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緩和ケア医の日々所感

日常の中でがんや疾病を生きることを考えていきたいなあと思っています

印刷した紙で一杯・・・

2013年05月26日 | 医療
5月29日からの欧州緩和ケア学会へ参加するために、準備をしています。学会の度に、色々なことがやりやすくなっていくことに驚きます。例えば、ポスターは、しわになりにくい布で持参すると、スーツケースに入ります。昔、長い筒状のケースを担いでいたことが懐かしいです。さらに、学会によってはデータを送って、会場でプリントアウトしてくれるサービスを行っているものもあります。単純に、学会で新たな視点を得ながら街を楽 . . . 本文を読む
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低出力レーザー

2013年05月19日 | 教育
低出力レーザ治療は、皮膚の上からプローベを30秒から1分(5分以内)当てることで、局所の血流をよくしたり、疼痛の制御-特に、神経障害性疼痛に効果があるなど、負担が少なくできる治療です。2006年からは、消炎鎮痛等処置に35点が診療報酬算定が可能となっています。神経障害性疼痛緩和や褥瘡治療などにも用いられることがあります。機械もコンパクトで、A3 1枚の面積X高さ分の容積があれば、保管することができ . . . 本文を読む
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心を強くしてくれたマッサージ(2)

2013年05月06日 | 医療
こうした患者さんを支えるには傾聴の継続などが思い浮かぶと思いますが、加えて、非薬物的な関わりとしてマッサージなども効果があると思っています。 単に腹部のマッサージで排便コントロールがつくというだけではなく心がしなやかになるような、大変な場面でも踏ん張れるようなそんな印象を持ちます。ミーティングの時、私は研修の看護師さんに「マッサージって心を強くしてくれるのよ」そんな風に話をしました。その数日後、 . . . 本文を読む
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