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気楽にとり(鳥&撮り)歩き

近場で身近な野鳥たちを観察しながら撮影しています。

ホオジロ!緊急事態!!

2021年09月26日 | 強く記憶に残る鳥たち

一羽のホオジロが大慌てで私の目の前に飛び出してきました。
ひどく怯えながら しきりに上空を見上げて警戒しています。

ほどなく木々をかすめるように一羽のトビが低空飛行で頭上を飛びはじめました。
なんどか梢に足を突っ込んで木の葉を散らしては 何かを狙っています。




緊張しきったホオジロは私のそばを離れようとしません。
先ほどまで近くにオスのジョウビタキも一羽いたはずです。どこへ行ったのか?と探してみると
黙々と花壇の手入れをしている作業員さんのそばの植え込みの中に身を隠していました。
前回のノビタキ同様、この時のホオジロとジョウビタキも 
人間を盾代わり、用心棒代わりにしていたのでしょう。
率直に言えば「無事に生き延びるため利用できるものは何でも利用する」鳥たちのたくましさです。

一般的に トビは死んだ魚や小動物が主食で生きた獲物を襲うことはないと言われているようですが
この時のホオジロたちの逃げまどい怯える様子からすると 小鳥を狙うことも少なくないのでは?と思えます。
私も一度だけ、トビが飛びながら小鳥の羽をむしっている所を目撃したことがあります。



小鳥たちは難を逃れ トビは何も得られず飛び去りました。
目の前のホオジロにもだいぶ落ち着きが戻ってきました。



頭上を見上げると 晴れ渡る冬の青空に数羽のトビが円を描くように舞い飛んでいました。
2015年12月初旬 淡路島の公園での出来事でした。


●知って防ごう トビとのトラブル
https://wrv-kanagawa.net/activity/event/tobi

有名観光地である淡路島でも同様にトビのトラブルが発生しています。
淡路サービスエリアには注意喚起の看板があちこちに設けらています。



観光客の食べ物目当てに集まるトビたち
島に暮らす小鳥たちもあおりを受けているのかもしれません。


ホオジロも私の好きな野鳥のひとつ
メスのホオジロにも奥ゆかしい魅力があります。




改めて見比べると ↑メスと ↓オスの顔の色にはずいぶんと違いがありますね。



ホオジロのオスとメスが仲良く寄り添うような写真を撮りたいのですが
なかなか並んでくれるチャンスがありません。この写真もかなり遠くからやっと撮りました。


ホオジロ(頬白)Meadow Bunting 全長約17㎝
スズメ目ホオジロ科ホオジロ属



ホオジロの仲間の鳥で特に印象深いのがシラガホオジロとの出会いでした。
2017年1月の撮影 
この時は望遠端250mmまでのレンズしかもっていなかったので遠く小さい写真のみです。



図鑑やインターネットで調べお尋ねした結果、メスのシラガホオジロと判明しました。



シラガホオジロ(白髪頬白) Pine Bunting 全長約17cm
スズメ目ホオジロ科ホオジロ属

ホオジロの仲間では最大種のひとつ。
数少ない旅鳥または冬鳥として北海道、本州、九州で記録されている。
和名の通り、オスの夏羽では頭頂の白さがまるで白髪のように目立つそうです。
一度でいいからオスのシラガホオジロの白髪頭を拝んでみたいものです。

最後まで見ていただきありがとうございました。
コメント (4)
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