Chrome ウェブストアからスパムをなくす
2020年5月21日木曜日
この記事は Chrome ポリシーおよび不正利用防止チーム、Rebecca Soares、Benjamin Ackerman による Chromium Blog の記事 "Keeping spam off the Chrome Web Store" を元に翻訳・加筆したものです。詳しくは元記事をご覧ください。
2011 年に導入された Chrome ウェブストアは、最大のブラウザ拡張機能カタログで、誰でも利用できる 20 万個以上の拡張機能が公開されています。これにより、たくさんのユーザーが Chrome のブラウズ体験をカスタマイズできるようになっており、ニッチなユーティリティから、プラットフォームの機能を使ってビジネスを構築する企業まで、私たちが想像もできなかったさまざまな方法が使われています。
2011 年に導入された Chrome ウェブストアは、最大のブラウザ拡張機能カタログで、誰でも利用できる 20 万個以上の拡張機能が公開されています。これにより、たくさんのユーザーが Chrome のブラウズ体験をカスタマイズできるようになっており、ニッチなユーティリティから、プラットフォームの機能を使ってビジネスを構築する企業まで、私たちが想像もできなかったさまざまな方法が使われています。
それに対応するため、不正防止システムやレビューを担当する各チームは、Chrome ウェブストアが不正に利用されないようにするための懸命な作業を続けています。デベロッパーの皆さんの多くは、最近レビューにかかる時間が長くなったと感じているはずです。しかし、拡張機能プラットフォームの採用が増えるに連れて、ユーザーをだまして低品質で誤解を招く拡張機能をインストールさせ、手早く利益を得ようとするスパム作成者なども増加しています。私たちは、ユーザーが拡張機能を見つけやすく、必要な情報が提供され、コピーや誤解を招く機能、偽のレビューや評価に惑わされないような Chrome ウェブストアにしたいと考えています。そこで、拡張機能の質を高く保ち、ユーザーが必要な機能を見つけやすくするために、スパムポリシーの一部を改訂します。
- デベロッパーまたはその関係者は、同じ体験や機能を提供する複数の拡張機能を Chrome ウェブストアに公開してはいけません。
- 拡張機能のメタデータは、誤解を招いたり、不適切なフォーマットだったり、説明がなかったり、関係がなかったり、過剰な表現だったり、不適切な表現であったりしてはいけません。これには、拡張機能の説明、デベロッパーの名称、タイトル、アイコン、スクリーンショット、プロモーション イメージが含まれますが、それに限定されません。デベロッパーは、明確でわかりやすい説明を提供する必要があります。アプリの説明に出所不明のユーザーや匿名のユーザーによる推薦を含めることも許可されません。
- デベロッパーは、いかなる拡張機能についても、Chrome ウェブストア内の配置を操作しようとしてはいけません。これには、詐欺または報酬によるダウンロードやレビュー、評価などの不正な手段を用いた製品の評価やレビュー、インストール数のつり上げが含まれますが、それに限定されません。
- 他のアプリやテーマ、ウェブページ、拡張機能をインストールまたは起動することだけを目的とした拡張機能は許可されません。
- 通知を不正に利用してスパム、広告、プロモーション、フィッシング、不要なメッセージなど、ユーザーのブラウズ体験を阻むものを送信する拡張機能、またはそのような不正利用に関与する拡張機能は許可されません。ユーザーに代わってメッセージを送信する拡張機能で、ユーザーが内容や宛先を確認できないものも許可されません。
新しいポリシーは、改訂されたデベロッパー プログラム ポリシーで確認できます。
デベロッパーは、2020 年 8 月 27 日までにこのポリシーに準拠する必要があります。それ以降、改訂されたポリシーに違反する拡張機能は、取り下げおよび無効化される場合があります。この変更や変更の適用方法についての詳細は、スパムポリシーについてのよくある質問をご覧ください。