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「2019年ドイツグランプリ」の版間の差分

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[[2019年]][[7月28日]] 15:10 [[中央ヨーロッパ夏時間|CEST]]([[UTC+2]])<ref>特記ない場合、 {{Cite web |url = https://www.as-web.jp/f1/507073?all |title = F1ドイツGP決勝【詳報】大荒れのレースを制したフェルスタッペンが今季2勝目、クビアトが3位に入りホンダ勢2台がW表彰台 |publisher = autosport web |date = 2019-07-29 |accessdate = 2019-07-29}}</ref>
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今シーズン初のウエットレースは大荒れの展開となり、2番手スタートの[[マックス・フェルスタッペン]]が今シーズン2勝目を挙げた。予選でマシントラブルに見舞われ最後尾スタートとなった[[セバスチャン・ベッテル]]が2位まで追い上げ、[[ダニール・クビアト]]が3位に入り、トロ・ロッソは[[2008年イタリアグランプリ]]でベッテルが優勝して以来11年ぶりの表彰台を獲得した。ホームグランプリの[[メルセデスAMG F1|メルセデス]]勢は、[[ポールポジション]]の[[ルイス・ハミルトン]]がコースオフとスピンを喫して入賞圏外の11位まで後退(ただし、レース後に[[アルファロメオ・レーシング|アルファロメオ]]勢がペナルティを受けたことで入賞圏内の9位に繰り上がり)、[[バルテリ・ボッタス]]はアクシデントでリタイアに終わった。
今シーズン初のウエットレースは大荒れの展開となり、2番手スタートの[[マックス・フェルスタッペン]](レッドブル)が今シーズン2勝目を挙げた。予選でマシントラブルに見舞われ最後尾スタートとなった[[セバスチャン・ベッテル]](フェラーリ)が2位まで追い上げ、[[ダニール・クビアト]](トロ・ロッソ)が3位に入り、トロ・ロッソは[[2008年イタリアグランプリ]]でベッテルが優勝して以来11年ぶりの表彰台を獲得した。ホームグランプリの[[メルセデスAMG F1|メルセデス]]勢は、[[ポールポジション]]の[[ルイス・ハミルトン]]がコースオフとスピンを喫して入賞圏外の11位まで後退(ただし、レース後に[[アルファロメオ・レーシング|アルファロメオ]]勢がペナルティを受けたことで入賞圏内の9位に繰り上がり)、[[バルテリ・ボッタス]]はアクシデントでリタイアに終わった。


=== 展開 ===
=== 展開 ===
決勝は今季初のウエットレース(厳密にはドライとウェットが混在するミックスウェザー)となったため、スチュワードの判断も困難を極め、それを反映するかのようにセーフティカー先導によるが1周で終わらずそのままの先導が続いた。この間、各ドライバーの無線でレース開始を訴える内容が流された。そして、先導が3周目を終える時、通常のスタンディングスタートでのレース開始が決定。そのため、67周のレースがフォーメーションラップ分短縮された64周のレースとなった。

シグナルがブラックアウトし、接触はなかったがレッドブル・ホンダ勢はスタートに失敗。2番グリッドのフェルスタッペンがスタートに失敗し4番手に後退。グリッドの関係上、フェルスタッペンの後ろ4番グリッドからスタートしたチームメートの[[ピエール・ガスリー]]もそのあおりを受け8番手に下がる展開となった。
そんななか、[[キミ・ライコネン]](アルファロメオ)がスタートを決めて3番手に浮上。しかし、フェルスタッペンもすぐさま挽回し、2周目でライコネンをパス、3番手に浮上した。最後尾スタートだったベッテルはこの時点ですでに12番手にまで上がってきた。

2周目、[[セルジオ・ペレス]](レーシングポイント)が単独クラッシュ。これを受け、1度目のセーフティカーが導入される。ここでトップを走行していたハミルトン以下、上位勢が次々とピットに戻り、深溝のウエットタイヤから水量が少ないときに使用するインターミディエイトタイヤに交換する。この時、ピットレーン上では、[[ロマン・グロージャン]](ハース)とルクレールがニアミス。スチュワードはこのインシデントに対して、フェラーリチームに対する罰金裁定を下した。

5周目にレースが再開されるとハミルトンがペースを上げ、2番手を走行するチームメートのボッタスとの差を広げていく。フェルスタッペンが3番手、10番グリッドからスタートした[[シャルル・ルクレール (レーシングドライバー)|シャルル・ルクレール]](フェラーリ)が4番手で続く展開となる。
15周目に[[ダニエル・リカルド]](ルノー)のマシンが白煙を上げてストップ。ここで1度目のVSC(バーチャルセーフティカー)が導入され、ルクレールとニコ・ヒュルケンベルグ(ルノー)がピットイン。新しいインターミディエイトに交換しペースアップを狙う。2台のピットアウトと同時にVSCが解除。それもあり、ハミルトンは雨が弱まり始めたがステイアウト。後続の差を広げ、ピットインの時間を稼ぎ始める。

すると23周目、[[ケビン・マグヌッセン]](ハース)がピットイン。いわゆるドライタイヤのソフトタイヤに交換。そして、すでにポイント圏内にまで浮上していたベッテルも次の周にピットに入り、ソフトタイヤに交換。ベッテルは11番手でコースに戻った。
ドライタイヤの方がペースがいいと見たフェルスタッペンも26周目にピットイン。雨が止む展開になると読み、残り全てを走り切ることを想定した上でドライタイヤの中で中間に位置するミディアムタイヤへ交換する戦略をとる。この26周目には他のマシンも何台か入り、同様の戦略を選択したマシンもあった。そのうち、4番手で復帰したフェルスタッペンだったが、次の周コース上で一回転するスピン。この時の路面状況はソフトの方が有利であり、フェルスタッペンは戦略ミスを叫ぶ無線が流れた。

そして、28周目、[[ランド・ノリス]](マクラーレン)のマシンにトラブルが発生。ノリスはコース脇にクルマを止め、ここで2度目のVSCが導入される。するとルクレールがここでピットに向かい、ソフトタイヤへ交換。この時点で6番手に浮上していた[[アレクサンダー・アルボン]](トロロッソ)もピットインし、ソフトタイヤへ交換。さらにメルセデス勢もピットイン。ハミルトンはソフトタイヤ、ボッタスはミディアムタイヤに履き替え、戦略を分けた。
ところが、このタイミングでまた雨が降り始める。29周目にVSCが解除された直後、ソフトタイヤに交換したばかりのルクレールが濡れた路面でグリップを失いコースオフしてバリアにクラッシュ。イエローフラッグが降られ、何とかコースへ復帰しようとするが、リアタイヤがグラベルに捕まったため、脱出できず無念のリタイア。さすがのルクレールも放送禁止用語を叫ぶ内容が無線で流れた。これを受け、2度目のセーフティカーが導入される。
これにより、脅威が一つ減ったメルセデス勢が優位になったかと思われたが、ここから混沌とした展開へ突入していくこととなる。

ここで大半のマシンがピットイン。ドライタイヤ組は再びインターミディエイトへ、インターミディエイト組は新品のものへ交換するという慌ただしい展開となる。
そんななか、SC導入時トップを走行していたハミルトンがターン16でマシンコントロールを乱してウォールにヒット。ハミルトンの方はグラベルを抜け出せたものの、フロントウイングにダメージを負い、そこから正規のルートを通らずにピットロードへ進入。ところが、ボッタスを先にピットインさせる予定であったうえ、この状況を把握しきれてなかったピットクルーらは混乱。何とかフロントウイングを交換したものの、タイヤをドライと間違えたり、ボッタス用のタイヤ<ref>ルール上、チームメイトのタイヤを装着してピットアウトした場合、無条件で失格となる。</ref>を持ち出しかけたりしてしまい、最終的にはインターミディエイトを装着してピットアウト。セーフティカー中でタイム差があったため、かろうじて5番手の復帰に成功した。だが、このピットロードへの進入はペナルティとなり、5秒のタイムペナルティを受けることになってしまった。

この時点でトップに立っていたボッタスもピットが空いたため、1周遅れでピットイン。だが、この間にインターミディエイトに履き替えて2番手を走行していたフェルスタッペンがトップに浮上する。
全員がインターミディエイトに履き替え、34周目にレースが再開。この時点のトップ5は、フェルスタッペン-ヒュルケンベルグ-ボッタス-アルボン-ハミルトン、となった。

35周目、ハミルトンがアルボンをオーバーテイクして4番手に浮上。37周目にはボッタスがヒュルケンベルグをかわして2番手に上がるが、この時点でフェルスタッペンはすでに後続との差を8秒以上に開いていた。
ところが、ハミルトンにも抜かれて4番手に下がってしまっていたヒュルケンベルグが40周目にターン16でクラッシュ。ここで3度目のセーフティカーが導入となる。するとここでフェルスタッペンがピットに入り、新しいインターミディエイトタイヤに交換。トップの位置を守ってコースに復帰する。ペースが落ち始めていたベッテルも同様のタイヤ交換を実施した。
この時点で2番手につけていたボッタスと3番手のハミルトンはそのままステイアウト。フェルスタッペンとの我慢比べとなる。そんななか、45周目、[[ランス・ストロール]](レーシングポイント)がピットに飛び込みドライのソフトタイヤに交換する賭けに出る。

46周目にレースがリスタートされるが、急激にドライコンディションに変わり始め、この周でクビアトとマグヌッセンがピットに入りソフトタイヤに交換。47周目のフェルスタッペンとボッタス、48周目のベッテルとハミルトンを筆頭に大半のマシンがソフトタイヤに交換。その結果、アンダーカットする形となったストロールが暫定トップに浮上。だが、フェルスタッペンがすぐ追いつき、ストロールをオーバーテイクしてトップに復帰。また、クビアトとマグヌッセンは結果的にアンダーカットが大成功し、大幅なポジションアップ。特にクビアトは49週目の段階で3番手となり、その勢いを保ったまま、51周目にストロールをパスし2番手へ浮上する。

その後方ではソフトタイヤで息を吹き返したベッテルがオーバーテイクショーを開始。どんどん順位を上げ始める。一方ハミルトンはピットインによりタイムペナルティの消化を迫られたうえに、タイヤ交換も若干遅れ12番手まで後退。しかも、53周目にコースオフしてタイヤにフラットスポットを負ったため緊急ピットイン。15番手最下位まで転落。事実上、ハミルトンのレースが終わったうえ、2013年スペイングランプリ以来の完走したうえでのノーポイントの可能性が出てきた。
55周目の時点では、フェルスタッペン-クビアト-ストロール-ボッタス-[[カルロス・サインツJr.]](マクラーレン)-ベッテルの順となった。そして、オーバーテイクしてきたベッテルも勢いがなくなり、ボッタスはストロールを攻略できず手詰まりとなる。そのため、暫定ではあるがホンダPUでのワンツー体制となり、特にクビアト・ストロールは表彰台獲得の可能性が出てきた。
ところが56周目にボッタスがターン1のクリッピングポイントでマシンを滑らせ、コントロールを失いそのままウォールに激突。本日4度目のセーフティカーが導入される展開となる。

これにより、各車の差がなくなり、隊列が整理された60周目、残り5周の超スプリントレースが開始された。ベッテルがまずサインツをかわして4番手に浮上。その直後にガスリーはアルボンとの接近戦で彼に追突してしまいフロントウィングを脱落。アルボンには大きなダメージはなかったものの、自身はそのままコース外へと飛び出てしまい、あと2周というところでリタイヤ。一応ガスリーは完走扱いとなったが、今季のモナコGP以来のホンダPU勢4台の入賞は消えてしまった。

62周目、ベッテルはそのままの勢いでストロールもオーバーテイクしついに表彰台圏内の3番手に上がる。63周目、地元ドイツのファンによる大歓声を受けたベッテルがクビアトをオーバーテイクし2番手へ浮上した。だが、フェルスタッペンはベッテルに5秒以上の差を築いており、そのまま先頭でチェッカーフラッグを受け、今季2度目のトップチェッカーを受けた。2位はベッテル、3位はクビアトが守りきり、クビアトにとっては2016年中国グランプリ以来の表彰台であり、トロロッソチームとしては2008年イタリアグランプリ以来の表彰台となった。また、表彰台の3人全員がレッドブル育成ドライバーであり、きしくも、トロロッソでのフル参戦経験者という顔ぶれとなった。

以下の順位は、4位ストロール、5位サインツ、6位アルボン、7位ライコネン、8位[[アントニオ・ジョヴィナッツィ]](アルファロメオ)、9位グロージャン、10位マグヌッセンとなった。ところが、アルファロメオ勢がテクニカルレギュレーション違反により、本来の違反に対する罰則としてはストップ・アンド・ゴー・ペナルティの認定だが、レースは既に終了していたため、それに相当する30秒のタイムペナルティ相当との判断が下った。それによる順位変動に伴い、ハース勢の順位が上がり、9位ハミルトン、10位は[[ロバート・クビサ]](ウィリアムズ)となった。
そのため、本来12位完走のハミルトンはかろうじてノーポイント事態は免れ、ウィリアムズは繰り上げではあるが今季初入賞を果たした。

ホンダエンジンとしては1992年ハンガリーグランプリ以来のダブル表彰台を獲得や今季2勝目という歓喜に沸くなか、メルセデスチームは母国GPであり、ワークス参戦としては200戦目を筆頭にした様々なメモリアルレースとなるはずが、唯一続いていた記録であるチームとしての連続での表彰台獲得がストップしたうえ、今季ワーストの記録を更新するという破滅的な結末となった。


=== 結果 ===
=== 結果 ===

2019年7月30日 (火) 13:37時点における版

ドイツの旗 2019年ドイツグランプリ
レース詳細
日程 2019年シーズン第11戦
決勝開催日 7月28日
開催地 ホッケンハイムリンク
ドイツの旗 ドイツ ホッケンハイム
コース長 4.574km
レース距離 64周 (292.736km)
※当初の予定は67周 (306.458km)
決勝日天候 雨(ウエット)
ポールポジション
ドライバー
タイム 1:11.767
ファステストラップ
ドライバー オランダの旗 マックス・フェルスタッペン
タイム 1:16.645 (61周目)
決勝順位
優勝
2位
3位

2019年ドイツグランプリ (2019 German Grand Prix) は、2019年のF1世界選手権第11戦として、2019年7月28日ホッケンハイムリンクで開催された。

正式名称は「Formula 1 Mercedes-Benz Grosser Preis von Deutschland 2019[1]

レース前

タイヤ
本レースでピレリが用意するドライタイヤのコンパウンドは、ハード(白):C2、ミディアム(黄):C3、ソフト(赤):C4の組み合わせ[2]
サーキット
  • ホッケンハイムでのドイツGPの本来の開催契約は前年までであったが、メルセデス・ベンツのサポートにより本年も同地で開催は継続された[3]。2020年以降についてはF1を経営するリバティメディアと交渉中であるが、カレンダーから脱落する可能性が極めて高い[4]
  • 前年はオーバーテイク促進のためDRSゾーンを3ヶ所に増やしていたが、本年はピットストレートでのDRSゾーンが廃止され、ターン1とターン4の2ヶ所に減らされる[5]
その他

エントリーリスト

前戦イギリスGPから変更なし。

フリー走行

予選

2019年7月27日 15:00 CEST(UTC+2)[8]

ルイス・ハミルトンポールポジションを獲得した。レッドブルマックス・フェルスタッペンはQ2でキャリブレーションの問題がFP2に続いて発生したが、Q3でパワーユニット(PU)のセッティングを変更して2番手でフロントローを確保し、ホームグランプリを迎えるメルセデス勢のフロントロー独占を阻止した。チームメイトのピエール・ガスリーは4番手となり、バルテリ・ボッタスとともに2列目を占めた。一方、フリー走行で好調だったフェラーリ勢はセバスチャン・ベッテルがQ1でターボチャージャーのトラブルが発生してタイムを記録できず最下位[9]シャルル・ルクレールもQ3で燃料系にトラブルが発生してタイムを記録できず10番手に終わった。

結果

順位 No. ドライバー コンストラクター Q1 Q2 Q3 Grid
1 44 イギリスの旗 ルイス・ハミルトン メルセデス 1:12.852 1:12.149 1:11.767 1
2 33 オランダの旗 マックス・フェルスタッペン レッドブル-ホンダ 1:12.593 1:12.427 1:12.113 2
3 77 フィンランドの旗 バルテリ・ボッタス メルセデス 1:13.075 1:12.424 1:12.129 3
4 10 フランスの旗 ピエール・ガスリー レッドブル-ホンダ 1:12.991 1:12.385 1:12.522 4
5 7 フィンランドの旗 キミ・ライコネン アルファロメオ-フェラーリ 1:13.066 1:12.519 1:12.538 5
6 8 フランスの旗 ロマン・グロージャン ハース-フェラーリ 1:13.146 1:12.769 1:12.851 6
7 55 スペインの旗 カルロス・サインツ マクラーレン-ルノー 1:13.221 1:12.632 1:12.897 7
8 11 メキシコの旗 セルジオ・ペレス レーシング・ポイント-BWTメルセデス 1:13.194 1:12.776 1:13.065 8
9 27 ドイツの旗 ニコ・ヒュルケンベルグ ルノー 1:13.186 1:12.766 1:13.126 9
10 16 モナコの旗 シャルル・ルクレール フェラーリ 1:12.229 1:12.344 No Time 10
11 99 イタリアの旗 アントニオ・ジョヴィナッツィ アルファロメオ-フェラーリ 1:13.170 1:12.786 11
12 20 デンマークの旗 ケビン・マグヌッセン ハース-フェラーリ 1:13.103 1:12.789 12
13 3 オーストラリアの旗 ダニエル・リカルド ルノー 1:13.131 1:12.799 13
14 26 ロシアの旗 ダニール・クビアト トロ・ロッソ-ホンダ 1:13.278 1:13.135 14
15 18 カナダの旗 ランス・ストロール レーシング・ポイント-BWTメルセデス 1:13.256 1:13.450 15
16 4 イギリスの旗 ランド・ノリス マクラーレン-ルノー 1:13.333 19 1
17 23 タイ王国の旗 アレクサンダー・アルボン トロ・ロッソ-ホンダ 1:13.461 16
18 63 イギリスの旗 ジョージ・ラッセル ウィリアムズ-メルセデス 1:14.721 17
19 88 ポーランドの旗 ロバート・クビサ ウィリアムズ-メルセデス 1:14.839 18
107% time: 1:17.285
NC 5 ドイツの旗 セバスチャン・ベッテル フェラーリ No Time 20 2
ソース:[10][11]
追記
  • ^1 - ノリスは決勝前に規定を超えるパワーユニット交換(3基目のMGU-K、エナジーストア(ES)、コントロールエレクトロニクス(CE))を行い、降格グリッド数が15を超えたため、後方グリッドからスタートする[12][13]
  • ^2 - ベッテルはQ1でタイムを記録できなかったが[9]、スチュワードの判断により最後尾グリッドで決勝出走が許可された[14]。決勝前に規定を超えるパワーユニット交換(3基目のCE)を行ったが、最後尾グリッドに変更なし[15][13]

決勝

2019年7月28日 15:10 CEST(UTC+2)[16]

今シーズン初のウエットレースは大荒れの展開となり、2番手スタートのマックス・フェルスタッペン(レッドブル)が今シーズン2勝目を挙げた。予選でマシントラブルに見舞われ最後尾スタートとなったセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)が2位まで追い上げ、ダニール・クビアト(トロ・ロッソ)が3位に入り、トロ・ロッソは2008年イタリアグランプリでベッテルが優勝して以来11年ぶりの表彰台を獲得した。ホームグランプリのメルセデス勢は、ポールポジションルイス・ハミルトンがコースオフとスピンを喫して入賞圏外の11位まで後退(ただし、レース後にアルファロメオ勢がペナルティを受けたことで入賞圏内の9位に繰り上がり)、バルテリ・ボッタスはアクシデントでリタイアに終わった。

展開

決勝は今季初のウエットレース(厳密にはドライとウェットが混在するミックスウェザー)となったため、スチュワードの判断も困難を極め、それを反映するかのようにセーフティカー先導によるが1周で終わらずそのままの先導が続いた。この間、各ドライバーの無線でレース開始を訴える内容が流された。そして、先導が3周目を終える時、通常のスタンディングスタートでのレース開始が決定。そのため、67周のレースがフォーメーションラップ分短縮された64周のレースとなった。

シグナルがブラックアウトし、接触はなかったがレッドブル・ホンダ勢はスタートに失敗。2番グリッドのフェルスタッペンがスタートに失敗し4番手に後退。グリッドの関係上、フェルスタッペンの後ろ4番グリッドからスタートしたチームメートのピエール・ガスリーもそのあおりを受け8番手に下がる展開となった。 そんななか、キミ・ライコネン(アルファロメオ)がスタートを決めて3番手に浮上。しかし、フェルスタッペンもすぐさま挽回し、2周目でライコネンをパス、3番手に浮上した。最後尾スタートだったベッテルはこの時点ですでに12番手にまで上がってきた。

2周目、セルジオ・ペレス(レーシングポイント)が単独クラッシュ。これを受け、1度目のセーフティカーが導入される。ここでトップを走行していたハミルトン以下、上位勢が次々とピットに戻り、深溝のウエットタイヤから水量が少ないときに使用するインターミディエイトタイヤに交換する。この時、ピットレーン上では、ロマン・グロージャン(ハース)とルクレールがニアミス。スチュワードはこのインシデントに対して、フェラーリチームに対する罰金裁定を下した。

5周目にレースが再開されるとハミルトンがペースを上げ、2番手を走行するチームメートのボッタスとの差を広げていく。フェルスタッペンが3番手、10番グリッドからスタートしたシャルル・ルクレール(フェラーリ)が4番手で続く展開となる。 15周目にダニエル・リカルド(ルノー)のマシンが白煙を上げてストップ。ここで1度目のVSC(バーチャルセーフティカー)が導入され、ルクレールとニコ・ヒュルケンベルグ(ルノー)がピットイン。新しいインターミディエイトに交換しペースアップを狙う。2台のピットアウトと同時にVSCが解除。それもあり、ハミルトンは雨が弱まり始めたがステイアウト。後続の差を広げ、ピットインの時間を稼ぎ始める。

すると23周目、ケビン・マグヌッセン(ハース)がピットイン。いわゆるドライタイヤのソフトタイヤに交換。そして、すでにポイント圏内にまで浮上していたベッテルも次の周にピットに入り、ソフトタイヤに交換。ベッテルは11番手でコースに戻った。 ドライタイヤの方がペースがいいと見たフェルスタッペンも26周目にピットイン。雨が止む展開になると読み、残り全てを走り切ることを想定した上でドライタイヤの中で中間に位置するミディアムタイヤへ交換する戦略をとる。この26周目には他のマシンも何台か入り、同様の戦略を選択したマシンもあった。そのうち、4番手で復帰したフェルスタッペンだったが、次の周コース上で一回転するスピン。この時の路面状況はソフトの方が有利であり、フェルスタッペンは戦略ミスを叫ぶ無線が流れた。

そして、28周目、ランド・ノリス(マクラーレン)のマシンにトラブルが発生。ノリスはコース脇にクルマを止め、ここで2度目のVSCが導入される。するとルクレールがここでピットに向かい、ソフトタイヤへ交換。この時点で6番手に浮上していたアレクサンダー・アルボン(トロロッソ)もピットインし、ソフトタイヤへ交換。さらにメルセデス勢もピットイン。ハミルトンはソフトタイヤ、ボッタスはミディアムタイヤに履き替え、戦略を分けた。 ところが、このタイミングでまた雨が降り始める。29周目にVSCが解除された直後、ソフトタイヤに交換したばかりのルクレールが濡れた路面でグリップを失いコースオフしてバリアにクラッシュ。イエローフラッグが降られ、何とかコースへ復帰しようとするが、リアタイヤがグラベルに捕まったため、脱出できず無念のリタイア。さすがのルクレールも放送禁止用語を叫ぶ内容が無線で流れた。これを受け、2度目のセーフティカーが導入される。 これにより、脅威が一つ減ったメルセデス勢が優位になったかと思われたが、ここから混沌とした展開へ突入していくこととなる。

ここで大半のマシンがピットイン。ドライタイヤ組は再びインターミディエイトへ、インターミディエイト組は新品のものへ交換するという慌ただしい展開となる。 そんななか、SC導入時トップを走行していたハミルトンがターン16でマシンコントロールを乱してウォールにヒット。ハミルトンの方はグラベルを抜け出せたものの、フロントウイングにダメージを負い、そこから正規のルートを通らずにピットロードへ進入。ところが、ボッタスを先にピットインさせる予定であったうえ、この状況を把握しきれてなかったピットクルーらは混乱。何とかフロントウイングを交換したものの、タイヤをドライと間違えたり、ボッタス用のタイヤ[17]を持ち出しかけたりしてしまい、最終的にはインターミディエイトを装着してピットアウト。セーフティカー中でタイム差があったため、かろうじて5番手の復帰に成功した。だが、このピットロードへの進入はペナルティとなり、5秒のタイムペナルティを受けることになってしまった。

この時点でトップに立っていたボッタスもピットが空いたため、1周遅れでピットイン。だが、この間にインターミディエイトに履き替えて2番手を走行していたフェルスタッペンがトップに浮上する。 全員がインターミディエイトに履き替え、34周目にレースが再開。この時点のトップ5は、フェルスタッペン-ヒュルケンベルグ-ボッタス-アルボン-ハミルトン、となった。

35周目、ハミルトンがアルボンをオーバーテイクして4番手に浮上。37周目にはボッタスがヒュルケンベルグをかわして2番手に上がるが、この時点でフェルスタッペンはすでに後続との差を8秒以上に開いていた。 ところが、ハミルトンにも抜かれて4番手に下がってしまっていたヒュルケンベルグが40周目にターン16でクラッシュ。ここで3度目のセーフティカーが導入となる。するとここでフェルスタッペンがピットに入り、新しいインターミディエイトタイヤに交換。トップの位置を守ってコースに復帰する。ペースが落ち始めていたベッテルも同様のタイヤ交換を実施した。 この時点で2番手につけていたボッタスと3番手のハミルトンはそのままステイアウト。フェルスタッペンとの我慢比べとなる。そんななか、45周目、ランス・ストロール(レーシングポイント)がピットに飛び込みドライのソフトタイヤに交換する賭けに出る。

46周目にレースがリスタートされるが、急激にドライコンディションに変わり始め、この周でクビアトとマグヌッセンがピットに入りソフトタイヤに交換。47周目のフェルスタッペンとボッタス、48周目のベッテルとハミルトンを筆頭に大半のマシンがソフトタイヤに交換。その結果、アンダーカットする形となったストロールが暫定トップに浮上。だが、フェルスタッペンがすぐ追いつき、ストロールをオーバーテイクしてトップに復帰。また、クビアトとマグヌッセンは結果的にアンダーカットが大成功し、大幅なポジションアップ。特にクビアトは49週目の段階で3番手となり、その勢いを保ったまま、51周目にストロールをパスし2番手へ浮上する。

その後方ではソフトタイヤで息を吹き返したベッテルがオーバーテイクショーを開始。どんどん順位を上げ始める。一方ハミルトンはピットインによりタイムペナルティの消化を迫られたうえに、タイヤ交換も若干遅れ12番手まで後退。しかも、53周目にコースオフしてタイヤにフラットスポットを負ったため緊急ピットイン。15番手最下位まで転落。事実上、ハミルトンのレースが終わったうえ、2013年スペイングランプリ以来の完走したうえでのノーポイントの可能性が出てきた。 55周目の時点では、フェルスタッペン-クビアト-ストロール-ボッタス-カルロス・サインツJr.(マクラーレン)-ベッテルの順となった。そして、オーバーテイクしてきたベッテルも勢いがなくなり、ボッタスはストロールを攻略できず手詰まりとなる。そのため、暫定ではあるがホンダPUでのワンツー体制となり、特にクビアト・ストロールは表彰台獲得の可能性が出てきた。 ところが56周目にボッタスがターン1のクリッピングポイントでマシンを滑らせ、コントロールを失いそのままウォールに激突。本日4度目のセーフティカーが導入される展開となる。

これにより、各車の差がなくなり、隊列が整理された60周目、残り5周の超スプリントレースが開始された。ベッテルがまずサインツをかわして4番手に浮上。その直後にガスリーはアルボンとの接近戦で彼に追突してしまいフロントウィングを脱落。アルボンには大きなダメージはなかったものの、自身はそのままコース外へと飛び出てしまい、あと2周というところでリタイヤ。一応ガスリーは完走扱いとなったが、今季のモナコGP以来のホンダPU勢4台の入賞は消えてしまった。

62周目、ベッテルはそのままの勢いでストロールもオーバーテイクしついに表彰台圏内の3番手に上がる。63周目、地元ドイツのファンによる大歓声を受けたベッテルがクビアトをオーバーテイクし2番手へ浮上した。だが、フェルスタッペンはベッテルに5秒以上の差を築いており、そのまま先頭でチェッカーフラッグを受け、今季2度目のトップチェッカーを受けた。2位はベッテル、3位はクビアトが守りきり、クビアトにとっては2016年中国グランプリ以来の表彰台であり、トロロッソチームとしては2008年イタリアグランプリ以来の表彰台となった。また、表彰台の3人全員がレッドブル育成ドライバーであり、きしくも、トロロッソでのフル参戦経験者という顔ぶれとなった。

以下の順位は、4位ストロール、5位サインツ、6位アルボン、7位ライコネン、8位アントニオ・ジョヴィナッツィ(アルファロメオ)、9位グロージャン、10位マグヌッセンとなった。ところが、アルファロメオ勢がテクニカルレギュレーション違反により、本来の違反に対する罰則としてはストップ・アンド・ゴー・ペナルティの認定だが、レースは既に終了していたため、それに相当する30秒のタイムペナルティ相当との判断が下った。それによる順位変動に伴い、ハース勢の順位が上がり、9位ハミルトン、10位はロバート・クビサ(ウィリアムズ)となった。 そのため、本来12位完走のハミルトンはかろうじてノーポイント事態は免れ、ウィリアムズは繰り上げではあるが今季初入賞を果たした。

ホンダエンジンとしては1992年ハンガリーグランプリ以来のダブル表彰台を獲得や今季2勝目という歓喜に沸くなか、メルセデスチームは母国GPであり、ワークス参戦としては200戦目を筆頭にした様々なメモリアルレースとなるはずが、唯一続いていた記録であるチームとしての連続での表彰台獲得がストップしたうえ、今季ワーストの記録を更新するという破滅的な結末となった。

結果

順位 No. ドライバー コンストラクター 周回数 タイム/リタイア原因 Grid Pts.
1 33 オランダの旗 マックス・フェルスタッペン レッドブル-ホンダ 64 1:44:31.275 2 26 FL
2 5 ドイツの旗 セバスチャン・ベッテル フェラーリ 64 +7.333 20 18
3 26 ロシアの旗 ダニール・クビアト トロ・ロッソ-ホンダ 64 +8.305 14 15
4 18 カナダの旗 ランス・ストロール レーシング・ポイント-BWTメルセデス 64 +8.966 15 12
5 55 スペインの旗 カルロス・サインツ マクラーレン-ルノー 64 +9.583 7 10
6 23 タイ王国の旗 アレクサンダー・アルボン トロ・ロッソ-ホンダ 64 +10.052 16 8
7 8 フランスの旗 ロマン・グロージャン ハース-フェラーリ 64 +16.838 6 6
8 20 デンマークの旗 ケビン・マグヌッセン ハース-フェラーリ 64 +18.765 12 4
9 44 イギリスの旗 ルイス・ハミルトン メルセデス 64 +19.667 1 2
10 88 ポーランドの旗 ロバート・クビサ ウィリアムズ-メルセデス 64 +24.987 18 1
11 63 イギリスの旗 ジョージ・ラッセル ウィリアムズ-メルセデス 64 +26.404 17
12 7 フィンランドの旗 キミ・ライコネン アルファロメオ-フェラーリ 64 +42.214 1 5
13 99 イタリアの旗 アントニオ・ジョヴィナッツィ アルファロメオ-フェラーリ 64 +43.849 1 11
14 10 フランスの旗 ピエール・ガスリー レッドブル-ホンダ 61 接触 4
Ret 77 フィンランドの旗 バルテリ・ボッタス メルセデス 56 アクシデント 3
Ret 27 ドイツの旗 ニコ・ヒュルケンベルグ ルノー 39 アクシデント 9
Ret 16 モナコの旗 シャルル・ルクレール フェラーリ 27 アクシデント 10
Ret 4 イギリスの旗 ランド・ノリス マクラーレン-ルノー 25 パワーロス 19
Ret 3 オーストラリアの旗 ダニエル・リカルド ルノー 13 排気系 13
Ret 11 メキシコの旗 セルジオ・ペレス レーシング・ポイント-BWTメルセデス 1 アクシデント 8
ソース:[18]
ファステストラップ[19]
ラップリーダー[20]
追記
  • 路面コンディション不良によりフォーメーションラップを3周行ったため、当初予定の67周から64周に変更された[21]
  • ^FL - ファステストラップの1点を含む
  • ^1 - アルファロメオ勢はスタンディングスタート時のクラッチの作動方法が違反と見なされ、本来は10秒のストップ&ゴーペナルティが科されるところであるが、レース後に裁定が下されたため、レースタイムに30秒加算された。これによりライコネンは7位から12位、ジョヴィナッツィは8位から13位に降格した[22][23][24]
  • - リタイアだが、90%以上の距離を走行したため規定により完走扱い

第11戦終了時点のランキング

  • :ドライバー、コンストラクター共にトップ5のみ表示。

脚注

注釈

出典

  1. ^ German Grand Prix 2019 - F1 Race”. The Official F1 Website. 2019年7月27日閲覧。
  2. ^ F1ドイツGPのタイヤ選択が明らかに。フェラーリはレッドブル・ホンダ&メルセデスと戦略別れる”. autosport web (2019年7月17日). 2019年7月27日閲覧。
  3. ^ 全21戦の2019年暫定カレンダーが発表される”. ESPN F1 (2018年8月31日). 2019年7月27日閲覧。
  4. ^ F1ドイツGP、消滅を避けられず?「カレンダー脱落の可能性が極めて高い」と主催者が発言”. autosport web (2019年7月25日). 2019年7月27日閲覧。
  5. ^ F1ドイツGP、DRSゾーンが1カ所廃止、2カ所の設定に”. autosport web (2019年7月26日). 2019年7月27日閲覧。
  6. ^ 200戦目を迎えるメルセデスF1、モータースポーツ活動125周年記念を祝う特別カラーでホームレースへ”. autosport web (2019年7月23日). 2019年7月27日閲覧。
  7. ^ Entry List”. FIA (2019年7月25日). 2019年7月27日閲覧。
  8. ^ 特記のない場合、 フェルスタッペンがフロントロウ獲得、ポールはハミルトン。好調だったフェラーリ2台はトラブルに泣く/F1ドイツGP予選”. autosport web (2019年7月27日). 2019年7月28日閲覧。
  9. ^ a b Q1敗退のベッテル、トラブルの原因は“ターボ関係””. motorsport.com (2019年7月27日). 2019年7月28日閲覧。
  10. ^ FORMULA 1 MERCEDES-BENZ GROSSER PREIS VON DEUTSCHLAND 2019 - QUALIFYING”. The Official F1 Website (2019年7月27日). 2019年7月28日閲覧。
  11. ^ FORMULA 1 MERCEDES-BENZ GROSSER PREIS VON DEUTSCHLAND 2019 - STARTING GRID”. The Official F1 Website (2019年7月28日). 2019年7月28日閲覧。
  12. ^ Offence Doc44 - L.Norris”. FIA (2019年7月28日). 2019年7月28日閲覧。
  13. ^ a b ノリス、バッテリー交換で19番グリッドに降格。最後尾はベッテルで変わらず”. motorsport.com (2019年7月28日). 2019年7月28日閲覧。
  14. ^ Steward Decision Doc37 - S.Vettel”. FIA (2019年7月27日). 2019年7月28日閲覧。
  15. ^ Offence Doc45 - S.Vettel”. FIA (2019年7月28日). 2019年7月28日閲覧。
  16. ^ 特記ない場合、 F1ドイツGP決勝【詳報】大荒れのレースを制したフェルスタッペンが今季2勝目、クビアトが3位に入りホンダ勢2台がW表彰台”. autosport web (2019年7月29日). 2019年7月29日閲覧。
  17. ^ ルール上、チームメイトのタイヤを装着してピットアウトした場合、無条件で失格となる。
  18. ^ FORMULA 1 MERCEDES-BENZ GROSSER PREIS VON DEUTSCHLAND 2019 - RACE RESULT”. The Official F1 Website (2019年7月28日). 2019年7月29日閲覧。
  19. ^ FORMULA 1 MERCEDES-BENZ GROSSER PREIS VON DEUTSCHLAND 2019 - FASTEST LAPS”. The Official F1 Website (2019年7月28日). 2019年7月29日閲覧。
  20. ^ Lap Chart”. FIA (2019年7月28日). 2019年7月29日閲覧。
  21. ^ 大波乱のレースをフェルスタッペンが制す!”. ESPN F1 (2019年7月29日). 2019年7月29日閲覧。
  22. ^ Offence Doc56 - K.Raikkonen”. FIA (2019年7月28日). 2019年7月29日閲覧。
  23. ^ Offence Doc57 - A.Giovinazzi”. FIA (2019年7月28日). 2019年7月29日閲覧。
  24. ^ アルファロメオにペナルティ。ハミルトンとクビサが入賞に繰り上がり”. motorsport.com (2019年7月29日). 2019年7月29日閲覧。
  25. ^ a b Germany 2019 - Championship”. STATS F1 (2019年7月14日). 2019年7月15日閲覧。
前戦
{{{前戦のグランプリ名}}}
FIA F1世界選手権
2019年シーズン
次戦
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前回開催
{{{前回のグランプリ名}}}
ドイツの旗 {{{開催グランプリ名}}} 次回開催
{{{次回のグランプリ名}}}