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カレーなる日々 / शानदार दिन

インドの日常を中心に日々を綴っています。

【インド映画】 ~ヒロイン~

2020年05月31日 21時45分59秒 | 映画 / MOVIE

2012年公開の作品で、タイトルの通り主人公は、
カリーナ・カプール(サイフ・アリ・カーンの現在の妻)。

カリーナが演じる有名女優のマヒ・アローラの激しく短い、
女優人生を描いた作品でボリウッド映画界の一コマや
撮影の雰囲気などが解る。

  <ストーリー> 

マヒ(カリーナ・カプール)が車から放り出され、
泣きながら警察署に入ってくるシーンから始まる。
有名人なのでみんながマヒである事に気がつく。
どうしたのか?と警官が質問するが何も言わない。
そこにマネージャーがやって来て、
何も問題はないと連れて帰る。

マヒは俳優のアルヤン(アルジュン・ランパール)と交際中だが、
精神状態が不安定で酒、たばこ、安定剤に依存している。
そのため日常的に仕事や人間関係に支障が生じてしまう。
アルヤンは妻子と別れてマヒとの結婚を考えているが、
マヒがパーティで問題を起こした帰りアルヤンの車の中で、
妻(この時点では離婚していない)の事を話題に出したため、
車から放り出されてしまう。

 インドでは家族の悪口、特に女性(母親や姉妹、妻など)
 の事を言うのは、最大の侮辱とされている。

警察署から出てくる所を大勢のTV局や報道陣が待ち構えており、
マヒのイメージは著しくダウンしてしまった。
自業自得であるが・・・・。イメージを良くするために、
広報マネージャーのパラビ(ディヴィヤ・ダッタ)を雇い、
イメージの回復を計った。

そして、インド・クリケットチームの副キャプテン、
アンガド(ランディープ・フーダ)と出会う。
パラビに報告するとアンガドと付き合えば、
さらにイメージアップ出来ると近づく事を勧める。
そして二人の関係が深くなる事でイメージも良くなり、
仕事も順調に進んで行った。

パラビは次に俳優でプレーボーイのアッバス・カーン
(サンジェイ・スリ)に近づくように勧める。
アンガドのコネもあり大作で共演する事になったのだが、
マヒはアッバスの誘いを断ったため撮影後に編集が変えられ、
他の女優がメインになってしまった。

マヒは演技力を証明するため低予算の作品に出演する事にしたが、
今までやってきた大作とはカット割りや撮影、全てが違っていた。
ある日、そこへアンガドがやって来てプロポーズしたが、
演技に集中したいマヒは断る。しかし映画は完成しなかった。
再び窮地に陥るマヒ・・・・。

ある結婚式に参列したマヒはアルヤンと再会する。
まだ愛していると言うアルヤンと関係を修復し、
アルヤンの制作する大作に出演する話になるが、
監督は問題児のマヒの起用には賛成しなかった。
主演が他の女優に決まったと聞いてアルヤンにつめよるマヒ。
なだめすかすアルヤンだが取り付く島がなかった。

仕方なくマヒは低予算の映画に出演したが、
完成記者会見でも空席が目立ち、
質問はマヒとアルヤンの個人的な事に集中した。
怒ったマヒは途中で席を立ってしまう。

映画を成功させるためには宣伝が大事である。
宣伝なくして大ヒットするわけはない。
マヒは自分とアルヤンが蜜月の時に撮影した、
情事の動画をネット上に公開して注目を集める事を思いついた。

作戦は成功し映画は大ヒットしたが、
長年彼女を支えてきたマネージャーは去って行った。
アルヤンも連絡先を削除し縁を切った。
そして尊敬する先輩女優の死去を知り、
自分も映画界を去る事を決意した。

2年後・・・ヨーロッパのある街をマヒが歩いていると、
「マヒ・アローラですよね?」とインド人に声をかけられる。
「違います。」そう彼女は答えた。

 ライバル女優達との足の引っ張り合い、
 関係を強要して仕事を与える人達、
 何でも金で動く制作の裏側、
 スポットライトを浴びる事が最高の喜びで、
 注目されなくなれば終わり・・・。
 浮き沈みの激しい芸能界の実情などなど。

 カリーナ・カプールは痛々しい感じも受けたが、
 マヒは精神的に追い詰められていくのだが、
 もともと情緒不安定でお騒がせ気質だったのかもしれない。

 芸能界やスポーツ界もそうかもしれないけど、
 注目を浴びてると言う事は良くも悪くも、賛否両論、
 好意を持つ人も悪意を感じる人も、嫉妬ややっかみも、
 いっぱいあるわけで並みの神経ではやっていけないなぁ。

あと芸能界、関係者の喫煙率高すぎ・・・。
クリケット選手のアンガドが喫煙者のマヒにプロポーズするんだけど、
それはないなと思った。付き合うのも無理だな。

コメント (2)
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【インド映画】 ~ヤキーン~

2020年05月30日 22時00分59秒 | 映画 / MOVIE

「アサンバーワ」に続きアルジュン・ランパールと、
プリヤンカー・チョープラの共演。
意外にもラブストーリーではなくサスペンスだった。
2005年の公開でタイトルはヒンディー語で「信頼」。

舞台は明言されていないが、ヒマチャル・プラデシュ州。

  <ストーリー> 

シマール(プリヤンカー・チョープラ)と
ニキル(アルジュン・ランパール)は、
雪道で自動車事故を起こし崖から転落した。

ニキルは一命はとりとめたものの全身に大怪我を負っており、
記憶も失なってしまっていた。
顔の整形と右足の治療に時間を要したが、
6カ月後に退院して自宅へ戻った。

しばらくして仕事に復帰したニキルは、
自分が建築の会社を経営していた事を知る。
会社の書類や自宅にある書類に目を通したり、
友人のシッダールタやタニヤと話をするうちに、
事故の前、夫婦関係が上手くいっていなかった事を知る。
そして自分が探偵を使ってシマールの不貞を調べていた・・・
報告書を見つける。

ニキルは秘書を伴って探偵の元へ行き相手を調べ始める。
そしてカビールと言う男を突き止め、働いていたホテルを訪ねるが、
シンガポールへ行くと言って辞めていた。
カビールが住んでいた家に行き、シマールとの密会を想像するニキル。

ニキルの様子がおかしいのでシマールは後をつけ、
探偵と会っている所を見る。
シマールはカビールに電話をかけるために家を出たが、
ニキルが後をつけていた。電話を聞いていたニキルは、
シマールを拳銃で撃とうとするが、
後をつけて来た探偵に止められる。

シマールはカビールに会う為に嘘をついて家を出る。
その後を秘書とニキルと探偵がつけていた。
シマールはカビールに会う場所へ向かった。
ニキルに見つかったカビールは逃げる・・・・・
追うニキルがカビールを追い詰めた・・・と・・・・
振り向いたのはシマールだった。

シマールは芝居をうっていたのだった。
シマールはカビールはもう死んでいる、と話す。
事故の遭った夜・・・・
ニキルはシマールとカビールが一緒にいる所を見つけ、
カビールを殺してしまった。
その後、逃げる途中で事故を起こしてしまった・・・。

シマールは不貞を犯していた罪悪感から、
ニキルが記憶喪失になった事を利用し、
何もなかった事にして人生をやり直そうと思ったのだ。
ニキルは話を聞いてシマールを許す事にした。

ところが・・・タニヤが二人が治療を受けた病院に行き、
新事実を発見しニキルに連絡してきた。
ニキルがタニヤの家に行くとすでにタニヤは殺されていた。
そこへやって来た探偵と一緒にニキルはタニヤの家を出る。
途中でニキルは記憶が甦り車を降り、死体を発見する。
その顔は・・・ニキルと同じだった。

ニキルになっていたカビール(スダンシュ・パンデー)は、
全てを思い出した。
真実はこうだ。本当のニキルはシマールに対して、
高圧的な態度をとるイヤな奴だった。
ある雨の夜、帰る途中で車から放り出されたシマールを、
助けてくれたのがカビールだった。
それがきっかけで浮気に走ったと言うわけだ。

しかしシマールは本気になり過ぎた。
カビールはそんなシマールから身を引くために、
シンガポールへ行く事にしたのだった。
ところがシマールは別れるくらいなら自殺するとカビールを脅した。
そこへニキルが現れたため格闘になったが、
シマールはニキルを射殺してしまったのだ。
そして遺体を遺棄するために雪道を走り、
崖下に遺体を埋めたのだった。

その帰り道、自首を勧めるカビールだったが、
一緒にシンガポールに行くとすがるシマール。
ハンドルを切りそこなったカビールは崖下に転落してしまった。
探偵に全てを話すカビール・・・
しかしシマールは探偵までも射殺してしまった。

自分本位な言い訳をするシマールは、
自首すると言うカビールまでも撃ってしまった。
シマールの銃を奪い車を運転させて、
警察へ出頭しようとしたカビールだが、
シマールはもはや完全に正気を失っており、
車を崖から転落させてしまう。助かったカビールは
ニキルの死体を担いで警察に行き全てを語った。

 狂気の沙汰のプリヤンカー・・・怖かった・・・。

 「テジーブ」の時にも思ったのだが・・・・
 銃社会であるアメリカと違いインドでは一般家庭に銃はない。 
 上流社会では自宅に銃を持つと言うのは普通なのだろうか?
 しかも拳銃である。そして皆一様に扱いなれているように、
 撃つこともできるし、ちゃんと標的に当てている。

 街中の貴金属店や銀行、ATM等の前には通常、
 ライフル銃を持った警備員はいる。彼らは元軍人や
 元警察官でちゃんと許可証を持っている(はず。)。
 一般の家庭ではどうなのだろうか・・・
 映画の中ほど所持していないと思うけれど。
 ちなみにデリーではないが、昔、とある南部の町で、
 銃を売っている店の看板は見た事がある。

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【インド映画】 ~エラーン~

2020年05月29日 21時58分59秒 | 映画 / MOVIE

2005年の作品、タイトルはヒンディー語で「宣言」。
アクション物である。何を宣言するのかは途中で出てくる。

ロケ地はイタリアのヴェニス、ドイツのミュンヘン、
そしてフランスである。

  <ストーリー> 

実業家のカンティラルはシャー・グループの総裁である。
現在の彼の事業は養子のカラン(ラフル・カンナー)が担っている。
単なるチャイボーイだったカランはカンティラルに見いだされ、
事業を任せられるまでに出世した。しかし実子で姉のアンジャリは、
カランとは性格も考え方も反対で面白く思っていなかった。

ある日、ギャングのババ・シカンデルがカンティラルを脅迫してきた。
2億円支払わなければ命はない、と。
シカンデルは弟のアフタブとサミール、幼馴染のサリームと組んで、
富豪を脅迫しては大金を手に入れていた。

カランとカンティラルは相談し、
脅迫に屈しない事を決めシカンデルに対して2億円の倍の4億円を、
これまでの脅迫の被害者と家族に支払うと告げた。
その結果カンティラルは射殺されてしまった。

葬儀の場でアンジャリは父親が死んだのはカランの責任であり、
葬儀への出席は断ると告げる。

シカンデルはカランに金を払わなければ殺すと脅迫したが、
カランは脅迫には屈せず断固として戦うと宣言した。

カランはイタリアにいるシカンデルを捕え、
インドに連れ戻す宣言をして、そのために協力者を探した。
一人目はアルジュン(アルジュン・ランパール)だった。
彼は警官だった時に妻を殺され娘と二人で暮らしていた

記者のプリヤ(アミーシャ・パテル)は
特ダネを得るためにカランを追っていたが、
いつしかカランを愛し始めており
カランの元へ写真を手に現れる。

そしてアルジュンは元シカンデルの運転手で服役中の
アビマニュー(ジョン・アブラハム)を脱獄させ、
死んだ事にして仲間に加えた。

アビマニューの情報ではシカンデルはヴェニスにいるらしい。
3人はヴェニスへ飛ぶ。そしてシカンデルに会うために、
ダンスクラブで働いているアビマニューのGFの
ソニア(ララ・ダッタ)に接触する。

ところがアビマニューは3人に嘘をつき、
手を貸すふりをしてソニアと一緒に逃げる算段をしていた。
しかし密会の場所にシカンデル一味が来て捕えられるが、
間一髪のところでアルジュンとカラン、プリヤに救出された。、
そして嘘をついていた事がバレたためお金を返すが、
謝罪し2人で協力を申し出る。

シカンデル一味は5人を殺そうとするが逆に弟のサリームを捕え、
シカンデルがミュンヘンにいる事を聞き出して、殺害。

5人はミュンヘンに向かいシカンデルのアジトへ向かうが、
もぬけの殻、上手く誘い出されてアジトに入って所を
外部から銃撃される。抵抗したが弾丸も尽てきたところで、
アルジュンがアジトから飛び出し車まで走ったが、
シカンデルに銃撃されてしまった。

それでも最後の力を振り絞って仲間の所まで車を走らせた。
危機一髪で4人を助けて逃げたがアルジュンは死亡。
シカンデルからの電話を受けたカランは、
みんなをこれ以上危険にさらすことはできないと思い、
小切手を渡すが、アビマニューとソニアは最後まで一緒に
戦う事を申し出た。

シカンデルがフランスへ向かっている事を調べたカラン達は、
犯罪者の引き渡し条約があるフランス警察に協力を求め、
ドイツからフランスへ入った国境でシカンデルを捕えた。

シカンデルはインドへ引き渡され裁判で死刑となった。
カランは凶悪犯を捕えた英雄として迎えられ妹とも和解。
プリアと結婚してアルジュンの娘を養女として引き取った。
アビマニューとソニアもヴェニスで結婚した。

 いつもながらに思うのは、インドのアクション映画は凄い。
 今回も素人のカラン、プリヤ、ソニアが拳銃を見事に扱っていた。
 映画だからいいのか? である。

 アルジュン・・・死んじゃったよ・・・。
 死なせる必要はなかったように思うけど。
 アルジュンの娘は母を殺され、父も殺され・・・・
 かわいそうすぎる・・・。

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【インド映画】 ~ピヤール・イシュク・オール・モハバット~

2020年05月28日 20時58分59秒 | 映画 / MOVIE

タイトルはヒンディー語では「愛、愛そして愛」なんだけど、
英語のタイトルでは「愛、愛とロマンス」だった。
テンコ盛りの愛~って事だわね。

2001年公開、アルジュン・ランパールのデビュー作である。
彼の事をモデル上がりで外見はいいけど演技がイマイチ・・・
と言っていた人がいたけど、私はそうは思っていなかった。
贔屓目でなくてね。こうしてデビュー作にさかのぼって、
観てみても悪くないと思うのだが。贔屓目かしら、笑。

インド映画は恋愛物が圧倒的に多いと思うのだが、
他のジャンルが少ないのは興行的に高収益にならないからであろう。
ビジネスなので仕方のない所である、

そしてインド映画では誰が誰を好きか?は非常に解りやすい。
美女、美男が出て来てポーーっとなる一目惚れが多く、
そしていとも簡単に「愛している」と口にする。
インド人と言うのはこんなに、
「愛している」と言う回数が多い人種なのだろうか?
映画だからか・・・。

  <ストーリー> 

億万長者のヤシュ(スニル・シェッティ)は、
15年前に父が創設した大学の奨学生に選ばれた、
医学生のイーシャ(キールティ・レディ)に一目ぼれ。
ヤシュの母親は結婚を申し込みにイーシャの両親に会いに行った。
それを聞いたイーシャはヤシュに会いに行き、
結婚したいために奨学生に選んだのか?と問う。

ヤシュは愛していると言い、いつまでも待っていると伝えるが、
イーシャは自分たちは考え方も目標も違い過ぎると拒絶する。

ヤシュは望まぬ結婚を強いられた女性の婚約パーティで、
寸劇を演じ、まんまと破談にする事に成功した、
ゴーラヴ(アルジュン・ランパール)を見て、
自分の結婚のためにイーシャに一芝居打ってほしいと依頼する。
報酬は6ヶ月で1億円・・・・。
ゴーラブは孤児で養父の所で暮らしており、
ケチな役者をやって食いつないでいたので引き受ける。

イシャは2年間勉強するためにスコットランドへ旅立った。
空港ではイーシャの父親の友人である王族バラドワージ卿の息子の
タージ(アフターブ・シヴダサニ)が出迎えていた。

 タージがフェラーリで迎えに来ていたのには笑った。
 あれは荷物が乗らない。そして毎回乗ってる車が違う!
 しかも王族なのでやっぱり城に住んでる!

大学ではいろいろな国の学生が学んでいたが、
教授の娘ルビーがインド人グループを仕切っており、
バラドワージ卿とタージとも強いコネがあった。

ゴーラヴもまぎれて潜入しておりイーシャの前に現れるが、
イーシャは一目で気に入った様子・・・。

 まぁこんなハンサムボーイがいたらそりゃ気になるわな・・・。

ゴーラブは芸能プロダクションのマヤに好かれており、
マヤはスコットランドまでやって来て仕事のオファーを出すが、
ゴーラブはスイスなら引き受けると言う。

インド人グループもスイスへ行く予定になっており、
ゴーラブはタージのチケットをすり替え、イーシャ達と一緒にスイスへ。
タージは仕方なくマヤ達と一緒にスイスへ向かった。

ルビーはイーシャがゴーラブに気がある事に気づいており、
二人で行動するように言い、自分は他のメンバーと別行動。
撮影に困ったマヤはタージに代役を頼み、撮影は成功した。

ゴーラブはイーシャと一緒の写真を撮らせヤシュに送る。
完全にゴーラブの虜となったイーシャ。
しかしゴーラブはタージにマヤをGFだと紹介し、
タージがイーシャにそれを告げるように仕向ける。

実はタージもイーシャを好きになっており両親には告げていた。
しかしイーシャには恋愛の対象ではなく一番の親友だった。
タージはイーシャをマヤのホテルへ連れて行き、
ゴーラブとマヤが一緒のベッドに寝ているのを目撃させた。

失望したイーシャ・・・しかし朗報が届く。
インドで最も優秀な心臓専門の病院からのオファーだった。
話を聞きに行ったイーシャの前に現れたのは、
病院のオーナーのヤシュだった。その夜、二人はディナーに
行ったレストランで偶然ゴーラヴとマヤに会った。
イーシャは見せつけるようにヤシュを誘いダンスする。

ゴーラブはヤシュの満足を得た事で1億円を手に入れた。
小切手の現金を受け取るために銀行口座を開設しに行ったが、
タージの銀行だった。タージが尋ねた。
「ヤシュの会社に何を売って大金を得たのか?」と。
ゴーラヴは・・・・「魂。」と答えた。

あまりの大金にタージは父親に相談した。
そして真相を確かめるべくヤシュをディナーに招待した。
そこでヤシュはイーシャに結婚を申し込んでいる事を話した。
バラドワージ卿はイーシャにヤシュがゴーラブを雇い、
大金を支払った事を告げた。

ゴーラブはイーシャを本当に愛していた事に気づき、
ヤシュにお金を返すために会いに来た。
イーシャはヤシュが心をお金で買おうとしたとなじる。

ちょうどそこへバラドワージ卿に呼ばれて
インドからイーシャの両親が到着していた。
全てが嫌になり勉強を辞めてインドへ帰りたいと言うイーシャに、
父親はタージと結婚する事が両方の両親の希望であると告げた。

ゴーラブはマヤに謝罪した。
マヤはイーシャの元へ行きイーシャが目撃したのは、
ヤシュに頼まれたための演技であり、
ゴーラブはイーシャだけを愛していると話した。

タージとイーシャの婚約式が行われる日、
ゴーラブはイーシャの元へ行き自分の事は忘れて
タージと幸せになるようにと告げる。
そこへバラドワージ卿が現れ身分の低い者は、
家に入る事はまかりならぬと銃を持ち出した。

ヤシュが止めに入り、自分が悪いと許しを請うた。
バラドワージ卿はイーシャに誰を愛しているのか聞いたが、
イーシャは答えらえなかった。それが答えであった。

 短期間に3人から求愛されるってモテモテだなぁ。
 イーシャ、人生で最高のモテ期到来って感じ。

 イーシャの両親は富豪のヤシュに結婚を申し込まれ、
 いい話だと受け入れた。そしてバラドワージ卿からの
 タージとの結婚話もいい話だと受け入れた。このように、
 イーシャの気持ちよりお金である。まぁ最終的には、
 ゴーラブを愛している事を受け入れたのだが。

 マヤにしてもタージにしても自分の愛する人に
 相思相愛の人がいた場合、相手の愛が成就するように、
 協力するって偉いな。奪おうとか、意に沿わない相手を、
 自分の思い通りにしようとか、しないのは本当に愛してるんだな。 

 バラドワージ卿はゴーラブが屋敷に入る事を拒んだ。
 階級が違うと言う理由で・・・・。まぁ普通の庶民であっても、
 城や住居に入るのには許可がいるだろうけど、
 階級が違うって、実際にはまだある・・・。

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【インド映画】 ~テジーブ~

2020年05月27日 21時58分59秒 | 映画 / MOVIE

1978年に公開されたイングリッド・バーグマン主演の
スウェーデン映画「秋のソナタ」に触発された作品。

2003年公開のインド映画で、
タイトルは主人公であるイスラム教徒の女性の名前である。
登場人物はこのポスターのほぼ4人、
父親役のリシ・カプールは最初のみの登場。

  <ストーリー> 

ルクサーナ(シャバナ・アズミ)は人気歌手で、
2人の娘テジーブ(ウルミラ・マトンドカール)と
ナジーン(ディア・ミルザ)がいたが、仕事が忙しいため、
夫のアンワール(リシ・カプール)に育児は任せていた。

アンワールは娘の面倒をよく見ていいたが、
いつしか鬱病を患いアルコール中毒になって行った。
そしてルクサーナの前で発作的に拳銃自殺してしまう。
物陰から一部を目撃した子供のテジーブは
ルクサーナが父親を殺してしまったと思ってしまった。

裁判でルクサーナの無実が証明されたが、
テジーブの憎しみは変わらなかった。

時は過ぎて成人したテジーブはルクサーナの反対を押し切って、
作家のサリーム(アルジュン・ランパール)と結婚する。
妹のナジーンは精神に異常をきたしており大人になっても、
子供のままであった。ルクサーナは精神病院に入れるように、
指示していたがテジーブはサリームと3人で暮らしていた。
3人の関係は非常に良く、
サリームもナジーンを自分の子供のように可愛がっていた。

ある日、ルクサーナが3人の元にやってくる。
そもそも性格が正反対であるテジーブとルクサーナ。
そしてルクサーナを憎んでいるテジーブ、
上手くいくはずはなかったが数日が過ぎて行く。

対立する二人の間に入る無垢なナジーン、
偽りのないサリームの愛のある行動。
いつしか3人は少しづつ打ち解けて行ったかに見えた。

しかし大喧嘩をしルクサーナは出て行くと言ったのだが、
ナジ-ンが自分の誕生日を祝うまではいて欲しいと言う。
仕方なくそれまでは残る事にしたルクサーナ。

サリームが仕事で外泊したある夜、家に泥棒が入り、
テジーブは父親の拳銃を持ち出して撃退した。しかし、
それを見ていたナジーンがその拳銃を密かに持ち出した。

誕生日パーティでルクサーナはナジーンに一緒に暮らそう、
と言ったがテジーブは嘘はつかないで、と怒る。
その夜、ナジーンは拳銃で自殺を図ってしまった。

3人の祈りが通じてかナジーンは一命をとりとめ、
ルクサーナと一緒に暮らす事になった。
ルクサーナはテジーブに父親が自殺した時の事を話し、
テジーブの誤解は解けていた。テジーブは謝罪をするために
ルクサーナの側に行き語り掛ける・・・・。

庭のブランコに座っていたルクサーナは目を閉じていた。
眠っているように見える。ところが・・・・
持病を持っていたルクサーナは息をしていなかった。

せっかく3人が打ち解けてこれからという時に・・・。

 主要の登場人物は珍しくイスラム教徒である。
 しかし日常的にはブルカや宗教的衣装を身に着けておらず、
 洋服である事や豪邸に住んでいる事から上流階級である。
 テジーブの父親もサリームも普通に酒を飲んでいたし、
 イスラム教徒は宗教的に飲酒をしないというのは、
 インドでは絶対ではないようだ。

 アルジュン・ランパールは全く癖のない善人のサリーム役を、
 普通に演じる事で母娘の対立を上手く引き立てていた。
 またイスラム教徒役は初めて観たような気がした。

 ディア・ミルザは難しい役だったにもかかわらず、
 天使と悪魔を演じ分けていた。

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【インド映画】 ~ワーダ~

2020年05月26日 21時55分59秒 | 映画 / MOVIE

タイトルはヒンディー語で「約束」。
三角関係がベースになっているサスペンスである。
なかなか上手く出来ていた。
私はアルジュン・ランパールのファンなので、
彼の描いたシナリオ通りに進み、信用できる協力者も、
買収された証言者もアルジュンの思い通りになっていたので、
何の問題もないが・・・・

自分の撒いた種とは言えまんまと嵌められた相手は
ちょっとかわいそうかな。
でも、ちょっと狂気じみているので釈放したら、
仕返しをすると思われる。

  <ストーリー> 

朝、ジョギングをしていたカラン(ザイード・カーン)は、
ビジネス・パートナーのラフル(アルジュン・ランパール)の家を訪ね、
そこでラフルの妻プージャ(アミーシャ・パテル)の死体を発見する。
状況から考えて首吊り自殺だと思われる。

目覚めたラフルはプージャの名前を呼び家の中を探す。
ラフルは交通事故の後遺症で目が見えない。
カランはラフルにプージャが死んでいる事を告げる。
警察がやって来てプージャの死体を病院に運ぶ。、
後日、死体は盗まれてしまい、火葬された状態で見つかる。

ここでラフルとプージャの結婚式のシーンとなる。
結婚式の日、プージャは付き合っていた男性がいた事を
ラフルに告白するが、ラフルは過去の事だと言い、
二人は結婚して幸せな生活をしていた。

ある日、プージャの運転で街に行った際に、
運転ミスで交通事故を起こしてしまいラフルは失明してしまう。

失明した後でラフルはビジネス・パートナーとなったカランを、
自宅に連れて来てプージャに紹介する。
ラフルは見えないので気がつかないが、
二人は知り合いの様子・・・・。実はプージャが結婚前に、
付き合っていたのはカランだったのだ。

場面は変わって結婚前のプージャとカランが逢っている場面。
プージャとぶつかってしまった男性に対してカランが怒り、
フォークで手をめった刺しにしている。これが原因で、
プージャは別れる事にしたのだがカランは自宅にやって来て、
プージャの父親にも暴力をふるう。
その後、カランは一人でヨーロッパに出かけ仕事を見つけるが、
プージャの事は忘れられなかった。ムンバイに戻ったカランは、
プージャの家に行くがプージャは結婚してしまっていた。

警察がラフルに尋ねる・・・
「プージャが結婚前に付き合っていたのは誰か?」ラフルは
「いたとは聞いているが誰かは知らない。」と答える。

警察はカランに尋ねる・・・
「プージャを知ったのはいつですか?」カランは
「ラフルの家で奥さんを紹介された時です。」と答えた。
警察は最初から第一発見者のカランに容疑をかけていた。

カランはラフルの目が見えるのではないか?と疑い、
プージャもラフルが殺したのだと思っていた。
そしていろいろな手段でラフルが盲目ではないと言う事を、
実証しようとする。さらにサーバントのアレックスをも買収する。

実はラフルはシンガポール出張の際に手術を受け、
視力を回復していたが盲目の演技を続けていた。
プージャを驚かせようと突然帰宅したラフルが見たのは、
カランがプージャに言い寄って乱暴している所だった。
しかしラフルは盲目の演技を続けた。
プージャを諦めきれないカランはプージャを脅迫し、
ラフルと離婚させ自分が結婚しようとしていた。

プージャはラフルに全てを話し、自殺を選んだのだった。

カランはラフルの目が見える事を突き止め格闘の末、
ラフルに銃を突きつけ殺人の自白を強要し録音した。
しかし、ラフルがレコーダーを操作し、
カランが殺害したかのような発言だけが録音されていた。
そこに警察がやって来てカランを逮捕した。

裁判の時にも激高しやすい性格が災いし、
カランはどんどん不利になっていく。
逆にカランの指摘したラフルの状況や行動は、
全てが有利に展開して行く。結果、カランは終身刑になった。

留置場のカランをラフルが訪ね、
「君が殺していない事は知っている。」と言い、
目が見えるようになった事、カランとプージャの経緯、
プージャの自殺死体を発見した状況など説明した。

カランは係官を買収してレコーダーを入手し、
ラフルの告白を録音していた。・・・・はずだったが、
ラフルの方が上手でレコーダーの電池は抜かれていた。

プージャは自殺だったが、そうさせたのはカランである。
カランは自分を陥れるためのラフルの計画に、
まんまと嵌められたのであった。

病院からプージャの遺体を盗んだのはラフルであり、
供養のために火葬し灰を河に流した。

 正直言うと・・・アルジュン・ランパールの盲目の演技は
 イマイチだったのだが、描いた計画を冷静に遂行していき、
 計画通りにカランを陥れて行く様子は良く出来ていた。
 カラン役のザイード・カーンの狂気の演技は迫真に迫っており、
 主役3者の心の動きとがよく描かれていた。
 意外にも隠れた名作かも。

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【インド映画】 ~アサンバーワ~

2020年05月25日 21時47分59秒 | 映画 / MOVIE

2004年の作品、タイトルはヒンディー語で「不可能」。

恋愛物が続いたがアクション物のようだ。
タイトルからしてミッション・インポッシブルを彷彿させるが、
どんなものかしらん。

主演はアルジュン・ランパールとプリヤンカー・チョープラ。
そもそもはアイシュワリヤー・ラーイの予定だったのだが、
プリヤンカーに変わったらしい。

  <ストーリー> 

休暇を利用してスイス旅行に行ったインドの大統領と娘が、
在スイスインド大使館を訪問した後、ホテルから誘拐された。
誘拐したのはカシミール独立のテロリストグループで、
代表のユーサンが身代金を要求してきた。

救出のためインド陸軍のアディット大尉(アルジュン・ランパール)が、
任務を与えられスイスに派遣された。

一方、歌手のアリシャー(プリヤンカー・チョープラ)は、
スイス在住のサム(ナシウッディーン・シャー)に招へいされ、
彼のイベントでショーをするためにスイスに到着した。

ところが空港で強盗に襲われサムに助けられる。
強盗は密輸された麻薬を奪う為に襲ったのだが、
アリシャーは自分の荷物に麻薬が入っていた事は知らなかった。

 目の前で犯人が射殺されたら腰抜けるわ・・・。
 だけど、事件になってなってないのは不思議だ。
 映画だからいいのか?

アリシャーに同行した女性が偶然麻薬を発見した事で、
サムの所に取引に来た相手に殺害される。
アリシャーは助けを求めに大使館に行くが、
取り合ってもらえず困っていたところ、
居合わせたアディットが協力を買って出る。

アディットはジャーナリストを装い、
インドの諜報機関のエージェント:アトゥルと共に、
アリシャーを同行しテロリストの別荘へ行き、
大統領にインタビューを慣行する。大統領は暗に
麻薬取引の者が関与している事をアディットに告げる。

アディットはアリシャーと一緒にサムの所に行く。
サムは大使館員の友人から大統領が誘拐されている情報を得て、
大統領を誘拐しテロ組織から大金をせしめる事を計画する。

アディットはテロ組織の別荘に乗り込んで大統領の娘を救出するが、
同じ時にサムも別荘に乗り込んで大統領を誘拐した。
そしてテロ組織に大統領を引き渡し大金をせしめる、

アディットはアリシャーに大統領の娘と一緒に、
インドへ帰るよう話して飛行機に乗せる。
・・・・が何故か、引き返して来て二人は銃撃戦に参加する。
そしてサムに捕らえられてしまう。

 いやいや・・・・一介の歌手が拳銃を撃てるのもおかしいし、
 ちゃんと命中させていたのも驚く。しかも大統領の娘も?
 映画だからいいのか?

ストーリーがややこしくなったのはここからで、
実は大使が裏切っていてテロ組織の一味であった事。
サムの兄を人質にしてサムの所へ行き大統領の娘を奪おうとするが、
サムに撃たれてしまう。アリーシャと大統領の娘は、
車を奪って大統領が監禁されているテロ組織のアジトへ向かう。

アディットはアトゥルと共にテロ組織のアジトへ潜入する。
そして捕まって拷問されていたが、スキをみて反撃に移る。
そして組織のメンバーを皆殺しにして大統領を救出する。
そこにアリーシャと大統領の娘も駆けつける。

 大統領と娘をテロ組織が誘拐し身代金を要求。
 アサンバーワ(不可能)な救出のために特殊任務を受けた、
 軍人が潜入・・・・。
 どう考えてもシリアスな映画かと思っていたら、
 歌と踊りの場面が多く(インド的には見所だろうけど)、
 全体が軽い雰囲気になっていた。
 映画だからいいのか?

 アディットとアリシャーが恋愛関係になるには、
 その手の絡みは少なく、インド映画特有の歌とダンスシーンで、
 そこまで感じさせるには至らなかった。アイシュワリヤーが
 なぜ降板したのかは解らないが、アリシャーの役は小さかった。

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【インド映画】 ~ディーワーナーパン~

2020年05月24日 21時46分59秒 | 映画 / MOVIE

2001年の作品、タイトルはヒンディー語で「狂気」。

主演のディア・ミルザは当時20歳、
いやぁ久しぶりに物凄く可愛い女子を見つけたわ。
私は女優にはあまり興味がないのであるが、
ホントに、ホントに、ホントに可愛いっ。

インド人らしからぬ(失礼)と思ったら、
お父さんがドイツ人のハーフだった。

  <ストーリー> 

スーラジ(アルジュン・ランパール)の住む山岳の町に、
ムンバイから女子学生が団体旅行でやってくる。
休憩場所でバスに乗り遅れてしまったキラン(ディア・ミルザ)が、
近くにいたスーラジに助けを求め二人でバスを追いかける。
バスに追いついた所で彼女の顔を見たスーラジは一目ぼれ。
いろんな所で自分を見つめるスーラジに気づいたキランは、
一緒に山間の寺院へ行く事にする。そこで二人に愛が芽生える。

もっとお互いを知りたかった二人だが時間がなく、
帰りを見送りに行くはずのスーラジは、
父親(オーム・プリ)が発作を起こし病院へ。
そのため逢う事ができず別れてしまった。

父親が回復した後、家族はムンバイへ引っ越す事になった。
スーラジはムンバイの大学へ入学しバスケット部へ入る。
ある日、バスケの仲間たちと行ったレストランで、
キランと運命的な再会を果たす。

キランに愛を告白するスーラジにキランは、
「自分の事を何も知らないのに?」と言うが受け入れる。

スーラジの姉が結婚する事になり結婚式にキランが来た事で、
二人が付き合っている事が公になった。
キランの父親の知る所にもなったが父親は財界の名士だった。
政治家、弁護士、警察署長、知り合いはみんな大物ばかり。
スーラジを呼び、家柄が違うのでキランと別れて、
30日以内にムンバイを出て行くように伝える。

キランが名家の娘だとは知らなかったスーラジだが愛を貫く。
しかしキランの父親による嫌がらせが始まった。
チンピラを使って方々に手を回した。
母親が買い物に行けば定価の10倍の値段を言う、
父親がオートリクシャーに乗ればチンピラが財布を取上げ、
勝手に高額紙幣を与える、家を停電させる、
電話回線を切る・・・などなど、やる事が小さい。

それでも屈しない一家に対して、
スーラジの父親を無実の罪で投獄し職に就けなくしてやると、
脅迫した。そしてスーラジの命もないと。
キランの父親はスーラジと結婚しても幸せにはなれない、
とキランに言うが二人は愛を信じていた。

そしてついにキランの父親がスーラジの元を訪ね、
抵抗できないスーラジをなぶりものにした。
倒れても倒れても立ち上がるスーラジ・・・・。
周囲の人も息をのんで見守る中、力尽きたかに見えたが、
スーラジは父親の「立て!」と言う声に立ち上がり、
キランの父に詰め寄る。拳銃を突きつけられるがひるまない。
キランがスーラジの元に行き抱き合う・・・。
周囲からは歓声が上がった。

 20年前とは言え、典型的なインドの恋愛映画だった。
 名家の女性と庶民の男性の許されない恋愛。
 悲しい結末かと思ったらハッピー・エンドだったけど。
 歌って踊ってのシーンもふんだんに入る。
 今の映画は歌と踊りのシーンが少なくなっており、
 上映時間も2時間程度になっているが、
 昔は3時間越えが普通だった。インド人はそれがないと、
 寂しいらしいが、私は歌と踊りに興味がないのだった。

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【インド映画】 ~モークシャ~

2020年05月23日 21時29分59秒 | 映画 / MOVIE

ロックダウンでやる事もないので家でインド映画を観ている。
YouTubeで観る事の出来る映画をチョイスする事になるので、
観たくても観られない作品もかなりある。

と言うわけでこの機会である。私はインドの俳優の中では、
ラジニ・カーント、シャー・ルク・カーン、そして・・・
アルジュン・ランパールのファンである。前2者の作品はほとんど、
観ているのだがアルジュン・ランパールの作品は観ていない物が多い。
で、チェックしたら結構あるので古い物から順番に観てみる。

この作品は2001年公開で、タイトルはヒンディー語で、
「救い」相手役のマニシャ・コイララはネパール人で、
SRK主演のディル・セに出ていた人、祖父はネパール首相。

  <ストーリー> 

毎朝、ビクラム(アルジュン・ランパール)が乗馬をしている所を、
リティカ(マニシャー・コイララ)が熱く見つめているが、
ビクラムはつれない態度で取り合わなかった。
ある日、リティカは画廊でビクラムを見つけ、
彼が気に入った一枚の絵を買いビクラムの家に届ける。

それがきっかけとなり二人は付き合い始める。
ビクラムは弁護士を目指しており、
弁護士事務所で見習いをしていたが貧しい人の為に、
無料で弁護をしたいと言う考えを否定され首になってしまう。

父親も周りの人々はみな、その考えは素晴らしいが、
高額な弁護費用をどこから捻出するのか?
理想は高くても現実的ではないと言う。

仕方がなくビクラムは銀行強盗を計画するが、
リティカは途中で思いとどまるように話す。
リティカなしでビクラムは計画を実行しようとするが、
当日、誰かが警察に犯行を密告し計画は中止になる。

ビクラムはリティカだと思い彼女の家に行くが会えなかった。
彼が海岸を馬で走っている時に警察がやって来て、
リティカを殺した容疑でビクラムを逮捕する。

法廷でビクラムは自身を弁護し無罪を勝ち取るが、
その後、リティカの親友のニールマ(カルパナ・パンディット)が、
密告の電話をかけたのは自分だと告げる。

リティカを失った彼の心は壊れてしまっていた。
リティカのいない人生は考えられなかった。
そして絶望した彼は弾丸の入っていない拳銃を持って、
銀行強盗を企てた・・・。
わざと撃たれてリティカの元へ行く為に・・・・。 

 リティカを殺した犯人はニールマだったのかなぁ?
 自殺の線も考えられるけど・・・。
 ニールマだったとしたら動機は? 嫉妬かしら・・・
 リティカを愛していたから、法廷でも言わなかったのか。

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【インド映画】 ~アグニパト(2012年版)~

2020年05月22日 22時19分59秒 | 映画 / MOVIE

アミターブ・バッチャン主演で1990年に公開された、。
作品のリメイクでリティック・ローシャン主演。そして、
当時の監督ヤシュ・ジョハールの息子カランが監督。

残念ながら1990年公開のオリジナル版は観る事ができず、
比較する事ができない。

さすがに1990年にバッチャンが演じただけの事はあり、
ヤクザ組織と警察と汚職と復讐劇と家族愛と恋愛と・・・
盛りだくさん。マサラ・ムービーと言う感じ。リティックも
単なる恋愛映画ではなく軽やかなアクション映画でもなく、
重みのある伝統的なインド映画の路線を演じていた。

タイトルのアグニパトはヒンディー語で「火の道」と言う意味で、
アミターブ・バッチャンの父親で詩人のハリワンシュラーイの作品。
ハリワンシュラーイは人生訓のような詩が多い(たぶん)。

  <ストーリー> 

1970年のマハラシュトラ州のマンドゥワと言う島が舞台。
ハリワンシュラーイ・バッチャンの詩「アグニパト」は、
父が日常的に息子に人生訓として聞かせている様子。

教師のディナナント(チェタン・パンディット)は人格者で、
村民からの信頼も厚いが村長は面白く思っていなかった。
そこで凶悪な息子カンチャ(サンジャイ・ダット)を呼び戻し、
塩を生成すると見せかけてコカインを作るために土地を買収するが、
ディナナントは村民に売らないようにと説く。

 サンジェイ・ダット・・・怖い~。
 この人、更生したけどヤク中で武器準備で懲役経験もある。

村長とカンチャはディナナントを罠にはめて少女殺しの罪をかぶせ、
大衆の目の前で木に吊るして殺害してしまった。
12歳の息子ヴィジェイ(アリッシュ・ビワンダワーラ)は、
事件を目撃していたが取り合ってもらえず身重の母親と一緒に、
舟で島を離れムンバイの売春街に辿り着いた。
産気づいた母親はそこで女の子を出産する。

ある日ヴィジェイはカンチャを見つけ後をつけた。
そこでムンバイを牛耳るヤクザの親分ララ(リシ・カプール)を知る。

 人の良いお父さん役が多かった今は亡きリシ・カプール、
 ヤクザの親分役も凄みがあった。

ララの殺人を目撃したヴィジェイだったが、
警察ガイトンデ(オーム・プリ)に犯人を問われララを庇った。
さらに母親の出産の手助けをしてくれた女性に対して、
横暴な態度をとった警官を拳銃を奪って射殺した。

父親を惨殺したカンチャを殺したいほど憎んでいたヴィジェイ
(リティック・ローシャン)は、母親と妹の元を飛び出し、
15年後・・・・・ヤクザのララの右腕になり、
警察署長ガイトンデともつながりを持っていた。

母親と妹に会いに行くが名乗れず、
プレゼントと花を妹に手渡すヴィジェイ。
酒に酔ったヴィジェイは、GFのカーリー
(プリヤンカー・チョープラ)の美容院のオープンに駆けつける。



カンチャはマンドゥワ島からムンバイへ
コカインを流通させるために手下のシャンタラムを送り込み
州の内務大臣を買収した。

ヴィジェイはララの息子マザールが狙撃された時に、
身を盾にして庇い負傷し、さらにララの信頼を得た。
しかしマザールの結婚式の日にシャンタラムを消すため、
マザールと一緒に行ったが逆にシャンタラムにマザールを撃たせた。
そしてシャンタラムも始末してしまった。

マザールの死でララは倒れてしまい、
ララの縄張りをヴィジェイが引き継いだ。
そしてカンチャからの誘いに乗りマンドゥバ島へで出かけるが、
拷問されてしまう。

倒れたララは回復し自分の縄張りへ戻り息子の死に、
ヴィジェイが関係していたことを知りヴィジェイの妹をさらう。
そこへヴィジェイが戻ってきてララを倒して妹を取り戻す。
妹は初めて自分に兄がいた事を知る。

妹はヴィジェイを訪ねて売春街へやって来てカーリーに会い、
カーリーと一緒に住んでいたヴィジェイと三人で遊ぶが、
送ってもらった家で母親ともめる。

カンチャはヴィジェイが15年前に自分がなぶり殺した、
ディナナントの息子だった事を知りヴィジェイに、
警察署長ガイトンデを殺すように指令を出すが、
逆に手下を殺されてしまう。

ある日ガイトンデが訪ねて来た事でカーリーは、
ヴィジェイがカンチャを殺したいと思っている事を知り、
カーリーは泣いてすがる。ヴィジェイはカーリーに、
結婚資金を貯めていた事を話し二人は式を挙げる。

ところが結婚式をカンチャの手下が襲撃し、
カーリーは殺されてしまう。

ヴィジェイは父親とカーリーの仇を討つために、
単独でマンドゥバ島へ乗り込む。カンチャはヴィジェイの
母親と妹を監禁していた。ヴィジェイは刺されて、
致命傷を負ってしまう。それでも最後の力を振りしぼり、
カンチャを倒し、父親が吊るされた大木に吊るした。
ヴィジェイは母親と妹に抱かれ、遠のく意識の中で、
迎えに来た父親を見た。そして天国へ旅立った。

 最後は父親の恨みをはらし、カーリーの仇を討つが、
 死んでしまう。天国には二人がいるから寂しくないけれど。

 ダンスシーンでカトリーナ・カイフがカメオ出演していた。
 本編とのかかわりはなし。

 細かい事だが気になった事が一つ。
 ヴィジェイが再会した母親の所で食事をするシーン。
 リティックは恐らく左利きなのだろうけれど、
 左手でご飯を食べていた。この時代(1970年)であれば、
 左手は不浄の手であろうから右手で食べた方が良かったかな。
 それほど長いシーンでもなかったのだから、
 左利きでも右手を使えたのではなかったか? と思った。

 

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デリー・ロック・ダウン生活 その⑥。

2020年05月21日 22時21分59秒 | デリーNCR / DELHI NCR

インドのロックダウンは5月末まで続いていてる。
わずかながら緩和されており州境は封鎖されているが、
通勤で会社が政府の了解を得ている所は通行できている。
州内(デリーでは市内)はメトロは運休しているが、
タクシー、オートリクシャー、バスは運行している。
サイクルリクシャ―については我が家の周りでは、
当初から数台は日銭を稼ぐために動いていた。
警察も弱い者は取り締まっていなかった。

先週から我慢できなくなったインド人がフライングで動き始め、
今までは道路は簡単に横切れていたのが、
車の途切れる所を見極めないと渡れなくなっていた。

今日は往復8Km弱のスーパーへ行きたかったため、
気合を入れて家を出たのだが、
バスが予想以上に動いているのを見て、
帰りはバスに乗ってみた。女性は無料だった。

人出は普段より少ないのでバスもガラガラだった。
座席にはステッカーが貼ってあり顧客同志、
距離を保つよう指示されていた。

もうすでに気温40℃・・・。
できればバスに乗りたいのだった。

インドのコロナ感染者数は10万人を超えた。
デリーでも」1万人を超えている。
死者は全国で3300人超、デリーで168人・・・・。
数字を信じるかどうかは別だが(インドなので)、
半数近くは復活しているらしい。

地方から出稼ぎに来て職を失い、交通も止まっているため、
帰るに帰れなくなっていた人々の帰省のために、
列車を動かすが、コロナが地方に広がる恐れもある。

自分の身は自分で守るしかない。
幸か不幸か(不幸だが)仕事がないので、
当面出かける必要はない。
このまま引きこもっているしかない。

コメント (2)
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【インド映画】 ~タマシャ~

2020年05月20日 21時37分59秒 | 映画 / MOVIE

ランビール・カプールとディーピカ・パドゥコーン、
ゴールデン・コンビによる恋愛映画である。

タイトルはヒンディー語で「劇、見世物」と言う意味。
最初のコルシカ島シーンかと思いきや・・・・
それだけでは終わらなかった。

  <ストーリー> 

寸劇が行われている舞台のシーンから始まる。

最初の舞台はシムラー。
少年時代のヴェド(ランビール・カプール)の楽しみは、
お金を払って老人にラームリーラの話を聞かせてもらう事だった。

いきなり舞台は変わって現代、フランス領のコルシカ島。
パスポートもお金も失くしてしまい困っているタラ
(ディーピカ・パドゥコーン)を見かけたヴェドが声をかけ助ける。

そしてタラが帰国できるようになるまで、
一緒に行動する事にする。ただし、お互いの個人情報は教えない。
お互いが映画の主人公ドンとモナになって旅を楽しむ。
「全て嘘を言う。嘘以外言わない。
 コルシカ島で起きた事はコルシカ島に置いていく。」
ところが最終日になりタラは名前も知らない、
ドン=ヴェドに恋をしている事に気がつく。

旅行が終わってタラはコルカタに戻り、
父親から茶園を引き継ぐことになる。

4年後、タラは仕事でデリーに行きヴェドに会いたいがために、
ヴェドが借りた本に押してあったスタンプの店へ行き再会する。
ヴェドは通信会社のエンジニアになっていた。

そして今度はお互いの素性を明かし、付き合い始めるが、
タラはヴェドが以前とは違うと感じていた。
タラはコルシカ島での明るく軽やかなキャラクターの
ヴェドが好きだったため、プロポーズを断る。

恐らくこの出来事が引き金となり、
ヴェドは子供の頃から悩んでいた人格的な障害が出始める。
今の自分が本当の自分なのか?
それともコルシカ島での芝居がかった自分が本当の自分なのか? 
そして仕事中でも発作を抑える事ができなくなり、
会社を辞めてシムラーへ戻る。

ヴェドは子供の頃に話を聞かせてくれていた老人を探し出し、
自分に関する話をして欲しいと頼む。老人の話を聞き、
演じている時の自分が本当の自分である事が解り、
家族に語り始める。

デリーに戻ったヴェドは仕事で日本に行っているタラを追いかけ、
コルシカ島でのキャラクターに戻り突然タラの前に現れる。

寸劇が行われている舞台・・・・。
役を演じ終わったヴェドとタラがキスを交わす。

 最後の最後で日本ロケのシーンがあるが、
 日本で行う必要性があったのか?と思った。
 ちなみに新宿の東京モード学園と、
 有楽町の国際フォーラムである。

 最初と最後に寸劇のシーンがあるが、
 始まりの所は意味が不明であったが、
 最後はそうかと解った。

 この二人の恋愛映画となると何かエッセンスが必要だし、 
 普通のドラマではつまらないだろう。
 今回は二人で役を演じる事、そしてランビールは、
 普通ではない人格の青年を演じる事だった。

 後半のディーピカは物足りないかなぁ。
 ランビール中心の映画だな。

 デリーのロケ地はハウス・カーズ・ヴィレッジと、
 コンノートプレイス。この映画の後、コンノートプレイスには、
 同名の店が出来ている。入った事はないけれど。

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【インド映画】 ~ヤハ・ジャーワニー・ヘー・ディワニー ~

2020年05月19日 22時03分59秒 | 映画 / MOVIE

邦題は「若さは向こう見ず」である。

主演のランビール・カプールは、
先日、亡くなったリシ・カプールの息子で映画界では有名。
それでと言うわけではなかろうが、この映画の前には、
ディーピカ・パドゥコーンと付き合っていたし、
その後はカトリーナ・カイフ、現在はアーリヤ・バットと、
結婚秒読みらしい。モテモテである。

  <ストーリー> 

ナイナ(ディーピカー・パードゥコーン)は、
クリニックに勤務する女医である。
バニー(ランビール・カプール)は世界中を旅し、
旅行のビデオグラファーとして働いている。

物語は8年前にさかのぼる・・・・・
医大生のナイナはガリ勉タイプで常に学校ではトップだが、
内向的な性格で目立たないため影が薄い。
だがそんな毎日でいいのか悩んでいた。

ある日ナイナは母親と出かけたスーパーで、
高校の同級生アディティ(カルキ・ケクラン)に会う。
アディディは同じく同級生のアヴィ
(アディティヤー・ローイ・カプール)と、
マナリーにトレッキングに出かけるという。
アディティが忘れて行った旅行のパンフレットを見て、
ナイナも参加する事にする。

駅に到着したナイナはバニーと会うが、
彼はナイナを覚えていなかった。
バニーは父親と継母と一緒に暮らしていたが、
定住を望まず世界中を放浪する事が夢だった。

列車の中で他の参加者たちが和気あいあいと楽しむ中、
ナイナは打ち解ける事ができなかった。
最初は全く溶け込めなかったナイナだが、
自分と全く違う世界にいるかのようなメンバーと、
一緒に行動していくうちに新しい自分を発見し、
バニーが親切にしてくれた事もあり段々と楽しくなっていく。

ナイナは幽霊が出ると言う山の頂に、
深夜こっそりと出かけるバニーの後を追った。
そしていつしかバニーに恋するようになったいた。

しかし、バニーはシカゴの大学院のジャーナリズム専攻科から、
合格通知が来ており、彼は最後の思い出を作るために、
友人たちとトレッキングに参加していたのだった。

想いを告げられぬまま8年が過ぎる。
パリで仕事中のバニーにアディティから、
ウダイプルで結婚式を挙げるとの連絡が入り、
バニーはウダイプルへ向かった。

アディティはアディの事が好きだったが思いは通じず、
タランとの結婚を決めたのだった。
結婚式の期間中、懐かしいメンバーが揃い、
参加者の中でいろいろな催しが行われ、
4人の中でもいろいろな事件が起こる。

ナイナはバニーへの想いがあふれはじめ、
バニーも自分の気持ちに気づくが自分の夢を考え葛藤する。
そして今は父親がいなくなった自宅で継母と話し、
ナイナへの愛を貫く事を決心する。

大晦日の夜、バニーはナイナの自宅に行きプロポーズする。

 日本でもある事だけど、別れた二人の共演。
 この映画で復縁したのでは?と言うくらいの
 相性の良さを見せたランビールとディーピカ。
 復縁はなかったのだけれど、この二人ならヒット間違いなし。

 ストーリーは予想通りという感じで、
 平凡だが安心して楽しめる作品。

 

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【インド映画】 ~ラブ・アージ・カル(2020年版)~

2020年05月18日 22時04分59秒 | 映画 / MOVIE

2009年公開の「恋愛、今と昔」と同じタイトルであるが、
続編と言うわけではなく、キャストと時代背景を変えた物。
前作の設定が2009年と1965年、
今回は2020年と1990年。時代設定と都市そして
キャラクターが変わっているため違った映画になっていた。


前回、主演のサイフ・アリ・カーン(写真左)、今回の主演は
サイフの娘(最初の妻の娘)サーラー・アリー・カーン(写真右)。
デビュー作の「ケダルナート」も観たけど、
今回の役柄の方が実際の本人に近いと思われる。
セレブな現代っ子である。

  <ストーリー> 

2020年のデリー。

バーで出会ったゾーエー(サーラー・アリー・カーン)と
ヴィール(カールティク・アールヤン)はいい雰囲気になり、
ヴィールの家に行くがヴィールが一線を越えようとしなかったため、
ゾーエーを怒らせてしまう。

ヴィールはゾーエーの行きつけのカフェへ行くが、
またまたゾーエーを怒らせてしまう。
しかし面接に行くゾーエーをバイクで送って行く。

二人のやりとりを見ていたカフェのオーナーのラグー
(ランディープ・フーダ)は、
ゾーエーに自身の恋愛話を語り出す。

1990年のウダイプル。

高校生のラグー(カールティク2役)は、
リーナー(アールシー・シャルマー)に思いを寄せており、
ダンス・パーティーで口説き落とし付き合うようになる。

しかしリーナーはデリーに引っ越す事になった。
ラグーはリーナーを追いかけデリーで一緒に暮らし始める。
ラグーはレストランで順調に出世して行ったが、
もともとナンパだったため女性からのアプローチを断れなかった。
怒ったリーナーはムンバイへ行ってしまう。
その後も女性関係は派手であったがリーナーだけを愛していた。

現代:ヴィールは不器用な方法でゾーエーにアプローチして、
二人はゆっくりといい関係になって行く。



ゾーイは母親の影響を受けて、
恋愛とキャリアを両立する事は出来ないと思っていた。
ある日、ゾーエーはヴィールの両親に会う事になったが、
自分の母親との関係が元で感情的になってしまう。
それが元でヴィールとの関係が悪くなってしまった。

ゾーエーはバーで様々な男性と付き合うが本気にはなれない。
ある泥酔した夜、帰る途中で車から降ろされてしまい、
ヴィールを呼び出し家まで送ってもらう。
そこでヴィールは別れを告げる。

思い出話:ある日友人がラグーを訪ねて来て、
リーナーがムンバイでカフェをオープンした事を告げ、
ラグーにムンバイへ行くように言う。

ラグーはムンバイに行きカフェの外から眺めていると、
中にいたリーナーがラグーに気づいた。
ところがリーナーが身重であったため、
ラグーは逢わずにそのままデリーに帰ってきたのだった。

現代:ヴィールはゾーエーに仕事で2年間ヒマラヤへ行くと告げ、
ゾーエーは会社のオーナーに気に入られ縁談を勧められたが断った。

ラグーはあの時逢わずに帰って来たけれど、
今でもリーナーを愛している。。
だからゾーエーに自分と同じ失敗をしないようにと話す。
ゾーエーはヒマラヤへ向かいヴィールと再会する。
ヴィールは一緒に人生を歩むかと聞き、ゾーエーもそれに答えた。、

 外見からしてオタクっぽい草食系の男子と、
 イケイケどんどん系の肉食女子・・・・。
 合いそうにないけどなぁ・・・・。
 
 サーラー・アリー・カーンは軽い感じの肉食女子を、
 上手く演じていたと思う。主演はサーラーとカールティックだが、
 カフェのオーナー役のランディープがいい味だしていて、
 完全にカールティックを食っていた。

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【インド映画】 ~ラブ・アージ・カル(2009年版)~

2020年05月17日 22時02分59秒 | 映画 / MOVIE

タイトルは英語とヒンディー語の単語のミックスで、
「愛、今と昔」。2009年の公開で、
2020年に同名の映画が公開されたが、
主人公は2009年度版で主演したサイフ・アリ・カーンの娘。

今(2009年)と昔(1965年)の恋愛の違いを語りながら、
物語は進行して行く。

サイフ・アリ・カーンの出演する映画は、
2001年「ディル・チャハター・ヘー」アーミル・カーン主演、
2003年「カル・ホ・ナ・ホー」シャールク・カーン主演、
くらいしか観た事がなかったので新鮮だった。

相手役がディーピカ・パドゥコーンだったので、
合うのだろうか?と思っていたが、
設定がお互い軽やかなキャラクターだった事もあり、
まったく違和感がなかった。

先日、亡くなったリシ・カプールも出演している。
ご冥福をお祈りいたします。

  <ストーリー> 

2009年、ロンドンに住む建築家のジャイ(サイフ・アリー・カーン)と
壁画修復を学ぶミーラ(ディーピカ・パドゥコーン)は
出会ったその日に一夜を共にし、付き合い始める。
しかしお互いに結婚する気はなく、ミーラがインドで仕事が決まると、
あっさりと別れる事に同意し、なんとお別れパーティーを開く。

ヴィール・シン(リシ・カプール)は、
そんな現代の若者の恋愛観が理解できない。そして、
ジャイに自分が若かった頃の恋物語を語り始める。

時は1965年・・・・デリーに住むヴィール・シン
(サイフの2役)は街で見かけたハーリーン
(ジセリ・モンテヤロー)に一目ぼれし結婚しようと決心する。

 

しかしナンパするわけでもなく、
偶然を装って自転車で横を走ったり、
行きつけの甘味屋に行ってみたりする程度だった。

ところがハーリーン家族はカルカッタに引っ越してしまう。
ハーリーンを忘れられないヴィール・シンはカルカッタに行き、
ハーリーンの家を探し出し彼女が好きだったお菓子を手渡す。
ハーリーンはヴィール・シンがよく飲んでいた、
ブラック・ティーを差し出した。

 昔は純情だった。一目ぼれして結婚を決意って凄い。
 限られた行動だけでも心が通じ合ったのも凄い。

その後、ハーリーンの結婚が決まった事を知り、
ヴィール・シンは家に行くが家族の怒りを買ってしまう。
殴られ蹴られてもヴィール・シンは
二人が愛し合っている事を訴え家族を説得する。

ロンドンに残ったジャイは新しいGFができ、
ミーラもデリーの職場の上司と付き合う事になり、
別れた後もお互いに状況を報告し合っていた。
ジャイはGFと一緒にインドにやって来たが、
ミーラに逢っていた事がバレていたのか、
ロンドンに帰った際に別れを切り出された。

そして時は過ぎミーラはBFからプロポーズされ、
ジャイに相談したが祝福されただけだった。


結婚したミーラはジャイの事が忘れられず家を飛び出し、
ジャイに電話をかけたが・・・・
ちょうどサンフランシスコに就職が決まった所だった。

ジャイは夢が叶いサンフランシスコに移住した。
最初は楽しかったのだが、だんだんと上手くいかなくなり、
ある夜、強盗に遭った事でロンドンに戻る事にした。

ロンドンに戻ったジャイはミーラに逢いたくなり、
デリーに行くが結婚したはずのミーラは家にいなかった。
仕事場だと直感したジャイはプラナー・キーラーへ向かう。

プラナー・キーラーで再会した二人は、
お互いを必要としている事を確信する。

コメント
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