ひびレビ

仮面ライダー555　第38話

　草加が巧を襲ったことは木場から真理や啓太郎にも伝わり、草加と２人の溝は深まるばかり。
　一方で巧を助けた冴子は、巧の芯の強さから彼をラッキークローバーに引き入れるのは難しいのではと考えるように。加えて近頃多発している事件の影にスマートブレインの社員が絡んでいることを突き止められた村上社長が取った選択は・・・

感想
　さて今回は木場ファイズVS草加カイザの続きからスタート。視界ゼロの戦いは決着がつくことなく終わりましたが、その一部始終はきっちり木場さんから真理と啓太郎に報告された模様。木場さんももう、草加が襲ったのには何か理由があるんじゃないかとか、考えなくなったんでしょうね。
　襲ったことは事実であるために否定も出来ず、信頼を失っていく草加。真理の発言に思わず激昂しひっぱたいたかと思えば、事情を説明する際に彼女の顔に優しく触れようとしたりと、草加も精神的に不安定なのかなーと。しかし真理の拒絶っぷりが凄いですね・・・まぁ直前にひっぱたかれた男から、さも彼氏のように顔に触られたらゾワッとするでしょうけど（汗。

　一方のラッキークローバー。久々に登場してダーツが出来ない苛立ちを、琢磨くんにぶつける北崎。物言わず消えていくダーツよりかは、反応してくれる・すぐに消えない良い遊び相手（一方的）なんでしょうね・・・
　冴子が余計なことを言ったがために、再び誰が一番最初に木場を倒せるかのゲームが再開すると同時に、警察に居場所を尋ねられたオルフェノクの始末が依頼されることに。

　その警察に居場所を尋ねられた、会社案内に載っていたオルフェノクですが、三原デルタを圧倒したかと思えば、巧デルタにあっさり敗北。ここら辺は経験の違いが出たといったところでしょうか。
　冷静さを失くしてそのまま木場からファイズギアを奪おうとするも、これまたスマートな戦いを見せた木場ファイズに敗北し、灰に。強いんだか弱いんだか、単に三原が覚悟は決まったもののまだ弱いんだか・・・しかし、巧デルタとはこれまた珍しいものが見られましたね。まぁ戦法はいつも通りの接近戦でしたが、その分「巧が変身して戦っている」感じが強かったです。動きだけで、余裕のある北崎デルタとも、がむしゃらな三原デルタとも違う感じを醸し出すのはさすがですね・・・
　三原は巧に助けられたものの、まだ出会って間もない彼を信用しきれていない様子。一方で里奈は何度も巧に助けられたことから、彼は普通のオルフェノクとは違うと信じ、傷ついた彼を介抱していました。助けられたから助ける、ではなく、付き合いの長さによって行動が違うのが面白いですね。

　そして遂に前線に出てきた村上社長＝ローズオルフェノクVS巧＝ウルフオルフェノクと、北崎＝ドラゴンオルフェノクVS木場ファイズが別々の場所で繰り広げられることに。
　ローズオルフェノクは薔薇を用いつつ巧を圧倒し、ドラゴンオルフェノクはファイズアクセルのスピードに脱皮？することで対応。それまでの重武装型から一転した軽装型で瞬く間にファイズアクセルの制限時間を耐えきるどころか圧倒して見せました。これまで出番は多くないものの要所要所で活躍してきたファイズアクセルが手も足も出ない相手にどう立ち向かうのか・・・

　更に真理の記憶にドラゴンオルフェノクの姿がよぎるように。同窓会を襲ったのはドラゴンオルフェノク、巧はたまたま居合わせただけで、真理たちを救おうとしていたんですかね？

　そろそろ謎が明らかになりそうなところで、次回はブラスターフォーム登場！そういえば今回の村上社長、てっきり訪ねてきた警察を始末するのかと思いましたが、始末するのは無能な社員＝オルフェノクの方だったのは意外でした。まぁ警察を消したら騒ぎになりそうですし、それよりかは後々追及されないように社員を始末した方が騒動は小さくて済みそうですしね・・・でも、なら何でパンフレットに載ってるんですかね・・・オルフェノクになる前なのか、はたまたうっかりミスなのか。広報担当も知らないうちに消されてそう・・・