この記事は IoT デベロッパー アドボケート、Wayne Piekarski による Android Developers Blog の記事 "Android Things Developer Preview 3" を元に翻訳・加筆したものです。詳しくは元記事をご覧ください。

本日(*原文公開当時)、Android Things の Developer Preview 3(DP3)をリリースします。これにより、新機能の追加とバグの修正がプラットフォームに反映されます。本プレビューは、Google のプラットフォームで Internet of Things(IoT)製品を構築しているデベロッパーの皆さんに定期アップデートを提供するものです。Android デベロッパーは、Android API や Google のサービスを使ってすばやくスマート端末を構築できます。さらに、Google からアップデートが直接提供されるので安全です。System-on-Module(SoM)アーキテクチャは開発ボードのプロトタイピングをサポートしており、そこから大規模な本番環境に拡大できます。その一方で、Google からの同じボードサポート パッケージ(BSP)を使用し続けることができます。

Android Bluetooth API


DP3 では android.bluetoothandroid.bluetooth.le に含まれるすべての Android Bluetooth API がサポートされており、あらゆる Android Things 対応ハードウェア上で動作させることができます。これによって、通常の Android スマートフォンと同じようにコードを書くことで、クラシック Bluetooth 端末と低消費電力(LE)Bluetooth 端末の両方と通信できるようになります。Bluetooth LE のアドバタイズメントとスキャンBluetooth LE GATT などの既存のサンプルも、変更せずに Android Things で使うことができます。さらに、Bluetooth LE GATT サーバーBluetooth オーディオ シンクという 2 つのサンプルを新しく追加しています。

USB ホストのサポート


ルート権限や Linux カーネルのサポートなしに通常のユーザー空間アプリが USB 端末と通信できる USB ホストは、Android バージョン 3.1 以降でサポートされています。この機能が Android Things でもサポートされ、カスタム USB 端末とのインターフェースが可能になります。USB ホストをサポートする既存のコードは、すべて Android Things でも動作します。各 USB 端末のインターフェースやエンドポイントに対して反復処理を行って情報を表示する方法を示す追加のサンプル、USB エミュレータも公開されています。

フィードバック


以前の Developer Preview にフィードバックを送ってくださったすべてのデベロッパーの皆さん、どうもありがとうございました。改めてお礼を申し上げます。引き続きバグレポート機能リクエストをお待ちしています。質問は、どんなものでもかまいませんので、stackoverflow にお寄せください。Developer Preview 3 イメージは、Android Things ダウンロード ページからダウンロードできます。変更点はリリースノートをご覧ください。また、Google+ の Google IoT デベロッパー コミュニティに参加いただくと、4100 名以上のメンバーと最新情報やアイデアを話し合うことができます。


Posted by Takeshi Hagikura - Developer Relations Team