この記事はプロダクト マネージャー、Mai Lowe、テクニカル ライター、Ken Cenerelli による Google Developers Blog の記事 "Introducing the Google Meet Live Sharing SDK" を元に翻訳・加筆したものです。詳しくは元記事をご覧ください。


現在、Google Meet ライブ共有 SDK はプレビュー版です。この SDK を使いたいデベロッパーは、早期アクセス プログラムからアクセスを申請できます。

今回の Google I/O 2022 では、アプリ デベロッパーが新しい Google Meet ライブ共有 SDK を介して Meet ビデオ会議プロダクトを活用できる新機能を発表しました。これにより、ユーザーが集まってアプリ内で体験を相互に共有できるようになります。たとえば、テレビ番組をストリーミングする、YouTube で視聴したい動画を追加する、音楽のプレイリストを共同編集する、ダンス パーティーに参加する、Google Meet で合同練習をするといったことができるようになります。この SDK は、デベロッパーに公開されている Google Workspace プラットフォームの一部になります。

YouTube、Heads Up!、UNO!™ Mobile、Kahoot! などのパートナーは、すでにこの SDK をアプリに組み込んでおり、今年中にユーザーは新しい共有インタラクティブ体験に加われるようになります。

複数のユースケースをサポート

ライブ共有 SDK を使うと、デベロッパーがデバイス間でコンテンツをリアルタイムに同期して、アプリに Meet を組み込めるようになります。これにより、深いつながりを感じられる新鮮で楽しい体験をユーザーに提供できます。また、現在のユーザーが友人や家族にアプリを勧めてくれる可能性があるので、新しいユーザーにアプローチする絶好の機会でもあります。

この SDK は、主に 2 つのユースケースをサポートします。
  • 共同視聴 — ストリーミング アプリのコンテンツをデバイス間でリアルタイムに同期し、ユーザーが交代で動画を共有したり、お気に入りのアーティストの最新ヒット曲を再生したりできるようにします。この機能を使うと、ユーザーはアプリ内で、動画の再生開始や一時停止、新しいコンテンツの選択といった操作を共有できます。
  • 共同作業 — 任意のアプリ コンテンツを同期し、複数のユーザーがビデオゲームをプレイしたり、同じ練習プログラムに取り組んだりできるようにします。


共同視聴と共同作業の API は別ですが、同時に使用することもできます。


アプリでライブ共有 SDK を使ってライブ共有を始めるワークフローの例を示した図


スタートガイド
詳しくは、Google Meet ライブ共有 SDK についての I/O 2022 のセッションをご覧ください。Android 版のドキュメントも公開されています。

この SDK を試してみたいデベロッパーは、早期アクセス プログラムからアクセスを申請できます。
次のステップ

皆さんがユーザーに提供したい動画コンテンツ体験を構築できるように、機能の改善も続けています。今回のようなお知らせや、Google Workspace プラットフォームや API の情報をさらに確認したい方は、デベロッパー ニュースレターへの登録をお願いします。


Reviewed by Eiji Kitamura - Developer Relations Team