今夜、元 ちとせのコンサートに行って来ました。
白いドレスを着て、体ごと表現しながら歌い
ファンを一同に魅了しました。
ステージでは靴を履かずに裸足の彼女でした。
それがまた南国生まれの彼女の魅力かもしれません。
２００６年５月１０日に発売になった
奄美出身の歌手、元 ちとせの ３ｒｄアルバムは「ハナダイロ」
「はなだ色」ってご存知ですか？
洋名で言うと「サファイヤ・ブルー」になるらしい。
「はなだ色」とは空の色、海の色とも言われ
それはつまり「地球の色」を意味するとか。
花言葉ならぬ
色彩言葉では「平和と調和」の色だということです。
このアルバムの発売を記念して
「春のかたみ」 元 ちとせ・コンサートツアー２００６が始まりました。
春の儚さを意味するタイトルに「愛という名の贈りもの」
逝ってしまった人が残してくれた想い出や愛に
感謝をこめた歌の数々です。
「青のレクイエム」は６月１０日に封切の「初恋」の主題歌。
この映画は１９６８年１２月の府中三億円強奪事件の実行犯の物語。
「はなだいろ」は失恋の歌。
人種も言葉も超えて青い瞳の青年に短く淡い恋をした歌。
「春のかたみ」は松任谷由実が作詞・作曲したもので
短い春が去っていくのを惜しむ気持ちを歌ったものです。
空を埋める花の色 うつりにけりなわが恋
やがてすべてが過ぎ去ろうとも あなただけを想う
求め合った哀しさよ 降りしきり包んでよ
前も見ず 息も出来ず あなただけを想う
儚い春のかたみには いちばん綺麗なわたしを
あなただけに あなただけに とどめたいと思う
奄美で育った彼女がその島の伝承や独特の風土を歌う。
元 ちとせの歌にはいつも故郷の奄美が見え隠れします。
存在感のあるとても素晴らしい歌手だと思いました。