがタイムア
ップしたか否かの判別処理(ステップS118)、連結
タイマがタイムアップしたか否かの判別処理(ステップ
S119)を繰り返し実行する。
【0136】ステップS117でメッセージデータの着
信があったと判別されると、ステップS101に戻って
着信メッセージデータの取込み処理を行い、ステップS
118でキャンセルタイマがタイムアップしたと判別さ
れると、ステップS120へ進んで再送メッセージキャ
ンセル用メモリ82内の対応するメッセージメモリエリ
アに記憶されているメッセージデータを消去し、ステッ
プS119で連結タイマがタイムアップしたと判別され
ると、ステップS107で着信報知を行う。
【0137】ステップS107での着信報知、ステップ
S105での着信データのキャンセル、及びステップS
110での記憶メッセージ消去を行った後は、ステップ
S121へ進んで作動中の連結タイマがあるか否かの判
別を行う。作動中の連結タイマがあると判別された場合
は、ステップS117へ戻ってメッセージの着信があっ
たか否かの判別処理を実行し、作動中に連結タイマがな
いと判別された場合は、次のステップS122で、さら
に再送メッセージキャンセル用メモリ82内のキャンセ
ルタイマで作動中のタイマがあるか否かの判別を行う。
作動中のキャンセルタイマがあると判別された場合は、
ステップS117へ戻ってメッセージの着信があったか
否かの判別処理を実行し、作動中のキャンセルタイマが
ないと判別された場合は、本処理を終了する。
【0138】以上の着信処理により、電子機器80が、
上記図26に示した送信パターンで分割送信メッセージ
〜を受信した場合でも、これらのメッセージを正し
く連結することができる。すなわち、まず、メッセージ
を受信すると、受信メッセージメモリエリア51の空
きメモリバンクMi1(iは1〜nのいずれか)と図28
に示す再送メッセージキャンセル用メモリ82内の空き
メッセージメモリエリアにメッセージが記憶され、且
つ連結タイマがスタートされると共に、メモリ82内の
メッセージが記憶されたメッセージメモリエリアに対
応するタイマレジスターを利用して再送メッセージキャ
ンセル用タイマのカウントが開始される。次に、メッセ
ージを受信すると、受信メッセージメモリ51のメモ
リバンクMi1に続く連結メッセージ用メモリバンクMi2
とメモリ82内の空きメッセージメモリエリアにメッセ
ージが記憶され、且つ連結タイマがスタートされると
共に、上記と同様に、キャンセルタイマのカウントが開
始される。
【0139】次に、再送メッセージ´を受信すると、
先にメモリ82のメッセージメモリエリアに記憶したメ
ッセージと同一であるため、受信された再送メッセー
ジ´はキャンセルされ、受信メッセージメモリ51に
は記憶されない。次に、メッセージを受信すると、受
信メッセージメモリ51内のメモリバンクMi2に続く連
結メッセージ用メモリバンクMi3とメモリ82内の空き
メッセージメモリエリアにメッセージが記憶され且つ
連結タイマがスタートされると共にキャンセルタイマの
カウントが開始される。メッセージデータの受信によ
り、受信メッセージメモリ51内でこれらのメッセージ
データ、、の連結が完了し、着信報知が行われ
る。
【0140】また、後続するメッセージ´、´は、
キャンセルタイマのタイムアウト前に受信されるので、
これらのメッセージが受信されても再送メッセージキャ
ンセル用メモリ82に記憶されているメッセージ、
と同一であり、キャンセルされるため、報知動作も行わ
れず、問題とならない。したがって、電子機器80にお
いてページャー機能に付加される着信メッセージデータ
の連結機能が、送信されるセンタシステム側の送信間隔
や送信者の送り方に左右されることなく、使用可能とな
る。
【0141】なお、本実施例では、再送メッセージキャ
ンセル用メモリ82を使用しての再送メッセージのキャ
ンセルを、連結用メッセージにのみ、適用するようにし
たが、通常のメッセージに対しても同様の再送メッセー
ジキャンセル用メモリを設け、個々に再送メッセージキ
ャンセル用タイマを作動させることにより、通常メッセ
ージの再送メッセージキャンセルさせるようにしても良
い。
【0142】次に、図30〜図33を参照して本発明の
第4実施例を説明する。本実施例は、通信システムを使
用してのメッセージ伝送サービスを複数の事業者が運用
しており、且つ各事業者毎に1回で送信できる最大デー
タ量が異なる場合において、送信用メッセージの入力や
メッセージの送信を行う際、メッセージを送信しようと
する相手端末がどの事業者のサービスに加入しているか
に応じて、1回で送信できるデータ量の明示や分割送信
処理を正しく行えるようにしたものである。
【0143】図30は、無線ページングサービスを2つ
の事業者が独立して運用している場合の通信システムの
概略構成を示したものである。なお、図1に示した通信
システムの構成と同一部分には同一符号を付している。
第1の事業者は、ページングセンター1と3つの無線基
地局7〜9を使用して無線ページングサービスを実施し
ており、第2の事業者は、ページングセンター15と2
つの無線基地局16及び17を使用して、第1の事業者
とは異なる制限データ量で無線ページングサービスを実
施しているものとする。同図において、11〜13は第
1の事業者が提供する無線ページングサービスに加入し
ているページング受信機、18及び19は第2の事業者
が提供する無線ページングサービスに加入しているペー
ジング受信機、90はメッセージ送信装置として使用で
きる本実施例の電子機器である。本実施例の電子機器9
0も、第1実施例と同様、トーンダイヤラ機能とページ
ャー機能とを有し、メッセージの送信及びメッセージの
受信が行える電子機器として説明する。
【0144】図31は、本実施例の電子機器90のブロ
ック構成図である。同図において、91は、各種制御プ
ログラムを記憶したROMやRAM、タイマ、レジスタ
などを内蔵したCPUである。前記ROMは、送信装置
用の制御プログラムとして、図9を参照して説明した送
信用メッセージの入力処理を実行するためのプログラム
や図33を参照して後述する送信処理を実行するための
プログラムを記憶している。また、前記ROMは、受信
装置用の制御プログラムとして、図17を参照して説明
した着信処理を実行するためのプログラムや受信メッセ
ージメモリに記憶された受信メッセージを読み出して表
示させるプログラムなども記憶している。前記RAMは
第1実施例と同様、連結コードの付加されたメッセージ
を受信した場合にこのメッセージに続くメッセージの受
信を待ち受ける時間(例えば、5分)を規定する連結タ
イマ用のタイマエリアを有している。なお、第2実施例
で述べたように、複数の人からの分割送信メッセージを
受信できるようにする場合には、このRAM内に複数の
連結タイマ用のタイマエリアを設ける。また、本実施例
では、更に、後述するメッセージ送信処理において、メ
ッセージを送信しようとする相手端末がどの事業者のサ
ービスに加入しているかに応じて、1回で送信できるデ
ータ量の明示や分割送信処理を正しく行えるようにする
ために、1回の送信で送信できる各事業者毎の最大デー
タ量を記憶するエリアが前記RAM内に設けられてい
る。また、プッシュホンから記号データを入力する際の
プッシュホンのキー操作が事業者毎に異なる場合は、そ
の対応表を記憶するエリアも前記RAM内に設ける。
【0145】図38は、本実施例におけるTELバンク
メモリ92のメモリ構成を示したものである。本実施例
におけるTELバンクメモリ92は、第1実施例におけ
るTELバンクメモリ54と同様に、複数のメモリバン
クを有し、電話番号情報を短縮No.及びページャーの
呼出番号であることを示すページャー識別情報を記憶し
ているが、ページャー識別情報は、その端末が加入する
ページングサービス事業者毎に異なるものとなってい
る。
【0146】本実施例の電子機器90におけるその他の
構成は第1実施例の電子機器21と同一であるので、同
一の構成部分に同一の符号を付し、その説明を省略す
る。また、本実施例の電子機器90の外観は、第1実施
例の電子機器21と同一であるので、図示も省略する。
【0147】次に、本実施例の電子機器90のメッセー
ジ送信装置としての動作を図33に示すフローチャート
を参照して説明する。先ず、最初に、メッセージを送信
すべき相手先の電話番号を選択する(ステップS13
1)。この選択処理は、TELバンクキー29を操作し
て“TELバンクモード”を設定し、その後、カーソル
キー36aまたは36bを操作してメッセージを送信す
べき相手先の電話番号を表示部61に表示させることに
より行う。所望の相手先の電話番号を表示部61に表示
させた後は、実行キー35を操作して、表示中の電話番
号を伝言メモリ53内の送信先データ記憶部53aに登
録する(ステップS132)。
【0148】送信用メッセージの作成は、次のステップ
S133で行う。このステップS133の送信用メッセ
ージ作成処理は、第1実施例において、図9及び図10
を参照して説明した処理と実質的に同一である。第1実
施例との相違点は、送信用メッセージの作成モードに入
るためのフリー伝言キー27の操作が、上記の様にし
て、相手先電話番号の登録処理が終了し、表示部61に
相手先電話番号が表示されているときに行われる点と、
送信用メッセージの作成モードにおいてマスク表示され
るエリアが、相違する点だけである。
【0149】ステップS133において、図9で説明し
たと同様の処理を行って、送信用メッセージの入力作成
処理が終了すると、ダイヤルキー39や終了キー37等
のキー操作を待機する。これらのキー操作に対応する処
理は、図11で説明したステップS45〜S56と同一
のものであるので、その詳細な説明は省略する。
【0150】以上の送信処理により、送信用メッセージ
の入力やメッセージの送信を行う際、メッセージを送信
しようとする相手端末がどの事業者のサービスに加入し
ているかに応じて、1回で送信できるデータ量の明示
や、分割送信処理を正しく行うことができる。
【0151】なお、前述した各実施例では、メッセージ
送信装置としてダイヤラ機能を備えた電子機器を使用し
たが、公衆通信回線2に接続されたプッシュホン3等の
電話機が通信ケーブル接続端子や通信用の光信号入力端
子を備えている場合には、通信ケーブル接続端子や通信
用の光信号出力端子を備えた電子機器であってもよい。
また、公衆通信回線2に接続されたプッシュホン3等の
電話機や携帯電話機4内に例示した電子機器と同様の送
信機能を設けることにより、本発明のメッセージ送信装
置として構成することもできる。
【0152】
【発明の効果】請求項1及び2記載の発明によれば、送
信側では、分割送信するメッセージを送信する度に、送
信先の電話番号のダイヤル操作を行う必要がなくなり、
メッセージを送信する際の操作性を改善することができ
る。また、送信側で分割送信するメッセージを逆順に送
信するといった手間を省略することができ、送信側の送
信処理を簡略化することができる。
【0153】請求項3記載の発明によれば、受信側で
は、連結コードにより正しい順番で記憶して表示するよ
うにしたため、着信毎の報知音が煩わしいという事態を
回避することができるとともに、メッセージ内容を容易
に把握することができる。
【0154】請求項4記載の発明によれば、送信側で
は、分割送信するメッセージを送信する度に、送信先の
電話番号のダイヤル操作を行う必要がなくなり、メッセ
ージを送信する際の操作性を改善することができる。ま
た、送信側で分割送信するメッセージを逆順に送信する
といった手間を省略することができ、送信側の送信処理
を簡略化することができる。また、送信側の識別情報を
付加することにより、受信側に分割送信メッセージを区
別させることができる。
【0155】請求項5記載の発明によれば、受信側で
は、連結コードにより正しい順番で記憶して表示するよ
うにしたため、着信毎の報知音が煩わしいという事態を
回避することができるとともに、メッセージ内容を容易
に把握することができる。
【0156】請求項6記載の発明によれば、一度送信し
たメッセージデータと同一の再度送信されたメッセージ
データを確実にキャンセルすることができる。
【0157】請求項7記載の発明によれば、送信用メッ
セージの入力やメッセージの送信を行う際、メッセージ
を送信しようとする送信先がどの通信システムに加入し
ているかに応じて、1回で送信できるデータ量の明示
や、分割送信処理を正しく行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】無線ページングシステムの概略構成図。
【図2】プッシュホンのキー操作とデータとの対応関係
の一例を示す図。
【図3】本発明を適用した第1実施例の電子機器の外観
図。
【図4】図3に示した第1実施例の電子機器のブロック
構成図。
【図5】図4の変換テーブル47に格納されている数字
文字変換マトリクス表を示す図。
【図6】図4の受信メッセージメモリ51のメモリ構成
を示す図。
【図7】図4のメッセージメモリ53のメモリ構成を示
す図。
【図8】図4のTELバンクメモリ54のメモリ構成を
示す図。
【図9】第1実施例の電子機器により実行される送信用
メッセージの入力処理のフローチャート。
【図10】図9の入力処理に伴う表示部61での表示遷
移状態の一例を示す図。
【図11】第1実施例の電子機器により実行される送信
処理のフローチャート。
【図12】図11の送信処理に伴う表示部61での表示
遷移状態の一例を示す図。
【図13】図11の送信処理に伴う表示部61での表示
遷移状態の一例を示す図。
【図14】図11の送信処理に伴う表示部61での表示
遷移状態の一例を示す図。
【図15】図1の無線基地局7〜9から送信される呼出
信号の構成を示す図。
【図16】分割送信された、文字データから成る各メッ
セージデータの構成を示す図。
【図17】第1実施例の電子機器により実行される着信
処理のフローチャート。
【図18】分割送信された、数値データから成る各メッ
セージデータの構成を示す図。
【図19】本発明を適用した第2実施例に基づく電子機
器のブロック構成図。
【図20】第2実施例の電子機器により実行される送信
者識別情報設定処理のフローチャート。
【図21】第2実施例の電子機器により実行される着信
処理のフローチャート。
【図22】分割送信された、文字データから成る各メッ
セージデータの構成を示す図。
【図23】分割送信された、数値データから成る各メッ
セージデータの構成を示す図。
【図24】図21に示した着信処理の変更例の要部を示
すフローチャート。
【図25】分割送信されるメッセージの送信パターンの
一例を示す図。
【図26】分割送信されるメッセージの送信パターンの
他の例を示す図。
【図27】本発明を適用した第3実施例に基づく電子機
器のブロック構成図。
【図28】図27の再送メッセージキャンセル用メモリ
82のメモリ構成を示す図。
【図29】第3実施例の電子機器により実行される着信
処理のフローチャート。
【図30】本発明の第4実施例に係わる無線ページング
システムの概略構成図。
【図31】本発明を適用した第4実施例に基づく電子機
器のブロック構成図。
【図32】図31のTELバンクメモリ92のメモリ構
成図を示す図。
【図33】第4実施例の電子機器により実行される送信
処理のフローチャート。
【符号の説明】
21、70、80、90 電子機器 27 フリー伝言キー 28 定型伝言キー 29、92 TELバンクキー 30 機能キー 31a〜31j 数字キー群 33 復帰キー 34 入力キー 35 実行キー 36a〜36d カーソルキー群 37 終了キー 38 液晶表示部 39 ダイヤルキー 41 アンテナ 42 受信回路 43 デコーダ 44 ID−ROM 45 キー入力部 46、71、81、91 CPU 47 変換テーブル 48 入力バッファ 51 受信メッセージメモリ 52 伝言バッファ 53 伝言メモリ 54 TELバンクメモリ 55 トーン変換部 56 スピーカ 57 報知信号発生部 58 スピーカ 59 変換バッファ 60 表示バッファ 61 表示部 82 再送メッセージキャンセル用メモリ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】メッセージデータを複数回に分けて送信す
    るメッセージデータの送信方法であって、 最初の送信では、前記メッセージデータの先頭部のデー
    タと続きのデータがあることを示す第1のコードとを送
    信し、 第2の送信では、送信済みデータに続くデータとこのデ
    ータが先に送信されたデータからの続きのデータである
    ことを示す第2のコードとを送信し、 第2の送信が最後の送信であれば、送信済みデータに続
    くデータ、第1のコード及び第2のコードを送信するこ
    とを特徴とするメッセージデータの送信方法。
  2. 【請求項2】所定の通信システムで許容されているデー
    タ送信量より多いメッセージを送信するメッセージデー
    タの送信方法において、 送信用メッセージを入力する際に、前記許容データ送信
    量を越える入力範囲を明示し、 この明示した入力範囲を越えて入力されるデータからな
    るメッセージデータを送信する際には、前記メッセージ
    データを複数に分け且つその各々に連結関係を示す連結
    情報を付加して送信するようにしたことを特徴とするメ
    ッセージデータの送信方法。
  3. 【請求項3】所定の通信システムを介して分割送信され
    るメッセージデータの受信方法であって、 分割送信されたメッセージデータを受信し、 この受信した各分割送信用メッセージデータに付加され
    ている連結情報に基づいて各メッセージを連結し、 この連結した受信メッセージを表示するようにしたこと
    を特徴とするメッセージデータの受信方法。
  4. 【請求項4】データを入力する入力手段と、 この入力手段により入力されたデータで構成される送信
    用メッセージを表示する表示手段と、 この表示手段に表示した送信用メッセージを送信する送
    信手段と、 を備えたメッセージデータ送信装置において、 前記入力手段から入力されるデータを前記表示手段に表
    示する際には、所定の通信システムで許容されているデ
    ータ送信量を越える入力範囲を明示するとともに、この
    許容データ送信量を越えるメッセージを分割して送信し
    た際には、その送信範囲を順次表示するように前記表示
    手段を制御する表示制御手段と、 前記メッセージデータを分割して送信する際には、各分
    割送信用メッセージデータに連結関係を示す連結情報を
    付加する情報付加手段と、 を具備したことを特徴とするメッセージデータ送信装
    置。
  5. 【請求項5】所定の通信システムを介して分割送信され
    るメッセージデータを受信するメッセージデータ受信装
    置であって、 分割送信されたメッセージデータを受信する受信手段
    と、 受信した各分割送信用メッセージデータに付加されてい
    る連結情報に基づいて各メッセージを連結する連結手段
    と、 この連結された受信メッセージを表示する表示手段と、 を具備したことを特徴とするメッセージデータ受信装
    置。
  6. 【請求項6】所定の通信システムから送信されるメッセ
    ージデータを受信するメッセージデータ受信装置におい
    て、 受信したメッセージデータを複数記憶する記憶手段と、 前記記憶手段に記憶したメッセージデータ毎に所定時間
    を計時する計時手段と、 前記計時手段による計時中のメッセージデータと同一の
    メッセージデータを受信した場合、この受信メッセージ
    データをキャンセルする制御手段と、 を具備したことを特徴とするメッセージデータ受信装
    置。
  7. 【請求項7】送信先によって異なる通信システム毎に許
    容されているデータ送信量より多いメッセージを送信す
    るメッセージデータの送信方法において、 送信用メッセージを入力する際に、前記送信先によって
    異なる通信システムに応じて許容データ送信量を越える
    入力範囲を明示し、 この明示した入力範囲を越えて入力されるデータからな
    るメッセージデータを送信する際には、前記メッセージ
    データを複数に分け且つその各々に連結関係を示す連結
    情報を付加して送信するようにしたことを特徴とするメ
    ッセージデータの送信方法。
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