[go: nahoru, domu]

Posted by 北村英志 Developer Relations Team

みなさん英語は得意ですか?
Google で働いていると、英語は必須です。東京オフィスだと人にもよりますが、僕の場合、毎日のメールはもちろん、チームメンバーとの会話や出張時など、読み書き聞き話すこと、すべてが必要とされてきます。語学習得に終わりはありません。帰国子女や現地在住などでない限り、外国語は一生学び続けていかなければならないし、ネイティブと同じレベルで話せるようになるのは、難しいと言わざるを得ません。

でもだからといって諦めてしまっては、IT 業界のグローバル化に追いついていくのは大変です。日々英語に触れる機会を持ち、勉強を続けていかなければならないのは、言うまでもありません。では、どのような勉強方法がベストなのでしょうか。

幸い技術者であれば、ドキュメントは英語で書かれているものを読む機会はたくさんあります。人によっては github などオープンソースの場で英語のやりとりをしている人もいるでしょう。YouTube を見れば潤沢な英語のビデオリソースがたくさん転がっています。たまに TOEIC を受ければ、自分の英語力がどの程度のものなのかを把握することはできるでしょう。

でも皆さん忙しくて、「英語のためだけに時間を割いていられない、英語で仕事できる環境の人が羨ましい」なんて思っていることと思います。

今日ご紹介したいのは、技術と英語を同時に、しかも無料で学べる画期的な方法です。このふたつが同時に学べれば、効率良く英語を身に付けていけるはずです。

YouTube の Google Developers チャンネルで英語を学ぶ

その画期的な方法とは、先程ご紹介した YouTube のビデオを見ることです。「もう知ってたよ」という方。では、これは知っていましたか? YouTube では、ビデオによっては英語の字幕を出すことができるのです。



生の英語を字幕と一緒に聞き取り、見るのは
  • 耳を鍛えられる
  • 知らない単語が出てきても調べられる
  • 言い回しを視覚・聴覚から覚えられる
とメリットを上げればキリがありません。ただ読むよりも、ただ聞き取るよるよりも、はるかに効率が良いことに、疑いの余地はないと思います。

「字幕の出ないビデオもあるってことか」と思われたかもしれません。実は、Google の Developer Relations チームでは現在 Google Developers Live(GDL) を行っており、Chrome/HTML5 や Android、Cloud などのテクノロジーについて、週に数本のライブ配信と、そのアーカイブの公開しています。そして、これらのビデオがすべて、公開 2 週間後には英語字幕付きになるようなサイクルを回しています。



ビデオの字幕を見るには、上記画像のアイコンをクリックするだけ。これで字幕を出すことができます。

「Google のことだから自動で付けてるだろうし、クオリティはどうなんだろう」と思った方、心配は無用です。このチャンネルの字幕は、人間が実際に聞き取って付けているものですので、クオリティは高いと思って間違いありません。

ここまで読んでなるほど、と思った方は、早速 Google Developers のチャンネルを YouTube で登録し、今日からでも英語学習を始めてみましょう。字幕は YouTube の Android 向けアプリや iOS 向けアプリからでも見ることができます。

おすすめビデオ

Posted by 山崎富美 Developer Relations Team

ここ2ヶ月あまりで行われた、日本語での Google Developers Live をご紹介します。

● 最近の日本語の Google Developers Live のまとめ●


[Chrome] 9 月 6 日 第 7 回「Google の Chrome 担当者だけど何か質問ある? WebForms 特集」
[Android] 9 月 10 日 Android アプリ UI/UX デザイン ことはじめ
[Android] 9 月 24 日 Android アプリ機種対応 ことはじめ
[AdWords] 9 月 25 日 AdWords スクリプト のご紹介
[Android] 10 月 9 日 Android での Google Play 課金 API 続・ことはじめ (実践編)
[Chrome] 10 月 18 日  第8回「GoogleのChrome担当者だけど何か質問ある?」
[AdWords] 10 月 23 日 AdWords API v201209の新機能紹介とか移行ガイド

● 英語の Google Developers Live のピックアップ●

英語での Google Developers Live は毎日、たくさんのセッションが開催されています。その中からいくつかピックアップしてご紹介します。


“GDL Root Access with Don Dodge” シリーズでは、起業家やベンチャーキャピタリスト、著名ブロガー等にスタートアップにとってのヒントになるようなアドバイスが語られています。
Google Ventures' Kevin Rose
Robert Scoble talks startup innovation 
IdeaLab's Bill Gross
3 time founder Jennifer Reuting of DocRun
Jason Calacanis Talk Startups
Louis Gray on Entrepreneurs

“GDL Presents: Make Web Magic” シリーズでは、人気の高い Chrome Experiments の作者へのインタビューが行われています。ぜひ参考にしてみてください。: Part1, Part2, Part3 

特に、”All the Web’s a Stage: Building a 3D Space in the Browser” の回では最近話題になった Chrome experiment “Movi.Kanti.Revo”のデザインにフォーカスした Q&A が行われています。Cirque du Soleil と Subatomic Systems がどのようにして Cirque の素晴らしさをマークアップと CSS で表現したのかの秘密に迫りました。更には、Van Gogh Meets Alan Turing: The Browser Becomes a Canvas with DevArt “ ”Push the Limits: Chrome Web Lab, Lab Tag Explorer” と続々と開催しました。

● 今後の日本語 Google Developers Live の予定●

[AdWords] 11 月 27 日 17:00-17:30 AdWords API GDL
※ 10 月 30 日に開催を予定していた Android の GDL は延期することになりました。

興味がある技術の配信時間をご確認の上、リアルタイムでご覧ください。プログラムによっては、その場で Google のエンジニアが質問に回答することもあるため、あなたの悩みや課題の解決の一助になるかもしれません。

配信が迫りましたら、詳細が Google Developers Live の配信予定一覧に表示されます。
なお、Google Developers Live は都合により延期や中止となる場合もあります。ご了承ください。

Posted by 山崎富美 Developer Relations Team

[本記事は、Google マップチーム が Google Japan Blogに投稿した記事のクロスポストです。-山崎]

本日 10 月 29 日から11 月 29 日まで、「Google マップの歩みとストリートビュー」を日本科学未来館で展示します。

この展示は、今年 9 月より、ストリートビューで館内を公開している日本科学未来館のご協力により、多くの方に Google マップやストリートビューの技術をより身近に体験していただくことを目的に実施します。

Google が、地図サービスを手がけてからの 8 年間の歩みを、時系列で体験できる企画展です。開発の背景、製品がどのように発展してきたかを、公開当時の映像や写真を通して知ることができます。ストリートビューを実際に撮影している車、トライク(自転車)、トロリーも展示、ストリートビューを支えている技術について詳しく解説します。複数の画面をつないで 360 度で Google Earth を体験できる Liquid Galaxy も自由に操作することができます。





ぜひ、期間中、未来館に足を運んでみてください。

開催日時
2012年10月29日(月)~11月7日(水)、11月15日(木)~11月29日(木) (火曜日は休館日)

10:00~17:00(入館は閉館30分前まで)
※毎月最終土曜日は21:00まで

開催場所
日本科学未来館 1階 企画展示ゾーンa

参加費
無料

Posted by 山崎富美 Developer Relations Team

東日本大震災から 1 年 8 ヶ月がたとうとしています。まだ傷は癒えていない地域が多くあることも事実ですが、東北の発展のために多くの方が引き続き精力的に活動されています。

そこで、テクノロジーを使ってそれらの活動を支援できないか、また現地の若い方達がもっとテクノロジーについて学び、教えあう機会を作れないかと考え、このたび「東北 Tech 道場」というプロジェクトを始めることにしました。




東北 tech 道場は、「学校」ではありません。単なる一日の「ハッカソン」でもありません。継続してサービスやアプリなどの開発を行い、完成させてリリースしていく。IT スキルを高めていく人材が東北でうまれ、成功していくこと。一人で黙々と開発を行うのではなく、教えあい、学び合いながら地元に根づいた開発者のコミュニティとして成長していくこと。長期的にはそうしたことを目指しています。

今回開催する道場では、東京から講師が仙台会場を訪れ、石巻や滝沢村などの道場拠点をハングアウトでつなぐほか、海外からもオンラインでエンジニアがサポートしてくださる予定です。

10 月 20 日に「
第ゼロ回道場」として、石巻でアイディアソンを行いました。15 人の高校生が集まり、目を輝かせながら仙台とハングアウトでつないだり、話を聞いたり、どんなサービスを作ってみたいか語り合ったりしました。「第一回道場」からは仙台、石巻、滝沢村の 3 拠点でハングアウトで会場同士を接続し、道場を行なっていく予定です。






[石巻で開催された第ゼロ回道場の様子] 

道場のスケジュール11 月 3 日(土)、11 月 18 日(日)、12 月 1 日(土)の 3 回を予定しており、12 月 16 日(日)には作品発表会を予定しています。発表会までにアプリやサービスを作り、発表して頂いた方には記念品をプレゼントする予定です。

なお、「特定の日に教えてもらう」だけでは開発のスキルは上がりません。道場の間の日程で、自習をして開発を進めていくことが重要です。自習をする中で詰まった時に質問ができるよう、毎週木曜日の 19 時〜 21 時に Google+ ハングアウトを使ったオフィスアワーを行います。オフィスアワーに参加すれば、エンジニアが質問に答えてくれます。

開発のテーマは、被災地で役に立つアプリケーションを作ること。何かしら例がないと手が進められないと思いますので、今回の道場では「未来へのキオク API、Latitude API 、Places API のいずれかを使ったアプリケーションを開発する」こととしました。

未来へのキオク http://www.miraikioku.com/ とは、震災前、震災時、そして震災後の写真や動画を投稿・閲覧できるサイトです。未来へのキオク API として、キオク検索 APIテーマ検索 APIキオク投稿 API の 3 種類が公開されています。これらを使って、震災前の記憶、震災時の記憶、震災後の記憶を散りばめた素敵なアプリを作りましょう。
Places API とは、特定の場所についての詳細情報を取得するための API です。震災後の自分の町のカフェのアプリ、レストランのアプリ、みどころのアプリなどを作りましょう。
Latitude API とは、登録した相手の位置情報を取得できる API です。災害が起きた時に、家族や友達、同僚の位置が確認できるように備えるためのアプリを作りましょう。


【概要】

  • 名称: 東北 Tech 道場
  • 開催期間: 2012 年 11 月 3 日(土)~12 月 16 日(日)
  • 主催: Google
  • ハッシュタグ: #tohokudojo
  • 道場(会場)

参加ご希望の方は、それぞれの会場の申込みフォームからお申込みください。また、東北在住で講師を手伝ってもよいという方や、自分の町でも開催したいという方がおられましたら、info_tohokutechdojo [at] googlegroups.com までご連絡ください。

Posted by 山崎富美 Developer Relations Team

[本記事は、Google Play team の Eva-Lotta Lamm、Riccardo Govoni と Ellie Powers が Android Developers Blog に投稿した「New Google Play Developer Console Available to Everyone」という記事を元に作成しています。詳しくは元記事をご覧ください。]  

新しい Google Play デベロッパー コンソールは、Google が将来的に予定している刺激的な機能を開発する礎を築くべく、アプリの制作と配布まわりに重点をおいて開発されました。新バージョンは、既に今年の Google I/O でデモが実施されています (動画)。その後は、何万人もの開発者の皆さんにテストを行なって頂き、頂いたフィードバックを元に調整を重ねてきました。 

そしてこのたび、新しい Google Play デベロッパー コンソールをすべての開発者の皆さんに公開できることを、たいへん嬉しく思います。デベロッパー コンソールの核は、世界中の何億人もの Android ユーザーにあなたのアプリを提示し、その後のアプリの状況をトラッキングすることにあります。効率的な配布フロー、新しい言語オプション、ユーザー評価の新しい統計方法が、ユーザーが喜ぶ素晴らしい Android アプリを開発するための、さらなる手助けとなることを願っています。

よりスマートに、速く、 わかりやすく 

長い時間向き合うことになるデベロッパー コンソールですから、インターフェースを大幅に見直しました。見た目にも明るく華やかなインターフェースは、ナビゲーションと検索によって探しものをすばやく解決。また、アプリの数が多くても、スピーディーな読み込みが可能です。 


スピード重視のデザイン:毎日使うアプリのデータとビジネスの情報をすばやく探し出します。他のスクリーンショットはこちら

期間ごとのユーザー評価をトラッキングし、改善策を見出す 

最も重要な変更点のひとつは、期間ごとのアプリの成績をトラッキングすることができるようになることです。これによって、洗練された、ユーザーに望まれるアプリを次々と開発し続けることができるようになるでしょう。新バージョンからは、新たな統計方法を使ったユーザー評価を見られるようになります。時期による変化を表すグラフは、全期間の平均ユーザー評価と、特定の日に付与された新規のユーザー評価の双方が表示できます。さらに、他の統計と同じように、データはデバイス、国、言語、キャリア、Android のバージョン、アプリのバージョンによって分類できます。たとえば、アプリをタブレット向けに最適化した後は、広く普及しているタブレットからの評価を確認することができるようになります。 


ユーザー評価を示す新しいグラフ:時期や国をまたいでのユーザー評価が追えるようになります。他のスクリーンショット

改善された配布フロー 

デベロッパーの皆さんがすばらしいアプリを開発することに時間を注げるよう、アプリの配布プロセスを根本から合理的に作り直しました。情報が全て揃っていなくても、APK ファイルまたはアプリ名さえあれば保存ができるようになりました。また、アプリの旧バージョンと新バージョンの違いが見られるようになりましたので、ユーザーに新バージョンを公表する前に、意図していない変更点があれば見つけやすくなりました。

自動翻訳を活用した、リスト登録できる言語の追加 

アプリの配布フローも新しくなり、49 言語のアプリリストに登録することが可能になりました。新しいデベロッパー コンソールでは、アプリを少しでも変更した場合、保存するだけでウェブ上の (近日中には端末上でも) あなたのリストは自動的に翻訳され、ユーザーから見られるようになります。

新しいバージョンを使うには

デベロッパー コンソールのヘッダーにある「新しいデザインを試す」をクリックするか、新しいバージョンを直接開いてください。今後は新しいバージョンをお使いになるつもりなら、新しい URL を忘れずにブックマーク登録してください。 

開発がすべて終わっているわけではない点にご留意ください。新しい Google Play デベロッパー コンソールには、複数 APK サポート、APK 拡張ファイル、Google からのお知らせがまだ実装されていません。これらの機能を使うときには、ヘッダーにある「以前のデザインに戻す」をクリックして、いつでも旧バージョンに戻ることができます。 

ヘッダーにある「ご意見、ご感想」をクリックして、皆様のご意見をお聞かせください。その声を元に、皆様にとってさらにGoogle Play デベロッパーが使いやすくなるよう改善を続けていきます。 これまでの、そしてこれからのご協力に、あらためて感謝申し上げます。

Posted by 山崎富美 Developer Relations Team

[本記事は Senior Vice President, Technical Infrastructure の Urs Hölzle が Google official Blog に 10月17日に投稿した「Google’s data centers: an inside look」という記事を元に作成しています。詳しくは元記事をご覧ください。また、Google Enterprise Japan 公式ブログのクロスポストとなっています。 -山崎]

Google のデータセンターの内部に入ったことのある人はほとんどいません。これはみなさんのデータのプライバシーとセキュリティを確保することが私たちの最優先事項であるためで、データを守るためにデータセンターを厳重な監視体制のもとにおき、さまざまな施策を行なっています。既に私たちの設計指針とベスト・プラクティスを公開し、2008 年からはエネルギー効率に関するデータも公開していますが、実際にサーバが設置されているフロアにアクセスできる社員はほんの一握りです。 

今回初めて、皆さまにデータセンターの内部をバーチャルに訪問頂ける機会を提供しました。Where the internet lives では、Connie Zhou による美しい写真をご覧いただけます。Google を動かしているテクノロジーや、人、場所をこれまでにないスタイルで見て頂けることでしょう。




加えて、ノースカロライナ州 レノアのデータセンターをストリートビューで探索いただけます。入り口を通り、階段を上がって卓球台を右に曲がれば、データセンターフロアを見下ろすことができます。施設の外部を回っていただければ、エネルギー効率の高い冷却設備もご覧頂けます。ストリートビューで実際に見た機材についてより詳しく知るためのビデオツアーも用意しています。




作家で、WIREDのレポーターでもある Steven Levy 氏をお招きし、我々のインフラのアーキテクチャについてお話し、前代未聞ではありますが内部構造をお見せしました。彼の新しい記事は、我々のインフラの歴史と進化についてのレポートであり、これは Google データセンター内部からの初めてのものです。 

14年前、Google がまだ学生の研究プロジェクトであった頃、Larry と Sergey が数台の安価な市販のサーバをクリエイティブな方法で積み上げ、新しい検索エンジンとして稼働させました。それ以来、すこし成長はしましたが、私たちが作り上げたものを見て楽しんで頂ければ幸いです。

Google Green Blog において更に詳細な写真をご紹介しており、いくつか下記にてご紹介します。ぜひお楽しみください。

Cooling the cloud: A look inside Google’s Hot Huts より:


Posted by 山崎富美 Developer Relations Team

[本記事は、Google PageSpeed Team の Joshua Marantz と Ilya Grigorik が Google Developers Blog に投稿した「Make the web faster with mod_pagespeed, now out of Beta」という記事を元に作成しています。詳しくは元記事をご覧ください。]


ウェブページにとっては表示スピードが肝心です。Google では、ページの高速化がデベロッパーやウェブマスターの皆さんにとって面倒な作業であってはならないとの考えから、2010年に mod_pagespeed を導入 いたしました。以来、開発チームでは、ウェブページやリソースを自動的に最適化するこのオープン ソースの Apache モジュールについて、機能や品質、パフォーマンスの改良に取り組んできました。ほぼ 2 年の歳月と 18 回のリリースを経て、Google はこの度「Beta」表記を外し、正式版とすることにいたしました。

今後も引き続き、オープン ソースのコミュニティーと協力しながら、さらに優れた高性能な最適化に努め、他のウェブサーバーへの対応も含め、mod_pagespeed を進化させていくつもりです。mod_pagespeed は、すでに 12 万以上のサイトで利用されており、最適化の最新技術やトレンドを用いたウェブページのパフォーマンス向上に貢献しています。この mod_pagespeed は、世界中のサイトで利用されており、また DreamHostGo Daddy といったホスティング プロバイダーや EdgeCast などのコンテンツ配信ネットワークでも提供されています。今回正式版となったことにより、さらに多くのサイトで mod_pagespeed をご利用いただき、ウェブ パフォーマンスの向上に役立てていただければと思います。

mod_pagespeed は、すべての人のためにウェブ高速化に貢献するという Google の目標の中で重要な要素の 1 つです。ユーザーは表示スピードの速いサイトを好みますし、またページが速いほど、ユーザーのエンゲージメントやコンバージョン、リテンションも高くなることが分かっています。事実、ページの表示速度は、検索ランキング 広告の品質スコア  を割り出すためのシグナルの 1 つです。Google では、スピードに関する重要性を説く以外にも、Google アナリティクスの「サイトの速度」レポートや PageSpeed Insights PageSpeed Optimization  など、パフォーマンスを測定して数値化し、改良するのに役立つツールや技術も提供しています。mod_pagespeedPageSpeed サービスのどちらも、オープン ソースの PageSpeed 最適化 ライブラリー プロジェクトに基づいたもので、パフォーマンスに関する最新のベスト プラクティスを活用していただこうと Google がウェブサイトのために用意した手段です。

mod_pagespeed について、また mod_pagespeed をサイトに組み込む方法については、最新の Google Developers Live のセッション をご覧いただくか、mod_pagespeed のプロダクト ページ をご参照ください。


Posted by 山崎富美 Developer Relations Team

[Google 日本語入力チームのソフトウェアエンジニア、松崎剛士から Google 日本語入力のアップデートについての寄稿をもらいました。- 山崎]

だんだん涼しくなってきました。真夏に比べて過ごしやすくなったのは嬉しいのですが、T シャツ短パンのようにラフな格好ができなくなることに少々の寂しさを覚えます。

さて、本日、Android 版 Google 日本語入力をアップデートしたことをお知らせします。既に Google 日本語入力をお使いの場合は通知バーに通知が出ますので、アップデートしていただくようお願いします。Google Play にて Google 日本語入力の自動更新を有効にしている場合は、自動で更新されます。

今回のアップデートでは、新しいキー配列である Godan キーボード を導入しました。



快適にローマ字入力することを目的にデザインされており、右手で子音 (K, S, T, N, ...)、左手で母音 (A, I, U, E, O) を入力すると特に快適にご利用いただけます。

ヘルプページでは濁音/半濁音、アルファベット、数字、記号の効率的な入力方法などを紹介していますので、ぜひご覧ください。

これまで Google 日本語入力ではケータイ配列と QWERTY 配列が利用可能でした。どちらかの入力方法でとても満足している方にはもちろん現在のものを使い続けていただければ良いのですが、「フリック操作に馴染めなかった」「QWERTY のキーが小さくて打ちづらい」「長文を書くときにはつい PC のところへ行ってしまう」といった違和感や使いづらさを感じていらっしゃる方もおられると思います。そういった違和感や使いづらさを Godan キーボードが改善でき、皆様の日本語入力生活をより快適なものにできればとても嬉しく思います。

その他の主な変更点は以下の通りです。

  • よみがなの濁点/半濁点を省略したり小文字にしていなくても、変換候補が表示されるようになりました (ケータイ配列と Godan キーボードのみ)。
    • 例: “くーくるにほんこにゆうりよく“ → “グーグル日本語入力”
  • 同じ文字列から始まる変換候補の表示を抑制し、より多様な変換候補を表示するようにしました。
    • 例: 「しんじゅく」に対する変換候補は、これまで「新宿」「新宿駅」「新宿区」「新宿線」など「新宿」で始まるものが複数表示されていましたが、少数の代表的なものだけが表示されるようになりました。
  • ハードウェアキーボードが有効になった時に、自動的にソフトウェアキーボードを隠すようになりました。
  • 設定項目が増えました。
    • ポップアップの有無を選択できるようになりました。
    • フリックの感度を調節できるようになりました。
  • 辞書を更新しました。
  • 動作が大幅に高速化しました。
  • メモリ使用量が減少しました。
  • 安定性が向上しました。
  • 絵文字データを持たない一部機種(Galaxy Nexus など)で、絵文字画像が表示されなくなりました。
これからも、Google 日本語入力をよりよくしようと、チーム一同で開発を進めていきます。お気づきの点がありましたら、ぜひプロダクトフォーラムか、設定画面のフィードバックの項目からお知らせください。みなさんのご意見、ご感想がなによりの励みになります。

Posted by 山崎富美 Developer Relations Team

Google API Expert は Google が認定した API やツールに精通したデベロッパーの方々です。現在、21 名の Google API Expert が 8 つ の準公式コミュニティを運営し、Google が提供する API やツールを利用するデベロッパーの皆さまをサポートしています。

【準公式コミュニティと API Expert の一覧】
http://sites.google.com/site/devreljp/Home/api-expert

それでは、9 月 28 日に開催された 第 46 回 API Expert ミーティングの内容から、いくつかハイライトをお伝えします。

【分科会より】
各技術分野で行われている分科会からいくつかトピックを取り上げます。

- Google Play Service をローンチしました。[http://goo.gl/yJ9kB]
- HTML5 コミュニティ html5j の主催で、HTML5 Conference 2012 が開催されました。動画及び資料は公開されているので参加できなかった方もご覧いただけます。[http://goo.gl/SDtHl]
- Google AppEngine 1.7.2 がリリースされました。[http://goo.gl/Wk5vI]

【今後のイベント】
■ Google Technical Workshop #2 - 10 月 20 日 [http://goo.gl/IvbZA]
■ Google Chrome Tech Talk Night #4 - 10 月 24 日 [http://goo.gl/obnzw]

次回の API Expert ミーティングは、10 月下旬に開催を予定しています。

Posted by 山崎富美 Developer Relations Team

10 月 24 日(水)、Chrome Tech Talk Night #4 を開催します。

今回は、Chrome Developer Advocate の Paul Irish と Developer Programs Engineer の Boris Smus を迎え、ウェブアプリケーションの開発ツールとモバイルウェブアプリケーションの最新事情をお話します。ご興味のある方はふるってご参加ください。

■ ウェブアプリケーション開発のワークフローと Yeoman( Webapp Workflow & Yeoman )(講演者:Paul Irish)

ウェブアプリケーションの開発手法が話される機会はめったにありませんが、今回のセッションでは、開発者の皆さんの体験を向上させる新しい開発手法をいくつか紹介します。すばやい反復開発、ツールを通じたバグ回避、自動テストは素晴らしいアイデアですが、このセッションでは、本当に機能的で現実的な開発者のワークフローにこうした考え方を組み込む方法を見ていきます。

We rarely talk about the actual mechanics of how we develop webapps, but in this session, we'll get into some new techniques developers use to improve their experience. Iterating faster, avoiding bugs through tools, and improved automated testing are great ideas, but in this talk we'll see how to really incorporate them into a functional and realistic developer workflow.

■モバイルアプリの最新動向 - High DPI とマルチタッチ( From High-DPI to multi-touch: cutting edge mobile web )(講演者:Boris Smus)

モバイルウェブは、さまざまなプラットフォームとそれを支える多数のデバイスが存在することから、難易度の高いエコシステムの 1 つです。このセッションでは、モバイルウェブアプリケーションとウェブサイトにおいて重要な 2 つのトピックについて現状と将来の方向性をお話します。
- High DPI イメージの品質と性能面での最適化について
- タッチ/マウス入力の扱い方と統合について

The mobile web is one of the most challenging ecosystems because of the variety of platforms and devices it supports. In this context, we'll present current and future approaches to two broad topics that are especially important for mobile webapps and websites: 1) optimizing high DPI images for quality and performance and 2) handling and consolidating touch/mouse input.

<イベント内容>
名称: Chrome Tech Talk Night #4
日時: 2012 年 10 月 24 日(水) 19:00 - 21:00 (受付 18:30 〜 19:30)
   ※終了後、懇親会(軽食付き)を行う予定です。
場所: Google 東京オフィス 六本木ヒルズ森タワー 27 階
会費: 無料
主催: Google
内容:
  - "ウェブアプリケーション開発のワークフローと Yeoman"- Paul Irish
  - "モバイルアプリの最新動向 - High DPI とマルチタッチ "- Boris Smus

※通訳あり、英語->日本語
※当日はライブ配信を行う予定です(ただし、諸事情により実施しない場合があります)。
※プログラムは変更する場合があります。

<申し込み方法>
申し込みフォームよりお申し込みください。
定員に達しましたので、締め切りました。多数のご応募ありがとうございます。

先着順による受付です。定員は 100 名です。定員になり次第、受付を締め切ります。
なお、参加証は 10 月 17 日(水)より順次ご登録いただいたメールアドレス宛にお送りする予定です。

多くの皆様のご参加をお待ちしております。