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きっと、いいことあるよね!

母(sake)と息子(keke)の日々の記録。
お出かけ写真と料理など。

四つ話のクローバー

2012-09-30 | 読んだ本
先週図書館で「四つ話のクローバー(水野敬也さん著)」と言う本を借りた。
小説の部類は借りる事はあまり無いのだけど、返却棚から手に取ってパラパラ見るとすぐに読めそうだったので、借りてみた。

そして家に帰って読んだら、不覚にも涙がポロポロこぼれて泣いてしまった。
してやられた。

私は映画や本で「感動して泣く」のがキライだった。
泣いてしまうと「負けた」と思ってしまう。
変な所にプライドがあるのである。

私は自己中心的な人間なので、泣く時は「何か言われて悔しくて後で泣く」のがほとんどを占め、まれに「自分が可哀想」で泣く事もある。
そんな人間が、他人の事で、百歩譲ってドキュメントならまだしも人の作った創作話で、涙を流してしまうと言うのが許せない。「不覚」以外の何者でもない。
しかも人間ではない、熊の話なのに。

しかし、感動できる本でした。
泣かされるのがイヤで最後の話は二度と読まなかったけど。
自分的には3番目のユウレイの話が一番好きで、これはもう一度読み直しました。

小説は苦手です。
本を読んで泣いたのは、生まれてから今まで1回あったか無かったかぐらいだと思います。

すみれさん(仮名)パワー

2012-09-29 | 日記
今日はお友達のすみれさん(仮名)とハイキングをする約束の日である。

私は自分で誘っておきながら、その日がだんだん迫るにつれ怖気づき、「こんな暑い時期に歩くだなんて汗だくだくでとても耐えられないかも。靴も穴が開いているし。」と思い、すみれさんに「まだ暑いかもしれませんね。それよりもすみれさんのお近くでショッピングでも」みたいな内容のメールを送るのであるが、すみれさんからは「いいえ、この機会を逃したらいつになるか分かりません、sakeさん、ぜひ案内してください」みたいな返事が届くのであった。

そして予定通り某駅で待ち合わせ、さっそくその場所に向うのであるが、どうしたことだろう。
陽気も上手い具合に曇り、電車は乗り換えのたびにすぐに到着し続け、あっと言う間に目的地。
暑からず寒からずの、ちょっと歩くと汗ばんで来ると言うちょうど良いあんばい。

他にもたまたまタイミング良く催しごとに巡り合ったり、見晴らしのいい所で急に天気が晴れてきたりして、私とすみれさんは「ついてる!」「ついてますね!」と言いながら歩くのであった。

ちょっと残念だったのが、万歩計を忘れてきた事ぐらい。

すみれさんは「たまたま10年前の日記があったのよ」と言う話をして、「今は覚えていないけれど、当時は更年期の真っ只中にいたみたい」と言う。
そしてその頃の年齢を訊くと、今の私の年齢辺りだと言うので、まさに今の私は更年期なのだろうか。

しかし、自分自身はその自覚が余りなく、たぶんこれからいよいよそう言う時を出迎えるのだろうと言う恐れと覚悟、そして興味。それはある意味「初めての出産」と似ているような気がする。
いろいろ知っておきたいし、怖いし、でも必ずここを避けて通れないと言う覚悟である。
そして、1人なのはちょっと心細くもあった。

銀行や美容院で置いてある雑誌を読むのが楽しみの一つではあるけれど、30代女性対象と40代女性対象のものでは明らかに違いがあって、30代だと家族ありき、ファッションがファミリー向けになっているのに対して、40代になるとだんだんそれが個人対象になってくるような気がする。
いずれにせよ、「ひとり」に向き合って行く時期は誰にでもあるのかもしれない。ひとりで充分に楽しめるようになってから、そこを確立してから、誰かと分かち合う。
それが30代と40代の決定的違いではないのかなぁなんて思うのだが。

そして私とすみれさんは、思ったより早く駅に戻ってきたので、「それでは地元を少し案内しましょう」と私は言った。
地元の商店街を歩いていると、この日に限って出店みたいなものが幾つか並んでいた。

そこをブラブラ歩きながら、私は「げ。」と内心思ったのは、前の会社の社長がそこでフラフラしていたからである。
「これは目が合ったら挨拶しない訳にはいかない」と思って、通り過ぎる瞬間、常に凝視していたが、どうやら相手はよそに気を取られて気がつかない。わざわざ背中を叩いて「こんにちは」と言う間柄でもないような気がして、奥ゆかしい私はそこを通り過ぎた。

そしてまたしばらく歩くと知っている会社の名前が書いてあった。どうやらここで何かしているらしい。
私はこの時も知っている人がおり凝視していたが、やはりそこの知っている人は背中を向けてて気がつかなかったので、わざわざ背中を叩くほどの関係でもないやと思い、通り過ぎた。

そんな感じだったので、そのうちホントに誰か出てくるかも・・とドキドキしながら歩いていたのだがそこまでで、区切りがいい所で、「それでは帰りはこちらを歩きましょう」と勝手に道を変えて帰るのであった。

そしてすみれさんをホームまで見送った。
すみれさんは「また今度お会いしましょう」と電車に乗った。

そして私は自分の電車に乗ることにした。
電車が到着しているので、急いで階段を駆け下りた。
これは乗れる!絶対に間に合うはず!

が、私の目と鼻の先で電車のドアはパシャッと閉まり、そのまま通り過ぎていった。

ハンセイ会

2012-09-28 | 今の会社
翌日、北澤のお父さんから電話があり、「sakeさんに頼みがある」と言う。何でしょうか?と言うと「昨日来てくれた人達にお礼のFAXを流したいから、こんな内容で文面を作ってほしい。お宅の社長と俺の名前で。」と言う。
「で、こう言う物はな、時間が経つと間が抜けて見えるから、急いで作って送ってほしい」と言って電話は切れた。

こんな毎日ブログを書いている自分だけど、拝啓で始まるかしこまった文章は超苦手。。。(+o+)
だから、案内状とかはこの4~5年毎回同じ文章で出しているぐらいなのに。。。
それでもしょうがないから、ネットで検索してあちこちの文章を切り貼りして作ることにした。(だから毎回私の文章は不自然なのである。)

しばらくするとまた北澤さんから電話があり「すみません。私日本語苦手で、まだ作っている最中なんです。」と言うと、「それはいいから。」と言われ、「あと反省会もしよう」と言う。

「ハンセイ会ですか?」
「そう、反省会だ」と北澤さんは言い、だから「sakeさん、資料を集めてくれ」と言い、「昨日の写真をアルバムにして、それから誰が来たかを分かるように一覧にしてほしい。写真はnanu君が撮っていたからアルバムはnanu君に作ってもらえばいいから。」(と言われたところで、お前がやれって言われるだけだ。)

「それから賞状は俺の名前になってたけど社長と連名の方がいいな。」と言い、「次からはそうしてくれ。」と言う。

私ははいはいと言いながら「賞状だってAさんに見てもらってから印刷屋に出したのになぁ」と思いながらアルバムを作ろうとすると、中身ばかりでアルバムの表紙がどこにも無い。
(最後に使った人が、これで切れてますと言ってくれないから補充してない。)

そう言えば昨日終わってからnanuさんがカメラを見せながら、「お前の撮ったのとこれを一緒に保存しておいて」と言うので

sake「私が撮ってたのは講師の先生に自分の講演する姿を撮ってくれって言われたのを撮っていただけです。」
nanu「それじゃ写真は無いのか?」
sake「あれは先生のカメラですからありません。」

と言う全然かみ合わない会話をしたけど、あれはそう言うことだったのか。。。。

なんて思いながら、写真をプリントアウトしていて、は?と私は思った。
「賞状は北澤さんの名前で作ったのに、どうしてうちの社長が表彰状を渡しているのだろう?」

あ。。。

私は会社に急いで表彰状を取りに戻って、取って来た後包みのままnanuさんに「これが賞状です」と渡したのだ。
その後誰も中身をほとんど見ないで、表彰台に上った社長に賞状を手渡したのではないか。

社長は賞状の文面を長々と読み上げ、「・・・であることを之に賞します。」と言いながら、「あ、これオレの名前じゃない。」

・・てな事になったのだろうか。。。。
(その時私は、課長が「中はムンムンして暑いし前の方の席しか空いてないよ」と言うので、会場の外で二人でお茶を飲みながら外の景色を眺めていたのである。)


ぶぶっ。

この頭の中の光景は私の笑いのツボにヒットしてしまい、私はこれを想像しては何度も1人で笑えることができた。
「ここは笑う場面ではない、これこそまさにハンセイすべきこと。。」と思いながらも、もう一度写真を見て、賞状を受け取る人のハハァーと深々と頭を下げる写真を見たりすると、またもやブブッと笑ってしまうのであった。
(こんな事だったら、会場内に入っていればよかった。)

いやいや、次回からは二度とこんなことが起きないようにしなくては。。。

某集会の日

2012-09-28 | 今の会社
今日は会社主催の年に一度の某集会の日。

Aさんは「検査で休むんだよ。」と言うので心配だった。
いつもこう言うイベントを仕切るのはAさんだったから。

すぐに持っていけるように荷物だけでも揃えようと思っているが、社長から「この図面をこの8社に送ってくれ」と言われたり、メールをあけるとこの日に限って幾つものメールが社長に届き、それらをプリントして社長に渡したりしていると「金をおろしてきてくれ」と言うので、車を出した。
そしてお金をおろした帰りに「今日は作業着屋さんが来るはずだったんだっけ!」と思いだした。

と言うのは昨日作業着を全員分注文したのだけど、同じシャツが今は生産されてないそうで、私は「似たようなのをテキトウに見繕って早く作っちゃってください。」と言ったのだけど、お店の店長は最近変わったばかりなので「見本を幾つか持っていくので1度見て選んでほしい」と言うのである。

そんなこともありつつ、その間にもいろんな電話があったりして、某集会の荷物は全く揃えられないまま11時になろうとしていると、nanuさんが現れ、さぁ荷物を車に入れなきゃ、と言う。

「私も某集会のお手伝いに行った方がいいですか?」
「今までどうしてたんだっけ?」
「今までは一度も行った事がありません。いつも留守番でしたから。」
「それならそれでいいんじゃないの。」
「そうですか、それなら何か必要なものがあったらTELください。持って行きますから。」

nanuさんは「あ、そうだ」と言って、「あの会場って中でジュースを飲んでいいんだっけ?それだけ電話で聞いて連絡くれ。」と言うので、「ジュースなんて頼んでましたっけ?」と言うと、「Aさんが頼んでるんじゃないの?」と言って出て行った。

そしてしばらくして電話が鳴り、「一つだけ忘れてた」とnanuさんが言うので、「なんですか?」と言うと、「○○主催○○○会」って言うのを紙でいいから作ってくれ、それが無いとカッコつかないから、と言うので、「え?え?え?@@どんな風に?今からですか?」と言うと、「A2の紙何枚かをつなぐ感じで○○主催○○○会みたいにでっかく書いたやつを作ってくれ。」と言うので、「え?え?たった今から?どうしましょう?手書きじゃなくて印刷ですよね?」と頭グルグルしていると、「A2の紙4枚を横に並べた大きさで書いてくれればいいから。」と電話は切れた。

パソコンで作っている間にも社長が「このカメラの中の写真にして」とか「お昼買ってきたからお茶頂戴」とか言われながらも、この状況を説明することもできず(それが分かったら怒られるから。。)、やっと出来上がってから失礼した。
あと開場まで30分ではないですか。。。

そして会場に着くも、誰もおらずnanuさんに電話すると「今からそっちに行く」と言うので、どうしたことかと思っていたら、M原さんと山ほどジュースを買って両手一杯でやってきた。
そしてだんだん集まり、壁にポスターを貼ったりして、司会のA島さんも来たりして、私はハッと気がついたことがあった。

「nanuさん・・・表彰状持ってきてないのでは。。。」
表彰するのに賞状がなければ・・・あぁ今気がついてよかった。あれは最後だから今から取りに行けば間に合います、取ってきます~><と私はまた会社に戻っていった。

そして戻ってみると、課長が受付をしていて「始まってるよ」と言う。
そして、私の不安をよそにつつがなく終わった。

来年はこの某会の準備チェックリストを作っておこう。

N浦さんのおみやげ

2012-09-27 | 車の練習
車検から上がってきたモコに乗ってみた。

雨上がり、涼しいので窓を開けて走ろうとすると、開かない。
右の後ろの窓がどうしても開かないのである。
「車検から戻ってきたのに窓が開かないとは、どういうことだろう?」と早速電話をしてみると、「その窓は動きが悪いので、今部品を発注している所です。開いたまま閉まらなくなると困るので、今は開かないようにしているんですよ。26日には届きます。」と言う話。

その26日。

めったに鳴らない携帯のベルが鳴り、いよいよ早速届いたか!待ってました、と電話に出ると、日産のニイちゃん(私の担当のN浦さん)の懐かしい声。

「sakeさん、この度はご迷惑をおかけして申し訳ありません。」
「いえいえ仕方がないことですから。」

N浦さんはすみません、すみませんと謝り、「前にお話ししていた結婚式を海外で挙げていたのです。それで休みを取っていたのです。」と言うので、「車検の時に聞きました。私も知らなかったとは言え、N浦さんが居ない時に車検をしてしまってすみません。」

いつもは何かあるたびに早速N浦さんから電話が来て(点検とか)約束するのに、車検の時に限って電話が来ず、私が予約を入れた時も奥歯に物がはさまったような感じだったのは、それだったのだ、しかし「結婚式があるから他の日にしてください」とは言えなかったのだろう。。。(と、想像した。)

「それで、sakeさんいつ来られますか?」と言うので、「仕事の後だと遅くなるし、土曜は用事があるので日曜になってもいいですか?」と言うと、「ぜひボクの居る日にしてください。」と言う。
「sakeさんにお土産を買ってきたんです。」と言うことである。

まぁうれしい!と私は素直に喜び、とても楽しみにした。
そして、ニイちゃんのために何かしてあげたい、と心から思った。

ハワイのお土産もうれしいが、それ以上にうれしかったのは、出勤した朝一番に電話をくれたことだった。
彼は職場に居る時間に電話をすることは今までなかったのに、モコを心配してくれて真っ先に掛けてくれたのだろう。

元々はエンジニアの方だったと言うが、営業に抜擢されたのが本当によく分かる。
ちょっと不器用でやぼったいぐらいの所がある見た目は営業向きではないのに、ハートがあるのである。

そもそも私がこの人から車を買ったのも、「モコを試しに乗ってみたいからレンタカー貸して。」と言ってみたら、本当に丸一日貸してくれたんだっけ。
そんなことされたら、他の車を買えないよね。
(今から思い出すと、図々しい女。。。)

それから初めてのモコにつけられた傷・・・あの時はお助けスーパーマンのようだったっけ。

そう思い出すと、こんな私が何かささやかでもお祝いをしたいと言う気持ちになるのだった。

車検からあがったピカピカのモコを見た時に、納車した日を思い出した。
私はカメラを差し出して、N浦さんに「モコと写真を撮ってください」と言ったんだっけ。

こんな事でも人との出会い、触れ合い。
職場でもお役にたっていること。
全てがうれしい。

そうそう、今ではまだ気づいてもらえないけど、きっとkekeもこんな風に思える日が来るんだろう。
何たって、私と似ているんだから。

母もこんな風に私のことを思っていたんだろう。

お仕事の一日

2012-09-25 | 今の会社
今日はずっと忙しかった。

朝、事務所の鍵を開けている時から電話が鳴っているのが分かり、慌てて折り返して掛けるとお客さんからの電話だった。

その前に(これは私自身の問題なのだが)この日は朝ハミガキする時間がなくて、着いてからトイレでこっそりみがこうと、トイレの洗面所に旅行用のハミガキセットを置いてあるので、慌てて磨こうとしている間にも電話が鳴り、ろくにゆすぎもしないまま、電話に出ると秀クンが「机の上にある図面をオレのスマホに送ってほしい」と言う内容で、それじゃそっちを先に送ろうと思っているうちにも、Aさんから某会の式次第をここを書き加えて司会の人と役員に送ってほしいとか、送ったら送ったで役員の北澤のお父さんから「ここが違うから直して」と言われ、社長から電話が来て「あそこの客はこれからは俺じゃなくて課長が担当だから、これからはそっちに電話してよ」とか言われて、式次第を送りなおしているうちに口の中の歯磨き粉はどこかに行ってしまった。

社長も帰ってきたら今度は、どこそこの図面を製本をしてくれと言い出し、しょうがないから1枚1枚プリントアウトしているうちに、「今日の地祭りの玉串はちゃんと12人分あるのか?」と言うので神社に電話するも「もう神主さんは出てしまった」そうで、その通りに答えたら「バカ、お前はガキの使いか。」と言われるも、それじゃどうすることが正解なんだろう?途中で買えばいいじゃん、と思いながらスルー。

今日はそんな事に関わってられないんです。
私は午前中に打たなければならない見積、それから、銀行に振込みに行かなくてはいけないのです。

地祭りも始まった辺りで見積も打ち終わり、誰からも電話も来なくなり、さて銀行に行こうかしら、でも昼休み終わってからの方がすいてるよね?と思った辺りで、課長がやってきて、「sakeさん、これを製本に出してほしいんだよ。」と言いながら書類を3冊出してきて、「これは印紙とここにハンコ、これはここにハンコだけ、そしてこれは・・」と説明をゆっくり始め、「それじゃ戻るねー」と戻って行った。

私は製本屋さんに電話をして「いつごろ取りに来ますか?」と尋ねると「2時には着けると思いますよ」と言うので、先に銀行に行くか、後にするか迷ったけれど、万が一帰れなくて留守だと製本屋さんに申し訳ないから、待つことにした。
「これ、遅くなったら銀行は最悪明日だな。。」と思うも、製本屋の彼は余裕見てくれるタイプで、1時45分に来てくれたので、それだったら間に合うわと慌てて銀行に行った。

そして必要な手続きの書類を窓口に出し、「それでは」と置いてある雑誌を(あちこち銀行に行くけど、ここの雑誌が一番豊富で楽しみ)読んでいると、うちの会社の名前が呼ばれるので、「ハイ」と返事をして窓口に行くと、「会社からオデンワです」と目の前に受話器と電話機をドデン!と置かれ、言われるままに受話器を耳元に当てると、「鍵が無いから入れないんだけど。」と言う社長の声である。

ハァ???

どうして私がここに居るのが分かったの?
って言うか、なぜ携帯じゃなくて銀行の電話なの?

この待合状況で、窓口の真ん中に呼び出され、ドデンと電話機を置かれ、「鍵が無いから入れない」と言う内容に、頭がパッと白くなり、「え?え?え?@@」と3回尋ねると「だから、あとどのぐらいで帰ってくるのよ!」と言う社長の声にパニックのまま「え?あと?現金だけならすぐですけど、前払い金が、前払い金が・・えぇ・・」と言いながら「あと20分ぐらいで何とか」と言うと、「えぇーそんなに待つのぉ」と言うので、「帰ります、いますぐ帰ります」と言って、電話を切り、銀行のお姉さんを見ると、「早くお帰りください、こちらは大丈夫ですから」と言う目をしてくれた。

そして帰ると、社長とAさんが建物の横で立っていた。
(ほなアホな。。。)

その後も銀行に戻ったり、まだ3時までに間に合うのでもう1軒別の銀行でお金をおろしたり、製本する図面が違っていて送り直してもらったり、このテンションのまま後半も続いた。

今日はこの後お客さんと飲みがあるそうで、社長とAさんは出て行った。
nanuさんはそれを聞くと「もう誰も来ないだろう、俺は材料屋に寄って帰る」と言い、その後で戻ってきた秀クンも「まだ体が慣れてないよ、毎朝5時半出なんだから。もうこれで帰るね」と言って帰って行った。

私は製本に出す図面を揃えた。


でも、このぐらい忙しいのは私の性に合う。
私は内心、喜んだ。

トイレに入ると、歯ブラシがまだ転がっていた。

kekeとカラオケ(2回目)

2012-09-24 | 歌謡曲・カラオケ
数日前に会社のFAXで「けん」と言うお店の「期間限定!チキンステーキ又はハンバーグのセット680円(ライス・サラダ・スープ・デザート・カレー・綿あめ食べ放題!)」と言うチラシが送られてきて、私はそれを後生大事に家に持って帰り、kekeに「これに行きたい行きたい」と騒いだが「一人で行ってくれば」と冷たい視線を浴びるだけであった。

kekeは「外食は緊張して食べられない」と、「そんな所で母親と二人で食べている所を知り合いに見られたくない」と言う大きな理由を二つ持っており、私はそれでも680円で食べ放題だよ、行きたい行きたいと言ったけれど、やはりダメであった。

そして昨日も墓参りに行こうと言ったけど、えぇーと言い、休みの日ぐらい休ませてくれと言うので、またもや無理か。。と諦めた辺りで、「あぁこの割引券も使わないと今月中なんだよね」と言いながらカラオケボックスの「ソフトドリンク又はアイスクリームの無料券」をながめていると、「もったいないから使おう」とkekeが言う。

「それじゃ一緒にカラオケに行くのか?」と言うとウンと言い、「それじゃついでに墓参りも行かないか?」と尋ねると、ついでだから、と言う。

そして晴天の霹靂のように墓参りをサッサと済ませ、kekeとカラオケに行った。
もちろん、場所は知り合いに会わないように家から離れた店にした。

kekeもヒトカラに出かけているそうである。
私は主にダムが多いと言うと、kekeはクロッソのようである。
「ダムの精密採点は難しい」とkekeは言う。
「あそこは頼むと水を持ってきてくれるって友達から聞いて初めて知った」と言うと、kekeは「知ってた」と言い、「前にお水お持ちしましょうか」と言われたことがあると言う。

「でも、(持ってくるのが)歌ってる途中だと気まずい。」
「あと、10分前コールでランキングバトルの時に歌が中断されるのが面倒」と言うとkekeは「(自分は)時計を見計らって、そのタイミングでちょうど伴奏が長い曲を入れるようにしている」と言うので、「え!それはすごいね、さすがだね」と私は言った。

二人でオレンジフロートを頼んで、カラオケの部屋番号をもらって歩きながらチラチラ部屋を見て「結構1人で歌っている人が多いね、たまたまトイレに行ってるのかしら。」と言うと、kekeは「最近はそれが主流だ」と言う。

そして私らも歌うことにしたが、残念ながらやろうとしてたランキングバトルはそこにはなく、精密採点Ⅱをすることにした。
変わりばんこに歌いながら、kekeも私とそっくりなことに気がついた。
何がそっくりかと言うと、歌の聴き方とかデンモクのいじり方、曲の選び方がそっくりだったのだ。
kekeの最高が84点で、私は83点だった。


kekeは「もう疲れた」と言い、ここまで来たんだからスーパーで一緒に惣菜を見ようと誘ったけど、車で待ってると言う。
「それじゃ先に家に帰ろう」と言うことになった。

「そんなに疲れた?」と言うと「人と一緒に歌うと疲れる」と言う。
「そうだよね、気をつかうものね」と私は言った。
そして、そう言う所もそっくりだと思った。

自分も若い頃は生き難かったなぁと思い出した。
友達の言われるままに右を向き、左を向き、そうすることが【友情】だと信じていた頃。
それが友達にとって最も良かれと思ってしていることなのだが、実は相手にはあまり感謝されていないと言う一人相撲。
そして考え始めるととても疲れること。

それからいろんな事(出産、離婚、倒産そのほかetc)があって、私はたくましくなり、1人相撲を心ひそかに個性と受け止め、1人でいることも友達と大勢居ることと等しいぐらいの価値があること、友達が多いほど良いと言い張る人は大方自分の意見をビシバシ人に言える事ができるからなのだと悟った。
kekeもいつかこうして神経が太く育ってくれると良いなぁと思う。


途中、道が渋滞した。
いつもだったら渋滞しない道だけど、来る時も既に逆側は渋滞していたのだ。

「あぁ、違う道にすれば良かった。いつもだったら早い方を選んだのに。来る時分かってたのに。」
「何いい人ぶってるの?」
「あはは、いい人ぶってるって言うか、【わざとこっちを選んだんじゃないんだよ】のアプローチ。」
「アプローチじゃなくて、アピールじゃないの?」
「あぁそうそう、アピールアピール、間違えちゃった。」

と私は言い、アハハハと笑った。

「kekeはルナシーは歌うのに、グレイは聴かないの?」と言うと「さっき歌ったのは、ラルクアンドシェルだよ」と言うので、「あららら、ルナシーもラルクアンドシェルもジャンヌダルクも私には違いが分からないよ」と言い、またアハハと笑った。

kekeは私が好きな歌を何だと思ったんだろう。
私が歌った歌も違いが分からないかもしれない。

父のマッサージ

2012-09-23 | 父の記録と母の思い出
その後父の病院に向うと、昼食、今日はまた箸で自分でご飯を食べていた。

先週はお茶碗も持てず、もうこれからは食べさせなければダメか。。と思っていたが、また自分で食べることを思い出したのだ。
そして、ある程度までパクパク食べると、茶碗と箸を持ったまま(茶碗を「置こう」と言う気持が無い)固まっている。
茶碗を取ってスプーンであげると、まだ食べる。

歯に挟まったものが気になるようで取ろうとする。
ある程度腹が満たされるともう食事には関心がなくなり、体をあちこちさすり始める。
エプロンの上から横腹をさすり、足をさする。
そしてある箇所を丹念にさすり始める。エプロンの上からだけれども場所的にキン○マだろうと思われる。

私はこれがとても恥かしく、看護婦さんもいるし、認知症とは言えまだ意識がしっかりしてるバアさんもいるので、本当に止めてほしいと思い、その度にスプーンを持たせてみたり、手を握ってみたり(まるで三歳児のよう)に気をそらそうとするのだけど、どうしても手はキン○マに戻ってしまって、恥ずかしいので家に帰ったりするのだけど、今日はしみじみ「これも生きている間にしかできないことなのだなァ」と思った。

そして私は止めることなく、さすりたいだけさすらせる事にした。
そう言う快感(?)も生きている今だからこそ味わえるのだろう。
もう私のように車の運転もできず、飛んだり跳ねたり、食事の料理もほとんど見えない父が唯一したいことがそれなら、それで良いではないか。。。。

と思ったら、手はキン○マから移動し、今度は足の付け根をさすり始めた。
これはもしかしたら、自らマッサージをすることによって、自分で自分の体の防衛機能を高めているのかもしれない、と考え始めた。

看護婦さんが「娘さんが来てますよ、ご存知ですか?」と耳元で言うと「知ってるよ」と言う。
でも、たぶん分かってない。
おそらくもう「娘」と言う概念がないだろう。

それでも箸を持たせると食べ、体をあちこちさすりながら体の機能を回復させているかのような父。
ここに生命力を見る気がする。

モコがピカピカ

2012-09-22 | 車の練習
とうとうモコが帰ってきた!(^o^)丿

取替えたドアは全然きれいにおさまっていた。
ドアの前後をドアに合わせてぼやかすと聞いていたので、どんな風になるんだろう?と心配したけれど全然違和感が無い。


この前の泣けた線傷もパッと見では分からないぐらいに薄くしてくれたし、「ご迷惑をおかけしたので」と泡洗車で仕上げてくれて、ほんとに新車みたいにピッカピカ。

ほんとにディーラーに出して良かったし、買った時に5年コートをつけて良かった。
この仕事は「プロだ」と私は思った。
ほんとに新車だよ、これは。
(もちろん良く見れば今までの細かいキズはありますよ。)


私が心配してることは、こんなにピッカピカだとまた線キズを入れられるのではないか?と思う。
そんなのイヤ。納得できない。

私はオートバックスに車を飛ばした。

そして男の店員が皆忙しそうなので、女の店員に「時々いたづらで車に線キズを入れられるのだけど、その対策グッズはないですか?」と尋ねた。するとセキュリティーコーナーに案内してくれた。

そこにはピンからキリまでのセキュリティグッズが並んでいて、一番安いものだと1980円から、本格的なものだと10,000円前後から品物がある。
そこには車の模型があって、店員さんがその模型に手を近づけるとピコピコ鳴った。

「人が近づくと音がするんですね。」
「そうです。」
「そうか。。でも、隣の車の出し入れで人が近づく場合もピコピコ鳴ってしまいますか?」

すると女性は「リモコンでON・OFFをコントロールできます」と言うが、私の場合は家から駐車場までの距離があり、リモコンでコントロールすることもできない。
「そうですか。。。」

と言って帰ろうとすると、それを見ていたお兄さん店員が現れて、(今までの会話を聞いており)「更に補足を致します」と言う。

なので私は詳しく、大通りから一つ裏の道がこうあって、駐車場はその道のへりにこう言う風にあるんです。そして私はこのように頭突っ込みで止めてまして、道路の横なので仕方が無いのですけど、もう何回もイタヅラで線キズを入れられているのです、と説明した。

兄さんはフンフンと聞いて、そう言う駐車場だと音がするタイプのものだと、隣の車の出し入れの際にも音がしてしまいますね、と言うので「そうなんです」と言う。「これが自宅の庭なら、リモコンタイプでも良いと思いますが、自宅から駐車場が離れてますので、居ない時にピコピコ鳴られても迷惑だと思うのです。」と言う。

「盗難防止と言うよりも、線キズ防止・・よく玄関に人が来るとピカッて光るじゃないですか、あんな感じのもので、誰かが線キズを入れようとした時にピカッと光って驚かせたいのです。それに明るくなれば大家さんから姿が見えるかもしれませんし。」
「そうですか。。そう言うものはカー用品ではありません。もしかしたらホームセンターなら何かあるかも。このようなダミーの安いものもありますが、ダッシュボードに置くものです。頭突っ込みの駐車場ではあまり意味が無いかもしれませんね。」
「そうですか。。」
「一番良いのは、賃貸であるなら駐車場の場所を変える事でしょうか。」
「なるほど。」

私は買わんとしている所に現れて、「買っても効果は期待できません」と素直に言ってくれたこの店員さんにいたく感激をして、「次にカー用品を買う時はこのお店に必ず来ます、どうもありがとうございました。」と言い残して去っていった。


近い将来、また車は傷つくだろう。
それまでそんなことをする人間がこの世にいると思わなかった。

念のためにkekeに「人の車をわざと傷つけたことがあるか?」と訊いた。「無い」と言う。
そうでしょそうでしょ。
もしkekeがひきこもっていても、「ずっとうちの子の方がマシだわ」と私は思う。ニートは人には迷惑掛けていない。
そんな事に気がついたのも、どっかのアホが私の車に余計なキズをつけてくれたお陰だろう。

今度そんな事をするヤツは雷に打たれますように。(これぞ名づけてデスブログ)

ananの血液型×12星座

2012-09-20 | 占いのいろいろ
図書館でananを借りた。(No.1818)

先月発売されたもので、血液型×星座で48通りのパターンが書かれている、と言うものである。

そこで自慢ではないが、その中の一つB型×水瓶座を紹介しよう。
(私がこれである。)

【基本的な性格】
B型・水瓶座とも破天荒なキャラクター。この組み合わせは生まれつきのアナーキストです。
周囲とは一線を画す強烈な個性を放ち、お仕着せのルールや予定調和的成り行きが大嫌い。
常識の囚われない型破りな感性を持つあなたの発想は、斬新な閃きに満ちていそう。

【2012年後半の開運ポイント】
●人前でのパフォーマンス
●野外イベントへ出かける
●光り物を身につける


・・・ふぅ。(+o+)
そんなに私は斬新だろうか。。。
(ちなみにペガサス動物占いもペガサスで、やっぱり自由で変わり者のキャラだったっけ。)

恋愛も「束縛を嫌い自由を好む」みたいにいつも書いてあるけど、決してそんな事ないと思いますけどね。(ーー;)


その他にも心理テストを何問か解いて、心理的に何型かを判断して、本当の血液型×後天(心理)的血液型で自分の長所や欠点が分かったり、楽しいです。^^

気になる方がいらしたら、血液型×星座で今年の開運ポイントをお教えしますよ。^^

水瓶座もB型もかわいくないので、私的には

血液型→A型
星座→うお座あたり
動物占い→かわいい動物(うさぎとかリスみたいなの)

になりたかったです。><
人前でパフォーマンスなんてするわけないですし、光り物もあまり身につけませんし、アウトドアも苦手だし、いまいち努力なしに2012年の後半は開運してこないっぽいです。