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私の映画玉手箱(番外編)なんということは無い日常日記

なんということは無い日常の備忘録とあわせ、好きな映画、韓国ドラマ、そして
ソン・スンホンの事等を暢気に書いていく予定。

大奥

2010-10-03 19:19:17 | 映画鑑賞
戦国時代は体格のいい男性も沢山いたそうだが、戦乱のない江戸になると、成人男性の体格はだんだんと小柄になっていったのだという。
そういうことから考えると、生活のために大奥に上がるという主役を演じた二宮君はぴったりだなと思いながら鑑賞。
時は江戸、徳川第八代将軍の時代、江戸には男しかかからない疫病が流行り、男女の役割が逆転しているという漫画が原作の映画。
ありえない設定なのだが、違和感が思ったよりも少ないのは、男女逆転になっていてもむさくるしさを一つも感じさせない大奥の美術と、欲望の香りはしても汗臭さを最小限に抑えようとした男性俳優陣のお陰だと思う。
街中の男女逆転ぶりよりも、大奥の男女逆転ぶりの方が非常にしっくりしていた。
男性が香道をたしなむ姿なども、それなりに面白い。
柴崎コウも頑張っていたとは思うが、将軍には見えない。

特別出演の玉木君の藤色の袴姿に、ちょっとナンバーワンホストの香りと腹黒さを感じたり、お針子役の中村蒼君の純情ぶりに感心したり。
ただ男女逆転だけでなく、なんかもっと凄いことが起こるのかと期待して見ていたのだが、私が期待したほどの大きな出来事は起こらずに映画終了。
柴崎コウ演じる吉宗に、男女逆転を活かした信じられないバカみたい大改革とかをやって欲しかったのだが、無駄遣いを辞めさせるための、分りやすい人員削減しか見られなかったので、残念である。

*****
客席の女子中高生比率が非常に高かった。
二宮君効果か?
(大人の事情等により仕方のないことだとは思うが)嵐の歌うエンディングテーマと映画はミスマッチだったのではと思うのだが・・・



大奥 (第1巻) (JETS COMICS (4301))
よしなが ふみ
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