[go: nahoru, domu]

[この記事は Google Play ゲーム、プロダクト マネージャー、Morgan Dollard による Android Developers Blog の記事 "Grow your games business on Google Play: Game parameters management, video recording, streaming ads, and more" を元に翻訳・加筆したものです。詳しくは元記事をご覧ください。]


世界 190 か国からアクセスしてくるモバイル ゲーマーに支えられ、Google Play ゲームを通して、活発で多様性にあふれたコミュニティが誕生しました。プレイヤーのエンゲージメント(ゲームの滞在時間)は、伸びる一方です。インストール数が 100 万を超えたゲームの本数は、この 1 年で 50%増となっています。

先日開催された「ゲーム デベロッパーズ カンファレンス」(GDC)の「デベロッパーズ デイ」で、私たちはここで、あらゆる規格の端末に対応する、開発者向けの新しいプラットフォームと広告ツールを発表しました。世界中から集まったこのカンファレンスの参加者に情報を届けることで、ゲーム業界の成長を加速させることが狙いです。ゲーム デベロッパーがアプリを構築し、ユーザー ベースを拡大させて収益を伸ばすのを支援するための全機能を、以下で詳しく説明します。

Google Play ゲームをプレイヤーにとって、より楽しい場所にする

今年 2 月、私たちはゲーマー ID を導入しました。プレイヤーの皆さんがゲーム上の「ペルソナ」を作って保存できるようにするためです。また、Google Play ゲームのサインイン プロセスも簡素化して、プレイヤーの皆さんが、より早くゲームにアクセスできるようにしました。さらにゲームのソーシャル機能をより強化してもっと楽しいものになるよう、プロダクトの改良にも取り組んでいます。より多くのプレイヤーがより長くゲームを続けたくなるような改良を目指しています。その一例として、「ゲーマーフレンド」の仕組みがあります(近く開始予定です)。Google Play のゲームアプリの中から、プレイヤーが友人を招待したり交流したりできるようになります(Google+ アカウントは必要ありません)。

さらに Google Play 上の新しいコレクション、「インディ コーナー」も始める予定です。これは独立系のデベロッパーが開発した、すばらしいゲームを取り上げて紹介するコーナーです。独立系デベロッパーが作ったゲームで、このコーナーで取り上げてほしい、すごいものがあったら、ぜひ g.co/indiecornersubmission にアクセスして教えてください。私たちは、ゲームの操作体験の質と、そのデベロッパーの Google Play ゲーム サービスの利用状況が他の模範となるかどうかを検討し、紹介に値する最高のゲームを選びます。

Google Play ゲームサービスの強力な新機能でゲームをさらに成長させる

今年の 1 月、私たちは Google Play ゲーム サービスに関する無料のレポートツールである Player Analytics の新しい機能を公開しました。これによってプレイヤーの進行、購入、ゲームからの離脱などの状況を把握できます。本日は、向こう数か月以内に公開予定の新しいツールについて、その一部を先取りして、以下に紹介します。
  • ゲーム パラメータの管理: ゲーム パラメータの管理について、ゲームの進行状況やゲーム上でやり取りする通貨などのパラメータを更新する際、APK に変更を加えたりアプリを再度提出したりする必要はありません。デベロッパー コンソールまたは Google Play Developer API から、仮想グッズや仮想通貨を最適化することができるようになります。



Google Play のデベロッパー コンソールを使ったゲーム パラメータの管理



  • ビデオ録画 API: アプリ画面の録画が簡単にできるようになります。ごく簡単な手順で、録画を YouTube に投稿して友達とその動画を共有することもできます。また、ライブストリーミング機能も追加する予定です。したがって、皆さんの華麗なプレイを YouTube からリアルタイムで放送することもできるようになります。
  • 予測アナリティクス: Player Stats API に予測アナリティクス機能が追加されたので、どのグループのプレイヤーが頻繁に購入しているか、ゲームから離脱しそうなグループはどれか、などの状況を把握できます。また、新しい予測機能が、近日中に追加されます。向こう 30 日間に購入が見込まれるプレイヤーの人数と、そのプレイヤーが多額の購入をする確率です。この予測が可能になると、予測によって特定したプレイヤーについて、購入額やエンゲージメントが増えるように、エクスペリエンスをあらかじめ微調整することもできるようになります。 ここから
    Player Stats API の情報を入手してください。
「ユーザーの画面に広告を表示しなければ、アプリ内課金(IAP)トランザクション数が、15% は増加するのではないか」– Avetis Zakharyan、Underwater Apps CEO


広告のフォーマットとターゲットを一新して上質のゲーマーを特定、維持、収益化する

ゲームをアピールしてユーザーをとにかく増やすことは大切です。しかし肝心なのは、あなたのゲームのファン、つまり、そのゲームに何度もアクセスしてプレイを続けてくれる人たちを増やすことです。そこで本日私たちは、ゲーム デベロッパーの皆さんがアピールの規模を拡大して、簡単にゲームのファンを増やせるように、新しい機能を発表しました。
  • お試しプレイ検索広告: 私たちは数週間後に、ユーザーにあなたのゲームを試用プレイしてもらう新しい方法を公開する予定です。これは新しい広告のフォーマット、「お試しプレイ検索広告」(Search Trial Run Ads)で、Google 検索でゲームを検索したときに有効になります。検索結果上で [TRY NOW] をタップすると、そのゲームを最長 10 分間プレイすることができて、ゲームを気に入った場合はフルバージョンをダウンロードできます。この広告は、スマートフォンユーザーが WiFi 接続しているときだけ表示されます。このフォーマットを使うと、インストール後に長時間ゲームを楽しんでくれそうなユーザーをインストールに誘導することができます。



SGN 社のゲーム「Panda Pop」のお試しプレイ検索広告


  • 横長画面対応の動画広告: Google ディスプレイ ネットワークでモバイル アプリに表示される動画広告の 80% 以上は縦長画面で表示されますが、実際の広告は横長画面用に制作されている場合も珍しくありません。私たちは数週間以内に、横長画面のフルスクリーンで長所を最大限に活用する、横長画面対応の動画広告を公開します。横長画面対応の動画広告を導入すると、クリックスルー率もコンバージョン率も大幅に向上することがわかっています。これによってインストール 1 回あたりのコストが下がり、より多くのインストールにつながります。
  • ゲームサービスのアクティブ ユーザーのターゲティング: 数週間以内に、Android アプリ向けに、新しいタイプのユーザー ターゲティングを展開する予定です。直近の 30 日間にゲームを 30 分以上プレイしたユーザー、またはGoogle Play ゲームを導入しているゲームをプレイしたユーザーを対象として、広告を表示できるようになります。

AdMob を使ってゲームの収益を増やす

AdMob とは、アプリ内広告によって世界中のゲーム デベロッパーが収益を最大化するのを支援する仕組みです。私たちは GDC で、AdMob メディエーションによって収益を増やすのを支援する、新しい方法を発表しました。報酬付き広告という手法は、ゲームの収益化を実施する際によく使われるものの 1 つです。ユーザーは、広告を見るのと引き換えに、アプリ内で何かの報酬を得ます。AdMob メディエーションを使うと、多数の広告プロバイダーが提供している報酬付き動画広告をアプリに導入できるので、あなたのアプリを簡単に収益化することができます。現在までにサポートしているネットワークやプラットフォームには、AdColony、AppLovin、Chartboost、Fyber、Upsight、Vungle などがありますが、これ以外にも随時続々と追加されています。

この件および広告に関する詳細は Inside AdWords ブログでご覧ください。

以上の取り組みは、私たちの今年 2016 年の計画のうち、ほんの一部に過ぎません。皆さんが以上のツールを活用してゲームを改善することで、より多くのユーザーを引き付け、事業と収益が拡大することを私たちは願っています。

Posted by Khanh LeViet - Developer Relations Team

[この記事は Google Play デベロッパー マーケティング、Lily Sheringham による Android Developers Blog の記事 "New features to better understand player behavior with Player Analytics" を元に翻訳・加筆したものです。詳しくは元記事をご覧ください。]

Google Play ゲーム サービスには、Google Play デベロッパー コンソールから利用できる無料のレポートツールである Player Analytics が含まれており、プレイヤーの進行、購入、ゲームからの離脱などの状況を把握できます。このたび、Play ゲームサービスでの実装例として、Player Analytics がどのようなものかをご覧いただけるようになりました。Zombie Highway 2(ゾンビハイウェイ 2)を開発した Auxbrain 社の協力を得て製作した、新しいサンプル ゲームを Google Play デベロッパー コンソールからお試しください。このサンプル ゲームは、実際のゲームから無作為に抽出して匿名化したデータを使用しており、告知したばかりの新機能をご利用いただけます。注:サンプルゲームにアクセスするには、Google Playデベロッパーアカウント が必要です。


予測アナリティクスを使用してゲームからの離脱を防止し、ユーザー維持につなげる

プレイヤーの行動をさらに深く理解するため、Player Analytics の Player Stats API が拡張され、予測機能が追加されました。離脱予測メソッドはプレイヤーがゲームから離れる、つまりプレイを中止する確率に関するデータを返します。このデータに基づいてコンテンツを作成することにより、プレイヤーをゲームに引き留めることができます。また、購入予測メソッドは、プレイヤーが何かを購入する確率を返します。その結果に基づいて、アプリ内購入に対する割引の提供や、広告の表示などを実施できます。


新しいファネル レポートでチャートを作成し、イベント シーケンスを可視化する

ファネル レポートを使用して、実績、購入、カスタム イベントなどの任意のイベント シーケンスからファネル チャートを作成できます。たとえば、チュートリアル内の手順(チュートリアル ステップ 1、ステップ 2、ステップ 3 など)ごとにカスタム イベントを記録し、どのステップでチュートリアルを終了したかをファネル レポートに明示できます。


コホート レポートで変更の効果や新規ユーザーによる累積値を計測し、比較する

コホート レポートを使用すると、セッション、累積購入額、カスタム イベントなどの任意のイベントについて、新しいユーザーのコホートによる累積イベント値と比較できます。これは、ゲームモデルを決定する際に、その影響を分析できる貴重な情報となります。たとえば、変更前にゲームを開始したユーザーと、変更後にゲームを開始したユーザーを考察できます。変更の効果を計測または比較できるため、ゲーム内ストアでアイテムすべてを 2 倍の価格に設定した場合、変更後にゲームを開始したセッションの累積数が、変更前にゲームを開始したユーザよりも多くなったか、少なくなったかを確認することもできます。


C++ および iOS SDK と Unity プラグインのアップデートによる Player Stats API のサポート

C++、iOS SDK、Unity プラグインがアップデートされ、基本的なプレイヤーの統計、購入、離脱の予測を含む Player Stats API がサポートされるようになりました。サンプル ゲームを確認し、Play Games Services の詳細をご覧ください。ゲーム開発会社 Auxbrain が明かす、Google Play ゲームサービスで成功するための秘けつもご覧いただけます。

Posted by Khanh LeViet - Developer Relations Team

[この記事は Lily Sheringham、Google Play デベロッパー マーケティングによる Android Developers Blog の記事 "Developer tips for success with Player Analytics and Google Play games services" を元に翻訳・加筆したものです。詳しくは元記事をご覧ください。]

編集者のメモ: デベロッパーからのヒントを紹介するシリーズです。Google Play で成功を収めるには、Player Analytics と Google Play ゲーム サービスをどのように活用すればいいのか、人気が高いゲームのデベロッパー数名に話を聞きました。- Ed.

デベロッパー コンソールから利用可能な Google Play ゲーム サービスは、ゲームに実績や順位表といった機能を追加するためのものです。Google Play ゲーム サービスで提供している Player Analytics は、ゲームに特化した無料のアナリティクス ツールで、デベロッパー コンソールの「ゲーム サービス」タブから利用できます。このレポートを使えば、ゲームにおけるプレーヤーの進行、有料サービス購入の状況、ゲームをやめるタイミングなどをデータ駆動型のアプローチで把握することができます。

Player Analytics によってユーザー1人あたりの収益 140% 増を達成した「Bombsquad」


Eric Froemling は独立系のデベロッパーで、ゲーム「Bombsquad」は当初趣味として製作していました。しかし今、Eric はこのゲームで生計を立てています。昨年 Eric は、このゲームのビジネスモデルを有償から無償に切り替えました。Player Analytics を活用して、プレイヤーの定着率とマネタイズ(収益化)の方法を改善した結果、アクティブ ユーザー 1 人 1 日あたりの平均収益(ARPDAU)が 140 % 増となりました。

プレイヤーのゲーマー体験を改善して、定着率と現金収入を増やすために、Eric が Player Analytics とデベロッパー コンソールをどのように使用したかについては、こちらの動画をご覧ください。

Auxbrain が明かす、Google Play ゲーム サービスで成功するためのヒント


ゲーム開発会社 Auxbrain の創設者であり CEO である Kevin Pazirandeh は、「Zombie Highway」 のクリエイターでもあります。Kevin は Google Play ゲーム サービスの活用方法の知見を次のようにコメントしています。

「多少の例外はありますが、エンゲージメント(ユーザーのゲーム利用時間)の測定については、これほど良いツールは他に見当たりません。さらに、ユーザーの定着率が表形式で示されているだけでなく、エンゲージメントの変化もわかることも大事です。このツールを使ったことのない人たちのために説明すると、ユーザーの定着率のテーブルは毎日更新されるもので、最初にプレイした日から数日後に再度プレイしたプレーヤーのパーセンテージがわかります。自分のゲームの定着率をよく似た他のゲームのものと比較すれば、開発した機能が正しかったかそうでないか、デベロッパーにはすぐにわかります」

Google Play ゲーム サービスのアナリティクス ツールを最大限に活用するための方法について、Kevin がとっておきのコツを教えてくれました。
  1. Player Analytics は無償で使える - あなたのゲームに Google Play ゲーム サービスを既に組み込んでいる場合は、デベロッパー コンソール上で [Game services] > [Player Analytics] を選択すると、そのゲームに関するアナリティクス データを取得することができます。
  2. 変更は必ずしも改善とはならない - デベロッパーがよかれと思ってゲームに手を加えても、プレーヤーはその変更を改善とは捉えない場合があります。ゲームに変更を加えるときには、その効果を測る方法も、戦略として用意しておきましょう。Player Analytics で変更の影響が確認できない領域については変更を実施せず、効果が予測できる変更を優先させましょう。
  3. 成績やイベントを設定するとプレーヤーの進捗が追跡できる - プレーヤーの成績やイベントを記録する機能を実装すると、プレイヤーの進捗レポートや Event viewer を使用して、各プレイヤーのゲームの到達度を追跡することができます。こうすると、プレーヤーが苦戦したり行き詰ったりする場面がすぐにわかるので、プレーヤーが先に進めるように救済する方法を探すこともできます。
  4. サインイン情報を使用してより多くのデータを入手 - 収集したプレーヤーの進捗データが増えるのに比例して、Player Analytics のレポートの精度も上がります。データを収集するには、ゲームに加わるプレーヤーを増やすのが一番です。プレイヤーのログインは自動的に実行し、ゲームに再訪したプレイヤーに対しては、最初の画面で(チュートリアルを示してから)、前回の続きからゲームを開始できるようにします。
  5. 定着率テーブルでプレーヤーのエンゲージメントを追跡 - 定着率テーブル レポートで、どのタイミングでプレーヤーが離脱するかを長期間にわたって観察することができます。ゲームに変更を加える前後で定着率が変化したかどうかを見ることもできますし、ゲームの設計を変更するとプレーヤーの離脱するタイミングが早くなったり遅くなったりするかどうかを、他の類似ゲームと比較して判断することもできます。
Google Play Games Services の詳細はこちらをご覧ください。また、当社の製品とベストプラクティスの情報は、あなたのビジネスを世界規模に拡大することにつながる可能性があります。


Posted by Eiji Kitamura - Developer Relations Team

[この記事は Ben Frenkel、Google Play ゲーム、製品マネージャーによる Android Developers Blog の記事 "Play Games Loot Drop for Developers" を元に翻訳・加筆したものです。詳しくは元記事をご覧ください。]

今年の 3 月にローンチされた Player Analytics は、多くのゲーム デベロッパーにとってすでに重要なツールとなっており、ゲーム事業の管理や、ゲーム内プレイヤーの行動を最適化する助けとなっています。Player Analytics は今も拡張されており、時間をベースにしたプレイヤーのアクティビティと、カスタマイズされたゲーム イベントについての可視性を向上する 2 つの新しいアナリティクス レポートを提供できるようになりました。ゲームのライフ サイクルに渡って、特定セグメントのプレイヤーに対してユーザーのゲーム エクスペリエンスを調整する新たな Player Stats API も紹介しています。これらと共に、C++/iOS SDKs および Unity プラグイン の新バージョンを展開し、repeating Quests を管理するためのより良いツールを提供しています。

デベロッパー向けの便利な新型レポート

Play Games デベロッパー コンソールにて、Player Time Series Explorer および Events Viewer という 2 つの新しいレポートをローンチしました。プレイヤーの継続利用レポートも改善されています。

Player Time Series Explorer

ゲームが開始されて最初の 2 ~ 3 分間、プレイヤーは何をしているんだろうかと考えたことはありませんか?プレイヤーがゲームを購入したり、ゲームから離反する直前に何が起きているのでしょうか?Time-series explorer により、プレイヤーにとって重大な局面で何が起きているのかを理解 できます。

例えば、ゲームの中で第一段階のエクスペリエンスを注意深く構築したにも関わらず、驚くほど多くのプレイヤーが第一段階のチャレンジさえも通過することができない、ということがあります。Player Time Series Explorer では、どのチャレンジがプレイヤーの進行を大きく妨げているのかを確認することが可能であり、離反率を下げるための改善目標を作ることもできます。詳細を見る

Player Time Series Explorer の設定をカスタマイズする
よくある質問をリストから選択する


プレイヤーが初めて購入する前に何が起きているのかを調べる
“What happens before first spend” を選択して、プレイヤーが初めて購入する直前に何が起きているのかを調べることができます。Time series では、初めての購入が発生したイベントが一列に並べられます。したがって、初めての購入の前後に何が起きたのかも簡単に調査できます。


プレイヤーが離反する前に何が起きているのかを調べる
“What happens before churn”を選択して、プレイヤーがゲームをやめる前に何が起きているのかを調べることができます。以下の例では、プレイヤーの時系列を比較しやすいように、離反が発生したすべてのイベントを右に並べています。
イベントへのマウス ホバーで追加情報を表示
いずれのイベント タイプに対しても、イベントのシェイプの上にカーソルをかざすと、詳細を見ることができます。この例では、“Player 03” が 6 つの達成により $4.99 を支払ったことが確認できます。達成のシェイプに上にカーソルをかざすと、達成した各項目を見ることができます。

Events Viewer

カスタマイズした Play Game のイベントを基に ユーザー独自のレポートを作成できます。複数のイベントを選択して表示させたり、容易にアクセスするためにレポートをブックマークすることもできます。詳細を見る

プレイヤーのコンテストへの参加率、勝率、リーチ率を比較する方法の例を示しています。このレポートにより、コンテスト モードの均衡を改善する方策を見つけ出すことができます。そして、設定をブックマークできるので、改善状況も容易に追跡できます。

28 × 28 日リテンショングリッド

多数のユーザー グループをまたがる継続利用率を比較するため、28日区切りの継続利用グリッドが追加されました。

Player Stats API によるプレイヤー エクスペリエンスの調整

統計やレポートにより、ユーザーが何をしているかということはわかりますが、これに対してゲームの中で対策が取れたら便利だと思いませんか?これこそが Player Stats API のすべてです。Player Stats API を使うと、ゲームのライフ サイクルに渡り、特定セグメントのプレイヤーに対してプレイヤー エクスペリエンスの調整ができるようになります。プレイヤー セグメントは、プレイヤーの進度、購入金額、エンゲージメントを基にしています。
Player Stats API を利用してできることの例は、以下のとおりです。
  • 購入はしないもののエンゲージメントの高いプレイヤーに、購入を促す代わりに新しいプレイヤーのリクルートを目的とした特別ボーナスを提示する。
  • 購入金額の高いプレイヤーに、無料プレゼントや無償アップグレードを提供する。
  • ゲームにハマりきっていないユーザーに、さらなるエンゲージメントへと駆り立てる、グループでの攻撃や同盟などコミュニティ機能の利用を促す動画を見せる。
  • しばらくの間ゲームから遠ざかっていたプレイヤーに「お帰り」メッセージを表示して、そのプライヤーの素晴らしい業績を称え、再プレイを促すようにデザインされたバッジを授与する。
Player Stats API は 2 ~ 3 週間の内にローンチされます。

C++/iOS SDK と Unity プラグインのアップデート

Play ゲーム サービスの iOS サポートは著しく改善されました。今回のアップデートには CocoaPods サポートの改善が含まれており、Xcode での Play ゲーム サービスの構成がより簡単になります。また、Unity プラグインを使用した iOS 用のビルドも簡単になります。
C++/iOS SDKs の最新のビルドは新たな Google Sign-In framework で構築されており、Gmail や YouTube など複数の Google アプリ経由の認証サポートが追加されます。さらに重要なことに、プレイヤーが適用可能な Google アプリをインストールしていない場合、Sign-In framework により認証のためのウェブ表示がアプリ内で開きます。別のブラウザ インスタンスへ切り替えるのではなく、アプリ内でウェブ表示を開くことにより、ユーザー エクスペリエンスを向上でき、デベロッパーからのリクエストが多い課題に対応することができます。最新の Google Sign-in library on iOS についての詳細は、こちらの動画をご覧ください。詳細を見る

Quests の改善

Quests (冒険の旅) は新しい目標に対しプレイヤーをエンゲージさせるための優れた手段であり、今回のアップデートでは repeating Quests の導入により、Quests の管理がより簡単になりました。Repeating Quest ボックスにチェックを入れることにより、週間または月間の Quests を作成することができます。これにより、定期的に発生する課題に対してユーザーをエンゲージさせることがより簡単になります。Repeating Quests は、2 ~ 3 週間の内にローンチされます。

Quests がすでに統合されている場合、以下の 2 つのステップにより Repeating Quests への変換が簡単に実施できます。

1. デベロッパー コンソールの Quests セクションへ移動し、既存の Quest を開きます。ページ最上部の Copy Quest ボタンをクリックします。
2. Quest フォームの Schedule セクションまでスクロール ダウンし、“Repeating quest” ボックスにチェックを入れ、“Repeats” の下で月間 (monthly) か週間 (weekly) を選択して、“Ends:” フィールドは “Never” のままにしておきます。保存をクリックすれば、設定は終了です!この後、停止を選択しない限り Quest が週間または月間で稼働します。
Google Play ゲーム サービス (Google Play game services: GPGS) docs と SDK のダウンロード


Posted by Yuichi Araki - Developer Relations Team