[この記事は Jonathan Wald、プロダクト マネージャーによる Google Developers Blog の記事 "Using schema.org markup to promote your critic reviews within Google Search" を元に翻訳・加筆したものです。詳しくは元記事をご覧ください。]

Google が 6 年前にレビュー用のリッチ スニペットを発表したことで、構造化されたマークアップを Web ページに挿入することによりコンテンツをプロモートするまったく新しい方法がパブリッシャーに提供されました。それ以来、Google 検索において構造化されたデータの重要性は増す一方であり、当社は世界を、Web を、そしてユーザーの検索内容をより深く理解するために Knowledge Graph を構築してきました。ユーザーが「ex machina のレビューは良かった?」と検索すると、Google はセマンティックを理解し、ユーザーが 2015 年の映画「Ex Machina 」のレビューを知りたがっていること、そして、どこに行けばレビューを見られるかを知りたがっていることが分かるようになりました。

先日の Knowledge Graph におけるレビューの発表を受け、このテクノロジーを利用して、パブリッシャーのみなさんがもう一度、マークアップを使用したレビューの見つけやすさと利用率の向上する機会を設けました。この機能はモバイル、タブレット、およびデスクトップで使用でき、パブリッシャーのレビューをページ上部の目立つカードに整理します。
マークアップを使用して、レビューと、それが Knowledge Graph のエンティティにどのように関連しているかを分かるようにすることにより、パブリッシャーはレビューを今まで目の触れることのなかった人たちに公開できるだけでなく、レビューされたエンティティの Knowledge Graph カードとして、レビューを公開することができるようになります。

現在、映画のエンティティに対するレビューが公開されていますが、今年中にこの機能を TV 番組や書籍などにも展開する予定です。これらの媒体について長めのフォーマットでレビューを提供するパブリッシャーは、レビューからスニペットを選択し、schema.org マークアップを Web ページに追加することによって、レビューを提供開始することができます。このプロセスは、 レビュー マークアップの指示で詳しく説明されていますが、パブリッシャーが示したいスニペット、レビューに関連付けられた URL、レビューしたアイテムに関するその他のメタデータを Google に報告できるようにして、Google が適切なエンティティとレビューの組み合わせを表示できるようにします。

Google は、JSON+LD データ形式などさまざまなマークアップ形式を理解することができ、レビューに関する構造化されたデータをこれまで以上に簡単に Web ページに組み込むことができます。さあ、 ここから始めましょう。


Posted by Eiji Kitamura - Developer Relations Team