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横浜・港南中央で学習や発達に特徴がある子どもを支援する塾 びすぽうく

”教室の”困った”を”わかった!”へ。子ども・保護者・学校の先生、みんなが元気になるために実践経験をもとにしたつぶやき

今週の「ちょっとひと工夫」。漢字と図形。

2024-07-04 14:46:52 | 発達や学習が心配
もう、とけちゃいそうな暑さです!🍨

きっと横浜だけでなく全国的にかしら?

そんな毎日ではありますが、子どもたちの学習は続いていくわけで・・・

1年生の配当漢字(この学年で学ぶ漢字というもので文科省が定めている)の中で

「年」や「先」など、画数が多くなってくると覚えにくい文字があります。

「山」や「川」を覚えるのは楽しかったのに・・・

時々ブログで書いていますが、ノートにびっしり同じ漢字を書き続けるのは、

もうナンセンス!

でも、覚えにくいときは工夫が必要ですね。



書き順、というのではなく、「部品」に分けて覚えるのが得意な子ども用にテープで漢字を作ってみました。

工作も好きなお子さんなのできっと楽しく取り組んでくれると思います。

1年生の漢字ですと、「車」をなぜか

「画」の上部分と「十」のように分解してしまうケースもあり、

縦線がつながっているという認識も大事です。

まあ、この「テープ作戦」は。あまり複雑な漢字には使えにくいので、

そのときは3色ぐらいの筆ペンでつながりとパーツが分かりやすいようにします。

       

図形の学習で使う、三角定規

最初は2年生のときに習う、「直角」から。

4年生では、「垂直な線」「平行な線」を引くことも学習内容です。

どうやって、動かすんだっけ・・・???

学校ではなんとなくできても、家で一人ではうまく思い出せないこともあります。

教科書のQRコードで読み取って動画コンテンツになっているものもありますが・・・。

先日100均ではない、文具店で見つけた定規。



直角のところが水色になっています。

さらによく見ると、同じ角度のところが同じ色になっています。



直角どうしが向き合うようにすると垂線や平行な線が引けます!


そして、4年生で初めて習う「角度」を測る道具。

分度器




右から角度を測るときと、左から図るときと混乱してしまうのを防ぐために

「色分け」してあります!


定規のちょっとした工夫。


学校で配られるものの中には、そんな工夫がないものもあり、

自分で用意したものが使えないとしたら、油性マジックで色を付けたり、

細い色テープ(これは、百均)をはってもいいかもしれないですね。

シールなら、覚えた後で外すこともできます。

・・・・みんながつけていないなら、「ずるい」と言われてしまうかな?

・・・・・ときどき聞く子どものつぶやきです。

先生に相談してどうしてもだめだったら、お家用に買っておいて宿題や

夏休み課題に使っても。

でも、こんな工夫がある定規を学校でそろえてくれていたところもありました。

全員がもっているなら「安心」ですね

それぞれ、定価でも200円しません。

また、定規は使っているうちに目盛りが摩耗(まもう)したり、

全体がくすんで見えずらくなったりしてしまうのでときどき買い替えも必要かもしれません。



            

もう一つ。

線を引く

目盛りをよむ

図形を描く


・・・といった算数の学習では、ふだん計算で満点をとる子どもでも

とたんに点数が下がる場合があります。

その理由の一つとして

「手先」の器用さの課題がある場合があります。

定規を押さえている手(だいたい利き手の逆)がずれてしまったり

角度の「頂点(とがったところ)」と分度器のクロスしている点が合わせにくい。

コンパスの支点(
針のところ)がずれてしまう。


「手先」は急には発達しにくいので、3~4年生で気づくことが多いのですが、

書字が整いにくいお子さんであれば1~2年生から少しずつ練習し始めるのもよいかもしれません。

また、3~4年生の算数の授業中に気づいた場合は、

定規に押さえるためのぽっちを消しゴムを切ってつけたり

滑り止めつきの定規に変えたりするなどの工夫があるとよいかもしれません。


もう一つ、「視知覚」の課題がある場合があります。

学校では遠視や視知覚の検査を行わないため、

「細かい目盛り」が見えないことを見落とされがちです。

「見えていな」ければ、正確な作図はできず、角度のよみとりや

3年生で学習する重さの「はかりの目盛り」を読むことに困難さがあります。


こうなると、「算数」の「評価」をなんらかの手立てなしにしてよいのか?という疑問がわきます。


よくプリントやドリルに「よく見て」と赤が入ることがありますが、

それより「目盛り」のところだけ【拡大プリント】があった方が子どもにとって自分でできた達成感がある気がします。


できない、わからない・・・が続けば、学習の意欲も落ちてしまいますものね。

道具や手立てが整えば、楽しくなる学習がたくさんあるような気がします



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教育相談・支援者への相談もしています。

お電話くださいね。






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今日で創立11年目です! 「結ぶ」がテーマ💛

2024-06-21 15:22:33 | 発達や学習が心配
気が付いたら・・・・今日は「創立記念日」でした!

もう11年になります。

ご縁を結んだ方は、生徒さん、保護者の方、学校の先生方、療育機関の方、

子育てサークルの方、幼稚園・保育園の先生方、不動産やさん、相談機関の方、カウンセラーさん・・・・

まだまだたくさん。

本当に11年前の「今日」がなければ「今」のびすぽうく(塾の名前です)もありません。

みなさんに感謝の気持ちでいっぱいです。

今日は、ご縁を「結ぶ」ということで、「結ぶ」がテーマです。

🎀 🎀 🎀 🎀 🎀 🎀 🎀 🎀 🎀 🎀

高学年になり、足のサイズが大きくなると

「ひもぐつのひもが結べない」

というお悩みをきくことがあります。

「ちょうちょ結び」の仕方、私も苦手でした



こんなマニュアルもつくってみました。

練習器も作りました。

そうしたら、あるとき、生徒さんが「もっと簡単な方法があるよ」と教えてくれました。



はじめにばってん。



次にわっかを二つ。



わっかをばってん。



くぐらせて、完成!

つまり、「ばってん」の結び方さえできれば、ほぼ練習なく、できてしまうというすご技!

・・・私も小さいときに知りたかった!

今では、「マニュアル通り」の方法が染みていて、このすご技は使っていませんが。


くつひもの他には、学校では掃除当番で「ゴミ袋をしばる」という場面があります。



学校のゴミ箱はだいたい45L。



「ばってん」2回。



細長く口を伸ばしてくるっと1回。

まちのゴミ置き場をみると、ばってん2回のタイプが多いような気がします。

大人がみんなできるということは、いったいいつこの「わざ」を身につけたのでしょう?

小学生のうちは、できる子に「やって。」と頼めばほぼ事足りるかと思いますが、

さすがに中学校では・・・・。


となるとできるだけ小学生のうちに身につけたい「結び方」です。


勉強というと「よみかきそろばん」的なものを思い浮かべますが、

「教科」にないものもたくさん、身につけながら成長する必要がありますね。

何も考えずにもう感覚的にできるように。

「ご縁」を結ぶのも、「ひもやごみぶくろ」を結ぶのも、ぱっとできるものではなく、

努力したり練習したりの「機会」を多くもつことや、

できるようになりたい(いろいろな人とつながりたい)、という意識をもつことが大切ですね。


・・・・また、自分に言い聞かせているような・・・


これからもよろしくお願いいたします。

素敵なご縁、たくさん結ばれますように!


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教育相談のみも行っています。お電話お待ちしています。













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ちょっともやもやしています・・・

2024-06-07 19:41:42 | 発達や学習が心配
創立11年目の月になりました!

教室や生活で少し困り感をもつお子さんの塾を開いています。

このところ、「書く」ということでいろいろ考えています。


なぜ「書く必要があるのか?」

もっというと、「なぜ板書を写す必要があるのか?」

1・2年生のうちは、書き込みプリントなどが配られ、板書をそっくりに写すことはあまりありません。

3年生ぐらいから少しずつ「授業の記録」として「ノート」にまとめることがでてきます。

教科書にもノートの書き方の例が一部分のっています。

4年生の理科の教科書  水の地面へのしみこみ方実験の記録




4年生の社会の教科書 浄水場の学習前のテーマへの課題



5年生の世界地理のまとめ



6年生の政治(三権分立)



6年生の理科 気体の性質



6年生の算数の教科書は、巻頭にノートの書き方の例がでています。



これだけ「ノート」が大切だと伝えられているのだと思います。



授業参観をすると、黒板を見ただけで授業の流れがぱっとわかるときと、

あまり書かれていないときと

たくさんあって一度目を離すとどこを写したかわからなくなるときと・・・。

先生の個性もあれば、生徒児童一人一人の受け止めもいろいろです。

「ノート」は成績(評価)の対象にもなります。

昔は、板書を一生懸命写していたかもしれませんが、

今は、書き込みプリントが用意されていたり、

書字に困難がある子どもは、タブレットで写真をとったり

・・とただ「書き写す」だけではなくなってきていると思います。

一生懸命先生の板書を写していても、後で読み返したら、「なんだかわからない」ような文字列だったり、

写真にはとったけど、「見直す」時間がなかったり・・・。

そうなってくると、成績以前に「ノートを書く意味ってなんなんだろう?」と思えてきます。


書くことに困難さがある理由はいろいろあるのですが、

なんとか書く困難さを軽減するために

書くトレーニングをするとしたら、「自分が読み返せる」ようなレベルの文字で

「書いていないときに」先生の話を聴けるぐらいの量

6時間目までにへとへとにならないような「省エネモード」で

日々、行う必要があると思います。


社会人になってしまえば、スマホでメモを作ったり、

電話を録音したり・・・と機器も使えます。

(でも、いったんは、頭の中に記憶して整理する必要がありますね)


聞きながら意味を考え自分のやるべき順番を組み立て必要な準備をして実行する

という「社会生活」や「仕事」が円滑にいくように

また、「忘れないように記録する」(見返せる)

ための「書く」なのですね。


書いて覚えるタイプの人と

聴いて覚えるタイプの人

それぞれ得意がありますが、人間はすべてのことを1回で覚えることは難しいので

なんらかの「記録」方法がとれる必要がありますね。

また、話して伝えるのが得意な人と

文章にして伝えるのが得意な人があると思います。

(プレゼン、は両方?)

どちらにしてもいったん、頭の中で整理する必要があるところは同じですね。


こう考えてくると「板書を写す」絶対的は必要はないと思いますが、

テストなど、クラス全員が一斉の口頭で答えるわけにはいかない場面もあり、

「書く」ということは機器を使うにしろ、避けて通るわけにはいかなそうです。


結局のところ、文字を覚えたころから少しずつその子どもに合った方法で

その子どもに合った「書く方法」を練習する必要がありそうです。

ちょうど3年生ぐらいが一般的な方法で書く練習をするのか

その子どもに合った量や方法で書く練習をするのかの分岐点なのかな・・・・


書き込みプリントは、大人になったらもらえません!

なんとかそれまでに自力でできる「書ける方法」を見つける必要がありそうです。

私も改めて一人一人のお子さんに合わせた「書く」支援方法を考えていこうと思います。💛


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書くだけでなく、少し困り感がありましたら、お電話くださいね。



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今週「安かった」?もの。コスパ

2024-05-31 13:49:28 | 発達や学習が心配
このところ気温も上がり、少しむしむしした日もある横浜です。

定規の目盛りが少し見えにくいお子さんがいたので、

百円均一ショップ(通称「百均」)に行ってきました。



この定規、よーーく見ると、1cmずつ互い違いに水色がぬってあります。

また数字も大きく、見やすい字体です。

もちろん、¥110。

次は、これ。



立体の勉強で使う積み木。

円柱や三角柱も入っています。

同じものが2つずつあるので片方で私が作り、同じものを作ってもらってもよいかもしれません。

これは、ちょっと高くて¥440。

それでもホームセンターでみかけた立体よりはお得かも。

次は、これ。



ぜんぜん教材ではありませんが、

このカーネーション、野菜などを売っているお店でなんと20本で税込み¥165!

くきがしっかりしていてまる10日間、咲き続けてくれました。

5年生の生徒さんに、1本あたりの値段を計算してもらいました。

165÷20=8.25(円)

あ!やっぱり「教材」でした。

百均は、円安のせいか、以前あったものがなくなってしまい、

若干「質」が落ちているものもありますが、

使ってみないと効果が分からないときは、お試しするのにもよいです。

そして、百均ごとに特徴があって、何店が回ると、それぞれにほしいものが見つかることもあります。

私は、子どものおもちゃコーナーもよく見ています。


*************************

五月晴れ(さつきばれ)



横浜金沢区の三井アウトレットモール。

このアーケードをくぐると



豪華なヨットがたくさん。

これに乗ってどこに行くのでしょうね・・・。



ちょっとうらやましい・・・

・・・そこで私もリッチな気分になるために





きらきらの宝石を買ってきました!

・・・もちろん、「百均」です。

数の学習で使います。



なんと、来週末は、もう6月です!

みなさまこの2か月でそろそろ新しい環境に慣れたころでしょうか?



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おたよりの「自動翻訳機能」・・・「ほんやく」って役に立つ!

2024-05-11 17:10:52 | 発達や学習が心配
5月の連休(4月からの方もいらっしゃったと思います)は、

ゆっくりお休みになれましたか?それとも?

・・・・いつもは、少しずつ「生活時間帯」がずれる家族がずっと同じ空間にいることで

連帯も生まれれば、逆に「合わせるのに」疲れてしまうこともあったかも?

連休明けにリズムがつかめず少し登校がしにくかったお子さんもいるかもしれませんね。


先日ネットのニュースで「横浜市がすべての学校で同じデジタル配信システムを導入」したという記事を見かけました。

今までは、学校によって違うシステムを使っていたため、きょうだいで違う連絡方法だったり

先生方は転勤のたびに新しいシステムの使い方を覚えなくてはいけなかったそうです。

記事によると(リンクが貼ってあります)

学校のおたよりがデジタル化され、保護者のスマホに配信される

欠席の連絡がスマホからできる

なのだそうです。

実際に試していないので詳細はわかりませんが、

のデジタル化により、

印刷の手間が省け、ペーパーレス化になった

多言語(13か国語。英語・中国語・韓国語・スペイン語・タガログ語・ネパール語など)に自動翻訳機能がついた


なのだそうです。

毎月月末になると、副校長先生がずーーーーーと学校だよりを印刷していたことを思い出しました。

(町内会にもくばるのです!)

町内会の分は、いまだに印刷かもしれませんが、あの時間・労力・すごい量の紙・・・。

省コストですね!

そして、横浜だけでなく、外国からいらした保護者の方は、さっぱり分からなかった「おたより」が

理解できるようになったことは、画期的です

5月の遠足シーズになると、遠足の持ち物を伝えるのにイラストを描いていたことを思い出します。

でも、「水筒」と伝えたら、水筒に「コーラ」が入っていたのですが

文化の違いもありますね~。


「翻訳(ほんやく)」って、

例えば日本語を単に英語に変換する、というだけでなく、

「日本での解釈」もセットになることが必要かな、と思います。

同じ「水筒」でも頭に浮かぶイメージはその人の暮らした「文化」によりますものね。


勉強を子どもに教えるときも、同じことば・同じ教科書を使っていても

子どもによって頭の中で起こっていることがいろいろ。

生活面でも

「早くしましょう。」と言う言葉一つでも

「5分後」が早い、と感じる子もいれば、

「ほんの数秒」でないと早い、と感じない子もいると思います。


「早くしましょう」より「砂時計が落ちるまで」のような具体的なものが「共通理解」になりやすいのでは。

学校だけでなく、家の中でも家族によって同じことばの理解が微妙に違うかもしれませんね。

「翻訳」は、ただ、ことばを変換するだけでなく、「意味理解」もセットになってはじめて

活かされるのでは、と思います。

おうちの中で「核」になる方が家族間の「プロンプター」になることで齟齬(そご)が解消に向かうかもしれませんが、

この「核」になる役割の人は、けっこう疲れそうです

連休・・・・きっと終わってほっとされたことと思います。

お疲れ様です





リコーダーの「楽譜」です。

ドレミをふるだけでなく、♪の長さと指づかい(慣れたら、自分で記入する)も入れてみました。

*写真は記入前のものです。

これも「翻訳」かな~☆





指先の練習のため、母の日工作をしてみました。

紙コップに糸をまくために、両手をうまく協応させる必要があります。

すきまなく巻くのって意外と難しいし、集中力もいります!

利き手の反対を鍛えると、だんだん字形が整ってきます。


「翻訳」は相手の状況を考えて行う必要があり、

「1回で完結」にはならないことが多いかな~。

私の感想です・💛



個別学習塾びすぽうくのホームページへ(線のところをクリックしてください)

お子さんの成長で気になることがあったら、お電話くださいね。

相談のみも行っています。










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