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マドンナのナイショ話

あなたに話したいあれこれ

電車男

2005年06月04日 | 映画
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夕方娘と映画を観て来た。
今日封切りの「電車男」だ。
笑いと涙の1時間40分だった。

久しぶりに爽やかな後味だった。
電車男の純情さが爽やかな風を運んでくれた。
そんなことを思わせる映画だった。

インターネットの「奇跡の恋物語」が
昨年10月に一冊の本になり
書店に並ぶやいなやベストセラーとなった。
ネットの掲示板での内容を小説にまとめた原作は
新聞や雑誌やテレビで特集を組まれるほど広く注目を集めた。

そして今年になってヤングサンデー、Judy、ヤングチャンピオン
チャンピオンレッド、デザートで同時に漫画化された。

また3月には有楽町の東京国際フォーラムで朗読劇が上演され
映画「電車男」が今日封切られた。
さらに7月からはフジテレビ系でドラマ化され、8月には舞台化される。

どうしてここまで人気が出たのか。

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22歳のオタク青年・電車男は
彼女いない暦22年。
秋葉原が大好きなシステムエンジニアだった。
ある日、電車の中で暴れる中年男から女性を救い
その女性からお礼にエルメスのティーカップをもらう。
その後どうしたらいいかわからず
インターネットの掲示板に助けを求めた。

いつしか彼は掲示板で「電車男」と呼ばれるようになり
彼の恋のアドバイスをする人たちが掲示板に集まり始める。
その女性は「エルメスさん」と名づけられ
「電車男とエルメスさん」の恋の行方を見守りながら応援する。

電車男は一部始終を掲示板で報告し、名無しさん(匿名)たちは
微に入り細に入りアドバイスし、叱咤激励しながらエールを送る。
モテナイ電車男は何度も奇跡を起こしながら
次第にエルメスさんの心をつかんでいく。

けれど純粋に想えば想うほど、恋は辛くてぎこちなかった。
電車男の人を想う心を大切に描かれた物語だ。

メガネで長髪の猫背男がコンタクトレンズにして
髪を短く切って変身していく過程は面白く
恋をすると男でも女でもカッコよく
またきれいになりたいのは同じなのかと思った。

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笑いあり涙ありの映画だったが
軽いタッチで観ていると疲れない。
忘れていた人を純粋に想うという感覚を
呼び戻してくれた。
冷めた恋愛が多い昨今
この純情さが人の心を捉えたのだろう。

電車男とエルメスさんは
きっと今頃幸せな日々を送っているだろう。





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